吾輩は猫である。
名前はまだない。

      猫男kadnip_medium

どこで生まれたか、とんと……
いや、挨拶はもう抜きにさせてもらおう。


先日、熊本方面を旅して書いた記事で
「熊本に美人が多い」という事実について
綴ったところ種々の反響があった。





その中には「熊本あたりで鼻の下を
伸ばしてたんじゃ(吾輩は猫なので
鼻の下は伸びようがないんだが)
話にならん(=`(∞)´=)。

貴様は『秋田美人』てものを知らんのか」
というような、いささか挑発的なものも
あった次第だ。



“秋田美人”は真実か

よろしい。

それなら、挑発を受けて立ち、
秋田まで出かけて検証しようではないか。

と吾輩はさっそく阿蘇熊本空港から
秋田直行便のトランク・ルームに
忍び込んだのである。

      

で、さっそく猫の習性を発揮して、
秋田の街をフラフラ歩き回ってみた。

うーむ。

たしかに「美人」の比率は高いようである。

熊本より上かどうかは、基準の取り方にも
よることで、軽々に決められるものでは
ないが、第一に肌の白さを言うならば、
この点は、さすがと申すほかなかろう。


こうして見ると、やはり熊本は『吾輩は猫
である』の寒月君(熊本出身)の「一国中
悉(ことごと)く黒いのです」との指摘が
案外当たっているのではないかしらん、
と気遣われてきたほどだ。

この件を含め、熊本美人を語った
前回の熊本紀行はこちらでご一読を。

熊本に美人が多いのはなぜ?『吾輩』猫が人類学的に解明!

    浴衣美人fa24c640546228189f2fb30810f82b72_s


いや、それはもちろん吾輩一流の誇張表現
に過ぎんので気に掛けんで貰いたいが^^💦
ともかく肌の色以外の観点からいっても、
『秋田美人』の看板倒れでないことが
よくわかった。


ちなみに今日、どういう顔が『秋田美人』と
もてはやされているか、その特徴を動画で
とくとご覧いただきたい。





白人美女に近い顔立ち?

さて、吾輩は明治から生き続ける古い猫で、
文学的素養も人一倍、いや猫一倍である
から、『秋田美人』といわれてただちに
連想するのも、実は今時の芸能人などではない。

誰かと申せばこの人、矢田津世子
(つせこ)さんにほかならん。
  



現代では、坂口安吾とのロマンスで
かろうじて記憶される程度の作家であるが、
往年は芥川賞候補ともなり、美貌でも
鳴らして「文壇一の美女」と謳われた。

上の動画の美女連と津世子さんの写真を
並べてみると、なんとなく共通する特徴が
浮かんで来るんではないかしらん。

それすなわち、いわゆる「日本人離れした」
白人美女に近い顔立ちということである。





白人との混血があった?

このことはもちろん、かなり
古くから気づかれていた。

そのルーツについての科学的裏付けも
実は、ないではない。

太古、海を越えて渡来した外国人のうちに
コーカソイド(白人種)も含まれていて、
彼らの血を受けた人々が仙北地方
(秋田県南部)に居住し、周囲とほとんど
交流せずに来た結果ではないか……と。

  

その傍証としては、秋田犬の血液型・
遺伝子が他の日本犬とまったく違うこと
などいくつかの事実が挙げられている。

これらのことを含め、『秋田美人』の
真実性を証明するあらゆるデータを
あらゆる方面からかき集めた労作が
この本である。
  





秋田美人の近代化?

これを通読して吾輩が最も感銘を受けた
のは、著者の新野直吉先生には申し訳
ないが、実は本文よりむしろ、文庫版
付録として巻末に収録されている、
開業医の杉本元祐博士の
「秋田美人を科学する」という文章
(1966年発表)であった。


昔から「美人地帯」と呼ばれてきた
「角館、大曲、横手、湯沢を中心とし」
た地方の女性を医学的に調査された
杉本先生は、データに示された彼女らの
特徴が日本人の平均よりはるかに白人に
近いことを述べた上で、「秋田の美形」の
ルーツは「やはり混血が産んだ奇蹟的美の
産物であろう」と結論づけておられる。





そしてなんと、この仮説が正しかったことが
2000年代にはいってから東京大学医科学
研究所の研究によって裏付けられた形に
なっておるのである。

この報告では白人遺伝子地帯は横手盆地に
限定されず、そこから津軽(青森県の西側)
へと拡がっておるという。

嘘だと思うなら、こちらの動画で
確認されたい。👇





周囲との混血でさらに美しく?

だが、近代化とともに周囲の諸地方との
交流が繁くなったことも勿論である。

そのぶん美人度も薄まった、と嘆かれるか
と思いきや、そうではなく、新しい形の
混血も生じて、秋田美人にまた違う魅力が
加わったと杉本博士は宣うんである。

このあたりの田圃で田植する女の子
にも、シルヴァーナ・マンガーノ、
ジーナ・ロロブリジーダ、
ロッサナ・ポデスタといった型の
顔と姿がみられる近頃である。


ギョ、ギョ、ギョエ~~~~(◎◎;)

これは驚き。

驚き以外の何ものでもない。

といっても若い読者には、なんのことやら
訳が分からん┐( ̄ヘ ̄)┌かもしれんので、
この三大美女の往年の姿を、以下に
動画でお目にかけておこう。

シルヴァーナ・マンガーノ



ジーナ・ロロブリジーダ



ロッサナ・ポデスタ



どうですかな。

こんな美女が田植えをしとるんですぞ~
これはたたちに直行せねば((((((ノ゚⊿゚)ノ


いや、待ちたまえ。
これは1966年の話である。

惜しむらくは、もう見られまい……
第一、田植えなど誰もしとらんだろう。

        

が、ともかくである。

純度は薄まり、近代的変容が加わった
とはいえ、『秋田美人』の名に値する
美貌には、この地方のそこここで今も
頻繁に出会うことができるはずである。

一度お出かけになっては、いかがかな?
来てみニャわからんよ~( ̄∀ ̄)/

その後、吾輩は熊本のみならず、
名古屋、福岡と足を伸ばし、名にし
負う”美人どころ”を探訪しておる。

その報告はこちらで読まれたい。

名古屋は美人が多い?それともブスが…?ついに決着の時が

福岡に美人が多い理由は?博多人形の美しさがヒトにも…?

肉球でキーボードを叩く吾輩は、
他にも下記のような記事も書いておる
ので、見ていただけるとありがたい。

夏目漱石 吾輩は猫であるのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で

吾輩は猫である(夏目漱石)で感想文:魯迅も学んだ「人間批判」

漱石『草枕』の意味を解く旅:『吾輩』猫、熊本の小天温泉へ

漱石の名言でたどる恋愛💛『吾輩』猫が読み直す『こころ』etc.

    

猫と犬ではどっちが賢い?飼うならどちらか動画で検証!

猫は恩を知る:猫嫌いの人に心を開いてもらう方法?

「お宅の猫、迷惑よ」と言われる前に:提案したい対策グッズ

ではまたどこかで
お目に掛かりたいものである。

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