七福神の読み方は?ややこしい名前の覚え方はこれ!【新作決定版】
やあやあサイ象です。
お正月のお参りといえばまずは
初詣ですが、それに加えて近年
人気うなぎ上りなのが浅草、神楽坂…
そのほか各地での七福神めぐり。
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ところで、その七福神の名前、
全部言えます?
ほ~ら、言えないでしょ?
ん? 字は浮かんでも読めない?
でも大丈夫、名前もその読み方もちゃんと
覚え方があって、それさえ頭に入れて
おけば忘れることはありません。
今日はぜひそれを覚えて
いってください。
で、その覚え方に以前からよく知られて
いるものが2つあるようですが、ここでは
それらに加えて不肖ワタクシ、サイ象の
発明による新案(特許申請を検討中;^^💦)も
お伝えしますので、どうぞお楽しみに~。
1.まず、七柱のお名前は?
まず七人の…オッといけない、神様だから「人」(にん)でなく「柱」(はしら)
ですね…
七柱のお名前と顔、そして特徴や
ご利益を押さえておきましょう。
1. えびす(戎、恵比寿)
七福神中で唯一、日本生まれの神様。
イザナギ、イザナミの第三子でしたが、
3歳になっても歩かなかったため、
舟に乗せて流され、漂着した浜の人々に
よって祀られたとされています。
左手に鯛をかかえ右手に釣竿を
持った姿で親しまれる漁業の神にして
商売繁昌の神様でもあります。
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2. 大黒天
頭巾をかぶって打出小槌をもつ姿で
親しまれていますが、もともとは
ヒンドゥー教のシヴァ神の化身、
マハーカーラの漢訳で「大黒天」。
いったん仏となりながら、人々に福徳を
授けるために再びこの世に現れた神で、
これが日本神話の大国主命(オオクニヌシ
ノミコト)と習合して(ごっちゃに
なって)「大黒様」になったのですね。
大地を掌握する農業・財宝・
福徳開運のありがたい神様。
👉大国主命についてはこちらもご参照を。
・因幡の白兎のあらすじを簡単に🐰 古事記はこう語っていた
3. 毘沙門天
読み方は「びしゃもんてん」。
四天王の一仏で、七福神中、唯一柱、
武将の姿をしてた勇ましい神様。
右手に宝棒、左手に宝塔、足の下には
邪鬼天の邪鬼を踏みつけていて、
「融通招福」の神とされています。
4. 弁財天
読み方は「べんざいてん」、略して
「弁天(べんてん)」様ですね。
唯一の女神で、元はインドの河(水)の
神でしたが、やがて音楽の神、言語の
神となり、さらに日本に伝わってから
「吉祥天」とも習合して、そちらの
性格も兼ね備えることになりました。
すなわち財宝を授ける神で、知恵・
愛嬌・縁結びに御利益があるとか。
5. 福禄寿
読み方は「ふくじゅろく」で、もともと
道教の仙人、「南極老人星」の化身で
年齢は千歳という「招徳人望」の長寿神。
長い頭、長い顎鬚、大きな耳たぶが特徴で、
鶴と亀を連れ、左手に宝珠、右手に
巻物をくくりつけた杖をもっています。
6. 寿老人
読み方は「じゅろうじん」で、
福禄寿と同じく星の化身。
巻物をくくりつけた括り付けた杖を
持ち、にこやかな微笑みをたたえる
老人の姿で親しまれる長寿延命・
富貴長寿の神様。
従えている(こともある)鹿や
持っている桃は長寿のしるしで、
手にもつ団扇は難を払うとされています。
7. 布袋尊
読み方は「ほていそん」。
「布袋(ほてい)様」として置物などで
親しまれ、人の名字にもなっていますね。
いつも笑顔を絶やさず人々に接し、
大きな袋に一杯の宝物を信仰の厚い人に
与えられたという弥勒菩薩の化身。
笑門来福・夫婦円満・子宝の神様です。
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3.新案!(浦島さん)蓬莱へ
さあ、どうでした?1,2ともやや難あり…なんだかスパッと
覚えきれないのではないですか?
ハイそこで、わたくしサイ象の新案です!
エビもタイも
ビ・ジュアルに舞う
浦島さんはほ・ふらい(蓬莱)へ
ビ・ジュアルに舞う
浦島さんはほ・ふらい(蓬莱)へ
いかがでしょうか;^^💦
注釈すると、こうなります。
- エビ⇒えびす
- タイ⇒大黒天
- ビ⇒毘沙門天
- ジュ⇒寿老人
- ほ⇒布袋
- ふ⇒福禄寿
- へ(べ)⇒弁財天
ガハハハ、どうです?
これでカンペキでしょうY(^O^)Y
ん? 何ですか?
浦島太郎が行ったのは、「蓬莱」とか
じゃなくて「龍宮(城)」じゃないの?
それに浦島は七福神と関係ないじゃん……
とおっしゃるんで?
いえ、これが「龍宮」でなく「蓬莱(山)」
だったんです、少なくとも『日本書紀』や
『風土記』ではそう書かれいるんです。
もっとも行った人はまだ「太郎」ではなく
「浦島子」(読み方は「うらのしまこ」と
「うらしまのこ」の2説あり)ですけどね。
ともかくこれが「龍宮」に変わったのは
室町時代の『御伽草子』あたりから。
そしてその浦島が七福神と関係してくる…
それが「蓬莱」でのことなんです……
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🐢 浦島が会った「八仙」とは?
さて、そもそもこの「蓬莱」というのは、中国山東省沿岸に現存する都市で、
浦島は亀から化身した美女に連れられて
そこまで行ったと『日本書紀』に
書かれています。
そしてそこで「衆仙」(多くの仙人)に
会ったとされているんですね。
中国では昔から伝説的な8人の仙人を
まとめて「八仙」と呼ぶ習わしがあって、
今も蓬莱閣(蓬莱市のテーマパーク)には
この八仙の像や絵や飾られています。
下の絵のように八仙全員が船に乗って
海を渡っている図を描くのが
「八仙図」のお約束。
そういえば七福神もみんなで宝船に
乗っている絵が多いではないですか。
もともと「八仙」から発想されたのでは?
と思わされるゆえんです。
ただ八仙のメンバーは漢鍾離、張果老、
呂洞賓、李鉄拐、韓湘子、藍采和、曹国舅、
何仙姑(唯一の女性)で、七福神の誰かと
重なるわけではありません。
ともかくこれが「八仙起源説」
詳細はコチラへ 👉Wikipedia
👉もう一つ、浦島太郎の謎に満ちた世界に
ついては、こちらをご参照ください。
・浦島太郎は意味不明?善行も”禁断の玉手箱”で罰せられ…
・玉手箱の意味は?パンドラの箱を重ねた太宰治
🐢 まとめ
いかがでした?サイ象の新案「七福神の名前の覚え方」!
七福神全員を入れた文句で、それなりに
意味が通っていますし、しかも起源に
あった(かもしれない)八仙について
豆知識を提供するという(知的な)
御利益も…。
これはもう間違いなしのヒット作!
これからはぜひ、これを口ずさんで
七福神の名前を忘れないように
いたしましょう。
きっとご利益がありますよ~~(^O^)/
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