麻のシャツがしわにならない洗濯法 アイロンなしでも綺麗に

あえて麻で決める

スーツでもシャツでもあえて麻で
決めている人を見ると、あ、
カッコいいなあ～(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
って思っちゃいますね。

「あえて」とわざわざ強調した理由は、
おわかりと思いますが、要するにこれ、
オシャレのために面倒くさいことを
あえてやってる…という意味。


何が面倒かって、要するに
皺ですね、シワ。

麻という素材は、50％以下の混紡で
あっても、綿100％のもの同様、あるいは
それ以上にシワになりやすいというのが、
素敵なのに敬遠される大きな理由ですね。

　　

このかすかなシワがまた（好きな人には）
たまらないわけですが、当然のことながら、
もしシワシワのシワだらけだったら、
おしゃれに見えません。

このシワというくせ者、着て動いて
いればどうしてもついてしまいますし、
洗濯すればもちろんしっかりできて
しまいます。

スーツやジャケットなら滅多に洗濯
しなくていいとしても、シャツだと
そういうわけにもいきませんよね。

この点は綿100％の”おしゃれ”なシャツの
場合も同じです。
（今は綿100％でも形状記憶のものが
多くなりましたが、おしゃれ……
でしょうかね？？）

アイロンを省略できるか

もちろん着るたびにクリーニングに
出すとか、アイロンをかける（または
かけてもらう）という余裕のある方は
それで問題ありません。

でも、そんなお金も時間もない！
だからこそ「麻（または綿100％）で決め」
たくても諦めてるんだよォー…と言いたい
人が多いんじゃないでしょうか。

　

さて、そこで本日は「あえて麻で決めたい」
けど時間が惜しい…というフッショナァブル
＆ビジーな皆さんのために

「シワというくせ者」といかに
スピーディに闘うか。

これについて情報提供させていただきます。


まず、シワのまったくない「パリッと
フォーマル」な状態を求めるのであれば、
ノーアイロンでは無理、と割り切る
必要があります。

でも、それに近いところで、目立ったシワは
ないが「パリッとフォーマル」とまではいかない、
むしろ”洗いざらし”ふうのカジュアルな
おしゃれ感がある、といった状態でよしと
するならば、アイロンは省略することが
できるのです。

「ぬれ干し法」でいこう

さてその方法ですが、徹底的なものを追求
すれば、やはりそれなりの時間と労力を
要しますし、逆に、ラフでいいという人は
スピードを優先していくこともできます。

そこで以下に最も理想的な、しかし多少は
手間のかかる方法を書いてゆきますので、
そこまではできないという人は、適宜、
省略や変更を加えて自分に適した行程を
作り上げていただければと思います。



これすなわち「ぬれ干し法」で、これで
乾けば一丁上がり（特に麻は速乾性）
というわけで、仕上がりはまず
こんな雰囲気。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「パリッとフォーマル」を求める場合は
これにアイロンをかければ完璧なわけ
ですが、シワがない状態でかけるので、
大変スムーズにできます。

自分でよしとする完成度で

さて、「ぬれ干し法」の大きなポイントは
完全手作業ということで、乾燥機は
もちろん洗濯機にも脱水機にかけない、
というところにありますが、これも
絶対条件というわけではありません。

手洗いが面倒なら洗濯機を使っても
できないことはありません
（完成度は落ちますが）。

ただその場合、終了後すぐに取り出して
「ぬれ干し」しないと、シワが
固まってしまします。

　

また脱水機も絶対ダメということはない
のですが、高速回転になると絞りシワが
できるので、10秒程度でやめておく
ようにすれば、まだ救われます。


脱水終了後は、できるだけ速やかに
取り出して、生地を引っ張って伸ばし、
両手で叩くなどして、シワのないように
していく必要があります。

干すときに両手でパンパン叩く場合は
「必ず3回。それ以上でも以下でもダメ」
といつぞや上沼恵美子さんが言って
ましたが、それは気にしなくて
いいです;^^💦


乾燥機は、まあ論外ですね。

洗濯でしっかりついたシワを保存
したまま乾燥させるわけですから。

　　　　　　　　

いかがでしょうか。

フッショナァブル＆ビジーのあなた、
これでナチュラルなおしゃれの
ホームランと行きましょ～！