クリスマスプレゼントは靴下にって、なぜ?サンタの答えは?

 


やあやあサイ象です。

みなさん、用意してます?
クリスマスプレゼントを入れて
もらう靴下…。

でもあれ、なんで靴下なんでしょうか?

それは要するに、サンタクロースと
呼ばれる人が実際にいて、その人がした
とてもよいことに靴下が関わっている
からなんですね。

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今回はそのいきさつや背景について詳しく
紹介しようと思うんですが、現代の
日本人には見えにくい部分もありますので、
わかりやすくするためにサンタクロース
自身の目線を設定し、サンタさんご自身に
語っていただく形で進めますね。

お楽しみに~。


👉 サンタクロース登場

どっこいしょ、と……

はいはい、お待たせしました。
わしがサンタクロースですじゃ。

いやー、さすがに   サンタsanta-34692_640
こたえますな、このトシんなると。

一晩で世界じゅう回るってのも……


なに? 一晩で世界じゅう回るなんて
あるわけない、ですと?

いや、それがあるんですな。

だって、思いだしてご覧なさい。

あなたの国の浦島さんは、玉手箱を
あけたら”一瞬”にして300歳だか
700歳だかのお爺さんになって
しまったではないですか。

ならば、その逆もあるはず。  図1

あなたがたにとっての”一瞬”の間に
300年も700年もの長さを生きる人間
も実は存在しとるんじゃ。

その数少ない人間の一人がわし…
というわけじゃ。

いや、妖怪と呼んでもらっても
かまわんがな、ホーッホッホッホ。


さて、近年わしは世界中の子どもたちから
えらい数の手紙をもらうんようになったん
じゃが、なかでよくある質問が、
プレゼントをもらうのに、なんでいちいち
靴下を用意しとかなきゃなんないの?

意味ねえんでね?……というもの。

  『子供之友』(1914年12月号)より    サンタ 子供の友1914_Santa_Claus

いやいや、意味はあるんじゃよ。

これからそのその理由というか
由来をじっくりとお聞かせするので、
よ~く聞かれるがよい。



👉 偉大なる聖ニコラオス

由来をお話しするには、そもそも
このわしが何者かといいうところから
ひもとかざるをえんじゃろうな。

わしは紀元270年ごろの生まれだから、
実はもう1700歳を超えておるんじゃが、
もともとニコラオスといって、ローマ帝国
リュキア属州(現在はトルコ)のミラ
(ミュラとも書かれる)で大主教まで
上った神学者じゃった。

あまりにもエラかったので、生きながら
にして”聖人”と崇められ、聖ニコラオスと
称された次第じゃ、オホン( ̄ヘ ̄)。

    修道士 nun-29854_640

え? どこがそんなに
エラかったのかって?

ガハハ、それはじゃな、持ち金を惜しまず
どんどん出して困った人たちのために
使いまくったことじゃ。


そんな金がどこにあったのか?

それはわしの家がもともと大金持ちで、
しかも両親とも伝染病で早死にして、
その全財産をわしがつぐことに
なったからじゃじゃ。

どうだ、エラいじゃろう、
ホーッホッホッホ。        サンタ nicholas-477497_640 



👉 オランダ人がアメリカに伝えた

ところでご承知でもあろうが、日本語で
「聖」と訳されておる接頭辞は、
「セイント」とか「サン」とか「ザンクト」
とか、各言語によって言い方が異なる。

「聖ニコラオス」というわしの名も
各国でいろいろに訛って呼ばれるように
なったが、オランダ語ではこれが
「シンタ・クラース」(Sinter Klaas)。

かの地では14世紀ごろから、わしの命日
だという12月6日に(ほんとは死んで
おらんのじゃが、フッフッフ…)「シンタ
クラース祭」を祝うようになった。


その後、17世紀にアメリカに   サンタMerry_Old_Santa_Claus_T

植民したオランダ人たちがこの祭りを
広めた結果、アメリカ風になまった
「サンタクロース」の名が
定着したわけじゃ。

イギリスにはそれと別個に「ファーザー
・クリスマス」がいることになって
おったが、今ではもちろんアメリカ風
「サンタ」のイメージと融合しておる。


だからもともとは「サンタが街にやって
来る」のは12月6日ということになって
おったんだが、これがいつか24日の
クリスマスイブにまとめられてしまった。

それは、もちろんイエス・キリストの
誕生日(これが25日だというのも、実は
あやしいんじゃが)も祝わねばならず、
かといって、同月中に2回もお祭りは
いかがなものか……というようなことから
統一されたんじゃな。

このあたりのことは、別のところでも
話しておるんで、そちらを見られたい。

サンタクロースはクリスマスと関係ない?サンタ自身の回答は?


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👉 投げ込んだ金貨が靴下に…

さて、靴下の話じゃが、ミラのある商人が
商売にしくじって全財産をパーにした。

その家には嫁入り前の美しい娘が
3人おったんじゃが、もうこの3人を
その筋(つまりその、不適切な業界
じゃな…)に売る以外に道がない、
というところにまで追い込まれて
しまったんじゃな。


そこでわしは、ある日、馬に乗って
通りすがりに、その家の窓からひそかに
金貨の包みを投げ入れてやったんじゃ。

このことを3回、3人の娘がみな立派に
結婚できるまでしてやったんじゃが、
3回目にはオヤジに見つかって、わしの
シワザだとばれて、これはエラいお方
じゃと評判になってしまったんじゃよ、
ホーッホッホッホ。


おっと、それで靴下じゃが、3回のうち
1回だけ、わしの投げ入れた金貨の包みが
たまたま干してあった靴下の中に
すっぽり入っていた…という娘さんの
証言に基づいておるんじゃな。

  stocking_christmas_BW
   National Readers 2 表紙  


話には尾ひれが付くもので、わしが
煙突の上から金貨を落としたのが靴下に
入った…というような話も伝わっておる
ようじゃが、それがありえんことは、
ちょっと考えてみてもらえれば
明らかじゃろう。

煙突の筒を通って落ちるところに
靴下を干しといてみなされ。

靴下はじきに燃えてなくなるから、
金貨は火中に落ちるしかないではないか。

この「煙突説」、わしが煙突から家に
入るという話と結びついてできたものに
ちがいないが、その話の起源については
こちらで話しておるので、参照されよ。

サンタは煙突から入るって、なぜ?サンタクロースの答えは?



👉 明治期の英語教科書にも…

それはともかく、このエピソードを
起源とするクリスマスプレゼント用の
靴下だが、これを英語でふつうどう呼ぶか
というと、「ソックス」ではなくて
「ストッキング」なので、これも
おぼえておいた方がよかろう。

それで思い出すのは、今から100年以上
前になるが、実はプレゼントを届けがてら、
日本のある家でNational Readersという英語教科書を
覗く機会があったんじゃ。

貴国の文豪、夏目漱石君なども少年時代
には使っていた有名なシリーズじゃよ。

IMG_20141028_0001

で、その第2巻の全56課中3課が
クリスマスの話だというのにも驚いたが、
うち一つが”HANG UP BABY’S
STOCKING”で、赤ちゃんのストッキングは
小さすぎるからおばあちゃんのを
借りましょうという詩。

なんとかわいいことではござらんか。

IMG_20141110_0001
Lesson 48 “A CHRISTMAS STORY”(左頁下の脚注に注目)

もう一つがズバリ”A CHRISTMAS STORY”
というので、上の写真で左頁下には
「クリスマス」についての脚注が
あるんじゃが、その内容は以下のとおり。

Christmas  
毎年十二月廿五日ニ執行ス、
基督教国ニテ老幼ノ之(これ)ヲ
楽ミ待ツガ如シ.
Santa Claus此祭日ノ前夜小児ノ
寝床ノ近辺ニ靴足袋ヲ置キ
翌朝之ヲ見レバ種々ノ贈物其内ニ
アリ、小児等 Santa Claus
来リテ之ニ入レ置ケリト信ズ、
実ハ父母ノ之ニ入レ置キシナリ.


ホーッホッホ、こんな脚注が必要とは、
このころの日本人はまだこんな風習の
ことなど知らなんだということじゃな。

靴足袋」(くつたび)という訳語も
笑えるではござらんか。

ストッキングなど、まだ日本人に
なじみがなかったんじゃな。


ちなみに写真の右頁右上円内のイラストは
煙突を下りてきたところのわしだが、
拡大するとこんなふうで、ホラ、わしの
うしろにストッキングがいくつも
吊されているのが見えるじゃろう。

      IMG_20141120_0004

この教科書に興味のある方は
こちらもご覧いただくと楽しかろう。
サンタはいる?いない?漱石少年も学んだ英語教科書に答え
クリスマスツリーの由来は?漱石も読んだ英語教科書に学ぶ
サンタへの手紙を正調の英語詩で!漱石も読んだ教科書から



👉 太ったのはこの百年ほど…

ああ、そうそう、上に描かれたわしが
意外と細身なのに驚かれたかもしれん。

いや、実際わしは諸君が思い込まされ
ているほど太ってはおらんのじゃ。


「太っちょ」のイメージは
トーマス・ナストという画家の
1869年の作品
€トーマス・ナストのサンタクロース

以来、徐々に広まったもので、ご覧の
とおり、この時点では着る物もまだ
「赤」とは決まっておらなんだ。

「赤+白」の衣装を決定づけたのは、
コカコーラの1934年のキャンペーン
(ハッドン・ サンドブロム絵)じゃ。
€コカコーラのサンタクロース

なぜ「赤+白」かって?

そりゃー、   santa-160903_640
それがコカコーラ社の
公式商標の色じゃったからさ。


さて、話があちこちに飛んだが、
要はじゃな、ストッキングを吊して
プレゼントを待つ風習には、わしの
偉業をたたえるという意味がある……
だから大事なんじゃ、ホーッホッホ。


いや、子どもはそんなことを意識して
おらんとしても、わしはそう受けとる。

だから、わしはストッキングがあると
嬉しくなって、手持ちのプレゼントの
うちでいちばんいいものをつい入れて
しまうんじゃ。


それではまた、クリスマスイブに
お目に掛かろう……

あ、いや、お目には掛からんか、
ホーッホッホッホ(*~▽~)ノ。



👉 サンタクロース退場

いやー、サンタクロース、いや
聖ニコラオスのまことに
ありがたいお話でした。

クリスマスプレゼントをいただくには
やはり靴下(ストッキング)を用意
しておく方がいいという理由が
よくわかりましたね。

みなさん、今後はそれなりの対応を
お願いしますよォ~(ニコニコ)

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