サクラさん
読書感想文はいつも
がんばって書いてるのに
入賞はおろか評価された
こともありません(😿)

ハンサム 教授
ひょっとして君、
マジで”感想”を書いて
いるのでは?

サクラさん
およよ(🐱) 感想文に
“感想”を書いちゃいけ
ないんですか❔

ハンサム 教授
書いてもいいですが、
それによって入賞とか、
評価されるとか甘い夢を
見てはいけません;^^💦

サクラさん
え~(🙀) それなら
一体何を書けば?

ハンサム 教授
入賞している感想文を
読めばわかりますよ。

本の”感想”自体より、
それを読むことで自分
は何を反省して、どう
変わったか…という
“自己反省”が大事。



そこがよく書けていな
ければ”感想”がどんなに
高度でも学校での評価は
期待できません。


サクラさん
ガ~ン(叫び)そうなんだ~

私はとんでもない思い
違いをしてました。

どうすればいいんで
しょうか?…(🙀)

ハンサム 教授
ハハハ 大丈夫ですよ;^^💦

これからいっしょに
考えていきましょう。


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というわけで、”よい読書感想文”の
書き方を考えていきたいんですが、
“よい”といっても、その意味は
いろいろですよね。

今回はズバリ❕ 学校内外の読書感想文
コンクールなどで入選・入賞するものを
“よい読書感想文”と見なし、それに近い
ものを書くためのコツを伝授いたします。

というわけで本日は、以下のような
内容になります。



1.本の感想なんて書いてちゃダメ

学校で評価されやすい感想文を書くコツを
知ろうと思うなら、いちばん手っ取り
早いのは、実際にそれを書いて成功して
きた人の生の声を聞くことでしょう。

“Yahoo!知恵袋”に「読書感想文の書き方を
教えてください」と投稿した中2生がいた
のですが、これへの「ベストアンサー」に
選ばれた回答は、まさにそういう人の
自信にあふれる言葉。

  

いきなり「読書感想文に本の感想なんて
書いてちゃダメ」と口火を切り、
先輩はこう続けます。

「読書感想文なんだから、本を読んだ
感想を書けばいいんじゃないの?」と
思った人は、「読書感想文が何であるか、
まったく理解していない」のだ…と。

結論から言うと、読書感想文とは、
「本を読んで、自分の生活を反省
する作文である」ということに
なります。

まず、登場人物の体験と自分の
生活を比べる、そして、「私にも
主人公と同じように弟がいる、
でも私はこんなことはできなかった」
とか「自分にも友達がいる。
でも悪いことをしてしまって、
謝ることができなかった。
あのとき素直にごめんと言えて
いれば…」と反省して、最後に、
「これからはもっと家族を大切に
しよう」とか「これから自分は
もっとがんばろう」と前向きになる。

これが基本です。

つまり、読書感想文とは、一応は
本の内容や感想も書くことは
書くんだけど、それが一番大事
なのではなく、一番大事なのは、
自分の生活や体験を書く作文
であるということです。

(引用元:Yahoo!知恵袋
 

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要するに、そういうことなんですね。

コンクール入賞も狙える”優秀感想文”
とは、つまるところ、上手に「自分の
生活を反省する作文」。

上手に“とはどういうことかといえば、
要するに審査する先生方のお気に召す
ようにということですから、反省の
内容はあくまで真面目で道徳的で
なくてはなりません。

   

家族思い、友達思いなところ、クラスや
部活での「和」を思う配慮などが
表現されていれば、さらによい。

間違っても、学校や先生に対して
批判的なことや反抗的なこと、
ひねくれたことを書いてはいけません。


このあたりのことがわかっていない人の
感想文は、”感想”の内容がどんなに
すぐれていても、評価される可能性は
まずありません。

したがって、コンクール(学校で
代表を選抜する場合)に出して
もらえることもないのです。



2. 内閣総理大臣賞受賞作に学ぼう

論より証拠、コンクール入選作の
実例をご覧いただきましょう。

1995年度内閣総理大臣賞受賞作
「『若草物語』を読んで」から。

外には雪が音もなく降りしきり、
暖炉の火が赤々と燃えている。

静かで落ちついたアメリカの風景、
そんな事を思いながら私は、
十二月のクリスマスの日から
はじまるこの物語を読んだ。(略)

四人姉妹の中で誰が一番魅力的
だろうか。

私は、夕食の話題にしてみた。

父も母もジョーが好きだという。

明るく活発で他人への影響力も
あるため一番印象に残るらしい。

確かにジョーは魅力的だ。

物語では主役というところか。

しかし、私はベスが好きだ。

静かでおちついて、自分の思った
事はすぐに口に出せないが、
いつも自分より他の者の事を
考えている。

「ベスはお前に似ている。
だから好きなんだろう。」
と父に言われた。

私はベスほどやさしくはない。

強くもない。

ただ内気であるところだけが
似ているだけだ。

私には、感染症の赤ちゃんを
世話する勇気などはない。(略)

四人姉妹は数々の経験を通して、
欠点を少しずつ取り除きながら
自分の良さを認め合い、成長してゆく。

原点には両親の愛情がある。(略)

私も自分自身を成長させるため、
そして周りの人を少しでも
やさしい気持ちにさせるため、
家族を大切にしてゆきたい。

そうすれば書くだけが自分の心を
伝える唯一の手段である私も、
言葉や行動でやさしさを
表せるかもしれない。

(引用元:斎藤美奈子著『文章読本さん江』)

       

さすがですね。

『若草物語』の特にどこ(どの人物)に
印象づけられたかを精細・明快に述べた
上で、その刺激を受けて自分がどう反省し、
どう変わろうとしているかを、しっかり
した文章で書いていっています。

その反省はもちろん道徳的な方向性を
もっていますし、未来に向けて前向きな
ものです。


さらに心憎いのは、家族で話し合った
ことを織り込んでいるところ。

自分の家族への連想・配慮ということも
あると受けがよくなる要素の一つです
ので、このツボもしっかり押さえて
いるといえます。
👉入選作の実例をもっと読みたい
人は、毎日新聞社出版から毎年
出ている『考える読書 青少年読書
感想文全国コンクール入賞作品集』
(全国学校図書館協議会編)を
入手してください。

最新版の「第63回」はこちら。
    👇




3. “生活反省文”型感想文【4つのコツ】

ともかくそんなわけで、入賞を狙って
“生活反省文”型感想文を書く場合の
コツは、以下の4条にまとめられる
と思います。

“生活反省文”型感想文
【4つのコツ】

  1. 読んだ内容を自分の生活や
    体験への反省につなげる。
  2. 反省には道徳的な方向性を
    もたせる。
  3. 前向きな決意表明を結論にする。
  4. 可能なら自分の家族に言及する。

       

反省道徳前向き家族》と覚えて
おくといいかもしれませんね。


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4. 大臣賞レベルまで行くための5つ目のコツ

なるほど…

その【4つのコツ】を心得て書いて行けば、
学校でまずまずの評価を受けて、
コンクールに推薦されるあたりまでは
行けるかもしれない。

でも、はたしてそれ以上、つまり全国的な
コンクールで入賞するようなところまで
行けるのか……



さすがにそれはむずかしい?

そうかもしれませんね。


実際、上記の内閣総理大臣賞受賞作、
「『若草物語』を読んで」を読み返して
みましょうか。

この感想文が【4つのコツ】を押さえて
いることは確認ずみですが、そこには
何か”それ以上のもの”があるように
感じられて来ませんか?

あるとしたら、それは何なのでしょう❔


実際に読書感想文コンクールの審査に携って
こられた明治大学教授の齋藤孝さんは
こういう報告をされています。

「コンクールに入賞する感想文なんて、
いかにも大人が喜びそうな道徳的な
意見が書かれているものだ」と
言う人がいるけれど、僕はそうと
ばかりは思わないんだ。

むしろコンクールなんかでは、
当たり前に正しそうなことが
単純に書かれているよりも、
カンタンに答えが出ないことに
対してその複雑さをちゃんと
受けとめて書けた人の深み

理解され、評価されるんじゃ
ないかと思います。

(引用元:『だれでも書ける最高の
読書感想文』)
  👇


きっとそうなのでしょうね。

全国レベルの各賞を決める最終段階の
ようなところまで行けば。

ただ気をつけたいのは、そういう深みまで
読み取ってくれるのは齋藤さんのような
目利きの先生であって、あなたの先生も
同じように読んでくれるという保証は
ない
ということです。

つまり、その深みをめざす努力は
報われないまま終わる可能性も
大なのです。

  

でも、だからといってその努力を放棄
してしまうことはないと思いますよ。

たとえ誰にも評価されなかったとしても、
そういう努力は、それ自体に価値があり、
その勉強が自身の血肉となって将来に
生きてくる可能性が大きいからです。

この意味で、コンクールなど興味ない
という人にもぜひ目指してほしいのが
“生活反省文”型感想文:5つ目のコツ

それすなわち、齋藤先生ご指摘のとおり…
カンタンに答えが出ないことに対して
その複雑さをちゃんと受けとめて書く
こと。

これができている読書感想文は、すでに
“生活反省文”を超えて、”批評”の領域に
入り込んでいるとも言えます。

この意味で、(学校的評価はあまり期待
できない)このタイプの読書感想文を
ここでは“批評”型感想文と呼ぶことに
したいと思います。

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5.複雑さを受けとめる”批評”型感想文

そんなわけで結論的には、コンクール
入賞を狙う人も狙わない人も――つまり
“生活反省文”型も”批評”型も――共通に
めざしていよい高みにあるのが、この
5つ目のコツだということになります。

すなわち《カンタンに答えが出ないことに
対してその複雑さをちゃんと受けとめて
書く》ことなのですが、さて、これをやる
には、具体的にはどうしたらよいのか。


その方法論を書いていくと長くなります
ので、詳細は別の機会に譲ることにし、
ここではごく簡単に【コツのコツ】の
ようなことだけ言っておきます。


まず《複雑さをちゃんと受けとめる》ことの
前提として、その本の内容が《複雑》だと
認識している必要があります。

まあ当たり前ですけど、それを認識しない
読者もいるわけで(《カンタンな答え》で
満足している人は、きっとそのクチ…)、
認識した人は、その時点で自分は
優秀だと自覚してもいい。

   

別の言い方をすれば、《複雑》だとわかる
のは、物事を分析的に見ることができて
いるからで、その能力(分析力)のない
人には不可能なのです。

「分析」というと、むずかしく聞こえる
かもしれませんが、要は

もつれている事柄や
複雑な事柄を、一つ一つの
要素や性質に分けること

(『日本国語大辞典』)

もつれあっているために「一つ」に見えて
しまうかもしれないけれど、実は多様な
「要素や性質」が絡み合ってできている。

その絡みを解きほぐしていくことが
「分析」なのです。


それなら、「分析」の対義語は何なのか
といえば、これが「綜合」になります
(「総合」とは区別しましょう)。

このセットが実は読書感想文の2タイプ――
“生活反省文”型と”批評”型――に対応します。

本の内容を”自己反省”や”道徳”のような
本の外部の何かと「綜合」していこうと
するのが”生活反省文”型であるのに対して、
“批評”型はあくまで本の内へ内へと
「分析」を掘り進めるのです。


ん? より具体的には、どうやるの?

そうですねえ…。

上記の内閣総理大臣賞受賞作を見直して
もらってもいいと思いますが、もっと
多くの例を見たいと言われるなら……
👉 100冊近い本について読書感想文の
書き方やその具体的な例文を
提供してきています。

こちらのページに集めていますので、
ぜひご参照ください。

≪感想文の書き方≫具体例一覧

  



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まとめ

さあ、これでもうおわかりですよね。

読書感想文の基本的な考え方と書き方。


より具体的な実践方法については、
すぐ上で紹介しました まとめ記事
「≪感想文の書き方≫具体例一覧」を
ぜひご参照ください。


ところで、そもそも読書感想文を
書く上での前提になるのが本選びですね。

入賞などを狙うには、この段階から
戦略的に進めた方が断然有利。

でも内容やあらすじが全然わからない
ので、どれを選んでいいか悩んで
しまう場合も多いでしょう。

それでしたら…
👉こちらのページで200以上の
本について「あらすじ」を提供
していますので、自分に合う
ものをさがしてみてください。

「あらすじ」記事一覧



さあ、書いていきましょう、読書感想文。

ともかく自分に納得のいくところまで~~(^O^)/



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