ぼくは勉強ができないで読書感想文だ~~📢1000字の例文つき!


サクラさん
私は勉強ができないので
『ぼくは勉強ができない』で
読書感想文を書こうと
思うんですが、書き方が
わかりません(😹)

これも「勉強ができない」
せいなんでしょうか。

ハンサム 教授
いやいや、そんなことは
ないでしょう;^^💦

勉強はできないけど〇〇
なら…
という、その〇〇
あるかどうかの問題さ。

  

君には何があるの?

サクラさん
う~ん、少しはモテる
ことかな(😻)

ハンサム 教授
それだ。それで行けばいい。

主人公はモテまくりの男子で、
「モテる/モテない」という
価値基準を「勉強ができる/
できない」の尺度の上に置く
べきだと考えている。

サクラさん
ゲッ、頭いいんですね(🙀)

ハンサム 教授
そこがウソ臭いともいえる。

だって、そんなによく考え
られる人が「勉強ができない」
とは考えにくいよね……

ほーら、色々と書けそうな
ネタは出てきたでしょ?

サクラさん
はい、ない知恵を
絞ってみます!(😼)

ハンサム 教授
うまい答えだ;^^💦

君もほんとは頭いいんでは?


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今回でなんと第212回((((((ノ゚⊿゚)ノ
を数えます”感想文の書き方”シリーズ、
今回は山田詠美さんの『ぼくは勉強が
できない』(1993)で行ってみます。



なにしろ大変な人気作にして問題作!

その一部が大学入試センター試験「国語」の
問題文に使用されたと思ったら(1999)、
別の部分を高校教科書に載せるという話に
なったけれども、文科省の検定に引っかかって
オジャンになった(2002)とか色々と…。


だから感想文も、そういった過去の社会問題を
調べて、それにひっかけて書くという手も
あると思いますが、なんにしても作品自体を
読んでいないとお話になりません。

まだ全文を読めていない人、または読んだけど
整理できていないという人は、こちらの
「あらすじ」記事を読めばだいたいの
ところがわかりますよ~;^^💦

ぼくは勉強ができない(山田詠美)のあらすじ:賢い劣等生を読む

     055635


📢 感想文の例(1000字)

はい、ストーリーがしっかり理解できたら、
さっそく感想文に取り組みましょう。

まずはみなさんのために字数制限1000字
(400字詰め原稿用紙2枚半)でハンサム
教授が試作した文章をお目にかけます。

たんなる感想でなく論理的・批判的な
突っ込みもありますので、「批評文」を
求められている場合でも十分通用する
と思います。

 『ぼくは勉強ができない』の「ぼく」
こと時田秀美は「勉強ができない」
ことになっているけれども、それは
いい成績を取りたいと思わなかった
せいで、実際は頭のいい少年だという
ことが読みだしてすぐにわかる。

つまり多くの高校生と価値観が違う
わけで、そのことは小説が始まるや
早々に書き出される彼のこんな
哲学から明らかだ。

つまり「どんなに成績が良くて、
りっぱなことを言えるような
人物でも、その人が変な顔で
女にもてなかったらずい分と
虚(むな)しい」
「女にもてないという事実の前には、
どんなごたいそうな台詞も色あせる」
というのである。

    


 「変な顔」で悪かったな、と
私は言いたくなった。

さらに「ぼく」は、哲学や小説でも
著者が「いい顔」をしていないと
信用しないとまで言うので驚いた
のだが、それは私がむしろ逆に
「いい顔」の著者こそ信用が
ならないように感じているからだ。

 「ぼく」と私とでなぜこんなにも
感じ方が違うのかを考えてみると、
第一に、生まれつきの顔の良しあしが
もちろんある。

第二に育った家庭で顔の出来について
どう評価されるかの違いがあり、第三には
それとの関連で、学校で教えられることを
どう受け入れるかの微妙な違いが出てくる
と思う。

 学校では顔の良しあしなどでなく勉強の
姿勢やその成績を中心に評価するのが
普通であり、実際、私はそれに順応する
ことで救われてきたと思っている。

つまり顔が悪くても、成績がよければ
いいのだ、と自分を励ましながら、
今日まで生きてくることができたのだ。

この原理によって、私以外にもどれだけ
多くの男女が救われているかわからない。

大きく出れば、この原理は「どんなに
モテない人でもそれなりに結婚して子供を
つくれるようにしておきしましょう」という
一夫一妻制の約束事なのだと思う。

    

 「ぼく」の主張はこの約束事に冷や水を
浴びせるもののように受け取れる。

たしかにこの約束事は、必ずしも人間の
生物としての本能にもとづくものではなく、
結婚してもその相手に本能的に縛られる
わけではない。

だから「不倫」騒動などで始終がたついて
いるわけで、そういうつまらない制度は
いっそ破壊してしまった方がよい、
というふうに「ぼく」と彼を生み出した
「いい顔」の作者、山田詠美氏は思って
いるのかもしれない。

 だが、なかなかそうはいかないと思う。

そうなっていい目を見るのはモテる男女
ばかりだから、圧倒的多数のモテない
人間がそれを許すはずはないからである。
          (998字)

どうです?

うまくまとまっているでしょう。

これをそのままコピペすることは
もちろん厳禁ですが、適宜、自分らしい
ものに文章を変えて使ってもらうのは
かまいませんよ~;^^💦

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もちろんテーマも上記の「顔」の
問題ばかりでなく、いろいろと
転がっているでしょう。

「ぼく」(時田秀美)ばかりでなく、
その母、祖父、山野舞子ら生徒たちに
先生たち…

登場人物にはなかなか個性的な面々が
揃っていますので、どれか一人を採り
上げるだけで感想文は書けて
しまいそうです。



それぞれの人物がどうユニークで、どんな
問題を抱えているかは、最初に紹介した
「あらすじ」記事の方で、かなり細かく
【CHECK!】を入れていますので、そちらを
参考にしてもらえればと思います。


📢 アメリカ版《劣等生の私語り》も…

ともかく主人公は「勉強ができない」
と言いながら実は頭のいい、その意味で
周囲にはたぶんイヤミに見えている
少年です。

世界の文学にこういう少年を探るなら、
すぐに見えてくるのがサリンジャーの
『ライ麦畑でつかまえて』ですね。

作者の山田さんも意識しなかったとはとても
思えないこの《反逆する劣等生の私語り》の
傑作と読み比べてみるのも面白いでしょう。


『ぼくは勉強ができない』全般につきまとう
ぎこちなさは、「勉強ができない」高校生の
肉体に知的な大人の頭脳が無理矢理
インプットされたような不自然さ。

      

でも『ライ麦畑…』にはそれを感じさせない
迫力とスピードがあり、それはやはり
作者の知性あってこそなのではないか、
と思わせます。

詳しくはこちらをご参照ください。

ライ麦畑でつかまえてのあらすじ:サリンジャーの原文も参照!

       


それから、映画(1996年、山田泰彦監督)も
ありますので、それと見比べての
感想文もアリですね。

DVDは品切れのようですので、こちらの
動画でどうぞ。   👇




そしてもちろん、山田詠美さん自身の
ほかの作品と比べてみるというのも
友好な方法でしょう。

山田詠美さんの本を早く安く
手に入れたいという場合は、
Amazonが便利です。

こちらから探してみてください。


💜山田詠美の本:ラインナップ💜



📢 まとめ

さあ、これでもうOKですよね、
読書感想文だろうがレポートだろうが。

ん? 書けそうなことは浮かんできたけど、
でも具体的に、どう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

当ブログでは、日本と世界の種々の
文学作品について「あらすじ」や
「感想文」関連のお助け記事を
量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/


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