モモ(エンデ )のあらすじを簡単に【&ネタバレありで詳しくラストまで】
やあやあサイ象です。
「感想文の書き方」シリーズは早くも
その第118回((((((ノ゚⊿゚)ノ
「あらすじ」暴露サービスとしては
第72弾となります。
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今回はミヒャエル・エンデ(1929-95)の
名作児童文学『モモ』(1973)で
行って見ましょ~。
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さて、一口に「あらすじ」をといっても、
話の骨子だけでいいという場合から、
読書感想文を書くんだから分析・解説つきの
詳しいものがほしいという場合まで、
千差万別でしょうね。
そこで出血大サービス((((((ノ゚🐽゚)ノ
「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しましたよ~~(^^)у
ごく簡単なあらすじ(要約)
まずはぎゅっと要約した「ごく簡単なあらすじ」。
大きな都会の円形劇場に住むモモには
道路掃除夫ベッポ老人と、ほらふきの
観光ガイドの青年ジジという
2人の親友がありました。
「時間貯蓄銀行」から来たという
灰色の男たちによって町は変わり、
人々は時間を節約しようとばかりして、
人生を楽しむことを忘れてしまいます。
モモたちは、この「時間泥棒」たちと
たたかおうとしますが、逆に
分断され、捕らえられそうになります。
モモの前に大きなカメが現れ、
「時間の国」の〈どこでもない家〉へ
連れて行きます。
その家の主人、マイスター・ホラから
時間と「時間泥棒」についてすべての
秘密を教えられ、たたかいの方策も
授かります。
たたかいの末、「時間泥棒」は
消え、人々には生気が戻ります。
道路掃除夫ベッポ老人と、ほらふきの
観光ガイドの青年ジジという
2人の親友がありました。
「時間貯蓄銀行」から来たという
灰色の男たちによって町は変わり、
人々は時間を節約しようとばかりして、
人生を楽しむことを忘れてしまいます。
モモたちは、この「時間泥棒」たちと
たたかおうとしますが、逆に
分断され、捕らえられそうになります。
モモの前に大きなカメが現れ、
「時間の国」の〈どこでもない家〉へ
連れて行きます。
その家の主人、マイスター・ホラから
時間と「時間泥棒」についてすべての
秘密を教えられ、たたかいの方策も
授かります。
たたかいの末、「時間泥棒」は
消え、人々には生気が戻ります。
どうでしょう?
え? なんだかよくわからん?
まあ、そうかもしれません。
それに、仮にも感想文を書くとなれば、
やはり文章がないとお話になり
ませんよね~。
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やや詳しいあらすじ
ハイそういうわけで、やっぱり「詳しい」ヴァージョンの「あらすじ」を読んで
いただきます。
ネタバレはどうしても避けられません
ので、詳しい内容や結末を知りたくない人は
絶対に読まないようにしてくださいね;^^💦
「 」内は原文(上記翻訳)の引用です。
👿 第一部 モモとその友だち
とある大きな都会の、今は廃墟になっている円形劇場にどこからともなく
モモという少女がやって来て住み着く。
背が低くやせていて、8歳くらいとも、
12歳ほどとも見え、生まれてこのかた
一度もくしを通したり切ったりして
いなさそうな、くしゃくしゃにもつれた
まっ黒な巻き毛と、やはりまっ黒な
大きな美しい目をもっている。
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だれかが一生懸命モモに話すと、
モモはなにも言わないのに、話す人は
すっかり気分がよくなって、
物事は自然と解決してしまう。
ずっとケンカしていた2人も
いつの間にか仲直りしている。
モモのこの不思議な能力に気づいた
人々はもめごとや悩みがあれば
「モモのところに行ってごらん!」
というようになっていた。
モモがすべてを分け合う親友は2人。
1人目は、道路掃除の仕事を誇りに
思いそれに打ち込む老人、ベッポ。
ベッポはモモにこんな話をする。
ときどき「世界がすきとおって見えて」
その底に「ほかの時代が沈んでいる」
ことがあるんだが、きょう、昔からある
外壁の掃除をしていたら「おまえと
わし」が働いているのが見えた……。
もうひとりは観光ガイドの青年ジジ。
口からでまかせの作り話をまきちらして
お金をもらっているので、心配する人も
いるが、本人は、詩人や学者と同じだ、
だって昔の「ほんとうのことは、
だれも知らないんだもの」と平気。
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👿 第二部 灰色の男たち
ある日、町に灰色の男たちが現われ、
すべてが変わりはじめる。
「時間貯蓄銀行」からやって来た彼らは
「時間を貯蓄すれば命が倍になる」と
偽って人々から時間を奪う。
人々は時間を節約しようと、
人生を楽しむことを忘れて、せかせかと
生活するようになるが、その節約した
時間は盗まれているのだ。
親たちは仕事ばかりして、高級な
おもちゃは買ってくれても、いっしょに
遊んでくれなくなり、円形劇場に
集まるのは子どもたちだけ。
モモとその仲間たちは、灰色の男たちの
危険性を大人たちに訴えようと、集会を
開こうとするが、失敗に終わり、
かえって彼らに目をつけられる。
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モモを捕らえようとした「時間泥棒
BLW553号」は、「時間泥棒も愛されて
いる」というモモの言葉に自失し、
時間泥棒の秘密を話してしまう。
彼が裏切り者として裁かれる裁判を
ペッポはたまたま目撃するが、そこで
死刑を宣告されたBLW553号は、
ただちに透明にされてしまう。
同じころ、モモの前に大きなカメが現れ、
甲羅に「ツイテオイデ!」という
ほんのり光る文字が浮かんでいたので、
ついていく。
一方、灰色の男たちの会議では、
ベッポ、ジジや子どもたちをモモから
引き離す計画が立てられる。
完全に一人きりになってしまえば、
時間をもてあまし、呪いさえするから、
そうなったときに、われわれが条件を
もちだすのだ、と。
モモがカメに連れてこられたのは、
時計だらけで、そのすべてが
「べつべつの時間をさしている」
ふしぎな「時間の国」の〈さかさま小路
(こうじ)〉を入った〈どこでもない家〉。
カメのカシオペイアをつかわした
この家の主人、マイスター・ホラは
ここは「あらゆる人間の時間のみなもと」
で,一人一人に「定められた時間を
くばる」ことが自分の仕事だという。
時間とは何か、また時間泥棒たちの
秘密について話を聞くうち、モモは
時間とは「人間がとりたてて聞きも
しない音楽」のようなものと気づく。
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👿 第三部〈時間の花〉
〈どこでもない家〉でモモが1日をすごす
間に、通常の世界では1年がすぎており、
灰色の男たちの支配は進んで、大人は
「時間貯蓄家」になり、子どもはみな
〈子どもの家〉で監視されて
夢見ることを忘れてゆく。
今や有名な物語作家になったジジから
届いていた手紙を読んだモモは
カシオペイアとともに通常の世界へ
もどり、灰色の男たちと闘う。
灰色の男たちはモモらを追って
〈どこでもない家〉まで来るが、「ぬすんだ
時間だけでできている」彼らは、ここでは
「時間の逆流」のせいで消えてしまうため、
手が出せない。
彼らを撲滅するための
マイスター・ホラの戦略。
- いったん自分が眠って
時間を止める。 - それに気づくと彼らは
「時間貯蔵庫」へ行ってたくわえた
時間を取り出そうとするから、
モモが尾行してこれを阻止。 - 彼らがすべて消えたら
「ぬすまれた時間をぜんぶ
解放してやる」
モモらの活躍によって戦略は成功し、
時間がよみがえって、人々には
生気と心の余裕が戻る。
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どうする? 感想文
さあ、どうでしたか?なかなか深い哲学を含んだ作品だ
ということがわかりましたよね。
読書感想文などを書くなら、ぜひこの
「時間の哲学」という主題に切り込んで
正攻法で攻めていきましょう。
ん? やりたいけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?
👉それでしたらぜひこちらの記事も
のぞいてみてください。
感想文のためのヒントがいっぱいです。
・モモ(エンデ)で読書感想文どう書く?時間泥棒との戦いとは?
👉そのほか、当ブログでは日本と世界の
多様な文学や映画の作品について、
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。
参考になるものもあると思いますので、
どうぞこちらのリストからお探しください。
・「あらすじ」記事一覧
・≪感想文の書き方≫具体例一覧
ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/
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