サクラさん
「クレオパトラの鼻が
もう少し低ければ世界は
違うものになっていた」
とよく聞きます。




ハンサム 教授
パスカルの名言ですね。
天才的な数学者でも
あった…

サクラさん
ともかく言わんとした
のは、もしクレオパトラ
が美女でなければ
カエサルもアントニウス
もエジプトに足を取ら
れることなく…

ハンサム 教授
より若いオクタヴィア
ヌスが出てきてトンビが
油揚げをさらうように
巨大なローマ帝国を成立
させるという展開も
なかったはずだ…と。

サクラさん
はい… でも偉大な英雄
たちをコロッと参らせた
(😻)のはただ
ただ美貌のパワー?

ハンサム 教授
いや、そもそも美人
ではなかったという
説もありますよ。

サクラさん
オヨヨ(🐱) ではどう
やって英雄たちを
トリコに?

ハンサム 教授
7か国語が話せたという
語学力と才気、賢さが
モノを言ったでしょう
し、複雑・微妙な性格が
神秘的な魅力になって
いたかもしれませんね。

シェイクスピアの『アン
トニーとクレオパトラ』
はそういう内面をもつ
クレオパトラ像の造型
として秀逸です。

サクラさん
ほほ~、これはぜひ
学んで私も魅力的に
なりたいですね。


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というわけで本日の探求課題は
「世界三大美女」の一人、それも
その頂上にいると見られるチョ~美女
(にして悪女ともいわれる)あの人!

エジプト・プトレマイオス朝最後の
ファラオー(女王)、クレオパトラ7世
(紀元前69-30)の登場です((((((ノ゚⊿゚)ノ

エジプトとはいってもプトレマイオス
王家はマケドニア(ギリシア系)の血統
ですから、完全な白人で、残された像も
ホ~ラ、長くて高い鼻の持ち主です。

   
   生前制作(紀元前40年頃)の像
    (ベルリン美術館蔵/出典:Wikipedia)



ただ、彼女の美貌は実際はそれほどの
ものではなかった…というような記述が
たとえばプルタルコスの『英雄伝』には
何度か出て来るのですね。

もしそうだとすると、彼女がカエサル
(英語読みで「シーザー」)、アントニウス
(同じく「アントニー」)という二大英雄の
心を動かして世界史の流れを変えてしまった
のはいったい何を武器としてのこと
だったのか❓❓


この謎を追った歴史家や作家も数多い
のですが、その一人がほかならぬ英国の
文豪、シェイクスピアでした。

ここではクレオパトラの英雄たちとの
関りをめぐって一般に知られる史実を
簡単にたどった上で、シェイクスピアの戯曲
『アントニーとクレオパトラ』(1607年ごろ)
の世界に入り込み、その内面世界にまで
探りを入れていきたいと思うんです。

内容はザっと以下のとおり。


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❶史実をたどると…

さて、クレオパトラ7世の華麗なる生涯。

まずは一般に史実とされているところを、
主としてプルタルコス(英語名「プルター
ク」)『英雄伝』に拠りつつ、かいつまんで
記述しておきましょう。

そんなの先刻承知…という方は飛ばして
「❷シェイクスピアに描かせると…」へ
進んでください。

1. カエサルへのお届けもの

紀元前51年、アレクサンドリアの王宮。

父王の死去により、18歳のクレオパトラは
(慣例により)弟のプトレマイオス13世
(10歳)と兄弟婚して共同王位に就く。

が、弟王側近の介入から
エジプトは内戦状態に。

  
  エジプト、アレクサンドリアの城砦


一方、ローマ(当時は共和国)も内戦で、
カエサルと戦ってエジプト入りした
小ポンペイウス(グナエウス・ポンペイウス・
ミノル/英語読み「ニーアス・ポンペイ・
マイナー」/大ポンペイウスの子)を
クレオパトラは手厚く援助する。
👉このときポンペイウスとの間に
「情事」があり、その経験がクレオパトラ
の未来――カエサル、アントニウスとの経緯
――に希望を持たせることになった…
とプルタルコス。

シェイクスピアの『アントニーとクレオ
パトラ』もこの情事をあったことと
見なしています。


翌年、カエサルがエジプト入りし、
共同王である姉弟の和解を図って両者を
アレクサンドリアの王宮に召集するも、
弟側の支配下にある王宮に危険を感じたか、
クレオパトラは出頭が遅れる。

居室で執務中だったカエサルのもとへ
豪奢な絨毯包まれた大きな贈り物が、
屈強な男の手で届けられる。

開けてみると中身はクレオパトラその人。

  
  ジャン=レオン・ジェローム画『クレオパトラとカエサル』(1886)


👉文字通り”劇的”な出会いですが、
彼女を包んでいたとされる「絨毯」は
プルタルコスによると「寝具袋」。

そのあたりの史実の”盛り方”に
ついては、こちらをご参照ください。

クレオパトラとカエサルの華麗なる関係⦅絨毯巻きの私を召し上がれ⦆

    


ともあれ、このときから彼女はカエサルの
愛人となり、その威光で弟プトレマイオス
13世とも和解へ。

が、弟は15日後にカエサル軍を攻撃して
戦争となり、翌(紀元前47)年には
ナイル河で溺死(ナイルの戦い)。


同年、クレオパトラは男子カエサリオン
(Caesarion/シーザリオン)を出生。
👉「カエサルの子だぞ~」と叫ぶ
ような名前ですが、実父はカエサル
ではないという説も…。

結局、後継者として「カエサル」を
名乗ったオクタヴィアヌス(アウグス
トゥス帝)により殺害されます。


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翌(紀元前46)年、ローマの独裁官となった
カエサルが凱旋式を挙行したころ、
クレオパトラはカエサリオンを連れて
ローマに来訪し、そのまま長期滞在。

が、紀元前44年、カエサルが暗殺されるや
急遽、子を連れてエジプトに帰国。

    

👉この暗殺事件とその後の経緯を
追ったシェイクスピアの戯曲が
『ジュリアス・シーザー』(1599)で、
『アントニーとクレオパトラ』は
その続編とみなすこともできます。

『ジュリアス・シーザー』について
より詳しくは、こちらをどうぞ。

ジュリアスシーザー(シェイクスピア)のあらすじを簡単に【&詳しく】

           



2. アントニウスと愛の生活?

カエサルの愛顧を受けていたアントニウスは
ブルトゥス(ブルータス)ら暗殺者一派の
追放に成功し、カエサルの妹の孫で養子に
と遺言されていたオクタヴィアヌス(後の
皇帝アウグストゥス)と手を組み、これに
カエサルの副官だったレピドゥスを加えた
三頭政治を発足させる。

紀元前42年にはこの三将でブルトゥスらと
戦い、撲滅する(フィリッピの戦い)。


クレオパトラは、東方に勢力を伸ばした
ブルトゥスを支援していたため、敗戦後、
勝者アントニウスに出頭を命じられる。

このとき女神のように着飾り、香を焚き
ムード満点の演出で出頭した女王は、
逆にアントニウスを自らの宴席へ招待する
などし、たちまち愛人関係を築く。

   

アントニウスにはローマに男勝りの妻
フルウィア(ファルヴィア)と弟がいたが、
紀元前41年、この二人がオクタヴィアヌス
に対して反乱を起こし(ペルージャの戦い)、
フルウィアが死亡。

オクタヴィアヌスはアントニウスとの
同盟強化のため、美女の誉れ高い姉
オクタヴィア(夫は死去)を後妻として
提供する。

アントニウスはこれを受諾して
重婚状態となり、5年ほどの間に
ローマのオクタヴィアと、エジプトの
クレオパトラのそれぞれに3人の子を
産ませる。
👉オクタヴィアの美貌がクレオパトラを
しのぐことは明白であったように
プルタルコス『英雄伝』には
書かれています。

クレオパトラ自身もそれを意識すれば
こその苦悩と狂乱があったはずで、
そのあたりについてはこちらで
情報提供していますので、
ぜひご参照ください。

クレオパトラの鼻は実際に低かった?デナリウス銀貨や英雄伝に見る実像

         


紀元前36年、オクタヴィアと離婚した
アントニウスは同34年、アルメニアを
撃破してアレクサンドリアで凱旋式を挙行。

ローマを見捨てたかのようなアントニウスに
市民は失望し、オクタヴィアヌスへの
支持が強まる。

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3.海戦で「女の尻を追う」

つまりこのようにして、カエサル後の
二大巨頭、アントニウスとオクタヴィ
アヌスとは雌雄を決する時を迎えます。

結果はご承知の通り、圧勝した
オクタヴィアヌスがローマ帝国初代皇帝
アウグスティヌスとなるわけです。

そしてクレオパトラはどうなったか?


ここで概略を把握していただくために
エリザベス・テイラー主演の映画
『クレオパトラ』(1963)の予告編でも
ご覧いただきましょうか。



この映画は、制作中にアントニウス役の
リチャード・バートンとテイラーとの
関係が噂となり、後に結婚してしまう
というオマケがついたほどでもありました
から、二人の熱愛ぶりはまさに迫真。

まったくホットな純愛であったように
見えてしまいますが…
でも、実際はどうだったのか?

愛しかなかった…と言うには不可解な
部分も少なくないのですね。


紀元前31年9月、両雄はついに激突。

クレオパトラの主張で、アントニーは
有利なはずの陸戦でなく、あえて海戦に
打って出る(アクティウムの海戦)。

  
    ロレンゾ・A・カストロ画『アクティウムの海戦』(1672)


伯仲の形勢で推移していたところ、突然
クレオパトラの船60隻が帆をあげて脱走。

これに気づいたアントニウスも後を
追って戦場を離脱するという珍事が
発生します。


彼のために戦い死んでいく戦友を
見捨てて「女の尻を追いかけた」将軍を
皮肉って、ある人の放った名言。

「愛人の魂は相手の身体の中に生きて
いる」(プルタルコス『英雄伝』)。


女王の船に乗り込んだアントニウスは
アレクサンドリアへ戻り、やがて
オクタヴィアヌス軍を迎え撃つも、
一敗地にまみれます。

紀元前30年8月、離れていたクレオパトラが
死んだとの知らせに接して自殺(享年53歳)。

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実はこのときクレオパトラは存命で、
オクタヴィアヌスの捕虜として厳重な
監視下に置かれていたものの、
結局、自殺を果たします。

贈答品のイチジクに忍ばせて入手した
コブラに身体(乳房か腕)を噛ませた
のですが、どこを噛ませると楽に
死ねるかは奴隷たちで実験ずみだった
と伝えられます。

享年39歳。

    

さて、いかがですか?

アクティウムの海戦での逃走といい、
アントニーに死去の知らせが届いた時には
存命だったことといい、クレオパトラの
振舞いは最期まで謎に包まれている
感がありますね。


古来、彼女について語ってきた歴史家や
文学者たちはこれらの謎にそれなりの
解答を与えてきているわけで、
『アントニーとクレオパトラ』もその
一つということになるわけですが、
そこはさすがシェイクスピア。

決して甘いばかりではない、過去を
背負う中年男女の恋愛のありようが
一つの味わい深い悲喜劇として
展開されていきます。

      

次章以降ではその味わいをきわめるべく、
この戯曲の名言や名セリフのいくつかを
抜き出して検討していきましょう。

引用はこちら(👇)の松岡和子訳で。


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❷シェイクスピアに描かせると…

それではここからシェイクスピア編。

“四大悲劇”の山を越えて一息ついた時期の、
喜劇的要素も復活している悲劇
『アントニーとクレオパトラ』での
思い切ったクレオパトラ造型を
お楽しみください。

1.「シーザーの食い残し」

アレクサンドリアの宮廷に幕を開ける
序盤から、アントニーとクレオパトラは
二人でいる時と別々の時とで、相手に
ついて言うことにだいぶ違いのある
ことが見て取れます。

アントニーは臣下のイノバーバスに
「あの女の手練手管は想像を絶する」
「あの女には会わねばよかった」
などと放言し、クレオパトラはやはり
臣下のシャーミオンに「あの人」の
様子を見ておいでと命じてから
こんなことも言います。

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私の言いつけで来たとは
言わないで、あの人が沈んで
いたら、私はダンスをして
いると言いなさい。

楽しそうにしていたら、
私が急病だと伝えるのよ。
          (第一幕第3場)

          

開幕早々、こんな奇妙な台詞を言わせる
ことで、シェイクスピアはこのヒロインに
ついて、またその愛人との関係について、
何をほのめかそうとしているのでしょうか。

そこがまた謎となって観客・読者を
引き込むのですが、後半、アクティウム
での無様な敗戦の後に二人が顔を合わす
あたりになると、その謎もようやく
底が見えてきます。

アントニーはクレオパトラにこんな
言葉を向けるのです。

俺はお前の舵に心の
琴線でくくりつけられている、
お前に引かれてゆくしかないのだ。

俺の魂も完全にお前に支配
されている。
〔中略〕
あなたも知っていたはずだ、
私にとってあなたがどれほど
強大な征服者か…
        (第三幕第11場)


つまりあのような奇矯な伝令も彼の心を
くくりつけ、「支配」し「征服」する
方策の一環だった…
という解釈が可能になってくるのですね。


この(女らしいとも見える)狡猾さの一方で、
第二幕でローマへ戻ったアントニーからの
使者がオクタヴィアとの結婚を知らせる
場面では、いきなりその使者を殴り倒す
という(男も顔負けの)凶暴さを見せます。

しかも使者が抗弁すると、短剣さえ
抜いて追い払ってしまうのですから、
権力者の暴虐まるだしです。
     
   vampiros_goticos_04-1

第三幕になると、ローマへ行って
オクタヴィアを見てきた使者から
背丈は? 声は? 
と根掘り葉掘り聞きだします。

「歩き方にはどんな威厳が?」と問うて
「這っています」という答えに満足し、
さらに「顔は?」と尋ねます。

使者 丸顔です、丸すぎる
くらいで。

クレオパトラ そういう女は
たいてい馬鹿と決まっている。

髪は? 何色?

使者 茶色です、女王様、
それに額の狭さときたら
もっと狭くなりたいと
思っても無理です。

クレオパトラ さあ黄金をお取り。
          (第三幕第3場)


周りの者がテキトーにお追従を言って
いることに気づいていないのなら、
クレオパトラその人も「たいてい馬鹿と
決まっている」ような気もします。

ともかくこんな感じで、エジプトに
愛の巣をいとなんで何年にもなる二人は、
実は相手を腹の底から信頼している
とはいえない…。

    

アクティウムでの敗戦後、オクタヴィ
アヌスからの使者を丁重に迎えた
クレオパトラは、大シーザーへの
感謝を口にしつつ、
「征服者のお手に口づけします」と
伝えるように…と言い渡します。

これを伝え聞いたアントニーは、
「この売女(ばいた)!」と怒り、
女王に対し直接に思いをぶつけます。

初めて会ったとき、あなたは
死んだシーザーの皿で冷たく
なった食い残しだった――
いや、ニーアス・ポンペイの
食べこぼしだった。

まだある、世間の噂には…
        (第三幕第13場)


この爆発で二人は決裂するかというと、
そうではなく、アントニー側ではむしろ
長年の胸のつかえが降りたということ
なのか、二人は和解し、最後の決戦に
臨む心構えを作ります。

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2.「あの人が私の死をどう
受け取ったかを教えて」

その決戦では自軍の艦隊が早々と降伏。

臣下イノバーバスの裏切りによるもの
でしたが、これをクレオパトラの
指示と思い込んだアントニーは
「あのきたないエジプト女が裏切った
〔中略〕三度も男を変えた淫売め!」
「致命的な魅力を持つ魔女」め…
と悪態をつきます。

その最期は「クレオパトラが死んだと
いう誤報を受けて自殺した」とされて
おり、それ以上のことははっきりしない
のですが、シェイクスピアは、その誤報が
クレオパトラ自身の意図するところで
あったことを明確にしています。

臣下シャーミアンに命じて
彼女はこう言うのです。

あの人に私が自害したと伝えて。

私の最後の言葉は「アントニー」
だったとお言い、
お願い、哀れを誘うように
言っておくれ。
〔中略〕
あの人が私の死をどう
受け取ったかを教えて。
       (第四幕第13場)

           

死んだ自分をイメージし、さらにそれに
接しての愛人の反応を知りたく思う。

が、それを知るには生きて
いなくてはならない……。


このディレンマのうちに死んでいく
恋人たちというテーマに文豪は強く
引きつけられていたのかもしれません。

10年以上前に書いていた初期の悲劇
『ロミオとジュリエット』の結末にも
同じような趣向が盛り込まれて
いましたよね。

すなわちロミオは仮死状態のジュリエットに
絶望して自殺し、やがて蘇生した
ジュリエットはロミオの死を嘆いて
自殺してしまうのでした。
👉『ロミオとジュリエット』を
めぐっては、こちらで詳しく
情報提供しています。

是非ご参照ください。

シェイクスピア ロミオとジュリエットのあらすじ//簡単&詳細に

ロミオとジュリエットの名言・名セリフ 英語原文では何と?

           



オクタヴィアヌスの前に引き出された
クレオパトラは「昔からしばしば女性の
名誉を汚してきた同じ脆(もろ)さを、
私も背負ってきたのです」などと
弁明を試みます。

オクタヴィアヌスが戦後処理の必要事項
のみを伝えて「では、ご機嫌よう」と
去ろうとすると、「我が主人、我が主君!」
と呼びかけるクレオパトラ。

が、「それはなしだ、ご機嫌よう」と
若き勝者はすげなく立ち去ります。


「四人目の愛人に…」という一縷の望みを
託したのかどうか、そのへんは微妙ですが、
ともかくオクタヴィアヌスはそちら方面の
関心を一切示さないのですね。

さすが初代皇帝となる大人物(当時33歳)! 
とたたえるべきか、それとも女王の
色香がすでに賞味期限切れに来ていた
と見るのが妥当なのか……。


ともかくシェイクスピアの造型した
クレオパトラは悲劇的にして喜劇的、
なかなかに複雑・微妙で「こういう女…」
と単純な型にはめることを拒絶する
ようにも思われます。

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まとめ

さて、いかがでした。

7か国語を駆使する才気縦横の女性だった
とされるクレオパトラですが、少なくとも
シェイクスピアの描きだしたかぎりでは、
強烈な自意識や芝居気、そして嫉妬深さ。

さらには移り気、無責任、暴虐、冷酷…
と性格面にかなり問題のある人だった
ようにも見えてきますね。

        


ところで、嫉妬から来る怒りの狂気じみた
凄まじさはシェイクスピアの得意とした
テーマの一つ。

その代表作として”四大悲劇”の一つに
数えられる『オセロ』と後期”ロマンス劇”
の傑作、『冬物語』が挙げられます。

『アントニーとクレオパトラ』は
時期的にもこの2傑作の中間にあって
嫉妬心をいささか喜劇的に描き出して
いるところに特色があるといえそうです。
👉『オセロ』と『冬物語』をめぐっては
こちらで詳しく情報提供しています。

ぜひご参照ください。

シェイクスピア オセロのあらすじ 漱石講義のコメントつきで

シェイクスピアの『オセロ』で読書感想文【1600字の例文つき】

            

冬物語(シェイクスピア)のあらすじ【簡単&詳しく】狂王と監禁妻のロマンス

    


そしてこれらシェイクスピア作品、
とりわけ『アントニーとクレオパトラ』
の影響下に書かれた日本の文学作品は?

と問うなら、第一に指を屈しなければ
ならないのが夏目漱石の『虞美人草』
(1907)。

ヒロインの藤尾は英語でまさにこの
戯曲を読む才色兼備の驕慢な女性で、
作中でクレオパトラにたとえられも
していますが、嫉妬心も凄まじく、
結局それが命取りになってしまいます。
👉そのあたりの経緯はこちらで
詳しく情報提供していますので、
ぜひご参照ください。

虞美人草(夏目漱石)のあらすじ【簡単&詳しく】藤尾はクレオパトラ!?

      

👉そのほか、シェイクスピアの
奥深さをめぐっては、多数の記事を
書きためてきています。

下記はそのいくつか。

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シェイクスピア マクベスのあらすじ 簡単/詳しくの2段階で


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こちらから探してみてください。

シェイクスピアの本:ラインナップ
William_Shakespeare


さてさて、クレオパトラをめぐっては
シェイクスピアと漱石のほかにも
沢山の文学者や歴史家がいろんな
ことを言っていますから、まだまだ
これで終わりではありません。

でもブログ記事としてはそろそろ
限界ですので、とりあえずこれで
失礼させてください。

内容についてご批判や訂正、新情報など
お気づきの点がありましたら、ぜひ
コメント欄からお寄せください。

それではまた~~(^O^)/




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