手紙(東野圭吾)のあらすじ:ネタバレ御免で感動を最後まで!

 


やあやあサイ象です。

「感想文の書き方」シリーズも
今回ではや第122回((((((ノ゚⊿゚)ノ

「あらすじ」暴露サービスとしては
第74弾となります。

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今回は現代日本屈指の人気作家、
東野圭吾さんのミリオンセラー
『手紙』(2001-02)で行ってみます。
  ⇩



さて、一口に「あらすじ」を、といっても、
話の骨子だけでいいという場合から、
読書感想文を書くんだから分析・解説
つきの詳しいものがほしいという
場合まで、千差万別でしょう。

そこで出血大サービス((((((ノ゚⊿゚)ノ

「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しましたよ~~(^^)у



👉 ごく簡単なあらすじ(要約)

まずはぎゅっと要約した
「ごく簡単なあらすじ」。

両親に死なれ、弟と二人暮らしの
武島剛志は、弟の大学進学のための
金欲しさに空き巣に入った家で
殺人を犯し、刑務所に入る。

孤独になった弟の直貴に、それから
毎月獄中の兄から手紙が届く。

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直貴は大学はいったん諦めて就職
するが、やがて通信教育部に入学し、
転籍して普通の大学生となる。

バンドでプロ・デビューしそうに
なったり、上流の令嬢と結婚しそうに
なったりするが、毎回、「強盗殺人犯
の弟」という素性がばれて頓挫する。

兄のことは隠してなんとか有名企業に
就職できたが、そこでも事実が露見
して差別を受け、理解ある妻を得た
ものの、今度は娘が差別を受ける。

直貴はついに兄への絶縁状を書く……

どうでしょう?

え? なんだかよくわからん?

まあ、そうでしょうね。

複雑に展開する長編をムリヤリ凝縮し、
しかも一応、ネタバレを避けてますしね。


では、もう少し雰囲気をつかんでもらうため
生野慈朗監督による映画化『手紙』(2006)
のサワリを動画でご覧いただきましょうか。

山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵
という豪華キャストですよ~。 ⇩



え? やっぱりよくわからん?

そうでしょうね、予告編ですから、
全部わかっちゃったら困るでしょう。

ハイ、そういうわけで、やっぱり
「やや詳しい」ヴァージョンの
「あらすじ」を読んでいただきますが、
今度はあえてネタバレを避けませんので、
詳しい内容や結末を知りたくない人は
絶対に読まないようにしてください。



👉 やや詳しいあらすじ


【序章】
身体を壊して仕事をやめている
23歳の武島剛志(つよし)は、
弟の直貴(なおき)の大学進学の
ための金欲しさに、空き巣に入る。

目的の札束を手に入れてから、  天津甘栗002
テーブルに置いてあった天津甘栗を
弟に持って帰ってやりたくなって
そちらへ移動すると、独居の老婦人に
気づかれたので、殺してしまう。



【第一章】
東京拘置所から千葉刑務所へと
移監された剛志から、月に一度、
直貴に手紙が届くようになる。

父は幼時、母は高校時代にどちらも
過労が原因のような死に方をし、以来、
兄弟二人でがんばって生きてきた。

なのに今、自分のせいで孤独と貧窮に
追いやられた直貴を気遣う真率な手紙。

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直貴は謝罪しようと,被害に遭った
緒方家を訪れるが、遺族の姿を
目にすると勇気が萎え立ち去ってしまう。


進学はあきらめ、就職した工場で
寮生活を始める直貴。

拘置所で兄と面会し、天津甘栗は
自分でなく母の好物だったと直貴は
言い、涙をこぼす。
「俺たち二人が母さんのために
剥いてやったんじゃないか。
母さんの喜ぶ顔が見たくってさ」


【第二章】
寮で知り合った前科者の倉田に兄の
ことを話すと、自分の場合はお前と
違って自業自得だったが、「夢を
捨てる」ことはしない、妻子のため
がんばろうと大検めざして
勉強しているという。

挨拶もなく消えていった倉田が
残していった「帝都大学通信教育部」の
冊子がきっかけで、直貴は進学意欲を
取り戻し、このことを剛志に伝えると
大いに喜ぶ。


バスで見かけてから接近してきた
白石由実子と付き合いはじめるが、
兄のことを告げると無言となり、
その後しばらく会わない。


通信教育部に入学し、四月からは
働きながら学ぶ日々。

夜間スクーリングで知り合った
寺尾祐輔に連れて行かれたカラオケで、
ジョン・レノンの『イマジン』を歌うと
感心され、自分のバンドに入ってくれ
といわれる。

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直貴を加えた寺尾らのバンドは人気を
上げ、プロ・デビューの話が来る。

が、剛志のことを知った会社側から、
直貴を抜くことを条件にされ、
直貴は身を引く。

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【第三章】
通学課程に転籍し、普通の大学生に
なった直貴は、夜は麻布のバーで
働くが、そこに由実子が顔を見せる。

大学で誘われた合同コンパで哲学科の
中条朝美という女子に関心を示され、
付き合い始めるが、中条家は上流の
金持ちとやがてわかる。

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剛志からの手紙にも長く返事を書いて
いない直貴は「兄貴を捨てる」と決心し、
朝美の求めに応じて中条家を訪問。

そこに入ってきた従兄の孝文が、
朝美は自分と結婚することに決まって
いると主張して邪魔に入る。


孝文はやがて剛志のことを調べて
暴露し、朝美の父は札束を持って
直貴を訪ね、今後接触するなと言う。

金は拒否しつつ、直貴はこれを承諾。

朝美自身にも「もういい」と
告げると、朝美は去る。


【第四章】
履歴書や面接で兄はアメリカにいる
などとごまかしたまま、有名な
家電量販店に就職を決めた直貴は、
四月からパソコン売場で働く。

売場で盗難事件があったことから警察の
取り調べを受け、やがて剛志のことが
会社にも知れる。

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物流部に配置換えされた直貴は、
倉庫で平野社長に話しかけられる。

君が今受けている「差別」は
「当然なんだよ」と社長は説く。

自分に届いた手紙から君の人間的魅力は
よくわかったが、会社が必要とするのは
人間性でなく社会性だから、と。

その手紙の主、由実子のところへ向かい
ながら、直貴は社長の言葉を反芻する。

自分の現在の苦境は、剛志が
犯した罪に対する刑の
一部なのだ。

犯罪者は自分の家族をの
社会性をも殺す覚悟を
持たねばならない。

そのことを示すためにも
差別は必要なのだ。

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由実子を追及した結果、彼女が
ワープロを使い、直貴になりすまして
剛志に手紙を書いていたことがわかる。

なぜ君だけ離れていかないのか、
と問われて、由実子は、自分ら母子も
父が自己破産してから逃げ回って
生きてきた、でももう逃げるのは嫌…
「だから直貴君にも逃げて
ほしくなかった」


【第五章】
数年後。

由実子と結婚した直貴は、娘の実紀と
3人で社宅に住んでいるが、そこへ
1年先輩の町谷夫妻が引っ越して来る。

段ボールの処理について注意したことで
機嫌を損ねたらしい町谷が、剛志の
ことを言いふらしたのか、やがて実紀が
差別を受け、友だちに遊んで
もらえなくなる。

自転車に実紀を乗せていた 8767dbce1131128ee1abcf82ddbb9038_s
由実子がひったくりに遭い、
実紀が額に傷の残る大けがをする。

犯人前山の両親が謝罪をしに来、
直貴は彼らを「いい人だ」と思うが
「許す気にはなれない」とも言う。

その夜、直貴は剛志に、完全な
絶縁を宣言する手紙を書く。

私たちのこれらの苦しみを
知ることも、貴方が受ける
べき罰だと思うからです。

このことを知らずして、貴方の
刑が終わることはないのです。

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会社を辞職してほどなく、寺尾から
連絡があり、現在の彼の主な活動
である慰問コンサートを千葉刑務所で
することになったが、一緒にどうか、
と持ちかける。


前山の両親から重ねて詫びる手紙と
ディズニーランドのチケットなどが
届き、心を動かされた由実子は言う。

「あたしたち」も「きちんと
けじめをつけるべきだよ」と。


思い切って緒方家を訪ねた直貴を
被害者の息子、緒方氏は家に入れ、
剛志が収監以来、毎月書いてきた
という手紙の束を見せる。

来たばかりの「最後の手紙」も見せ、
「もう事件は終わらせよう」と
決心したと緒方氏は言い、「その
手紙は君にやるよ」と手渡す。


【終章】
千葉刑務所。

慰問コンサートの出番前、直貴は
もう暗記するほど読んだ、兄から
緒方への「最後の手紙」を反芻する。

弟のいうことはもっともです。

私は手紙など書くべきでは
なかったのです。

同時に気づきました。

緒方さんへの手紙も、おそらく
緒方さんにとっては、犯人の
自己満足にしか見えない不快
極まりないものだったに
違いないと。

「違うよ兄貴」と直貴は思う。

あの手紙があったからこそ、
今の自分がある。

手紙が届かなければ苦しむ
こともなかっただろうが、
道を模索することもなかった。

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ステージに立ち、客席にいるはずの兄を
探すと後方右端に項垂れて合掌する
剛志の姿が目に入る。

寺尾に促されて、『イマジン』を
歌おうと口を開くが、声が出ない。




👉 まとめ

さあ、いかがでした? 

私はもう胸が一杯で、これ以上
何も書けそうにありません。

読書感想文を書こうという場合も
ネタはすでに十分すぎるほど
ご覧に入れたと思います。

考えさせられる名言やポイントも
泣かされる展開も、いくつも
拾うことが出来ますよね。

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ところで、読みながら、世界的な傑作として
有名なある小説を連想した人もいる
かもしれませんね。

そう、ドストエフスキーの『罪と罰』ですね。

罪を犯してしまった青年の悔恨と服役……
殺されるのが老婆だという点も似ています。

比較対照してみれば、高度な
感想文またはレポートが書けますよ。

『罪と罰』について手っ取り早く
知りたい場合はこちら。

ドストエフスキー 罪と罰のあらすじ【詳細版 後編】と感想文
ドストエフスキー 罪と罰のあらすじ:簡単版と【詳細版 前編】


また東野圭吾さんのもう一つの
傑作『秘密』と比べ合わせるのも
面白いと思いますよ。

こちらを参照してください。

東野圭吾 秘密のあらすじ【ネタバレあり】妻が娘で娘が…???

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そのほか東野圭吾の本を早く安く
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  ⇩
💛東野圭吾の本:ラインナップ💛

ん? 書けそうなテーマは
浮かんできたけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

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