森鴎外 舞姫のあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階+動画で解説

 


やあやあサイ象です。

「感想文の書き方」シリーズも
ついに第30回!

今回は「あらすじ」暴露サービスの第7弾、
森鴎外作品としては『高瀬舟』についで
2つ目となる『舞姫』(1890/明治23年)。

  

ただ、一口に「あらすじ」を、といっても、
要点を知りたいだけという場合もあれば、
読書感想文を書くんだからもう少し
詳しくないと、という人もあって、
千差万別でしょう。

そこで、ここは出血大サービス!

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「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しましたよ~(^^)у


👉 ごく簡単なあらすじ(要約)

はじめにこの小説の作り(構成)について
言っておきますと、秀才の官吏・
太田豊太郎がプロシャ(プロイセン。
現ドイツの一部)の首都ベルリンで
何年かを過ごした後に帰国する、
その途上の船内で綴る回想録の
形をとっています。

まずは「ごく簡単」ヴァージョンの
「あらすじ」。

「我」こと豊太郎はある夕暮れ、街角で
涙にくれていた16~7歳の踊り子、
エリスに声をかけ、父の葬儀代を工面
してやるなどして苦境を救う。

これをきっかけに、エリスとの交際が
始まったが、そのことについて同国人に
中傷され、官吏を免職されてしまう。

が、親友、相沢謙吉の尽力により
新聞社の駐在通信員という職を得、
エリスはやがて豊太郎の子を身ごもる。

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やはり相沢のおかげで大臣のロシア
訪問に随行することなり、これを機に
復職のめどが立った「我」は、相沢の
忠告にしたがい、帰国を決意する。

が、心配するエリスには真実を
告げられず、その心労で倒れる。

豊太郎が人事不省でいる間に、
相沢から事態を知らされたエリスは、
衝撃から発狂(叫び)。

治癒の望みが無いと告げられたエリスに
後ろ髪を引かれつつ、豊太郎は帰国する。


え? なんだか要領を得ない?

ではこの動画でイメージを持って
いただきましょうか。





👉 やや詳しいあらすじ

さあ、これでもう、ストーリーはすっかり
わかりました。

「詳しいあらすじ」はもういりませんね…。

え? やっぱりほしい?
動画の音声はすぐ消えてしまうから、
やっぱり文章がないと……(*_*)

アハハ、そうですよね(;^_^A


承知しました。
それではこれから「やや詳しい」
ヴァージョンの「あらすじ」です!

原作に切れ目はなく、ひとつづきに
書き流されていますが、
わかりやすさのため、当方の判断で
「起承転結」に分けてみました。

【起】
父を早く失った「我」(太田豊太郎)
は、母の心の唯一の慰み。

秀才の誉れ高く、若くして大学法学部を
首席で卒業後、某省に入り、
ベルリンに留学を命ぜられる。

1、2か月でプロシャ役人との
公務打ち合わせを済ませ、
法学者の講義を聴くことになる。

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     現代ベルリンの情景  

3年は夢のように過ぎ、25歳の
豊太郎は自由な大学の空気を吸って
自我に目覚め、機械的に進行する
人生に疑問を抱き、専門外の歴史や
文学への関心を深めていく。


【承】
ある夕暮れ、通りの教会の前で涙に
くれていた16~7歳の少女、エリスに
声をかけて事情を聞き、父の葬儀代を
工面してやるなどして苦境を救った
ことから、エリスとの交際が始まる。

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踊り子として働くエリスとの交際は
まだ深いものでなかったが、
ある同国人によって、太田は劇場に
出入りして「女優と交わる」などと
中傷され、官吏を免職されてしまう。


落胆した母は死に、異国で孤独となった
豊太郎はエリスとの同棲生活に入る。

親友相沢のはからいで某新聞社の
通信員の仕事を得て、生活は
なんとか成り立つ。

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【転】
突然、天方(あまがた)大臣に随行して
ベルリンに来た相沢のはからいで、
ドイツ語文書の翻訳を担当する仕事を
与えられる。

また大臣がペテルブルグ(ロシア)に
出掛ける際には、随行して得意な
フランス語を駆使して交渉に
大きな役割を果たす。

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    現代ペテルブルグの情景  

その間、相沢は、エリスとの情に
かかずらって前途有望な将来を無に
するな説き、豊太郎ははずみのような
形で、関係を絶つと約束する。

ロシアからベルリンに戻ると、エリスは
嬉しそうに子を身ごもったことを告げる(ニコニコ)。


数日後、大臣から呼び出しを受け、
ロシア行きの労をねぎらわれた後、
自分と一緒に日本に帰る気持ちは
ないかと尋ねられる。

「ドイツ滞留が長いから、こちらに
様々な係累がいるかと懸念していたが、
そんなことは一切ないと相沢から聞いて
安心している」という大臣の言葉を
豊太郎は否定できない。

もしこのチャンスを逃せば「本国をも
失ひ、名誉を挽(ひ)きかへさん道をも
絶ち、身はこの広漠たる欧州大都の人の
海に葬られんかと思ふ念」が心頭を
衝いて起こり、承諾してしまう。


【結】
帰途、罪悪感から豊太郎は錯乱状態と
なり、服を泥まみれにして、
エリスのもとに辿り着く。

数週間、人事不省の状態が続き、
正気づくと、ベッド脇にいるエリスの
様子がすっかり変わっている。


後で知るのだが、エリスは相沢から
豊太郎が帰国を承諾した一切の事情を
聞かされて「我豊太郎ぬし、かくまでに
我をば欺き玉ひしか」と叫んで倒れ、
暫くして目覚めたときは狂っていた。

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エリスの生ける屍(かばね)を抱き(ドクロ)、
幾度も涙した豊太郎は、大臣に従い
帰国の途に着くとき、エリスの母に
生計を営むに足る金銭を渡し、
哀れな狂女の胎内から子が産まれる折
の世話を相沢に頼む。

「嗚呼(ああ)、相沢謙吉が如き良友は
世にまた得がたかるべし。されど我
脳裡(のうり)に一点の彼を憎むこころ
今日までも残れりけり。」と結ぶ。


👉 さあ、ご感想は?

ハイ、どうでしょう。

これでもう、すっかり理解できましたよね。

え? なぜエリスを捨てちゃうのか
わからない、オレだったら日本での
出世よりベルリンでエリスと生きる!?

ふーむ( ̄ヘ ̄)

       497
      
え? ラストで気絶してる男を見女が発狂し、
目覚めた男が狂った女を見て嘆くってのは、
ちょっとご都合主義のメロドラマ
じゃねえの?

『ロミオとジュリエット』
(シェイクスピア)のラストみたいで、
あんまり乗れないなあ……(@ ̄ρ ̄@)

『ロミオとジュリエット』については
こちらをご参照ください。

シェイクスピア ロミオとジュリエットのあらすじ💛簡単&詳細
ロミオとジュリエットを英語原文で!名言・名セリフは何と?

    Verona

ふーむ( ̄ヘ ̄)。
ま、いろいろと感想をおもちでしょうね。

感想文を書こうという人は、
それこそ、そういった思いを
文章にしてみればいいんですよ。


そういわれてもわからない、という人は
こちらの記事で『舞姫』で書く感想文や
レポートの例や考え方を示していますので、
ぜひ参照してください。

森鴎外 舞姫でレポート・感想文:若き漱石・子規の反応は?

また同じ森鴎外の『高瀬舟』にかんしては、
こちらを。
森鴎外 高瀬舟のあらすじを簡単に紹介
森鴎外 高瀬舟:感想文の安楽…な書き方

そのほか鴎外の本を早く安く手に入れたい
場合は、Amazonが便利です。
こちらから探してみてください。


◆森鴎外の本:ラインナップ◆
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え? 書けそうなことは浮かんできたけど、
でも具体的に、どう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

当ブログでは日本と世界の
多くの作品について「あらすじ」や
「感想文」関連のお助け記事を量産していますので、
それらも参考になると思いますよ~(^^)у

お役に立ちそうなものを
こちらのリストから探してみてくださいね~(^^)у

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ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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