オズの魔法使いのあらすじを 簡単に 🏰伝えたいことは何?


やあやあサイ象です。

“感想文の書き方”シリーズも今回でなんと
210回((((((ノ゚⊿゚)ノ

「あらすじ」暴露としては第148弾の
今回は児童文学の傑作『オズの魔法使い』
(The Wonderful Wizard of Oz,
ライマン・フランク・ボーム作、1900)。

近年ではミュージカル『ウィキッド』の
ヒットもあって、大いに人気を復活
させている長編童話で行ってみましょ~。




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🎩 簡単(とはいえやや詳しい)あらすじ

それでは、そろそろ開幕です。

「簡単な」とは言いながら、なにしろ
原作がだいぶ長いですし、作者の
伝えたいことを落とさないようにすると、
やはりそう短くは書けません。

多少長くなりますので、読みやすさのため、
私の判断で「起・承・転・結」の4部に
分けています。


わかりにくい部分などには【CHECK!】印で
注釈を入れていますが、うるさいと
思う人は飛ばしてください。

オッと、そんなに長い
「あらすじ」はいらない、
主な登場人物が大体どんな
キャラかわかればいい…
という人はこちらの記事を
見てくださいね。

オズの魔法使いの登場人物紹介 👻偉大なるオズの実像は…



【起】(1~6)
ドロシー(👩)はもとは孤児だったが、
今はカンザスの大平原の農場主ヘンリー
おじさんとエムおばさんに引き取られ、
3人で暮らしていた。

大竜巻が来たとき、犬のトト(🐶)を
探しているうちに地下室に避難しそこね、
家ごと空中に舞い上がりトトと二人だけ
「オズの国」まで飛ばされてしまう。



着いたのは「オズの国」の中の
マンチキンという小柄な人々の国。

「北の国の魔女」だという女性が、
この国は「東の国の魔女」に支配されて
いたが、ドロシーの家は着陸時にこの
魔女を押しつぶしたので、みんな
あなたに感謝していると言う。


さらにオズの国にいる魔女は4人だけで、
東と西の魔女は「悪い魔女」で、北と
南の魔女は「よい魔女」だと説明。

カンザスへ帰りたいと泣くドロシーに、
黄色いレンガを敷いた道をたどって
エメラルドの街へ行き、「大魔法使い」の
オズに助けを求めなさいと言う。

魔女はドロシーのおでこにキスして消え、
ドロシーは「東の国の魔女」がテーブルに
置いていた「銀の靴」をはき、トトとともに
旅立つ。


やがて青い上下揃いの服に、とんがり帽子、
ブーツを身につけてトウモロコシ畑に
立っているかかしに出会う。

言葉を話すので驚き、オズに会いに
エメラルドの街へ行くのだと言うと、
そのオズが自分に脳ミソをくれるなら
いっしょに行きたいという。

    
    1900年初版の表紙


かかしも連れになって歩き、大きな森の
山小屋のそばでブリキの木こりに出会う。

関節がさびて動けなくなったまま
一年以上前に突っ立ていたのだと言い、
ドロシーに関節に油をさしてもらって
やっと動き出す。

もとは普通のマンチキンだったが、
ある娘に恋し、その母親が結婚させまい
と「東の国の魔女」に頼んだことから、
魔法で足が切り落とされた。

ブリキの義足で間に合わせたけれども、
次には腕も頭も、ついには心臓も切り
取られて、今や全身がブリキだという。

オズに「心臓」(ハート💓:心でもある)
がもらえるのなら、自分ももう一度
あの娘を愛したいから、いっしょに
行きたいという。

         

ブリキの木こりもいっしょに森を歩くうち
ライオンが現れてかかしとブリキを倒し、
トトにかみつこうとする。

その鼻をドロシーがひっぱたいて叱ると、
自分は「弱虫」だと認め、生まれつき
とても臆病なので「勇気」がもらえるなら、
自分もオズのところへ行きたいという。


こうしてライオンを加えた一行は前進し、
川辺の木に沢山なっていた果物を
たらふく食べ、その木の下で眠った。


【承】(7~12)
翌日、色とりどりの花を眺めながら
進んで紅(くれない)のケシの花
ばかりのところへ来ると、ドロシーと
トトとライオンは眠り込んでしまう。

 

どうしたものか、かかしとブリキが
話していると、小さな野ネズミ(🐭)が
山猫に追われていたので、ブリキは
とっさに斧で山猫を真っ二つに。

助かった野ネズミは、自分は「野ネズミの
女王」で恩返しをしたいというので、
かかしは家来の多くの野ネズミのめいめいに
糸を持ってこさせ、ブリキの作った荷車に
ゆわえ、眠ったライオンを乗せて救いだす。

「野ネズミの女王」はこれからも困ったら
呼んでくれと「小さな笛」をわたす。

        

目覚めていたドロシーとトトもいっしょに
また歩いて行き、何もかも緑色に塗って
ある「エメラルドの街」に着くと、緑色の
門番がいて「目がつぶれない」ようにと
全員に特別な「めがね」をかけてくれる。

門番に連れられて宮殿に入り、緑色の
大きな部屋で待っていると、一人ずつ
オズが会うとのことなので、まず
ドロシーが大きな丸い玉座室に入る。


丸い玉座に鎮座していたのは手足も
胴体もない巨大な頭で、「わたしが
偉大な魔法使い、オズだ」と名のる。

カンザスに送り返してほしいとドロシーが
願うと、ウィンキーの国を支配して人々を
苦しめている「西の国の悪い魔女」を
退治してくれれば、と条件をつける。

     

翌朝かかしが呼ばれて入ると、緑づくめの
美女がいて「わたしがオズ」と名のり、
「脳ミソがほしい」という願いには
「西の国の魔女」が死ぬまでは叶えない
と答える。

次の朝、ブリキが入ると目・腕・脚が
5つずつある怪獣がいて、ブリキが
「ハートを…」と願うと同じことを言われる。

また次の朝ライオンが入ると、大きな
火の玉がいて、願いには同じ回答を返す。


門番にいわれたとおり「西の国の悪い魔女」に
会うためにウィンキーの国へ行くと、40匹の
狼(🐺)、40羽のカラス、黒い蜂の大群が
攻撃してきたが、ブリキとかかしがこれらを撃退。

怒った魔女は魔力のある「黄金の帽子」を
使って「翼のある空飛ぶ猿」(🐵)たちを
呼び出す。

  

が、猿の統領はドロシーのおでこに「よい
魔女のキスのしるし」があるのを見つけ、
「この子は善の力に守られているから
手出しするな」と猿たちに命じ、
ドロシーらを魔女の城へ運んでいく。


「西の国の魔女」は望遠鏡のように強力な
一つ目で何もかも見ており、ドロシーらを
つかまえると、毎日、奴隷のように働かせる。

ついには彼女の「銀の靴」を魔法で奪おうと
したので、怒ったドロシーがバケツの水を
浴びせると、みるみる縮んで溶けてしまう。




【転】(13~17)
奴隷にされていたウィンキーの人々と
ブリキたちとを解放したドロシーは、
魔女の棚にあった「黄金の帽子」が
気に入ったので、かぶって出発。

道がわからなくなったので「小さな笛」で
野ネズミの女王を呼ぶと、「黄金の帽子」を
使って「空飛ぶ猿」たちを呼ぶように言う。


帽子の内側に書いてある呪文を読むと、
たちまち猿たちが飛んできて、一行を
みんなひっつかんで飛んでいく。

      

運ばれながらドロシーが「あなたたち、
どうして黄金の帽子の魔法にしたがわ
ないといけないの」と聞くと、
猿の王が物語を始める。

北の地の美しい姫で魔法使いでもある
ゲイレット(Gayelette)には、結婚
したい男が長く見つかりませんでしたが、
ついにクエララ(Quelala)という美少年を
見そめ、彼を引き取って立派な男性に
育てようとしていました。

ある日、いたずら好きな私の祖父が
クエララをつかまえて水中に落とし、
きれいな服を台無しにしたのです。

ゲイレットは激怒し、罰として
私たちを黄金の帽子の持ち主の
言いつけに三度したがう奴隷に
してしまいました。

その後、西の国の魔女がこの帽子を
手に入れ、ウィンキーを奴隷にし、
オズを西の国から追い出して
しまったのです。

エメラルドの街に戻ってオズの謁見室に
入ると、そこには誰もおらず声だけが響く。

ライオンが吠えると、つい立てがくずれ、
現れたのは、頭のはげた小男の老人。


以前の巨大な頭も美女も怪獣も火の玉も
すべてトリックだったと告げ、実は
「わたし、ペテン師なんです」と
半生を語り始める。

オマハ生まれで、はじめ腹話術師に、
それから気球師になり、気球が飛ばされて
たまたまこの国まで来て着陸したら、
みんなが勝手に「偉大なる魔法使い」
だと思いこんだのだという。

このようなオズの生涯に
光を当てて奇想をふくらました
新しい映画が『オズ はじまりの
戦い』(2013)ですね。

その予告編をこちらでどうぞ。
   👇


このペテンにはもう疲れたというオズは、
エメラルドの街の支配権をかかしに譲り、
ドロシーには、気球づくりを手伝うなら、
いっしょにカンザスへ飛んで帰っても
いいと言う。

喜んで手伝ったドロシーだが、いざ出発
という時になって、トトが見つからず、
オズは一人で行っててしまう。


【結】(18~24)
困ったドロシーたちが「緑のほおひげの
兵士」に尋ねると、南の国のよい魔女、
グリンダ(Glinda)なら助けてくれる
かもしれないというので、南へ出発。

「戦う木たち」や「瀬戸物(陶器)の壁」
などの障害を乗り越えて進み、森に入ると
大きな虎が出てきて、いま森は巨大なクモの
怪物に乗っ取られ、ライオンたちも食べ
られてしまったので退治してほしいと言う。


弱虫ライオンは、眠っている大グモの首が
細いのを見て取ると、パッと飛びかかって
前脚の一振りで頭を胴体から切りはなす。
 
  

この偉業により弱虫ライオンは文字通りの
「百獣の王」と認められ、森の支配者の
地位を約束される。


険しい岩だらけの丘に出ると、腕なしの
「トンカチ頭」の怪物が何百も出てきて
妨害するので、もう一度「空飛ぶ猿」を
呼び出して、目的地へ運んでもらう。

そこはマンチキンの「青」、ウィンキーの
「黄色」に対して、多くが明るい「赤」で
統一されたクワドリングの国だった。


長く生きながら美しいままでいられる
魔力をもつといわれる謁見したグリンダも
髪は赤い巻き毛で、表情は優しい。

       

謁見すると、ドロシーには「黄金の帽子」と
ひきかえにカンザスの家へ帰る方法を教える
と言い、そのあとはブリキの木こりが
ウィンキーの国の支配者になるように
はからうと告げる。

仲間たちを抱きしめて別れを告げたドロシーが、
トトを抱いて「銀の靴」のかかとを3回鳴らすと、
彼女の体は飛び上がり、あっと言う間に
カンザスの家へ。

👻 感想文、どう書く?

さあ、これでもうすっかりわかり
ましたよね、どんなストーリーか。

実はまだ紹介しきれていない挿話
(エピソード)もいくつかあって、
『オズの魔法使い』はなかなか複雑で
奥の深い、豊かな物語です。

ミュージカル『ウィキッド』や映画
『オズ はじまりの戦い』で重要な役割を
演じるグリンダのほか、空飛ぶ猿の王の
物語に出てくるゲイレットとクエララなど、
スピンオフ的な作品に使われるキャラに
事欠かないわけですね。


さあこれで、読書感想文などを書く
という場合ももうOKですよね?

ん? でも結局作者の「伝えたいこと」が
わからないから書けない?


そうですねえ。

人によって感じ方は違うでしょうが、
私個人としては、「偉大な魔法使い」
であったはずのオズが実はただの
ハゲのおじさんだったというところに
作品の最大のミソがあるんだろうと
思っています。



これは魔法物語全般への強烈なアイロニー
(皮肉)になってもいるわけですが、
このアイロニーは作品全体を貫くものの
ようでもあります。

「脳みそがない」と嘆きながら実際は賢い
「かかし」や、「ハート(心)」がないと
ぼやきながら実は情味豊かな「ブリキの
木こり」のようなアイロニカルな造型も
その一端でしょう。

魔法がカギになるほかの
童話と比べてみるのも
面白いと思いますよ~。

グリム、アンデルセンなど…
比較の対象になるかもしれない
童話ををこちらから
探してみてください。

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こちらのリストからお探しください。

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