サクラさん
1935年に日本公開された
映画『痴人の愛』は
谷崎潤一郎の同名小説
(1924-5)をアメリカで
映画化したものですか?

ハンサム 教授
いえいえ。原作は
サマセット・モームの
『人間の絆』。

邦題が谷崎作品のヒット
にあやかっていることは
見え見えですがね;^^💦


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サクラさん
ってことは、内容的にも
通じるものがあるん
でしょうね?

ハンサム 教授
ええ。ミルドレッドと
いうヒロインと谷崎作
『痴人の愛』のナオミ
とに共通点があると
いえばありますね。

サクラさん
つまり男を魅惑・誘惑し
やがて食い物にして
しまう悪女(叫び)?

ハンサム 教授
ですね;^^💦…

とはいえ違う部分も多々
ありますし、どちらも
一口に悪女と片づけて
終わり…というわけに
いかないクセモノ。



そもそもアメリカ映画の
方はモームの自伝的長編
の一部を切り取って
“悪女もの”に仕立てた
ような作品で、主人公の
男との心理的関係には
理解しきれない部分が
残りますしね。

サクラさん
そこがまた謎めいて
魅惑的なのかも(😻)…

原作『人間の絆』や谷崎
の『痴人の愛』とも
つき合わせながら、この
映画についてきっちり
解説していただけ
ませんか?


というわけで、おなじみ”あらすじ暴露”
サービスの第213弾(“感想文の書き方”
シリーズとしてはなんとついに第300回❕)
となる今回は、アメリカ映画『痴人の愛』
(Of Human Bondage,1934,
ジョン・クロムウェル監督)
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とその原作、サマセット・モームの
長編小説『人間の絆』(1915)
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特に最初の映画化で往年の大女優、
ベティ・デイビスが熱演した稀代の
“悪女”ミルドレッドに焦点を当てての
内容紹介になります。

映画化はその後も何度か試みられており、
エレノア・パーカー(1946)、キム・
ノヴァク(1964 👇)と、それぞれに魅惑的な
ミルドレッドを創り上げています。


が、最も印象深いのは、なんといっても
初代のベティ・デイビス!

ベティ版と原作のミルドレッドとでの
共通点と違い、さらには谷崎潤一郎作
『痴人の愛』のナオミも加えての
比較・対照をやっていきます。

内容はザッと以下のとおり。

💃 もくじ
        
  1. ミルドレッドへの思い
  2.     
  3. 恋の再燃、なぜ?
  4.     
  5. サリーの急速すぎる恋
  6.     
  7. もう愛はないのに、なぜ?
  8.     
  9. やはり放っておけない

  
  • 谷崎『痴人の愛』のナオミ
  •   
    まとめ

    ミルドレッドとの”絆”または腐れ縁

    はじめにモームの原作『人間の絆』の
    紹介をしておきますと、これはある
    男性の少年時代から結婚までを追う
    形の教養小説(ビルドゥングスロマン
    =成長小説)。

    邦訳は文庫本で上・中・下3巻にわたる
    長いもので、全122章からなっていますが、
    映画『痴人の愛』で物語られるのは「中」
    に入って、54章あたりからになります。

    つまりイギリス人の主人公フィリップが
    ドイツとフランスで学んだ後、帰国して
    医学校に入ってからの経緯。

    医学校に近いカフェでウェイトレスを
    していたのがミルドレッドで(谷崎
    『痴人の愛』のナオミと同じ職業!)、
    ここから二人の間に、まあ”人間の絆”が
    できてしまうのですね。

         


    「できてしまう」というネガティヴ(否定的
    ・消極的)な言い方をしましたを奇異に
    感じました?

    とすれば、それはおそらく”絆”という言葉が
    今の日本語ではほとんどつねにポジティヴ
    (肯定的・積極的、よい意味)に使われて
    いるからでしょう。

    原語の”bondage”はネガティヴに用いられる
    ことも多々あり、モームの小説ではその
    善悪両面を考察しているわけですが、
    少なくとも主人公フィリップとミルドレッド
    との”絆”は切っても切れない、むしろ
    ありがたくない束縛的な関係なんですね。

    この意味で、邦訳題は本来『人間の束縛に
    ついて
    』とするのがよいけれど、『人間の
    絆』で定着しているので逆らえなかった、
    と上記岩波文庫の訳者も付記しています
    (下巻「『人間の絆』について」)。

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    ともかく映画は、消えたかと思えばまた
    登場してくるミルドレッドとのこのような
    “腐れ縁”に焦点を絞り、彼女がいない間に
    フィリップが他の人々との間に経験する
    様々な出来事はすっ飛ばして、ラストで
    急転直下、”良い女”サリーと結ばれる
    までを描くのです。

    映画『痴人の愛』のあらすじ

    さて、それでは映画『痴人の愛』の
    ストーリー紹介に入っていきましょう。

    すでに述べましたとおり、フィリップと
    ミルドレッドはくっついたり離れたりを
    繰り返すのですが、その”くっつき”の
    回数は都合4回(これは原作どおり)。

    そこで、それらの”くっつき”期間によって
    「第1の離合」~「第4の離合」の4部構成で
    「あらすじ」を簡単に辿っていきますが、
    その途次、登場人物の心理など説明の
    ほしくなるような部分に👉❶の印を
    つけていきます。

    その下線部をクリックすれば、後半の
    「5つの”❓”(小説ではどう書かれて
    いるか
    )」での解説➊~➎に飛んで
    いける仕掛けになっています。

    第1の離合⦅出会いと別れ⦆

    20歳すぎのフィリップ・ケアリ(レスリー
    ・ハワード)はパリでの絵画修行に
    見切りをつけ、帰国してロンドンの
    医学校で学び始める。

    生まれつきの「えび足」(内翻足)で
    歩行に難はあるが、死別した両親が
    伯父に託した遺産のおかげで
    学資には不自由しない。


    学友のダンスフォードに付近の
    カフェへ連れて行かれて、自分の
    お気に入りだというウェイトレスの
    ミルドレッドを紹介され、やがて
    自分も彼女のとりこになる。

    思い切ってデートを申し込むと
    「行ってもいいわよ」という
    微妙な返答でOK。




    交際を始めたフィリップは、彼女が別の
    なじみ客のミラーとも付き合っていると
    知って嫉妬に苦しみながら、
    👉❶ありたけの金をつぎ込んで
    入れあげる



    勉強も手につかなくなり落第する。

    デートの別れ際についにキスして浮かれた
    フィリップだが、やがてミルドレッドは
    ミラーと結婚すると告げて去っていく。

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    第2の離合⦅再会するも、別の男へ走る⦆

    ミルドレッドへの思いを断ち切れない
    まま、フィリップは小説を書いている
    年上の女性、ノーラと知り合う。

    仲が深まり、安らぎを得ていたころ、
    ミルドレッドが彼の下宿を訪ねて来、
    「妊娠したらミラーに捨てられた」
    と泣きつく。

    フィリップは👉❷心を動かされ
    一文無しの彼女に金を工面してやり、
    ミラーを訪ねて談判にも及ぶ。

    ノーラには別れを告げる。


    ミルドレッドは出産した赤ん坊を
    やがて里子に出して自由に暮らし、
    フィリップの友人たちとも交遊。

    友人のうち、女好きのグリフィスと
    いつの間にかできてしまい、
    彼と一緒になると言う。

    フィリップと口論になると
    「あんたなんかもともと愛してない。
    キスも気持ち悪かった」と唇をぬぐう
    (下の動画で2分25秒あたり)。



    第3の離合⦅再々会、同居、決裂⦆

    ミルドレッドはやがてグリフィスにも
    捨てられる。

    30歳近くになり、病院助手として
    働くフィリップは、よくしゃべる
    中年の患者アセルニーと親しくなる。

    病室には娘のサリーが来て、
    👉❸フィリップに一目惚れの様子

    フィリップは夜の街でミルドレッドを
    見かける。

          doll-977192_960_720

    文なし宿なしなので放っておけず、
    メイド代わり自分のアパートの
    空き部屋に住まわせることにする。

    ミラーとの間の赤ん坊も引き取って
    可愛がるが、👉➍彼女への
    恋愛的な感情はもはやない


    ミルドレッドの方から性的接触を
    求めても応じないことなどから
    不和となり、口論も。

    ついにミルドレッドは部屋中の
    家具も壁の絵もメチャクチャに壊し、
    伯父から届いていた小切手も焼いて
    家出してしまう。

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    第4の離合⦅死別し、サリーと結婚⦆

    えび足の手術を受け、人並みに
    歩けるようになったフィリップだが、
    ミルドレッドに壊されたアパートは
    家賃も払えず、出るしかない。

    小切手を焼かれて金がないので、
    医学校にもいられず、さまよい、
    野宿もする。

    意を決して訪ねたアセルニーの家では
    歓迎され、サリーの見つけた新聞の
    求人広告から百貨店に就職。

    サリーとの愛を温めつつあるところへ
    ミルドレッドから「困っている。
    お金のことじゃない」との手紙。

    いったんは破りながら、👉➎やはり
    気になってたまらず
    、彼女に会うと
    「あなたは医学生だから診てほしい」
    と頼む。

    診ると病気が進んでおり、薬を
    処方し、しばらく面倒を見る。

       


    伯父が死んで遺産が入り、フィリップは
    医学校へ戻って医師免許を取る。

    ミルドレッドはついに死に、
    フィリップはサリーと結婚。

    5つの”❓”(小説では
    どう書かれているか
    )

    フィリップの微妙に揺れ動く心理は、
    映画では俳優の表情から読み取るしか
    ないわけで、細かい部分は観客の想像に
    任されるしかありません。

    そこが映画というジャンルの魅力でもある
    わけですが、言葉による明快な説明を
    求めるとすれば、やはり小説に全然
    かなわないということになります。

    というわけでここからは、目次にも掲げて
    います5つの”❓”──上記「あらすじ」中の
    ➊~➎──について、原作小説から
    その説明になっていると読める部分を
    抜きだしながら考察を加えていきます。

    ミルドレッドへの思い

    フィリップのミルドレッドへの恋は
    燃え上がってはいるものの、決して
    盲目的というわけではなく、一方には
    醒めた自分もいる…という風でした。

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    恋愛では何でも理想化してしまう
    という話をどこかで読んだが、
    ぼくは彼女をありのままの
    姿で見ている。

    彼女は面白くもないし、
    頭もよくない。

    浅薄だし、おぞましいほど
    下品な狡猾さがある。
    〔中略〕
    感心するのは、疑いを持たぬ人を
    まんまとだます技巧であり、
    人を欺けば大満足という女である。
    〔中略〕
    こういう女を愛している自分を
    憎み、軽蔑した。     (59章)

             


    そこまでの自覚がありながら、それでも、

    ミルドレッドを、これまで出会った
    どんな女よりも愛していた。

    彼女の外観や内面の欠点は
    気にならない。

    そういう欠点まで愛していると思った。
    〔中略〕
    愛している主体は、自分では
    ないような気がした。

    何か奇妙な力が彼をとらえ、意志に
    反して、自分の利益にならぬことに
    彼を突き動かしているのだ。

    彼は自由を愛するがゆえに、自分を
    束縛する鎖を憎んだ。   (59章)


    なぜこうなってしまうのかといえば、
    ミルドレッドはダンフォードのお気に入り
    でしたし、交際中もミラーという恋敵が
    意識されている…
    という三角関係的状況が恋心に拍車を
    かけるという微妙な機微があるのかも
    しれません。

    そのような作用も含め、個人の自由意志を
    超えて「自分を束縛する鎖」のようなもの
    こそが、モームのいう「人間の絆」であり、
    この小説はそれと闘った青春の記録として
    読まれるのですね。

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    恋の再燃、なぜ?

    あんなにひどい裏切りによって受けた
    傷もようやく癒えたかと思えたあたりで
    突然出現した元カノにたちまち陥落して
    しまうフィリップ。

    これも理解しにくいところですが、
    その心理はこんな風に描かれています。

    お金を渡されて喜ぶミルドレッドに

    「きみのために役に立てて
    嬉しいな」
    「今でも少しは愛してくれてるの?」
    「前と同じだよ」
     彼女顔を上に向け、彼は
    その唇にキスした。

    彼女の態度には、万事彼の言うことに
    従うという心構えが感じられた。

    これは以前には一度もなかったことで、
    フィリップは感激し、あれほど
    ひどい目にあったが、今は
    報いられた気がした。
    〔中略〕
    この上ない幸せを感じた。  (69章)

    というわけで、《第1の離合》の期間には
    示されなかった「万事彼の言うことに
    従う」というミルドレッドの態度が
    恋の再燃に油を注いでいるのですね。

    サリーの急速すぎる恋

    サリーがフィリップに向ける視線は
    映画ではこの初対面のシーンから愛に
    満ちたものとして強調されていますが、
    原作のサリーはそもそも病院に来たり
    しません。

    フィリップがサリーを知ったのは、
    はじめてアセルニー家を訪れた日の
    ことで、彼女はまだ子供でした。

        

    それでも彼女がフィリップに一目で
    好意を持っていたことは最後に明かされる
    のですが、とはいえ、二人の関係は
    家族ぐるみの長い交際期間中に熟成
    していくもので、映画のような
    促成栽培ではありません。

    映画はやはり短時間にまとめる必要が
    ありますから、ラストの結婚が不自然に
    ならないように、この愛も早めに火を
    つける必要があったのでしょう;^^💦

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    もう愛はないのに、なぜ?

    困っていたなら、もっと早く連絡すれば
    よかったのに…と言うフィリップに、
    「あんなことの後ですもの…」と
    ミルドレッド。

    なめさせられた苦汁を思い出して一瞬、
    不快になったフィリップだが、

    しかし、それはもう過去のことだし、
    苦しみは思い出に過ぎないと
    思いなおし、今の彼女を見ると、
    自分がもう彼女を愛しては
    いないのがよくわかった。

    彼女に同情はしたが、愛の
    奴隷状態から解放されて
    嬉しかった。

    彼女をしげしげと見ると、どうして
    こんな女にあれほど惚れ込んだのか、
    不可解だった。    (90章)


    やはり放っておけない

    ミルドレッドとまた「顔を合わせる
    など、思っただけでも胸くそが悪」く、
    即座に手紙を破り捨てながら、
    気になって寝付けないフィリップ。

    一体どうしたのだろうと考えた。
    〔中略〕
    絶望的な状態でもない限り、
    ぼくに手紙を寄こすはずはない。

    自分のお人好しにうんざりしつつも、
    結局彼女に会わぬ限り、気になって
    どうしようもないと思った。(109章)


    というわけで会いに行って診察し、
    それから1~2週間は毎日、
    様子を見に行きます。

    ミルドレッドは子供が死んだことなどを
    話し、同情を引こうとするようでしたが、
    フィリップはそれには乗らず、仕事を
    探せとばかり言うので「あなたって
    口やかましい老人みたい」と笑われる。

        


    3週目には、かねて「怪しんで」いた
    とおり夜の街頭に立つミルドレッドを
    見かけ、「これは犯罪行為だぞ」と
    連れ帰ろうとしますが、彼女は拒絶。

    「これ以上もう打つ手はないな。

    これが最後で、二度と再び彼女と
    会うことはなかった。 (109章)


    というわけで、ミルドレッドはここで
    消え、映画のように死にざまが
    描かれることはありません。

    それにしてもここでのフィリップは
    少々「お人好し」すぎるように
    感じませんか?

    この心の動きはひょっとしたら、「愛は
    まったくない」という意識の裏(無意識)
    にまだ微妙な愛が残っていることの
    証拠なのではないでしょうか。

            


    「胸くそが悪く」なるほどの強い憎しみは、
    実は愛の裏返しでなのあって、本当に
    愛のカケラもないのであれば、憎しみも
    消えているはず…
    やはりネガティヴな”人間の絆”が生きて
    いたのだ…という解釈もありうるでしょう。

    そのあたりは作者(小説・映画とも)も
    読者・観客に解釈をゆだねているところ
    でしょうから、ぜひ一度(あるいはもう
    一度)じっくりと熟読・鑑賞してみて
    ください。

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    谷崎『痴人の愛』のナオミ

    さて、映画『痴人の愛』とその原作小説
    『人間の絆』につて、あらましはご理解
    いただけたものと思います。

    次にはこの映画が日本公開に当たって
    タイトルを拝借したとみられる
    谷崎潤一郎の『痴人の愛』のヒロイン、
    ナオミに光を当て、どんな悪女なのかを
    覗いておきましょう。

    まずはそのごく簡単なあらすじ。

    28歳独身のサラリーマン、譲治が
    浅草のカフェで給仕をしていた
    15歳の美少女、ナオミを引き取って
    理想の妻に育て上げようとする。

    ナオミの希望どおりに英語と歌を
    一流教師のもとで習わせ、16歳に
    なると入籍して夫婦になる。

       
       ⦅英訳本表紙⦆タイトルは「ナオミ」 


    ますます美しくなったナオミは、
    今度は社交ダンスを習い始め、
    ダンスを通して慶応の学生や
    外国人など他の男たちとの関係を
    作っていく。

    譲治もダンスに加わるようになり、
    ナオミのひどい不貞を知って激怒。

    ついには家から追い出したものの、
    やがて彼女が恋しくて
    たまらなくなる……

    譲治がこのあともナオミに翻弄される
    形で彼女との離合を繰り返す点では
    『人間の絆』と同じですが、後者が
    最終的には”悪女“と切れて立派な英国紳士
    に成長していくのに対して、『痴人の愛』
    では”悪女“に溺れたまま、「それが
    どうした」と開き直るように終わる
    …というのが根本的な違いです。
    👉より詳しいあらすじと解説は
    こちらでご覧いただけます。

    谷崎潤一郎 痴人の愛のあらすじ⦅ナオミと譲治のM的結末⦆

                    


    もう一つ大きな違いを挙げるとすれば、
    切りたくても切れない”人間の絆”が
    主題化されているという点では同じでも、
    『痴人の愛』ではその”絆”に性向としての
    マゾヒズムがたっぷり浸み込んで
    いることですね。

    つまり愛を返してもらえないことで
    苦しむのですが、その苦しみを喜ぶ
    自分もまたいる…

    といういささかヤヤコシイ性癖または
    性向で、谷崎はその自覚をエッセイに
    書き残していますし、『刺青』『卍』
    『春琴抄』『鍵』『瘋癲老人日記』
    等々の傑作はその絢爛豪華な
    芸術的表現になっています。

    『人間の絆』のフィリップの場合、
    その性向の有無はどうなのか…
    というのも面白い論点になるかも
    しれません。
    👉マゾヒズムの語源になった作家が
    オーストリアのザッヘル=マゾッホで、
    彼とその文学をめぐっては、ローマン
    ・ポランスキーによる斬新な映画を
    含め、こちらで詳しく考察しています。

    マゾヒズムの心理とは?その劇(ゲーム)的な物語はなぜ悲喜劇に終わる? 

         
         (画像出典:Freud Quotes


    まとめ

    さて、いかがでした?

    1934年映画でベティ・デイビスが演じた
    ミルドレッドとモームの原作『人間の絆』
    ミルドレッド

    これに、邦題をパクられた谷崎潤一郎
    『痴人の愛』のナオミを加えての比較
    研究をやってきましたが、楽しんで
    いただけたでしょうか。

    ん? ”悪女“どもが不愉快で
    楽しくなかった?;^^💦

    ま、そうだったとしても、そもそも
    悪女“という概念そのものが、大昔からの
    男の都合で作られたものの継承だという
    視点も現在では必須でしょう。
    👉たとえば古代の美女にして”悪女
    といえばクレオパトラが浮かびますが、
    彼女にも”悪女“たらざるをえない
    だけの事情・背景もあったに
    違いないのです。

    詳しくはこちらで。

    クレオパトラ歴史秘話!愛と謀略の生涯をシェイクスピアはどう描いた?

              

    ともかくこれに関連して感想文や
    レポートを書こうかというような場合は、
    これだけの情報があればまず十分でしょう。

    ぜひ参考にしてください。
    👉当ブログでは、谷崎はもちろん、
    世界の多くの作家・作品をとりあげ
    「あらすじ」や「感想文の書き方」の
    記事を量産しています。

    こちらのリストを
    どうぞご覧ください。

    「あらすじ」記事一覧

    「感想文の書き方」一覧


    ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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