サクラさん
映画『OUT』のスゴさに
ノック・アウトされ
ましたよ(🙀)

ハンサム 教授
アハハ… でも桐野
夏生さんの原作は
あんなもんじゃない
ですよ。

特に終盤は目を覆うような
場面の連続で、もしあれを
忠実に映画化したら上映は
不可能だったんじゃないか
と思えるような世界です。

サクラさん
ギョエ~(叫び)そんなに
面白いんですか?!

ハンサム 教授
面白いだけじゃなく、
心を揺すぶられます。

“OUT”ってどういうこと
なのか映画ではそれほど
追求していませんが、
小説はその深い意味を伝え
ようとして来るんですね。

 

熱い氷のよう…とでもいう
のか、女主人公の”OUT”への
情念と覚悟に私はノック・
アウトされました(叫び)

映画を見て『OUT』の世界が
わかったと思ったら間違い
ですよ;^^💦

サクラさん
ぞくぞくッ(🙀)

これはもう読まない
わけに行きませんね。


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というわけで、おなじみ”あらすじ”暴露
サービスの第158弾(“感想文の書き方”
シリーズ第223回)は桐野夏生さんの
『OUT(アウト)』(1998)で参ります。

国際的評価も高い問題作で、その英訳が米
ミステリー界の最高権威、エドガー賞の
長編部門に日本人作家として初めてノミネート
されたという記念碑的作品です!
👇



その映画化(平山秀幸監督、2002)も
アカデミー賞の外国語映画部門に
出品された秀作です。
👇




いきなりネタバレですが…

とにかく『OUT』は大変な小説で、日本では
「反社会的だ」(井上ひさし選評)とされて
直木賞など各賞を落選したものの、2003年に
出た英訳はその年のうちにアメリカで
18,000部を売り上げました。

この年のエドガー賞は惜しくも逃しましたが、
受賞作との差は「カミソリほどの薄さ」
だったとか(審査委員長選評)。

「日本女性のステレオタイプを打ち砕き
ながら、日本社会の暗部を描いた」と
『ワシントン・ポスト』紙も絶賛しました
 (Wikipediaに拠る)が、この「打ち砕き」の
凄まじさが映画では薄められている
というほかないんですね。


どのように?

と突っ込まれるでしょうから、もういきなり
⦅完全ネタバレ📢⦆してしまいます;^^💦

映画では間寛平さん演じる佐竹という男は
凶暴なだけで、女主人公の雅子との絡みは
ほとんどありませんが、原作ではこの二人は
最後にかなり特異な男女の関係に入り、
最期は凄絶な命がけの情事の末、佐竹は
命を落とします。

    

なぜそんなことになってしまうのかに、
もし納得が行かなければ、ただの軽薄な
エンターテインメント小説だという
ことになるでしょう。

でもそれが雅子の側からも佐竹の側からも
重い内面の問題を抉り出すように描かれて
いるので、読者の深いところに食い込む
傑作になっているんですね。



かなり詳しいあらすじ

さて、能書きはそれくらいにして、
「あらすじ」に入っていきましょう。

作品は全七章の構成ですが、ここでは
これを「起承転結」の4部に分けて,
入り組んだストーリーをできるだけ
丁寧に解きほぐしながら追っていきます。


あらすじ中、「 」内や「”」印の
囲みは上記文庫本からの引用です。

映画とでストーリーが大きく異なる箇所など、
気になる部分には💭CHECK!印の注釈を
入れていますが、うるさいと思われたら
飛ばしてもらってかまいません。



【起】(第一~二章)

香取雅子(43歳)は武蔵村山の大きな
弁当工場に深夜パートで勤める主婦だが、
有能なのでいずれ準社員に採用されそうだ
と見られているおり、仲のいい三人の
同僚から何かと頼られてもいる。

三人とは仕事の熟練ぶりから「師匠」と
呼ばれる吾妻ヨシエ(51歳)、派手好きで
太めの城之内邦子(自称29歳、実は33歳)、
美しい若妻の山本弥生(34歳)。


作業中、弥生の様子がおかしいことに
気づいた雅子が終業後に話を聞く。

500万円あった貯金を夫の健司が
バカラ賭博で使い果たし、口論になって
殴られたといい、腹には痣(あざ)が
残っている。

    

内縁の夫とうまく行っていない邦子は
それを聞いて、自分なら離婚すると言うが、
5歳と3歳の子を抱える弥生には
それもむずかしい。

5年前に夫を亡くしたヨシエは、今は
寝たきりで意地の悪い姑の介護もしながら、
高校生の末娘に進学もさせたいと頑張って
働いている。


ある夜、出勤時間も迫る時間に弥生から
電話が入り、「何かあったの」と問うと、
夫を「今、絞め殺した」と告げる。

 雅子はまた沈黙した。

今度は長く三十秒ほどの間隙があった。

驚いているのではなく、考え込んでいる
ことが弥生にはわかっていた。

それが証拠に、さっきよりさらに
静かな声が返ってきた。

「で、あんたはどうしたいの」

 一瞬、雅子の質問の意味がわからず、
弥生は絶句した。

雅子は続けた。

「つまりね、あんたはこの後、
どうしたいのか言ってくれない。
協力するから」

👉ここでこう言ってしまうことが
その後の雅子の運命を決定します。

その意味で”OUT”つまり終盤で
佐竹という男が吐くセリフでいえば
「世の中からはみ出す」第一歩
だったわけですが、それが決して
衝動的な反応ではなく、それなりの
時間を費やす熟慮の上での決断で
あることが鮮烈な印象を残します。

雅子という人物の”凄み”を早くも
きらめかせた見事な導入場面と
いえますね。

    

でも映画での雅子(原田美枝子)は
その点ではずっと温和で常識的な人。

死体処理を発案するのは弥生
(西田尚美)の方で、頼まれた雅子は
最初「冗談じゃないわよ」と
拒絶しますが、臨月近い大きな腹に
手を当てさせて母性愛に訴える
弥生に泣き落とされる形になります。

ラスト近くで雅子自ら弥生に言う
とおり「あんたに巻き込まれたのよ」
というのが実態。

つまり映画の雅子は原作よりぐっと
“女らしい”フツーの人で、原作の
雅子が垣間見せる”OUT”への
不可解で狂おしい志向などは
ほとんど感じさせません。


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通勤用の車で弥生の借り家へ急行した雅子は
弥生に自首する意志のないことを確かめると、
夫の死体を二人で車のトランクに運ぶ。

終業後の朝から死体を切り分けることにし、
弥生は家で夫の失踪を案じているフリを
した方がよいと考え、手伝い役を
ヨシエに依頼する。

「無理だよ。絶対」とヨシエは驚いて
拒否するが、それなら娘の修学旅行費
として「昨日貸した八万三千円」を返せ
といわれ、承知する。

「あたしはあんたに義理があるから」
やるけど、あんたはなんで弥生のために
そこまで? 
というヨシエの問いに「あたしにも
わからない。でも、あたしはあんたが
同じことしたって、やるよ」と雅子。


朝、夫と17歳の息子が出かけていった
雅子の家の風呂場で、雅子とヨシエは
作業開始。

「罰が当たるよ」というヨシエに
「構わないよ」と返す雅子は「罰が
当たるなら、その罰がどんなものか
体験したい」とさえ願っている。

     

そこへ、内縁の夫に本当に失踪されて、
借金取り立ての電話を受けた邦子が
雅子に相談しようとやってくる。

雅子は、邦子は信頼できないので伝わせない
つもりだったが、取り込み中の室内を
見られてしまったことから、やむを得ず、
金もちらつかせて仲間に入れる。


作業しながら「よく平気な顔して」などと
という邦子の言葉を耳にした雅子が
「金が欲しいならそれなりのことしなよ」
ととがめると、
「そりゃするけど、することの範囲って
いうか、そういうのって人間に
絶対あると思うけど」…

👉この「することの範囲」という
のも、”OUT”すなわち一般社会の
外へ踏み出していく彼女ら自身の
状況を示唆する言葉ですね。

映画の邦子(室井滋)はもっと
軽薄で、こんな真面目なことも
言いませんが、原作ではこれに
類する表現がいろんな形で
何度か出ます。


指紋が残らないよう指を皮を切り取るなど
細心の注意っを払って細分した死体を
ゴミ袋に入れると43袋になった。

これを手分けしてなるべく分散して家庭の
ゴミとして捨てることにし、ヨシエは
自転車だから5個、邦子は15個、
残りは雅子が受け持って解散。

  

が、邦子はこの異物を愛車(グリーンの
ゴルフカブリオレ)から出して早く解放
されたい思いから、すぐ近くのK公園に
捨ててしまう。

帰宅すると待ちかまえていたのが、金を
借りている「ミリオン消費者センター」の
まだ若く風采もいい代表取締役、十文字琳
(あきら。本名、山田明)。

内縁の夫がもういないのなら、「保証人
契約書」に別の人のハンコをもらって
来いという。


弥生は雅子の指示通り、夫の失踪を
会社に電話し、ついで警察に連絡して
捜索願を出す。



【承】(第三~四章)

弥生宅に邦子が来て、死体処理の苦労を
言い募り、約束の報酬を10万から50万に
上げさせた上に、例の「保証人契約書」に
判を押させる。

そこへ井口刑事が鑑識係を連れて訪問し、
K公園に放置されたゴミ袋がカラスに
破られて死体が発見されたこと、それが
健司である可能性は指紋がなくても
掌紋で確認できると告げる。


弥生から事情を聞いた雅子は、邦子を
連れて「ミリオン消費者センター」へ
行って十文字に掛け合い、問題点を
指摘して「保証人契約書」を取り返す。

実は雅子はかつて信用金庫で働いていた
のだが、十文字はその当時の彼女と接触
しており、その有能さをよく知っていた。


健司がはまったのは実はバカラだけでなく、
新宿歌舞伎町の同系列のクラブの人気No.1
ホステス、台湾出身の安娜に入れ上げても
いたのだった。



あまりにしつこく付け回すので、安娜を
庇護する経営者、佐竹義光(48歳)は一度、
彼を殴り、その場面を人に見られていた。


佐竹は17年前、ある女と行為のさなかに
殺すという凶行で逮捕され、10年前まで
服役していた前科者。

今回の事件の容疑者として警察が目を
つけるのは当然で、さっそく連行された
取調室で、「吐いちまえよ」と迫られる。


あくまで否定しながら、警察の怖さを
知る佐竹は恐怖と怒りに震え、「自分の
手で犯人に復讐して」やる気になる。

真犯人として佐竹が目星をつけて
いるのは、「山本の妻」弥生。

テレビニュースに映った弥生の顔には
経験した者にしかわからない「達成感」
のようなものが滲んでいたから…。

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【転】(第五~六章)

十文字琳は邦子を訪問し、借金棒引きを
条件に死体処理の経緯を聞き出す。

「すげえ、かっこいいじゃねえか」
と感動した十文字琳は、
「自分も一緒にやばくてかっこいい
ことをしたい」と思う。

昔を知っている雅子とならやれる、
「なぜなら、信用しているから」と。


十文字は、かつての暴走族での兄貴分で
今は暴力団組長になっている曽我に連絡して
死体処理の仕事を見つけると、雅子を
呼び出して、一緒にやらないかと持ち掛ける。

焼却は十文字が郷里の福岡・飯塚で行うことや、
報酬の分配などについて詰めてから、雅子は
「いい。やるよ」と提案をのみ、
「外科用のメスかなんかを買ってきて」
と注文。

    

弥生はゴミ置き場で知り合った森崎という
若い女と仲良くなり、深夜のパートの間、
ただで子守りをしてもらうようになる。

雅子の近所にも興信所のように情報を
得ようとする中年女が出没し、雅子は
警察かそれとは別の不気味な「他者」の
存在を意識し始める。


例の仕事を持ってくる十文字のバイクの
音を聞くと、動悸が早くなり…

これでとうとう、その安寧からも
離れてしまうのだという思いが
込み上げ、雅子は自分を
しっかりと抱いた。


「他者」の気配について十文字に話すと
「やべえな」とためらうが、「でも、
やろう」と自分から言って決行する。

👉映画ではこの十文字(香川照之)
の雅子への惚れこみが急速に
恋愛へと進みます。

雅子の側もまんざらでなく、
急にオシャレになったりして
「男でもできたか」と失業中の
夫に皮肉られ、十文字はいつか
東京を逃亡して飯塚で二人で
焼き肉屋をやろうかとまで
言い出すんですね。

でもこれは原作にはない経緯で、
雅子の愛は十文字にではなく
むしろもっとヤバい男に…


切り分け作業を手伝うのはヨシエだけで、
彼女は帰省した不良娘に報酬の金を
持ち逃げされ、もう「あんたとなら
地獄まで行くよ」と達観している。


「他者」の元締めは佐竹義光で、実は
佐竹自身も弁当工場の駐車場警備員に
なりすまし、すでに雅子に接触していた。

光の中に顔を露(あら)わにした
雅子の眉間に、苛立ちを表す
小さな縦皺が刻まれたのを
見た時は、嬉しさのあまり
鳥肌が立った。

雅子は、佐竹がかつてなぶり
殺しにした女によく似ていた。
〔中略〕
運命だ、と佐竹はつぶやく。

      

すでに一千万もの金を使って雅子の周辺を
調べ上げていた佐竹は、まず邦子を巧みに
おびき出して殺し、その死体の処理を
曽我を通して十文字に委託。

運ばれてきた三体目の死人が邦子だった
ことにヨシエは驚愕し、十文字は
「捨てましょうや」というが、雅子は
「あたしは、佐竹に責任を取らせたいよ」
と言い出す。
「あたしがただびびってるだけじゃ
ないって見せたい」

👉無残にバラされる邦子ですが、
映画ではラストまで生きて
雅子に同行しますね。

映画でやられるのは十文字で、
半殺しにされた上、切断された
手首がポリ袋入りで弥生の
アパートのドアに届けられます。


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【結】(第七章)

弁当工場の駐車場にグリーンのゴルフが
邦子そっくりの下手な停め方で駐車
されているのを見て雅子は凍りつく。

「佐藤」の名で警備員になっている
佐竹のしわざとわかり、十文字と話して
死体処理の仕事は終わりと決める。


十文字がもういらないというので
譲り受けた携帯に佐竹から電話が
入り、「次はてめえだぞ」。

相手が雅子だと気づいた佐竹に
なぜ追うのかと尋ねると、
「生意気な女だからな。
俺が世の中からはみ出す覚悟を
教えてやる」「次はおまえだ」


数週間前に見た「首を絞められて
恍惚とする」悪夢が蘇り、「あれは
予感だったのだと納得する」。

「佐竹になら殺されてもいい」と思う
不思議な感情がある一方で、怒りも強く
「一対一で闘っているという実感があった」

    

深夜、出勤し駐車場から歩くところで
佐竹に連行されそうになるも、ヨシエが
声をかけることで救われる。

ヨシエは今、家が火事で姑も焼死する
と言い、「火災保険は?」の問いには
入っているとの答え。

👉このヨシエも映画ではぐっと
明るい善人(倍賞美津子)で
姑のこともむしろ愛しています。

ラスト近くで、家に侵入した佐竹
を刺し殺してから放火するのですが、
その引き金になったのも彼が姑を
殺したことへの怒り。

ちなみに姑役は千石規子さんで
こちらも善人にしか見えない。

このヨシエも映画と原作でだいぶ
違いますが、もっとスゴい違いを
見せているのがこの佐竹。

雅子との間の過激な”愛”が絡むので、
もし原作に忠実な映画化だったら、
間寛平さんというキャストは
なかっただろうな…と思えます。
(アヘッ…寛平さんゴメンナサイ;^^💦)


終業後、駐車場で待ち伏せしていた
佐竹は雅子を背後から襲って気絶させ、
かついで「廃工場」へ運び入れる。

服を脱がしてステンレスの台の上に
ロープで縛り付け、やがて目覚めた
雅子と悪態を付き合いながら、
ついに行為に及ぶ。

憎まなければ愉悦が
得られない佐竹を雅子は
憐れんだ。
〔中略〕
「あんたは毀れている」

「そうだよ。
おまえも毀れてるんだ。
俺は最初見た時からわかってた」

自分の毀れはそんな佐竹に
惹かれていることだ。

       

何度目かの行為のあと、トイレへ行きたい
と言って許された雅子は落ちていた
ダウンジャケットを羽織って用を
済ませると、戻ってくる途中つまづいて
両手を床に突き、そのままぼんやりしている。

「早く来い」と佐竹が殴ろうとした瞬間、
ポケットに隠し持っていたメスで
素早く切り上げる。

喉を狙ったが外れ、佐竹は頬を
大きく切り裂かれる。


流血する佐竹の頬を両手で押さえて、
「死なないでよ」と雅子は叫ぶが、
佐竹は「俺はもう駄目だろう」と
むしろさばさばしている。

どうして生かそうとするのかと
佐竹が尋ねると、
「今、あんたがわかったから。
あんたと同類だもの。
だから、一緒に生きていこうよ」

二人はブラジル行きを話題にする。

👉急に「ブラジル」が出てきて
驚いたかもしれませんが、実は
ここでは省略した登場人物に
同じ工場で働く日系ブラジル人の
宮森カズオという若い男がいて、
彼と話した時に勧められていた
という背景があるのですね。

このカズオの雅子への純粋な愛も、
この暗黒(ノワール)小説に一服の
清涼剤を注ぐ感もあるのですが、
ここまでふれないできました。

また凄腕の女衒(ぜげん),佐竹が
魅力的な男でもあって、健司が愛した
台湾人ホステス安娜の愛を受けていた
ことや、弥生が得た保険金5千万円を
巧みに脅し取ってしまう経緯など、
スリリングな挿話が折り重なって
いくのですが、これらも書き込め
ませんでした。


数日後、「佐竹の街」歌舞伎町を見たいと
新宿駅へ来た雅子だったが、
(佐竹がそうだったように)過去に
囚われるのはやめにしようと思い直し、
踵を返して航空券を買いに行く。

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“サイコパス”の極致?


サクラさん
いや~、これは驚いたと
いうか、しびれたというか…

いくならんでもそこまでは…
とは思いながら、ぐいぐい
引き込まれちゃいました。

ハンサム 教授
「あんたは毀れている」
とお互いに認めて憎み
傷つけあうんだけど、
なぜかそこに”愛”と
呼ぶしかない何かが…

サクラさん
映画ではそこはもう
切り捨ててますから、
佐竹は凶暴なだけで
エロティックな妖しさは
ありませんね(😹)

ハンサム 教授
原作の佐竹は実際,女性に
モテて、完璧な演技も
残虐行為も平然とできて
しまう行う怜悧な男。

サクラさん
『羊たちの沈黙』のレクター
博士を思いだしましたよ。

ハンサム 教授
ええ。その原作小説が
1988年で映画が91年です
から、学んだ部分があるの
かもしれない。

ともかく、どちらも一種の
“サイコパス”だといえるん
じゃないかな。

サクラさん
その佐竹に冷静に立ち
向かい、最後は「あんたと
同類」だと気づく雅子も
やはり”サイコパス”?

ハンサム 教授
さて、それはどうかな;^^💦

“同類”とはいえるん
でしょうけどね。


👉雅子もサイコパスかという
問いに”Yes”と回答しにくい
理由の一つは、サイコパスの
ほとんどが男で、女性はまれだ
ということです。

サイコパスについての詳しい
情報はこちらで提供しています
ので、ぜひご参照ください。

サイコパス(中野信子著) の内容 あの凄い人も実はそうだった!


またアメリカの小説・映画
『羊たちの沈黙』をめぐっては、
こちらもご参照ください。

羊たちの沈黙のあらすじ⦅原作のラストまでネタバレありで⦆

  




まとめ

どうでしょう。

桐野夏生ワールドにのスゴさに感動
されたのではないでしょうか。

ちなみにエドガー賞授賞式後の記者会見で
桐野さんはこう感想を述べられたとの
ことです。

家庭の崩壊やパートタイム、
外国人労働者の問題などが
普遍的だと評価されたと
聞きました。

日本もだんだん世界に
近づいてきたなと思った。

       (引用元:Wikipedia

重く暗い深みへ突き進む純文学的な問題追及と
軽快なエンターテインメント性との両立。

これは小説という芸術の一つの理想的
到達点に違いありませんが、桐野さんの
小説ではそれが着々と現実のものに
なってきているように思われます。

👉桐野ワールドに関心を
お持ちの場合は、こちらでも
情報提供していますので、
ぜひご参照ください。

デンジャラス(桐野夏生) のあらすじ 谷崎潤一郎を囲む女たちの執念

東京島⦅ネタバレ📢⦆小説のあらすじとアナタハンの女王事件

      


夜の谷を行く(桐野夏生)のネタバレとモデル 虚を突かれるラストまで


👉そのほか桐野夏生の本を早く安く
手に入れたいという場合は、
こちらから探してみてください。

😻桐野夏生の本:ラインナップ😻


ん? 感想文とかレポートですか?

それももう、これだけの情報があれば
スイスイ書いていけますよね。


ん? 書けそうなことは浮かんできたけど、
でも具体的に、どう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

👉当ブログでは、日本と世界の種々の
文学作品について「あらすじ」や
「感想文」関連のお助け記事を
量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/









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