卒論代行はばれる?強請られて除籍/解雇…でもスルーもあり?
代行して金銭を得ていた。
俺は最初、研究室のメンバーに
冗談でこう言った。
15万円で卒論全部引き受ける、と。
数日後研究室内であまり親しくない、
勉強出来ない金持ち君が口をモゴモゴ
させながら「やってくれないか」
と頼んできた。
即答で「OK!」と答えた。
いきなりで失礼しました、サイ象です。
上記は、とあるブログからの抜粋。
いちおう「フィクション」と銘打って
いますが、基本的に事実あったとしか
受け取れない書きぶりですね。
😎 卒論代行ビジネス
というわけで今回は、卒論の「代行」すなわち誰かに代わりに書いてもらう
という行為についてのリサーチです。
つまりその実態や危険性はどの程度か、
もしやるならどんなリスクがあって、
何を覚悟しなければならないか……
といったことですね。
上のブログの管理人は、在学中に始めた
この”おいしい”仕事を卒業後も続けたと
書いていますが、実際、ビジネスとして
卒論代行を請け負う業者も存在します。
え! と驚いた人は「卒論 代行」で
ネット検索してみてください。
ほーら、業者のサイトが
ぞろぞろ出てきたでしょう。
ただ、記事は出ても「広告」は
一切出ませんね。
それはこのサービスの倫理性を問題視した
グーグル、ヤフーがあいついで掲載を
中止したから(2007年ごろから)。
もちろんお上も「到底許されない行為」
とダメ出ししています。
👉 YOMIURI ONLINE”
😎 大学にバラすぞ!
さて上記のブログ記事の続きをもう少しだけ見ておきましょう。
その「クソ大学」ではつねに成績トップ
だったという「俺」さんと「勉強出来ない
金持ち君」との契約内容は、論文そのもの
だけでありませんでした。
発表時に使うパワポやレジュメ、また
「発表時に想定される質問と応答集」
やそれについての電話相談などまで
含んでの総額が「15万円」とのこと。
このへんは大学・学部によるでしょうが、
卒論提出後の口頭試問などもある場合は
こういうケアも当然望まれるでしょうね。
ともかくその後、社会人になってからも
「卒論代行業をした」俺さん、「感謝の
あまり取り決めた額以上に」払ってくれた
おいしい顧客に遭遇したかと思えば、
その逆に……
前金だけ払って後金を払わずに
逃げたやつなんてのもいる。
追い詰めて取り立てるか、
大学にバラすぞと脅迫して
取り立てるか悩んだ。
金銭を受け取れない事よりも、
払わずに逃げるというその腐った
根性をぶっ叩いてやろうと思った。
だが結局見逃した。
(引用元:http://hatenablog)
「結局見逃した」理由としては
「もう社会人だった俺は事を荒立てたく
なかった」ということが挙げられて
いますが、それはそうでしょうね。
下手をすれば「俺」さん自身も
お縄ですから。
😎 違法な業者を信用できる?
さて、ここでよく考えてほしいんです。「俺」さんの顧客は、「後金を払わずに
逃げた」という違約を犯していますから
「大学にバラすぞと脅迫」されても仕方ない
ということになるかもしれませんね。
でも、それならば、仮に後金もきちんと
払って契約を完全に履行した場合に、
「もっと払わないと大学にバラすぞ」と脅迫
されることが絶対にないといえるのか、と。
相手は政府にダメ出しされ、グーグル、
ヤフーに広告掲載を拒否されている
闇稼業で稼ごうとしている人たちです。
何にいちゃもんつけて強請(ゆす)
られるか、わかったもんじゃない…
と思うのが大人の知恵というもの。
で、実際、その種の強請りから
警察沙汰になり、全部バレて卒業も
パーに……という事例がいくつも
報告されているんですよ。
😎 強請りに応じてもバレる?
要するにこういうカラクリですよ。警察に被害届を出してしまえば、
卒論代行を依頼したということが
公になってしまうわけですから、
学生さんはばれるのを避けて
お金を払わざるをえない
というわけです。
たとえ本人が〔中略〕
要求された金額を支払って
公になるのを避けたとしても、
他の依頼者が警察に被害届を
出せば、捜査が始まって
芋づる式にばれてしまう
ということも……
(引用元:MAXSCOPE JOURNAL.)
いや、あの業者ならナントカ協会認可で
いい評判も聞くから、強請りなんて
ありえない…
なんていう思い込みは禁物。
そう見える業者こそが実は危ないと
このサイトでも訴えています。
しかも自分は親に怒られ、頭を下げて
泣きながらなんとか金を工面したのに、
他の依頼者が警察に投降したせいで
自分の件もバレて、すべてパー…
こうなった日には、まったく
割に合わず、泣くに泣けません。
この場合の処分としては退学よりさらに
重い「除籍」(復学不可能)の線が濃厚。
就職してから発覚した場合は卒業
取り消しの上「懲戒免職」(解雇)の
可能性大です。
😎 業者弁護論の大きな誤解
さて、もうおわかりですよね。業者に「卒論代行」を依頼するのが
どんなに危ないことか……
でも、こういういかにも”真っ当”な
「大学側」に立つような意見に対して
異論を唱える(少なくとも結果的に業者の
肩を持つ)サイトも見受けられます。
たとえば「卒論を代行したら休学処分に
するぞ、厳重注意をするぞ」云々の
掛け声は「『建て前』で脅している
だけ」だというのです。
考えても見てください。
休学処分にしたところで大学側に
何かメリットがあるんでしょうか。
厳重注意なんてそんな面倒な
手間をかけるでしょうか。
大学は、クオリティの高い論文が
欲しいので、コピペは困るわけです。
クオリティの高い論文をタダで入手し、
それを学会などで発表すれば
大学側の実績になります。
実績が増えれば大学の信用が上がり、
入学してくる学生や大学に寄付する
人が増えると言う仕組みです。
「卒業論文を出しなさい」というのは
大学側のお金儲けの都合にすぎません。
だから、丸コピやパクリは困る
のであって、厳重注意するぞ
と言うのは単なる脅しです。
(引用元:Ronboon!)
大学の実情をあまりご存じないよう
ですので、お知らせしたいのですが、
学会発表などして「大学側の実績になる」
ほどクオリティの高い論文を書く
大学生なんて、まずいません。
超一流大学なら、そういう論文が出て来る
可能性がゼロではないかもしれませんが、
それは、もし出ればめっけものという
レベルであって、教える側でそんなことを
期待することはありません。
(大学院は別ですが)
また仮に学会での評価が少し上がった
からといって、それによって受験者数が
増えたり、寄付する御仁が出たりするか…
それこそ「考えても見てください」。
世人の大半は(小保方さん並みの)
ニュースにでもならないかぎり、学会の
ことなど意識さえしていません。
だから「丸コピやパクリ」の卒論が
なくなると大学が儲かるというような
因果関係も存在しません。
😎 不正を処分することのメリット
また不正をした学生を処分したところで「大学側に何かメリットがあるんで
しょうか」とお尋ねなので、お答えします。
まず思いだしてほしいのは、大学が
やっているのは商売(営利目的の事業)
ではなく教育・研究だということ。
少なくともそういう建前のもとに、
国からの補助金ももらっていますから
(私学もですよ)、それに違反すれば、
そのことで受けるダメージの方が
大学にとってはよほど大きいんです。
つまり不正があったことや、それに対し
適正に処分しなかったことなどがもし
表沙汰になれば、それこそ大学は
信用を失い受験者数も減少します。
下手をすれば大学としての認可を
取り消されて補助金もストップ。
いずれにせよ収入の激減が予想されます
から、純粋に商売で考えた場合も、
不正を働いた学生を処分することには
大学側にメリットがあるんです。
😎 強請られなければバレない?
さあ、これでもうおわかりでしょう。卒論を代行業者に依頼すれば、その先に
待っているのは、卒業⇒就職という
バラ色の人生の始まりどころか、
地獄への転落の第一歩である可能性が
高いんです。
え? でもそれ、あくまでも
強請られたらの話でしょ?
絶対に強請られないって保証(確信)が
あればいいわけじゃん……ですか?
いや、それでもバレます。
大学教師の目は節穴ではありません。
提出された卒論に目を通せば、それが
本人の書いたものかどうかはすぐ
わかるんです。
本人の学力や文章力を知っていれば
もちろんですが、ほとんど知らない
場合でも業者の文章を読んで「怪しい」
と思わないような教師はまずいませんよ。
それを出した学生さんの運命の岐路は、
だから、そこで「怪しい」と思った教師が
調査に乗り出すか、それともなんらかの
理由でパスしてしまうか…。
またはそもそも読まないか…
といったところなんです。
👉そのカラクリはコピペの卒論や
レポートがバレない場合も
あるのと同じです。
詳細はこちらをご覧ください。
・卒論のコピペはばれる…でもOK?どうなってる大学の内部事情
・大学のレポートでコピペは0点!それでもやる合法的裏技とは?
やっぱりこれは危ういギャンブル…
地獄行きのリスクを冒しますか?
😎 まとめ
というわけで、結論はもう言うまでもないでしょうが、卒論はなんとか
頑張って自分で書きましょう!
……ということ。
コピペもルールを守るかぎりでは
やってかまわないわけですし、
早めに取り組んで、計画的に進める
ようにすれば、絶対大丈夫ですよ。
仮にあなたが劣等生でも、その大学に
入学できたということは、卒業の
能力ありと大学が認めたということ。
そういう人が書けないほど高度な論文を
大学が要求するはずはないし、また
書けないと苦しんでいる学生がいれば、
サポートする責任も大学にはあります。
だから、書けないと思ったら、早めに
指導教員(ゼミの先生など)やなんらかの
相談室などに相談すること。
提出期限間際になると先生も対応しきれ
ないので、早めに行くことが大切です。
👉え? 話はわかったけど、
いざ”My卒論”に取りかかる
となると、何をどう書いて
いいか全然わからない?
そういった問題を含め、大学
生活での諸々の悩みを解決する
お助け記事をこちらに集めています
ので、ぜひ参照してください。
・大学生活は楽しい??充実した4年間にするための徹底ガイド
そのほかわからない点があれば、
遠慮なく「コメント」欄から質問を
送信してくださいね。
ともかく頑張ってやりぬきましょ~(^O^)/
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