大学卒業要件 厳格化へ文科省指針:安易な入学は危険に?

 


やあやあサイ象です。

(ご自身またはお子さんの)
大学進学をお考えですか?
結構ですね(^^)у


でも、水を差すようで恐縮ですが、
「卒業」のことはお考えですか?

ひょっとして「入学」さえしてしまえば
エスカレーター式に「卒業」はさせて
もらえるもの…

そう思っていませんか?

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でも、それ、危ないですよ。


Ψ 卒業はさせてもらえるもの?

たしかに、一昔前までは「日本の大学は
入学しにくく卒業しやすい」
というのが”常識”でした。

でもそれは、卒業要件の「厳格化」という
文科省の、ということは日本国家の
指針によって今や音を立てて
崩れつつあるのです。

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先進30カ国(OECD加盟国)の「卒業率」を
比較した2004年の調査で、日本は91%、
ダントツの一位でした。
(平均は70%。下位はイタリア45%、
スウェーデン48%の2国が抜けています)

これが2008年になると84.6%と低下してきており
(読売新聞の調査)、この低下傾向は今後も
加速こそすれ、持ち直して再上昇する
見込みはまずありません。



Ψ 入学はしたけれど…

当ブログでも先日の記事
「大学選びで失敗しないには?学生の”ガラ”(品性)も基準の一つ」
で、
せっかく入った大学を中退してしまう学生が
今や全国で年間6万人(大学生の8人に
1人に相当)に上るというデータを紹介
しましたが、このことも、卒業要件のハードルが
上げられてきたことと連動しています。

  「卒業率」下から2位、スウェーデンの王立工科大学 c4ea1a3b8396182e11a76ee5b579c762_s

この流れに追い打ちをかけるように、
2015年1月、文部科学省は卒業要件を
厳格化する
方向で2015年度中に
「大学設置基準」を改正する方針
を明らかにしました。

すなわち各大学に対し入学者の「受け入れ方針」
(アドミッションポリシー)ばかりでなく
卒業させる学生像を明確に定めた「卒業方針」の策定
義務付ける
という方針です(毎日新聞 2015年1月14日)。

これまでさかんに進めてきた「入口」の
入試改革ばかりでなく、「出口」の卒業要件の
厳格化にも、いよいよ本腰を入れようというわけです。


Ψ 卒業要件の厳格化が始まる

でも、それはまあ当然というか、
腰を上げるのが遅すぎたくらいかもしれませんね。

「オラが国の大学卒業率は世界一だぜ~(^^)у」
というのは自慢になりますかね?

「え? この人が大学卒?」と
唖然とした経験って……ありません?

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でも、もしこの「厳格化」が徹底されますと、
たとえば留年者が増加して、設備や教員数で
対応しきれないなど、大学側には頭の痛い
問題が急増し、経営がすでに危うい大学は
さらなる危機に…(ドクロ
というような問題も見込まれます。

文科省側もそこは先刻承知で、留年者数の
制限を緩めることのほか、しっかりした
卒業生を出す大学を財政的に支援する制度など、
この線での改革を加速させる方針だといいます。

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いずれにしろ、「厳格化」はもう始まります

文科省の方針は絶対的なもので、これに
逆らったり、対応が遅かったりする大学は
補助金(私学助成金)の減額などの手痛い
制裁を食らってしまいますから、ウチの
大学ではやらないよ、というわけには行かないんです。

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ただこれ、「卒業しやすい」ことを当てにして
たいして受験勉強もせずにイージーに入学した
勉強嫌いの大学生にとっては、まさにハシゴを
外されるような話で、えらく頭の痛いことに
なってきますね(叫び)。

でも、仕方ありません。

泣こうがわめこうが、卒業要件厳格化の波は
どの大学にも早晩押し寄せますので、
すでに入学した人は、せいぜい真面目に
勉強するか、それとも退学して別の道を
探すか……しか道はないのです。



Ψ 大学入学自体を考え直しては?

ただ、これから入ろうという
人にとっては、話は別です。

後悔する前に方向転換するチャンスが
まだあるわけですから、「大学進学」が
ほんとうに自分にとってよいことなのか、
イチから検討し直してみるのも
いいかもしれませんね。

大学をめでたく卒業できたとしても、
ただちに就職口が待っているという
時代はとっくに終わっています。

進学の目的は要するに就職だ、ということなら、
各種専門学校で手に職をつけたほうが有利、
という可能性も大きいんです。

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この点をよく考えたほうがいいのは、
特に実業高校または平均的学力の高くない
普通高校から推薦入学やAO入試などで、
いわゆる”受験戦争”をスルーして大学に
入ろうとしている人たちです。

そういうルートで大学に入るのは、
とてもかんたん、苦労なしです。

一般入試の受験勉強でヒーヒーいってる
人たちを尻目にヘーコラ遊んでいられる
わけですから。


でも、そういう人たちのいったい何%が
卒業できているか、一度、調べてみた
ほうがいいと思いますね。

(大学に直接問い合わせればいいんです。
しっかりした大学ならきちんと
追跡調査していますから)

卒業率が仮に10%だったとすると、
今後は卒業要件の「厳格化」によって
5%またはそれ以下に下がってしまう可能性は
非常に大きいというほかありません。


卒業しなくていい、と初めから割り切っている
なら別ですが、そうでなければ、やめておく
(やめさせる)のがご自身のためかもしれませんね。



Ψ ミスターG卒業秘話

なんだか話が暗くなってきましたので、
結びは底抜けに明るいお話で締めたい
と思います。

プロ野球某球団の終身名誉監督、ミスターGの
立教大学卒業にまつわる逸話で、真偽は
わかりませんが、事実の可能性がかなり
高いともいわれています。

卒業式を間近に控えたミスターG、
卒業要件となっている英語の単位が足りないことに気づき、
担当教授のところへ猛ダッシュをかけます。
「先生! お願いします! 
なんでもやりますから、単位を!!」
「しかし君ねえ」
「そこをなんとか、いわゆるひとつの…」
「そういわれてもねえ」
「卒業できないと、ぼくが巨人に入れな
くなっちゃって、 歴史が変わっちゃうんです。
『金田に4連続三振喫す』も
『天覧ホーマー』も 『巨人・大鵬・卵焼き』も
『わが巨人軍は永遠に不滅です!』も、
みーんななくなっちゃうんですよ。
それでもいいとおっしゃるんですか!!!」
「うーん、そうか。そりゃあいかんなあ…   野球001272

しょうがない。特別に再試験をしてあげよう」
と教授は紙片にサラサラと

I live in Tokyo.

と書きつけ、
「これを過去形にしてみたまえ」

2秒ほど考えたミスターG、
ただちに鉛筆を走らせます。

I live in Edo.
(実話といわれているのはミスターGの
答案で、途中の会話などは私の創作です)

ミスターGが天才的なのは野球の
能力だけではなかった((((((ノ゚⊿゚)ノ
ということがよくわかりますね。


大学を卒業するだけの学力が仮に
不十分だったとしても、それで人間の
価値が決まるわけではありません。

どんな人にも、なんらかの能力が
ポテンシャルとして潜在しています。

自分には何もない┐( ̄ヘ ̄)┌
と思っている人も、実はまだそれを
知らないだけなんです。


どの方面なら自分の能力が開発されそうか…

それを知るために、いろんなことに
挑戦してみてはどうでしょう。

大学へ行くかどうかは、その後で
決めても遅くないかもしれませんよ。

これから大学に入ろうとする
人ばかりでなく、入ってしまった人も
いろんな問題を抱えています。

当ブログではそういうみなさんの
ためのお助け記事を書きためています。

「大学はこんなところ」カテゴリー
としてこちらに集めていますので、
ぜひ覗いてみてくださいね。

大学生活は楽しい??痩充実した4年間にするための徹底ガイド

     tutor_and_student

それではまた~~(^O^)/。

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