卒論の構成法がわからない?文系はシンプル イズ ベストだ!


サクラさん
いよいよ卒業論文…

書きたい内容はだいたい
頭にあるんですが、どう
書いたらいいのか分から
なくって…(😿)

ハンサム 教授
ハハハ、それはもうシンプル
・イズ・ベスト;^^💦

序論・本論・結論の
3段ロケットですよ!👍

    


サクラさん
それくらいわかって
ますよ(😹)

聞きたいのはその「本論」を
どう構成するか…

ハンサム 教授
ハハハ、そこですよね;^^💦

それは色んな方法があるから、
論文の長さ(字数)や書く
内容によって、自分に合った
ものを選ぶといい。

サクラさん
ほほ~(🙀)それはいいことを
聞きました。

どんな方法か教えてください!


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というわけで本日は、卒論を書こうとしながら
書き方が分からなくて困っている大学生の
ために、手っ取り早い構成方法のいくつかを
お教えしします。

オッと申し遅れましたが、ワタクシ(サイ象)は
ハンサム教授の同僚。

長く大学の文系学部で教えていて、これまでに
卒論もたくさん採点・審査してきた人間なんです。

        

だからよく知っているんですが、文系の論文は
やはり理系から見ると「理路整然としていない
もの、感覚・感情で押してゴチャゴチャに
なった教員泣かせのものが多いんですね。

これではやっぱり好成績は取れないので
(下手すれば不合格で卒業できない(😹))、
「理路整然」となるよう、全体の構成から
しっかりと考えていく必要があります。

以下にその方法を具体的に伝授しますので
ぜひ参考になさってください。



1. “PREP”法

卒論で要求される字数も大学・学部によって
色々で、短大などでは2000字とか、あるいは
1000字ほどのレポート並みの分量ででOK
というところもありますね。

こんなに短い場合は、それこそ「シンプル・
イズ・ ベスト」の極み!

後で述べる「起承転結」のような、高度な
(そのぶん失敗のリスクも高い)構成法には
挑戦しないほうがいい。

  書く ダウンロード

ではどうするかといいますと、第一に
オススメなのがこの “PREP”法。

このP・R・E・Pとは何かというと、

  • Point【論点】
  • Reason【理由】
  • Example【事例】
  • Point【論点】
の頭文字を取ってつなげたもので、
要するにこの順序で書こうというのが
“PREP”法です。

冒頭でハンサム教授が言っていた
「序論・本論・結論の3段ロケット」の
「本論」を【理由】【事例】の2段に
分割したものと考えてもいいんですね。

で、この場合、上の図からわかるように
「序論」と「結論」は同じPointすなわち
【論点】を繰り返す形になりますので、
まことにシンプル。

    

シンプルすぎないかって?

いえいえ、そんなことありません。

こういう書き方の方が言いたいことが
読者によく伝わるので、評価が高くなる
可能性が高いんです。


なぜって、読みだしたらすぐ(「序論」または
「はじめに」で)もう「結論」。

つまりあなたの主張(言いたいこと)がわかって
しまうるので、その後あれこれ気を回す必要もなく、
余計なエネルギーを使わずにスッキリ理解できる。

そのぶん読後の印象がよく評価も上がりやすい。

          


たとえばこんな感じで構成していきます。

例【1】

P
同性婚の法制化は国家・社会に有益である。
(以下にその根拠を述べる。)

R
当事者に対して異性愛・出産を強制
するのは人権侵害で憲法違反だし【A】
法制化すれば彼らの労働意欲・効率を
高めることで社会貢献度を上げる
ことができる【B】

E
事例で説明する。
(章分けするなら)
1.【A】の例を挙げてその不当性を説く。
2.【B】の実例(他国の例など)を挙げる。

P
以上のことから、同性婚の法制化は
国家・社会に有益であるといえる。

どうです? 簡単でしょう。

これでいいんですよ。

2000字程度までといわず、10000字とか、
20000字とか書かなきゃいけない場合も
考え方は同じでOK。

上の例でいえば、R【A】【B】
二つの項目を設けたわけですが、これを
さらに3つ、4つと増やす。

あるいはEで挙げていく事例を増やしたり、
その内容を詳しくしたりすることで
1章、2章、3章…と章立てしていけば
いいわけです。

“PREP”法についてのさらに詳しい
情報や、それで書いた小論文や
作文の例はこちらをご参照ください。

就活 小論文の書き方 💡よく出るテーマとその対策【例文つき】

就職試験の作文 ✒よく出るテーマとその書き方【例文つき】

大学志望理由書の書き方【例文つき】🏫PREP法で行こう

          business


ん? ”PREP”法はアッサリしすぎていて、
なんとなくしっくり来ない?

書き出しはやはり「……だろうか」という
問題提起の形にして、謎を解き明かす
ようなスタイルで進めたい?

そういう場合に考えてほしいのが
“だろうか、たしなよ”法です。


2. “だろうか、たしなよ”法

「……だろうか」「た」「し」「な」「よ」の
5段階で書いていこうというのがこの
“だろうか、たしなよ”法。

たとえばこんな風に構成するわけです。

例【2】

同性婚の合法化は国家にとって
無益だろうか
     ……【だろうか】

しかに同性婚の場合、子供を
産み育てることで国家に貢献
することは困難だろう。
       ……【た】

      

かし子供以外にも貢献方法は
多くあり、それを促す上で
同性婚希望者に幸福になって
もらったほうがよい。
       ……【し】

ぜなら不幸な状態に置かれた
人は十分にその実力を発揮できない
ことが多いからだ。
       ……【な】

って私は同性婚の合法化は
国家にとって有益と考える。        
       ……【よ】 

※この方法については下記サイトを参照。
 👉NHK テストの花道


これならどうでしょう?

読者をぐいぐい引き込むことで
説得力を強めることができそうです。

この構成法の場合は、【だろうか】
「序論」で、【よ】が「結論」。

中間の【た】【し】【な】が「本論」を
構成するわけですが、なかでも腕の
見せどころは【な】の部分になりますから、
ここでこそ説得力のあることを堅実に
書いていかなくてはなりません。


ですから、長い論文の場合はこの【な】
いくつかに割って何章かを設けます。

その書き出しも単に「なぜなら」というのではなく、
「以下にその根拠となる事例を解析していく」
などと大きく出て、その後で事例やその説明で
字数を埋めていけばいいわけです。


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これでもまだ「なんだかなあ…」ですか?

そうなんです。それはつまり、【た】【し】
【な】のうねりが2回以上ある…

というか、一度、自分の主張として出した
【な】に対して、別の視点から「しかに」
そうだけど、「かし」こうも言える、
というふうに展開していきたいから…。


なるほど。

ハイ、そういう場合こそ
“起承転結”法の出番なんですね。


3. “起承転結”法

「起承転結」というのは、もともと漢詩を
構成する「型」(かた)を言ったものでしたが、
日本でも古くから小説など様々な書き物に
応用されてきた4段階の構成法ですね。

その骨法というか、要領をいちばんよく
教えてくれるのが江戸時代の儒学者、
頼山陽の作といわれるこの俗謡でしょう。

京の五条の糸屋の娘 ……【起】
姉は十六妹十四   ……【承】

     013436

諸国大名は弓矢で殺す……【転】         
糸屋の娘は目で殺す ……【結】 

つまり話の流れも、語り手の伝えたいことも
もちろんこの色っぽい姉妹にあるんですが、
それを言うため(さらに引き立てるために)
直接関係のない「諸国大名は…」という飛躍
すなわち【転】を入れ込んだところがミソ。

しかもそれを【結】で見事に(横筋に流れる
ことなく本流に戻って)まとめたわけで、
これはもう極めつけの傑作でしょうね。


この考え方は、論文の構成においても
古来、日本では重んじられてきたのですが、
近年の大学では「使ってはいけない」と指導
されることもあるようで、いささか旗色が
悪くなっています。

なぜそういう指導がなされるかと言いますと、
たぶん、これで行こうとしてハチャメチャに
壊れてしまい、何が言いたいのかわからなく
なってしまった論文がよくあるから。

    

これに辟易された先生方が「もうやめてくれ」
と悲鳴を上げられたことが一因でしょう。

要するに避けた方がいいのは失敗しやすいから
なんで、自分はしくじらないという自信が
あるのなら、実はむしろオススメの
方法なんです。

これをうまくやるだけの機知と文章力を発揮
してこそ「文系」の好論文として高い評価を
受ける可能性も出てくるんですよ。


ただし、上の「戦国大名は…」のような
あまりにも本筋からかけ離れたトピックを
強引に入れ込むのはやはり危険。

そこはぐっとマイルドに、あくまで関連性を
失わない程度の「視点の転換」にとどめる
必要がありますけどね。


たとえばこんな例が考えられます。

例【3】

【起】
刺青(タトゥー)のある人に対して
銭湯やプールへの入場を制限する
ことは法律で禁止すべきではないか。

【承】
伝統文化として刺青を続ける民族も
あり、また現代ではファッション
として世界に広まっている.【A】

東京オリンピックを控えた日本で
この制限を続けるのは時代遅れだし、
国際的なトラブルを招きかねない【B】

(それぞれ事例を挙げて説明)

    

【転】
ただ、刺青については日本にも固有の
伝統があり、大きな刺青が一般人に
恐怖感を与えることは現在でも
ほとんど変わりがない。
(事例を挙げて説明)

【結】
以上のことから、刺青のある人の
銭湯やプールへの入場制限の
即時撤廃は現在は時期尚早であり、
漸進的な長期的な施策を検討
すべきである。


どうです?

これなら、「糸屋の娘」の場合同様、【転】
横から入れ込んだ要素を適切に取り込んで
総合的な【結】に持っていく
ことができていますよね。

たとえばこんな感じでしっかり収拾がつく
という見通しが立つのなら、”起承転結”法も
大いにやるべしです。

説得力がぐんと上がって、なるほどなあ…
先生をうならせてしまうような場合も
結構あるんですよ。

“起承転結”法についてさらに
学びたい場合は、こちらの
記事を参照してください。

起承転結の意味は?作文・小論文・レポートに柔軟な応用を

       



💡 まとめ

さあ、これでもう考え方はわかりましたよね。

自分の頭にある内容をまずは”PREP”法に、
次いで”だろうか、たしなよ”法の型の型に
当てはめてみて、書きやすそうな「型」に
流し込んでいけばいいんですよ。

書きたい内容がもう少し複雑・豊富で「視点の
転換」を持ち込みたい場合には、”起承転結”で
行ってみるのも、「文系」ならぜひトライ
したいところです。


ん? 「型」は決まって、いよいよ書き出そう
としてるんだけど、第一行をどう書いていいか、
文章が浮かんでこない?

「書き出し」というの大切な
ポイントになってきますね。

これをどうするかをめぐってはこちらの
記事で多数の実例とともに解説して
いますので、ぜひご覧ください。

就職試験の作文 書き出しどうする?💡実例24本つきで徹底解説

 


書き出せなくて苦しむのは、総合的な
日本語力の問題かもしれません。

ま、じっさい日本語はむずかしい
部分が多いですからね。

こちらの記事で自分の弱点を
見つけて、日本語のおさらいを
しておくとよいかもしれません。

散見される?散見する? 正しい意味・使い方を鴎外・漱石…太宰に聞く

すべからくの意味・使い方?安倍首相ほか錚々たる知識人も誤用

“お~になる”敬語は要注意☆”お~になられる”で太宰・志賀論争

    39f6fcc3e14f42a60de7ed6083100f76_s
    日本語がひどいと蹴落とされる?


差別と区別の違いは?曽野綾子氏の主張を英語に照らして解析

論理と理論(&理屈)の違いは?英英辞典と漱石に聞こう


卒論に関しては、ほかの記事でも
色々とアドバイスしています。

どうぞこちらもご覧ください。

卒論のテーマが決まらない?📖どの学部でもOKな突破口:4+1

卒論書けないで退学/内定取り消し?…になる前の最後の3手段

卒論のコピペはばれる…でもOK?👀どうなってる大学の内部事情

卒論代行はばれる?😎強請られて除籍/解雇…でもスルーもあり?

このほか大学で生き抜くための
ヒントをこちらに集めています
ので、ぜひご参照ください。
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ほかにも、わからない点があれば
遠慮なく「コメント」欄から質問を
送信してくださいね。

ともかく頑張ってやりぬきましょ~y(^0^)y

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