カレーに使う香辛料の効能一覧(種類別) どのスパイスが何に効く?
やあやあサイ象です。
ヒーヒー( ̄□ ̄;)、カレーってやっぱ、
おいしいですよね~。
特に香辛料たっぷりのインド風
本格カレー!
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しかもこれ、おいしいばかりでなく
健康上の効能もいろいろとあるんです。
インド人が数学やITに強いこと、
またインド人女性のほぼ例外のない
スレンダーな美しさ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:…
これらも多分に彼らが毎日、口にしている
スパイシーなカレーの効能なのでは……
とその諸々の効果が近年ますます
注目を集めているんですね。
それもそのはずでしょう、なにしろ
カレーに配合されている多種多様の
香辛料(スパイス)のほとんどは、古来、
中国で漢方薬に調合されてきた種々の
薬草とほぼ同じもの。
効能がないはずはない……
って話なんですよね。
🍛 スパイス色々、効能もいろいろ
さて、この「スパイス=薬草」にも各種あって、それぞれの効能には、
健胃・発汗など互いに重なる部分も
多々あるんですが、他と重ならない、
そのスパイスならではのユニークな
効果もあります。
たとえばフェンネル(茴香・ういきょう)
には母乳分泌・月経促進・利尿の効果が
あるとされますが、すべてのカレーに
フェンネルが多く含まれているわけでは
ないので、ごく普通のカレーを食べて
これらの効果が出るのを待っても
期待薄……でしょうね。
(そんな人いないか…;^^💦)
逆に生姜(しょうが、ジンジャー)は、
体を温めて各種の症状を緩和する効能が
ありますから、風邪を引いた人が生姜を
多量に仕込んだカレーを作って食べる
のは大いに理にかなっているわけです。
となると、どんなときにどんなカレーを
食べるのが健康上、最も効果的かを知る
には、どのスパイスにどんな作用が
あるのかについて、ある程度の知識を
持っておく必要があるということに
なってきますね。
そこで以下では、 カレーに含まれる
代表的なスパイスについて、その主な効能・
薬効を順次紹介して行こうと思うんです。
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🍛 各種スパイスの効能
まず、これなしにカレーはできないといえる基本的なスパイスとして
挙げられるのが、
- ターメリック(うこん)
- コリアンダー(パクチー)
- クミン
- 唐辛子(とうがらし/チリペッパー、
チリ、カイエンペッパーとも) - 胡椒(こしょう、ペッパー)
でも、本格的なインドカレーになると
この5種のほかにも多種多様、30種以上
ものスパイスが配合・調合されています。
以下では、上に挙げた5種の
基本スパイスに続いて
- 生姜(しょうが/ジンジャー)
- にんにく(ガーリック)
- クローブ(丁子・ちょうじ)
- カルダモン(小荳蒄・しょうずく)
- フェンネル(茴香)
- 花椒(かしょう/ホアジャオ)
の各スパイスの効能について
概説していきますね。
👉ちなみにこれらのカレースパイスの、
どれでも、手っ取り早く手に
入れるには楽天市場が便利です。
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ご覧ください。
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🍛 ターメリック(うこん)
ショウガ科の多年草で、たいがいのカレーが黄みがかっているのは、この
ターメリックの色から来ています。
(実は「たくあん漬け」の黄色も)
二日酔い防止の「ウコンの力」はすっかり
有名になりましたが、その”力”となって
いる成分がすなわちクルクミン。
このクルクミンの第一の効能が、胆汁の
分泌を促して肝機能障害を予防し、
肝機能を強化してくれること。
そのほか鎮痛、抗酸化作用、抗炎症作用
また皮膚炎の殺菌作用も認められ、
漢方では止血効果もあるとされています。
また近年わかってきた効能として、脳内の
神経細胞の損傷を修復する作用、また
「アミロイドβ」というタンパク質を
分解する効果があります。
この「アミロイドβ」は脳内で沈着して
いわゆる「老人斑」を発生させるもので、
これがアルツハイマー病患者の脳に多く
見られ、認知症の発生に関係すると
考えられているんですね。
つまりターメリック(うこん)は
アミロイドβを叩いてボケ防止にも一役
買ってくれる、というわけです。
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🍛 コリアンダー(パクチー)
セリ科の一年・二年草で、白こしょうに似た果実が熟すにつれて芳香を放ちます。
葉・茎にも特有の香りがあり、タイ料理では
これが「パクチー」と呼ばれて、
トムヤムクンの浮き実などで大活躍しますが、
インド料理でも同じように使うんですね。
薬効としては、消化を助ける健胃作用、
食欲増進作用のほか、鎮痛、血液浄化、
発汗作用があり、かゆみ止めにも
応用されているとか。
👉 クミン
古代ギリシャ・ローマ時代から栽培されていたセリ科の一年草の種子で、
キャラウェイに似た香りと辛み。
その辛み成分クミナールに消化促進や
解毒作用があって下痢や腹痛の治療、
胃腸内にガス溜まることの予防、
肝機能強化などの効能があります。
🍛 唐辛子(チリペッパー)
世界の料理に広く用いられている”最強”のスパイスですが、意外にもビタミン類
(ビタミンC、カロテンなど)も豊富。
消化酵素ジアスターゼを活性化する作用
で唾液や胃液の分泌を促進することに
よる健胃・整腸・食欲増進のほか、
抗酸化作用、老化防止などの効能も
期待できます。
漢方では感冒、頭痛、歯痛、吐き気、
かっけ、蛇の毒の解毒にも効果が
あるとされてきています。
さらに辛み成分のカプサイシンには
新陳代謝を活発にして体内の脂肪を
燃やす効果も大です。
👉カプサイシンのこの効能を
利用したダイエットも有効ですし、
反面、摂り過ぎは「毒」になります。
詳しくはこちらを参照してください。
・唐辛子ダイエットって効果あるの?カプサイシンの性質を知って
・辛い料理で腹痛・下痢?カプサイシンの毒性と効果を知ろう
またダイエット効果はほかの
スパイスにも期待できます。
・カレーダイエットの効果は?どのスパイスがどう効くのかを見きわめて
🍛 胡椒(ペッパー)
コショウ科のつる性植物で、加工方法によりブラックペッパー、ホワイトペッパーなどに
分けられます。
風味のより強いブラックペッパーが
カレーの主要なスパイスとなっており、
辛み成分ピペリン(アルカロイドの
一種)に健胃、腸内ガスの排出、食欲増進、
強精などの効果があり、漢方では発汗や
感染症にも用いられます。
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🍛 生姜(ジンジャー)
最も古くから世界的に重宝されてきたスパイス=薬草で、タンパク質分解酵素
(これが”生姜焼き”などに応用される)
のほか「自家ジアスターゼ」を含むため、
健胃・整腸作用は抜群です。
体を温める効果のほか、頭痛、鼻づまり、
嘔吐、腹痛、咳を緩和する効能が
漢方薬に応用されてきています。
ですから、風邪にはただの”生姜湯”
(ホットジンジャー)もよし。
これにレモンやハチミツ、あるいは
おろし大根などを加えればもう
バッチリの効果が期待できるのです。
🍛 にんにく(ガーリック)
これも世界的な、最古のスパイス=薬草、また強壮剤ともなるユリ科の多年草。
難点は後に残る強い臭いですが、臭いの
元になる物質アリシンが体内の
ビタミンB1と結合してできる
「アリチアミン」の効果がまた強烈。
疲労回復のほか、かっけ、便通、精力
増強、コレステロール低下、血圧降下
にも効く、まさに万能薬なんですね。
👉マイナス点も含め、ニンニクについて
さらに詳しい情報はコチラへ。
・ニンニクの臭いを消す方法!強烈成分アリシンを抑制するには?
🍛 クローブ(ちょうじ)
ミックススパイス”ガラムマサラ”の主体となるスパイスの一つ(ほかには
ナツメグ、シナモンなど)で、バニラに
似た芳香があります。
「丁」字型だから丁子(ちょうじ)
含有成分オイゲノールの抗酸化作用が
老化防止に高い効果があるほか、
消化機能を促進する健胃・整腸効果、
体を温める効能もあり、歯痛鎮静にも
応用されています。
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🍛 カルダモン(しょうずく)
インド・マレーシア半島が原産地で、樟脳(ナフタリン)に似た特有の芳香が
あり、含有成分シネオールは防腐作用、
消臭効果のほか、脳の血流を増やす
ことによる強壮効果もあり、物忘れの
防止や解熱の効能もあるといわれます。
右下がカルダモン
チャイ(マサラティー:インド風紅茶)や
中近東のコーヒーの香り付けや
デザートにも使われる芳香が命。
🍛 フェンネル(茴香)
英語で”fennel”なので「フェネル」とも書かれる、草全体に独特の甘い香りを
もつセリ科の多年草。
上でふれた母乳分泌・月経促進・利尿の
ほか、腎臓・膀胱の疾患、蛇の毒に、また
視力強化にも効能があるといわれます。
黒胡椒とフェンネル
種子から抽出される茴香油には健胃のほか
去痰、鎮痛、循環促進などの薬効があり、
健胃剤やリキュールに利用されています。
インドでは食後の口臭を消すために
口に含んで噛む習慣もあり、日本の
インド料理店にも出してくれる
ところがありますね。
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🍛 花椒(かしょう)
四川料理の醍醐味、”麻辣”(マーラー)。その”辣”を受け持つのが唐辛子で
痺れるような”麻”は花椒の作用。
インドのスパイスではないので
カレーに使われることはなかった
のですが、国際化の進む現今では
「花椒カレー」というのも登場して
きました。
花椒や山椒に含まれるサンショオールには
整腸や内臓粘膜強化の作用があり、
またカプサイシン同様、辛み成分からの
発汗作用が代謝の改善、ひいては脳の
活性化にもプラスに働きます。
👉詳しくはこちらで。
・山椒と花椒&花山椒・青山椒…の違いは?麻辣の”麻”の決め手はコレ!
🍛 最後に:セロトニン増殖効果
スパイスはまだまだありますが、主なものは以上でだいたい紹介
できたものと思います。
はじめにも述べましたように、各スパイス
独自のユニークな効能というものもあり、
また多くのスパイスが共有している
総合的な効果もあるわけですね。
そこで最後に是非ふれておきたい、
大きな総合的効能が、”幸せホルモン”
と呼ばれるセロトニンを腸内に増殖
させるという、まことにありがたい効果。
すなわちスパイス含有量の多い…つまりは
香りと辛さのそこそこに強いカレーを
食べれば、もうそれだけで幸せな
気持ちになれるという次第。
👉この効能、また二日酔いの朝や
昼に食べるカレーの効能については
こちらで詳しく検討しています。
・カレースパイスにセロトニン増やす効能!辛さの幸福の秘密とは
・二日酔いにカレーが効果あるって、なぜ?その秘密に迫る!
さあ、いかがでした?
もうおわかりでしょう、健康に
いいことずくめのカレー!
これはもうせっせと食べない
理由はありませんね。
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ただ、激辛の食べ過ぎはやはり危険を
伴いますし、一定のスパイスの特殊な
効果に関しては、どんなカレーでも
期待できるわけではない、という点に
注意してくださいね。
それでは失礼して、
いただきま~す(*~▽~)ノ
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