井上真央演じる10歳の少女が未来の夫(東出昌大)を導く❁花燃ゆ

 


2014年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』。

当ブログでは第1回・第2回とこの
ドラマを追っかけ、勝手な感想や
今後の展望などを書いてきましたが、
今回はそれに続く第3回(1月18日)を
鑑賞してのレポートです。

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今後のストーリー展開にも踏み込むことになりますので、
以下はネタバレ注意でお読みください



Ψ ドラマ第3回を鑑賞して

不案内の方のために一応おさらいをしておきますと、
井上真央さん演ずるドラマのヒロイン
杉文(すぎ・ふみ。のち楫取〔かとり〕美和子)は
吉田松陰の妹で、
はじめ久坂玄瑞(東出昌大さん)に嫁ぎ、
久坂の没後に、大沢たかおさん扮する
小田村伊之助(のち群馬県令・楫取素彦)と再婚します。

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この、あまり知られて来なかった女性の生涯を
1年間かけて描こうというわけですから、
資料が足りないのは当然でしょう。

そのぶん、というか、それを逆手に取ってか、
ストーリーがずいぶんメロドラマ的に創作されているな、
というのが第1・2回を見た印象の中心部分でした。

第1・2回については、こちらの記事をご参照ください。
「『花燃ゆ』の久坂玄瑞は妻(井上真央)より芸者を愛した?」
「大河 『花燃ゆ』:伊之助(大沢たかお)も文(井上真央)を愛さず?」

また文の第一の夫の愛人となる女性をめぐっては、こちらもどうぞ。
「『花燃ゆ』久坂玄瑞(東出昌大)が妻より愛した京都・島原の芸妓」


Ψ 自らを「縁結び」

その大胆に創作されたメロドラマ的なストーリーで、
ヒロイン、文をどういう人物として描こうとしているかも
だいたい見えてきた、と前回、書きました。

絶世の美女という設定ではないらしいこのヒロインが
どのようにドラマを盛り上げてゆくのかといえば、
それすなわち、周りの人々(男女を問わず)をつなぎ合わせる
「縁結びの神様」のような役割を積極的に果たしていく、
といったところなのではないか…と。

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第3回へ来ても、この印象に大きな変化はありませんが、
この積極的な「縁結び」で結ばれる二人のうちの一人が
今回は彼女自身であったところが
大きな面白味でした。

しかも文その人と「縁結び」されるのが誰であったかといえば、
5年後には旦那になるはずの久坂玄瑞なんですから、
これまた、なかなかやるなあ…、
という脚本でしたね。

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ペリー来航の年、ということは1953年、
文は満10歳のはずなのですが、
ほとんど面識もなかった3歳上の久坂玄瑞を引っ張って
一晩かけて山越えして黒船を見ようとしたり
(黒船が来ているというのは噂にすぎないとわかる)、
神社で、玄瑞が「凶」ばかり出るので
二度と引かないことにしているというお神籤(みくじ)を
強いて引かせようとしたりするんですね。

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ずいぶん積極的で「姉さん女房」的にも見えます。

もちろん結婚5年前の二人に
こんな経緯があったなんて文献的証拠はなく、
まったくのフィクションと思われます。


(それにしても東出昌大さんの玄瑞は
13歳にしちゃ、ずいぶんデカいですね。
10歳の井上真央さんともども、
ドラマでは年齢への言及は避けられています)


Ψ 「よい夫婦」になる布石

さて、そのような第3回の進行から見えてきたことは
いろいろあるのですが、
ドラマの全体像をうかがわせるという意味での最大のポイントは、
玄瑞と文の二人がやがて「よい夫婦」になることの
布石が置かれたということでしょうね。

その意図がなければ、この時点で
こんなフィクションを入れる必要もないわけですしね。


ところで、この点は、前の記事にすでに書いたことでもありますし、
先刻承知の方はスルーしていただいていいのですが、
18歳の玄瑞が、文との縁談を持ちかけられてどう反応したかといえば、
妻とするなら美しい人をと望んでおります」と抜かしたという話が
伝えられています。

司馬遼太郎の『世に棲む日日』↓↓↓↓ など参照。

この話が事実だという文献的証拠はないと思うのですが、
ただ、文との新婚生活もつかのま、
やがて京都へ出た玄瑞が、そこで島原の芸妓とデキ、
その芸妓の生んだ子が久坂姓を継いだことは
否定のしようもありません。

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「玄瑞は文を愛さなかった」という見方が
むしろ支配的のようなんですね…(;^_^A

松蔭の醜男(ぶおとこ)ぶりの記録などからして、
文が真央ちゃんのような美女であった可能性は小さい(=`(∞)´=)、
ということも、この話の発生源にはあるんでしょう。


このあたり、微妙なところで、
5年後の結婚に至る経緯がどう描かれるか
大いに楽しみですね。

よもや「妻とするなら美しい人を…」とは
ほざかないでしょうが…


Ψ あまりよくない夫婦

もう一つのポイントは
第2回で文が「縁結びの神様」になって結び合わせた二人、
すなわち姉の寿(優香さん)と
後に文の再婚相手となる小田村伊之助との新婚所帯は、
やはり…というか、
愛し合い、心通じ合う夫婦としては描かれない(T_T)、
ということですね。

これでまあ、主要登場人物4人
(文、寿、玄瑞、伊之助)の心理的な関係をどうするか
というドラマの構図はだいたい見えた、というわけです。


第4回ではおそらく松陰(伊勢谷友介さん)の
黒船乗り込み失敗という大事件が発生し((((((ノ゚⊿゚)ノ
そこからまたドラマは大きく動いていくものと思われます。

いやー、楽しみ!
これからもしっかり見守っていきたいですね(^-^)ノ~~
………………………………………….
吉田松蔭とその周辺の人々をめぐっては、こちらもご覧ください。
「2015大河ドラマ『花燃ゆ』:ヒロインの兄 吉田松陰ってどんな人」
「大河『花燃ゆ』と『るろうに剣心』をつなぐ?吉田松蔭の「狂」」
…………………………………………..

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2 Responses to “井上真央演じる10歳の少女が未来の夫(東出昌大)を導く❁花燃ゆ”

  1. 平林妙子 より:

    賀状有難う!!元気で活躍中のようで安心しました。^0^
    私は古稀(亡き母上を越しました)を過ぎ呆け間近の日々です。
    賀状にあったプログ覗きました。
    サイ象さんの夏目漱石さんは難しいです。^0;
    花燃ゆ は面白く読ませて貰いました。
    これからのドラマを違った角度から見れそうです。
    楽しみです。
    体に気を付けてご活躍ください。

    • サイ象 より:

      妙子叔母様

      ご覧くださり、ありがとうございました。
      『花燃ゆ』は毎週やるつもりですので、また見てくださいね。
      ついでに広告をどんどんクリックしてもらえるとありがたいです。
      (買わなくてもいいので)

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