「寒いから風邪をひく」は迷信! 絶対予防の3ポイントはこれだ!
だんだん冷えてくると、風邪を
ひく人も増えてきますよね。
風邪をひくことを英語で”catch a cold”
というぐらいなので、ひょっとして
「寒いから風邪をひく」
「風邪の原因は冷えだ」
と短絡してません?
だから風邪をひくまいとしてやたらと
厚着し、戸外を歩くなど冷えることは
極力避けようとする……
でもよく見ていると、そういう人に
かぎって毎年ひどい風邪をひいていて、
逆に雪が降っても半袖で歩くというような
人はぜんぜん風邪なんか引かないわけです。
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このこと一つ取ってもわかるとおり、
「冷えのせいで風邪をひく」という
考えは科学的に正確とはいえません。
実はむしろ迷信とさえ言っていい
くらいなんです。
風邪をひく場合の自然法則
では、風邪の原因は何だというのが、科学的により正しいのでしょうか。
風邪(インフルエンザを含めて)は、
各種のウィルス(一万種以上ある)が
体内に侵入・増殖して炎症を起こす
ことによって発症する病気です。
これらウィルスの活動が気温15℃以下で
活発化することは事実ですが、どれほど寒く
てもそのウィルスのいしない地域にいる
人々は風邪は引きようがないのですから、
「寒いからひく」とはいえないのです。
ただ、冬の寒さがウィルスの活動に有利に
働くため、寒さが「風邪」の発症を
助長しているという面は否定できません。
なので「寒さは関係ない」とも言いにくく
なるわけですが、その「関係」は決して
全面的ではなく、いくつかの点に
局限されるものなのです。
だから、なんとなく漠然と「冷えるから
風邪をひくんだー」と思い込んで生活する
のは不合理で、結局いろんな面で自分が
損をすることになるんです。
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そこで、ここは一つ、「風邪の発症」と
「寒さ」とが関係する局面を科学的に
明確化しておくのが有益でしょう。
専門家の所説を私なりに総合しますと、
「人間が風邪をひく」という自然現象の
直接的な原因は、下記の3つに絞られます。
- ウィルスの活動・繁殖は空気の
低温化・乾燥により活発化する。 - 気候の影響で体温が低下すると、
身体が交感神経優位の状態になり、
免疫力(ウィルスなど体内に侵入した
異物に抵抗する力)が低下する。 - 喉の粘膜上には「繊毛運動」で
ウィルスなどの異物を粘膜で
包んで、体外へ排出する機能が
あるが、低温化・乾燥により
この機能が低下する。
👉上記(3)の観点から「喉の粘膜」を
徹底的に保護することで絶対的に
風邪を予防するのが、臼田篤伸
先生発案にかかる「ぬれマスク法」
の考え方ですね。
詳細はコチラ。
・絶対に風邪をひかない方法!感染しても発症させない裏ワザとは
とりあえずこの3つが主な原因だとすると、
これら3つの局面さえ注意して対策を
怠らないかぎり、寒さはなんら恐れるに
足りない、「冷えるから風邪をひく」とは
まったく言えないということになります。
「免疫力」「抵抗力」を高める方策
ところで、「冷えるから風邪をひく」という考えは、上記(2)の「免疫力」に関係する
いろんな経験から来るものと思われる
わけですが、ここで忘れてはならないのが
この「免疫力」を含めた「風邪への
抵抗力」の強弱は、その人の日頃の
生活習慣によってずいぶん違ってくる
ということです。
風邪の予防として「うがい・手洗い」のほか
十分で適切な「栄養」「睡眠」「運動」が
以前からよく言われ、最近では「笑うこと」
「ストレスをためないこと」も挙げられ
ますが、これらはみな「免疫力」「抵抗力」
を高めるための方策なのですね。
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👉 寒い朝こそ、外に出て…
これらのうち、たいがいの人にとって最も効果てきめん、すくなくともやるか
やらないかで断然違ってくるのが、
ズバリ「運動」ですね。
「運動」するだけで
「免疫力」が高まるのです。
なぜ高まるのかといえば、体内に侵入して
きたウイルスを攻撃するのが白血球
(免疫担当細胞)ですが、身体の運動が
この白血球の活動を活発化させるから。
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さて、ここで問題ですが、「運動」の目的が
「免疫力」を高めることだとすると、
「冷え」による「免疫力」低下は当然避ける
べきであるから、寒い場所での運動は
回避すべきなのでしょうか。
いえいえ、そんなことありません。
「運動」によって体が温まることは
みんな経験していますよね。
まずいのは、かいた汗を放置すること
などによる「冷え」で、そうした点さえ
ケアすれば、「免疫力」は上がる一方で
下がることはありません。
さらに推論すれば、あえて寒い外気を
呼吸しながら運動することは「免疫力」を
高めるばかりでなく、上記法則の(3)で
いわれている喉の粘膜を鍛えることで、
繊毛運動の機能維持にも有利に
働くはずなんです。
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ですから、「寒い朝こそ、外に出て冷水
摩擦や乾布摩擦をやれ」という明治・大正
からの老人の説法は、決して不合理な
精神論の類ではなく、科学的根拠の
あることだったんです。
さあ、みなさんも、風邪をひくのが嫌
だったら、日頃からやりましょう。
え? 「冷水摩擦や乾布摩擦」は
周囲との「摩擦」を起こす?
なるほど。
それなら、いちばんいいのは
ジョギングですよ。
走ればイヤでも呼吸が激しくなり、
そのぶん喉および呼吸器全体が鍛えられ、
寒さと「風邪」への抵抗力は総合的に
高まります。
え? 走るのもイヤ?
それなら、歩きましょう。
息が上がるくらいのスピードで
鼻を赤くしながら。
やる気になった人はすぐ始めましょう。
まだそれほど寒くないうちに
始めた方が習慣化しやすいですよ。
👉予防もむなしく風邪を引いて
しまったら?
その場合、卵酒なんか飲むのは
治りを遅らせる可能性が高いです。
飲むべきは「般若湯」(お坊さんたちの
隠語で、要するに酒のこと)ではなく、
生姜湯なんです。
こちらの記事を参照してください。
・生姜湯の効果で風邪を治す!体温上昇+喉のウィルスを殺菌!
・卵酒で風邪は治る?アルコールによる3つのマイナスも考えて
でも、お酒なんかに頼らずに、
カラダ作りから始めるのが一番です。
私も今朝、ひとっ走りやってきました。
気持ちよかったですよォ~~(^-^)ノ
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