サクラさん
東野圭吾さんの
『秘密』で読書感想文
を書こうかな…と。

ハンサム 教授
それはまた際どい
ものに挑戦ですね。

サクラさん
心と体の入れ替わり
なんて面白いじゃ
ないですか(😸)

ハンサム 教授
でもそれが母娘の
間に起こることで、
そばには”夫=父”が
いるんだから
ややこしい。

サクラさん
キャ~(😻)ますます
スリリング!

ハンサム 教授
しかし君ィ、その
“夫=父”の身にも
なってみたまえ。



ツラかったんじゃない
かな、色々と;^^💦

サクラさん
ええ、娘は中学・高校
と成熟していき、その
内部の妻は人生をもう
一度やり直す気に
なっていくという…

ハンサム 教授
どうすりゃいいん
でしょう、”夫=父”
としては;^^💦💦

ともかくそのへんを
真剣に考えていけば、
いい感想文が書け
そうですね。


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というわけで、おなじみ”感想文の書き方”
シリーズ第244回は東野圭吾の
長編小説『秘密』(1998)で行ってみます!
   👇 



98年の推理作家協会賞を受賞するや、
翌1999年には映画化(小林薫・広末涼子
主演、滝田洋二郎監督)された話題作。
    👇



2007年にはリュック・ベッソン制作の
リメイク作『秘密 THE SECRET』(原題
Si j’étais toi,The Secret)が米仏で公開
され(日本未公開)、さらに2010年には
テレビドラマ(佐々木蔵之介・志田未来
主演)にもなりました。

そのドラマ、どんな感じかちょっと
覗いてみましょうか。  👇 




ん? なんだかよくわからん?

そういう場合はやはり原作全文を
読み返してほしいのですが、そういう
時間と気力に欠ける人は、こちらで
ストーリーをインプットしておいて
くださいね。

👉東野圭吾 秘密のあらすじ⦅ネタバレあり⦆妻が娘で娘が…???
      whisper-408482_640



さて、これで話の流れはわかった
こととして、さっそく感想文に
取りかかりましょう。

今回は男子高校生に化けたハンサム教授が
字数制限1200字(原稿用紙3枚)の場合を
想定して試作した読書感想文ですが、
なかなか高度な内容になりましたので、
大学生や会社員の「読書レポート」
としても十分に通用しそうです!

それでは、まずはじっくりと
お読みください。



読書感想文の例(1200字)


 東野圭吾の『秘密』は、人の体に
別の人の心が入り込んでしまうという
超常現象を軸にしたミステリー小説だ。

つまりある個人の体と心を「体(心)」
という式で表すとすると、「A(A)」
「B(B)」の2個体の間に何らかの
異変が起こり、「A(B)」「B(A)」
のような状態が発生してしまう
のである。

ところで、こういう現象をプロットに
使ったストーリーは、マンガや
ラノベなどの世界では今やむしろ
ありふれている。

    

アニメ映画『君の名は。』なども
それで、私の場合、『秘密』を読んだ
のがそれを見た後だったこともあり、
「またか」と思ってしまった。


 だが、『秘密』が発表された1998年
当時は、”心の入れ替わり”の物語は
おそらくまだそう陳腐ではなかった
のだろうし、またそういう新奇さで
読ませる単なるエンターテインメント
でもないことが読み進めるうちに
わかってきた。

つまりここでの「A(B)」を種明かし
すると、「A」は「B」の娘――
「B」はかつて「A」を産み、最近
事故死した母親――ということで、
この両者が1個体のうちに共存して
いるというのが、この小説でいう
「秘密」の意味なのである。

この「秘密」を徐々に理解して
一人で抱え込むのが「A」の夫であり
「B」の父である杉田平介で、彼が
この苦境にどう対処していくかが
作品の主題になっている。

     

 まずこの作品への反応を広く探って
みようと、インターネット上の記事を
いくつか読んだのだが、ある女性
ブロガーが、こんなことを書いていた。

――平介の「性欲」と「自慰」への
言及に「げんなり」した、「お前は
男子高校生か!とまずひと笑い」。


 これを読んだ時、私は非常に腹が
立ったのだが、それは自分が「男子
高校生」だからというわけではない。

「平介」はたしかに微妙なネーミング
で、「助べえ」を含みこませている
のかなとも思うが、そういうことを
言い出すなら、男は(ほとんど)みな
助べえであり、「性欲」や「自慰」
から逃れられない。

平介の場合は浮気のチャンスもあり
ながら、それを自制するために欲求を
自らの手で解消しているのだという
ことを、まず理解し評価すべきだと
思う。


 そしてここにもう一つの問題が絡む
せいで事態は複雑化しているのだ。

つまりここでの「A(B)」(娘(妻))の
体を求めるならば、それがインセスト
(近親相姦)のタブーを犯すことに
なるがゆえに彼にかかってくる
強い抑制である。



全人類に普遍的とされるこのタブーを
犯したいという欲求は通常は意識され
ないものだが、平介のような状況に
置かれた場合にそれが頭をもたげる
ことは十分ありうるだろう。

そうなった場合、男はどうするのか…
という一種の実験小説として書かれた
のがのが『秘密』なのではないだろうか。


 このような形で男の性と愛に
切り込んだ小説であるがゆえに、
女性にはわかりにくい部分もある
のかなとは思うが、理解する努力を
放棄して人の苦悩を嘲笑するような
態度には私は賛同できない。
         (1192字)

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どうです?

さすがによく書けていると
思いませんか?

これをそのままコピペすることは
もちろん厳禁ですが、ところどころ
つまみ食いして、自分らしい文章に
変えて使ってもらうのはかまい
ませんよ~;^^💦


もっと短い字数で要求されている
場合は、あらすじを書いているところ
とか、必要なさそうな部分を切り捨てて
スリム化してください。

逆にもっと字数がほしい場合は、
自分の経験や考えをどんどん入れて
膨らましていけばいいわけです。

  

女性の視点から書くなら…

さあ、どう思われましたか?
上記の読書感想文。

男の視点から書かれているので
女性としてはついていけないし、
そのままいただくわけにもいかない?

なるほど。それはそうですよね;^^💦


あなたが女性なら、上の感想文が”夫=父”
の立場に立って、その苦悩に寄り添おう
としているのを逆転して、”妻=娘”の
側に立ってみてはどうでしょう。

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“娘の体”という容器に押し込められて
しまった”妻”が、戸惑いながら、やがて
それを受け入れていく(人生をやり直す
形になる)ことに伴う苦悩と…そして
おそらく喜び❔

もしあなたがこの”妻=娘”だったとしたら、
はたしてどう感じ、どう生きるか…
そのあたりをしっかり考えて書いて
みてはどうでしょう。

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東野圭吾さんのもう一つの傑作
『分身』はやはり女性を主人公
として”心と体の入れ替え”に近い
問題を扱っていますので、読み比べて
みると、新しい発見があるかもしれません。

👉東野圭吾 分身のあらすじ⦅ネタバレあり⦆簡単/詳しくの2段階で
        

👉そのほかの東野圭吾作品も
関連するテーマを追求して
いますので、一読の価値あり
です。

こちらで情報提供しています
ので、ぜひどうぞ。


プラチナデータのあらすじ((ネタバレ)) 小説は映画とどう違う?

手紙(東野圭吾)のあらすじ:ネタバレ御免で感動を最後まで!

手紙(東野圭吾)で感想文どう書く?【800字の例文つき】

         

悪意(東野圭吾)のネタバレ ここまでやるか!の叙述トリック連鎖

東野圭吾 変身 原作小説のあらすじ⦅ネタバレ📢⦆と感想

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ん? 書けそうなテーマは
浮かんできたけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

👉当ブログでは日本と世界の
種々の文学作品について、
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産していますので、
こちらのリストから探してくださいね。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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