ハムレット(シェイクスピア)の名言:英語原文では何と?

 


やあやあサイ象です。

『ハムレット』(1601初演)といえば、
かの沙翁、シェイクスピアの四大悲劇の
中でも最高傑作とされてきた名作。

日本での訳出や上演の回数も
数えきれない、畏怖すべき戯曲ですね。

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「名言」とされるセリフも多く含んでいて、
それが『ハムレット』からのものだと
知らなかったりすると、かる~く
白い目で( ̄o ̄)見られたり……
そういう経験ありません?

また「名言」を聞いたときに、なんか
妙な日本語だな、英語の原文では
どうなってんだろ? なんて首を
ひねることもままありますよね。


そこで本日は「名言」の対訳サービスを
やっちゃいます((((((ノ゚⊿゚)ノ


前半(第一~二幕)と後半(第三~五幕)に
分け、それぞれ左(スマホでは上)に
日本語訳、右(スマホでは下)に英語原文
という形で、特に「名言」の部分を赤字
示しながら、有名なセリフを
抜き出していきますね。

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ただ、せっかくの名言も劇のストーリーが
頭にない人には、その深い意味も響いて
こず、いわゆる「豚に真珠」になりかねません。

ですので、そういう人は、こちらの記事で
「あらすじ」を押さえておいてくださいね。

シェイクスピア ハムレットのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で


なお日本語の方は、松岡和子訳
『ハムレット シェイクスピア全集1』
(ちくま文庫、1996)



から引用し、この版でのページ数を
付記していきます。


👉 対訳で読む「名言」



日本語訳

第一幕

 
さてと、甥のハムレット、そして息子、
ハムレット 
血のつながりは濃くなったが、
心のつながりは薄まった。(p.25-24)

ハムレット
見えるですって、母上?
いや、事実です。
「見える」ことなど知るものか。

この黒い服だけではない〔中略〕
それに加わるありとあらゆる悲しみの
姿、形、表情も、僕の気持ちを
そのまま表してはいない。
そういうものはなるほど目に見える。
人間が演じる演技だからです。
だが僕のなかには見せかけを超えた
ものがある。
目に見えるこうした仕草は悲しみの
飾り、衣装にすぎません。(p.26-27)

ハムレット 
考えたくない――
もろきもの、お前の名は女(p.30)
〔別訳:弱きものよ、汝が名は女〕

ポローニアス 
金は借りても貸してもいかん。
貸せば金も友人も失い、
借りれば倹約精神が鈍る

何より肝心なのは、
己に誠実であること。
そうすれば夜が昼につづくように
誰に対しても誠実にならざるをえない。(p.44)

ハムレット 
なあ、ホレイショー、天と地の間には
哲学などでは計り知れないことが
山ほどあるんだ
。(p.66)

ハムレット 
時の〔この世の〕関節が
はずれてしまった

ああ、何の因果だ。
それを正すために生まれてきたのか。(p.68)

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第二幕.

ポローニアス 
殿下、何をお読みで?
ハムレット 
言葉、言葉、言葉。
ポローニアス 
中には何が?
ハムレット 
誰と誰の仲だ?
ポローニアス 
いえ、お読みになっている
中身は何かと?(p.91)


ハムレット 
そもそも客観的な善悪などない、
主観が善悪を作るんだ

俺にとっては〔デンマークは〕牢獄だ。(p.94)


ハムレット 
人間は造化の神の傑作だ、気高い理性、
無限の機能、形の素晴らしさ、
動きの敏捷さ、天使のような行動力、
神さながらの理解力。
〔中略〕だが、それが何だ、
俺にとっては塵のかたまり。
人間を見ても楽しくない
――女だって同じだ。
にやにやしているところを見ると、
女は別だと言いたそうだな。(p.97)
英語原文

Act Ⅰ

King
But now, my cousin Hamlet, and my son,――
Hamlet
A little more than kin,
and less than kind.

Hamlet
Seems, madam! nay it is; I know not ‘seems.
‘Tis not alone my inky cloak,〔ellipsis〕
That can denote me truly: these indeed seem,
For they are actions that a man might play:
But I have that within which passeth show;
These but the trappings and the suits of woe.

Hamlet
Let me not think on’t.
Frailty, thy name is woman.

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Polonius
Neither a borrower, nor a lender be,
For loan oft loses both itself and friend,
And borrowing dulls the edge husbandry.

This above all: to thine own self be true.
And it must follow, as the night the day,
Thou canst not the be false to any man.

Hamlet
There are more things in heaven and earth, Horatio,
Than are dreamt of in our philosophy.

Hamlet
The time is out of joint. O cursed spite,
That everI was born to set it right.


Act Ⅱ
Polonius
What do you read, my lord?
Hamlet
Words, words, words.
Polonius
What’s the matter, my lord?
Hamlet
Between who?
Polonius
I mean the matter you read, my lord?

Hamlet
There is nothing either goodor bad,
but thinking makes it so.

To me it is a prison.

囚人 images

Hamlet
what a piece of work is a man!
how noble in reason! how infinite in faculty!
in form and moving how express and admirable!
in apprehension how like a god! 〔ellipsis〕
And yet, to me, what is this quintessence of dust!
ma delights not me: no, nor woman neither,
though by your smiling
you seem to say so.




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第三幕

ハムレット 
生きてとどまるか、消えてなくなるか、
それが問題だ。 〔中略〕
死ぬ、眠る――
それだけのことだ。
眠れば、心の痛みにも、肉体が
受け継ぐ無数の苦しみにもけりがつく。
それこそ願ってもない結末だ。(p.119-120)


ハムレット 
信じたのが間違いだ。
美徳を接ぎ木しても、もとの台木の
罪深い性質はそのまま残る。
お前を愛したことなどない。
オフィーリア 
それなら私は二重にだまされて。 
ハムレット 尼寺へ行け
ああ、罪人を産みたいのか?
〔中略〕尼寺へ行け、さようなら。
どうしても結婚しなくてはならない
なら、馬鹿と結婚しろ。
賢い男なら、間男されて額に角を
生やすのがおちだと
分かっているからな。
行け、尼寺へ――さっさと
行くんだ、さようなら。(p.123-124)


ハムレット 
何であれやりすぎれば
芝居の目的からはずれるからな。
芝居が目指すのは、今も昔も、いわば
自然に向かって鏡をかかげ
、美徳にも
不徳にもそれぞれのありのままの姿を
示し、時代の実態をくっきりと
映し出すことだ。(p.129)


ハムレット 〔母に〕
やむを得ず辛く当たりましたが、
これも親孝行。(p.174)



第四幕

オフィーリア 
〔狂気の体で歌う〕
聖人さまの名にかけて
ほんとにひどい恥知らず
若い男がその気になれば
やることなすことみな同じ
あなたがわたしを抱く前に
夫婦の約束したくせに
男の返事は
お前の方から抱かれに来なきゃ
きっとそうしていたものを(p.197-198)

  J・E・ミレー画『オフィーリア』(部分)  Exif_JPEG_PICTURE

 
悲しみは、スパイのように独りでは
来ず、必ず大挙して攻めてくる。(p.199)
   

第五幕

王妃〔オフィーリアの遺体に花を
撒いて〕美しい人には美しいものを。
さようなら。(p.239)

ハムレット 
やめてくれ。
前兆なんか気にしてはいられない。
雀一羽落ちるにも天の摂理が
働いている

いま来るなら、あとには来ない。
あとで来ないなら、いま来るだろう。
いま来なくても、いずれは来る。
覚悟がすべてだ。
生き残した人生のことなど
誰に何が分かる。(p.256-257)

ハムレット 
あとは、沈黙。(p.267)
Act Ⅲ

Hamlet
To be, or not to be, that is the question:
〔ellipsis〕    
To die, to sleep――
No more: and by sleep we say we end
The heart-ache and the thousand natural shocks
That flesh is heir to, ‘tis a consummation
Devoutly to be wish’d.

William Shakespeare silhouette on a white background

Hamlet
You should not have believed me:
for virtue cannot so inoculate our old stock
but we shall relish of it.
I loved you not.
Ophelia
I was more deceived.
Hamlet
Get thee to a nunnery.
Why wouldst thou be breeder of sinners?
〔ellipsis〕
Get thee to a nunnery, go; farewell.
Or if thou wilt needs marry , marry a fool;
for wise men know well enough
what monsters you make of them.
To a nunnery go and quickly too. Farewell.

Hamlet
for anything so overdone is
from the purpose of playing, whose end,
both at the first and now, was and is,
to hod, as ‘twere, the mirror up to nature;
to show virtue her own feature,
scorn her own image, and the very age
and body of the time his form and pressure.

Hamlet
I must be cruel , only to be kind.



Act Ⅳ

Ophelia 〔Sings〕
By Gis and Saint Charity,
Alack and fie for shame.
young men will do’t, ifthey come to’t,
By Cock the are to blame,
Quoth she, ‘Before you tumbled me,
You promised me to wed.’
‘So would I ha’done, by yonder sun,
And thou hadst not come to my bed.’

King
When sorrows come, they come not single spies,
But in battalions.



Act Ⅴ

Gertrude
Sweets to the sweet: farewell!

Hamlet
Not a whilt, we defy augury;
there’s a special providence
in the fall of a sparrow
.
If it be now, ‘tis not to come;
if it be not to come, it will be now;
if it be not now, yet it will come.
The readiness is all.

Sparrow-s

Hamlet
The rest is silence.


👉 まとめ

さあ、これでもう大丈夫ですよね、
どう突っ込まれても……。

ああ、それね、そりゃーキミ、
『ハムレット』の名言で
原文は○○○だよ、オホン( ̄ヘ ̄)
な~んて、どんどん知ったかぶりしましょう。

ん? これでもって感想文か
レポートを書くんですか?

それでしたら、こちらの記事も
参照してくださいね。

ハムレットで読書感想文✒例えばこんなの 漱石ならどう言う?



当ブログでは『ハムレット』以外にも
『オセロ』『マクベス』『ロミオと
ジュリエット』のシェイクスピア
作品について情報提供しています。
ぜひ参照してください。
シェイクスピア オセロのあらすじと名言:漱石の解説つきで
シェイクスピアのオセロを講義:漱石の名言「白砂糖の悪人」?
シェイクスピア マクベスのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で
シェイクスピア ロミオとジュリエットのあらすじと名言笙。感想文はこれで
ロミオとジュリエットを英語原文で!名言・名セリフは何と?

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また当ブログではシェイクスピア
以外にも、日本と世界の種々の
文学作品を広くカバーして
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。
こちらのリストから興味あるものを
探してもらえればと思います。
「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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