ゼミ志望理由書の書き方【例文つき】熱意を伝える6ポイント | 笑いと文学的感性で起死回生を!@サイ象

ゼミ志望理由書の書き方【例文つき】熱意を伝える6ポイント

フル単位
しかし職なし
友もなし
      教授 professor_at_board
四年間
お喋りしたのは
教授だけ

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ゼミに入らない手はない!

いきなりで失礼しました、サイ象です。

それなりにがんばって入った大学。
そしてそれなりに勉強もしてきたのに…
上の川柳のようなウラ悲しい終わりを
迎える学生さんたちが少なくありません。


こういう風にならず(なりかけている
人は引き返して)、充実した、後悔の
ない気持ちで大学生活を終えるには、
それでは、どうしたらいいんでしょう。

まず、上の川柳の人のような極度の
「ぼっち」にはならないこと。


そしてこれ、「ぼっち」にならない
方法の1つでもありますが、これから
ゼミに入るチャンスがあるならば、
絶対にこれを逃さないこと!

で、そうなると必要になってくるのが
よりよいゼミ志望理由書
(志望動機書)の提出。



それはそうですよ。

いい加減なものを出されたら、
入れたくなるはずがありません。

長年、大学教師をやってきた人間の
ホンネとして、これはたしかに
証言できます。


そこで本日は、これなら採ってもらえる
という「ゼミ志望理由書」の書き方に
ついてお伝えしていきたいと思うんです。


絶対に知っておきたい6つのポイント

「志望理由書」ってくらいですから、
なぜそのゼミに入りたいのかという
志望動機を明確に書くことが大前提。

でも、ただ書けばいいという
ものではありません。

だって競争がある場合は、それに
勝ち残らなければならないんですからね。


そこで、以下では勝つための志望理由書の
書き方を考えていきますが、絶対に
頭に入れておくべきなのが以下の6点。


  1. 読む側の立場で書く

  2. 全体の構成を決めてから書く
  3.  
  4. このゼミしかないという
    理由を書く



  5. 自分をアピールする

  6. 具体例で表現する

  7. 推敲する


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何となくで書いていくのでなく、
そのゼミに入りたいという熱意
どうしたら伝わるか…という目的意識を
もって書く。

そのためにはこれら6ポイントが
欠かせないものになってきます。

では、その1つ1つについて、
をより具体的に見ていきましょう。


1. 読む側の立場で書く

所属ゼミ決定までのプロセスは、大学により
また学部によりまちまちでしょうけど、
基本的には学生の希望と、それを教員が
受け入れるかどうかで決まりますよね。

ということは、そのゼミの先生に
「イヤだ。指導したくない」と
思われちゃったらオシマイなんで、
そう思われないように書くことが
絶対条件になります。


それにはどうすればいいか?

簡単です。
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その先生の顔を思い浮かべ、先生に
なりきって、こんな「志望理由書」なら
喜んで入れちゃうだろうな…と思える
ようなものを書いていくことですよ。

逆にいえば、こんな「志望理由書」なら
入れたくないだろうな…と思える
ようなものを書かないこと。


見た目が大事

つまりこれ、基本的に「入れて下さい」
という依頼文の一種なんですから、文体も
「である/する」調より「です/ます」
調にした方が受け入れられやすい
かもしれませんね。

手書きの場合は、字が下手だとやはり
見栄えの悪いぶん劣勢に立たされますが、
それを補ってあまりある一生懸命さ、
丁寧さの伝われるものに仕上げればOK。

   書く ダウンロード

ミスった部分は修正液で直すなどして
きれいな書面で誠意を伝えます。


字数が決まっているのにオーバー
してたらどう見られるか、逆に字数が
少なくてスカスカの理由書だったら
どう思われるか……

すべてそれを見る先生の顔を
思い浮かべて考えましょう。

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2. 全体の構成を決めてから書く

よくあるのが頭もシッポもない、
ナマコのような支離滅裂な文章。
(おっと、ナマコさんに失礼かな?)

これは「志望理由書」ばかりでなく、
各種書類からレポート、卒論に至るまで
学生さんの書いて出すあらゆる文章で
大学教師たちがいつも、ア”ア”~と
疲れている問題。

なので、慣れてるっちゃ慣れてるんですが、
そうではない「尾頭付きの鯛」のような
理由書も出されますから、どちらを
採りたくなるか……言うだけヤボですね。

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ここはナマコでなく”尾頭付きの鯛”を
献上して気持ちよく召し上がって
いただきましょう。

それには思いつきをダラダラ書くのでなく、
まず何を書くのかを決め、次にそれを
どういう順序で書いていくのかを考える。

それらを箇条書きの形で書き出し、
よく考え整理してから書くこと。

たとえば、

  1. なぜそのゼミに入りたいのか

  2. 入ったら何をしたいのか
  3.  
  4. 自分のアピールポイントは…
の3段階で書いて、結論はこう
締めくくろう…とかですね。


3. このゼミしかないという理由

もし書き上がった理由書が、そのゼミに
落ちた場合に第2、第3志望のゼミでも
そのまま使えるような文章だった
としたら、どうでしょう。

手間が省けていいかもしれませんが、
第1志望のゼミに入れてもらえる確率は
ぐんと下がるでしょうね。
(難関なら特に)
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    お宮(金色夜叉)のように蹴落とされる……

そのゼミ独自の方針や特徴をよく調べ
理解した上で、それをよいと思う理由、
また自分がどの点に魅力を感じるのかを
具体的に書くこと。

さらに自分の性格や関心分野、将来の
希望などとの関係で、そのゼミがなぜ
自分に最適だと考えるのか、これも
具体例を挙げて説得したい。


かつそれが教員が進めている研究の
専門分野との関係で十分に必然性が
あるように書けていればベストですね。

自分の専門のことを知っている学生と
全然知らない学生とで、先生は
どちらを採りたいと思うでしょうか?

人魚図 03
先生は人魚の専門家ですよね。ボク知ってますよ…。

志望動機がいくつもある場合は、
「第一に、……。第二に……。」と
箇条書き的に整理して述べていくと
論理的な明晰さが増して、さらに
印象がよくなります。

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4. 自分をアピールする

「自己PR」などの欄が設けてある場合は
もちろんですが、そうでなくても
要は「採ってほしい」わけですから、
PRは必ずやりましょう。

語学力やコンピュータのスキル、
学問的探究心や知的好奇心の高さ、
リーダーシップやチームワーク力etc.,
そのゼミに適していることを示す資格・
能力・長所をがんがんアピールします。

学生の自主性・積極性はどのゼミでも
歓迎されるはずですから、
遠慮はいりません。


え? 書けるような能力・
長所が一つもない?

それなら短所を書きましょう。

  

とはいえ、
「どうだ、これがオレの短所だ。
参ったか」なんて開き直っても
あまり意味はありません。

でも、それをどのように克服しようと
しているのかを書けば先生の注意を
引くことができます。

「自分を客観的に見て分析する力の
ある学生だな、これから伸びるかも…」
と思ってもらえるかも…です。


そのほか「採ってほしい」一心で
ただただウケを狙うようなのもアリ。
(これも先生によるでしょうけど)

例を挙げるなら…
「変顔が得意です」とか
「飲み会の幹事は任せて下さい」とか
「毎日、便所飯食べてます」とか…。

はたまた
「キレイ好きなので、研究室の
掃除ならお任せください」とか…

  


5. 具体例で表現する

これも「志望理由書」に限ったことでは
ありませんが、表現が具体的でないと
説得力が出て来ません。

その意味で、ゼミに入ってから何を
やりたいのか、卒論を書く場合は
どんなテーマかといったことも
具体的に書ける人の方が勝ちですよ。


だから、まだ考えていない人もこの機会に
詰めるだけ詰めて、具体的なことを
書けるようにしましょう。

考えがまとまらない場合も、たとえば
こんなのはどうかなあと思う例を
一つでも挙げられれば、評価は
ぐんと上がるはずです。

   interview

またゼミ説明会などで見た感じがいいと
思っているだけ…というような場合も、
「なんとなくいい」ではなく、なんとか
具体的な事項を挙げることです。

例ですか?

「先輩がみな真面目そうで自分に
合っている」とか、
「マンガの研究もできるから」とか、
「先生がきれいだ」とか……。

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6. 推敲する

これまた「志望理由書」にかぎりませんが、
書き上げたら読み直して文章のチェックを
することが絶対に必要です。

間違いだらけのゾンザイな理由書を
読まされて、どんな先生がその学生を
採りたいと思うでしょうか。

読み直して、もし「こんな志望理由書、
自分なら採らないな」と思えたなら、
それはもちろんイチから
書き直すべきですね。

      

何度も直していけば、それなりに
よい文章になっていくものですよ。

あきらめずがんばりましょう!


なに? あーせえこーせえばかり
言ってないで、手本を示せ?

はいはいお待たせしました。
一つだけ挙げてみますので
参考にしてください。


志望理由書の例

 私が○○先生のゼミを志望する
理由は、第一には異文化との
接触機会をもっと増やしたいこと、
第二には今自分が最も興味のある
国際協力の分野について深く
学びたいということです。

私の子ども時代からの夢は、世界中を
見て歩き、探検したいということ
でしたが、中学生の時に読んだ本から、
特にイスラム圏に関心をもつように
なりました。


 最近では、APECのサイトを利用して
他国の学生と交流するという上級生との
協同研究に参加させてもらい、新しい
交流方法で世界が広がっていくことに
胸をときめかせています。

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 国際協力の分野については、ゼミ
説明会の際に3年生から紹介された
青年海外協力隊との交流ということに
興味を惹かれ、ぜひ自分も何かを……
とやる気が湧いてきました。


 ○○先生のご著書『△△の××』も
拝読し、学識の深さばかりでなく、
実際に活動してこられた行動力や
人脈の多彩さに驚嘆させられました。

できることなら、私も文献的な勉強
ばかりでなく、人との関わりを通しての
成長をしていきたいと願っています。

 好きでやり始めたことはどこまでも
やり通すという粘りが自分の長所だと
思っていますので、○○ゼミに入れたら
絶対に頑張れる自信があります。

どうかよろしくご検討ください。

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まとめ

さて、わかっていただけたでしょうか。

せっかくがんばって入った大学です。
高い授業料も払っています。

後悔のないようフル活用して
卒業していきましょう。

👉そもそもなぜゼミに入った方がいいのか
ということについては、こちらの記事も
参照して下さい。

大学のゼミが就職を左右する!その(目に見えない)理由とは?

大学ぼっちは女子にはつらい…”便所飯”を脱却する方法は?

     ぼっち162383


「ゼミ志望理由書」の提出ができたら、
次のハードルは「ゼミ面接」ですね。

「理由書」がしっかり書けている人なら
これを恐れる理由は何一つありません。

👉面接について詳しくは、こちらを。

ゼミ面接で落ちる人/受かる人 …違いを見きわめて対策を

   

それから、ゼミ選択に関連して考えて
行かなきゃならないのが「卒論」
(多くの場合)。

この難物をどうするか含め、大学の内情や
そこで生き抜くためのヒントはこちらの
まとめ記事」に集めていますので、ぜひ参照してください。

大学生活は楽しい?? 充実した4年間にするための徹底ガイド

     


自分に納得の行く卒論を書いて、後悔なく
大学生活を終えるためには、自分に適した
ゼミを選び、そこに入れてもらうことが
何より大切。

ここでしくじると、そのツケが
一生ついて回る可能性大です。


だから「ゼミ志望理由書」はたんなる
紙切れ1枚であっても、実は千金の
重みをもつんです。

ぜひベストを尽くしていいものを
書きましょう。



そのためのガイドを上に書いてきた
わけですので、何度も見直して
大いに活用してもらえればと思います。
👉〇〇理由書とかぎらず、どうも文章の
書き方自体がわからないという人には
それをめぐるヒントも同じく「まとめ記事」に
集めていますので、探してみてくださいね。

大学生活は楽しい?? 充実した4年間にするための徹底ガイド

        野球猫matsui-anime


ほかにも、わからない点があれば
遠慮なく「コメント」欄から質問を
送信してくださいね。

ともかく頑張ってやりぬきましょ~y(^0^)y


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