サンタクロースはクリスマスと関係ない?サンタ自身の回答は?

 


やあやあサイ象です。

年の終わりの楽しみといえばクリスマス。

クリスマスといえばサンタクロース!
ですよね~。

でも実はサンタのおじさんって、
もともとクリスマスとは関係ないんだって、
知ってました?

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今回はその「関係ない」という話について
探りを入れてみたいと思うんですが、
それをいうには、まずクリスマスとは何で、
サンタクロースとは誰なのか……意味を
明らかにしておく必要がありますよね。

そこで今日は、話をわかりやすくするため
サンタクロース自身の目線を設定し、
サンタさんご自身に起源を語っていただく
形で進めたいと思うんです。

お楽しみに~。



👉 サンタクロース登場

どっこいしょ、と……

はいはい、お待たせしました。
わしがサンタクロースですじゃ。

いやー、さすがに   サンタsanta-34692_640
こたえますな、このトシんなると。

一晩で世界じゅう回るってのも……


え? そんなこと不可能だろっ…てか?

いや可能なんじゃ。

思いだしてみられよ、あなたの国の
浦島さんだって、玉手箱をあけるや
“一瞬”にして300歳だか700歳だかの
お爺さんになってしまったではないか。

ならば、その逆もあるはずで、  図1

何を隠そう、わしは「逆=浦島」、
あなたがたにとっての”一瞬”の間に
300年も700年もの長さを生きる
人間……いや、妖怪と呼んでもらっても
かまわんがな、ホーッホッホッホ。


さて、近年わしは世界中の子どもたちから
えらい数の手紙をもらうんようになったん
じゃが、時々目にするのが、

あんた、ほんとはクリスマスと関係
ねえんでねえの?……というもの。


そこで今日は、この疑問にちゃんと答えよ
とのお達しで、呼び出されて参ったわけ
じゃが、まことにそのとおり!

本来は関係なかったものが人間
どもの勝手な都合で一緒にされて
しまったんじゃよ、ホーッホッホッホ。

   サンタ nicholas-477497_640 


なんでそうなってしまったか? 
   
それをこれからひもといていくんじゃが、
それにはまず、このわし、
サンタクロースとはいったい何者なのか
というところから、お話していかねば
ならんじゃろうな、ホーッホッホ。



👉 偉大なる聖ニコラオス

わしは紀元270年ごろの生まれだから、
実はもう1700歳を超えておる。

もともとニコラオスといって、ローマ帝国
リュキア属州(小アジア地方)のミラ
(ミュラとも書かれる)で大主教まで
上った神学者じゃった。

あまりにもエラかったので、生きながら
にして”聖人”と崇められ、聖ニコラオスと
称された次第じゃ、オホン( ̄ヘ ̄)。

    修道士 nun-29854_640

え? どこがそんなに
エラかったのかって?

ガハハ、それはじゃな、持ち金を惜しまず
どんどん出して困った人たちのために
使いまくったことじゃ。


そんな金がどこにあったのか?

それはわしの家がもともと大金持ちで、
しかも両親とも伝染病で早死にして、
その全財産をわしがつぐことに
なったからじゃじゃ、エヘン( ̄ヘ ̄)。


そういえば、クリスマスプレゼントを
もらおうとしてイブには靴下を吊して
寝る子もいるじゃろう。

あの靴下(ほんとはストッキングじゃが)、
あれも、困っていたある家にわしが
投げ入れた金貨の袋が、干してあった靴下に
スッポリ入った、という話が由来なんじゃ。

どうだ、エラいじゃろう、
ホーッホッホッホ。 

詳しくは、こちらをご覧あれ。

クリスマスプレゼントは靴下にって、なぜ?サンタの答えは?


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👉 もとはサンタの命日のお祭り

ところでご承知かな?

日本語で「聖」と訳されておる接頭辞は、
「セイント」とか「サン」とか「ザンクト」
とか、各言語によって言い方が異なる。

「聖ニコラオス」というわしの名も
各国でいろいろに訛って呼ばれるように
なったが、オランダ語ではこれが
「シンタ・クラース」(Sinter Klaas)。

かの地では14世紀ごろから、わしの命日
だという12月6日に(ほんとは死んで
おらんのじゃが、フッフッフ…)「シンタ
クラース祭」を祝うようになった。


その後、17世紀に  santa-160903_640
アメリカに植民したオランダ人たちが
この祭りを広めた結果、アメリカ風に
なまった「サンタクロース」の名が
定着したというわけじゃ。


だからもともとは「サンタが街にやって
来る」のは12月6日ということになって
おったんだが、これがいつか24日の
クリスマスイブまで待たされる
ことになってしまった。

聖ニコラオスもキリスト教の聖者には
違いないんじゃから、イエス・キリストの
降誕を祝うクリスマスと一緒でいい、
同月中に2回もお祭りはいらん……という、
まあ、ご都合主義じゃな。

  512440461-聖母マリア-モスクワ-絵画-キリスト教

だが実はこれも妙な話で、わしの命日が
6日だというのはちゃんとした記録が
あるんじゃが、キリストの生まれた日に
なると、実はわかっておらんのじゃよ……



👉 異教徒の冬至祭りと習合

それが12月25日だということになった
理由はといえば、四世紀の半ばに教皇
ユリウス一世が「25日だ-!」という
公式な布告を出したから、
ということにすぎん。

布告前に調査は行われたが、正確な
日付を特定できるような文献的な
証拠は何一つ上がっていなかったんじゃ。

ということはつまり、この日付は純粋な
歴史の調査から出てきたものではなくて、
むしろ功利的というか、政治的というか、
それが及ぼすであろう効果を計算した
上での決定、ということなんじゃな。


どんな効果かって? 
それはつまりこういうことじゃ。

キリスト教が布教して行く以前の
ヨーロッパに広く住み着いておった
ゲルマン人やケルト人が、やはり年末の
宗教行事として盛大に祝っていたのが
「ユールタイド」と呼ばれる冬至の祭で、
それがたいがい25日じゃった。

イエス・キリストの生誕もこの日だという
ことにしてしまえば、異教徒たちの祭りと
いっしょくたになって、キリスト教は
受け入れられやすくなるではないか…
ホーッホッホッホ。 

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今でもクリスマスツリーに使っている
ヒイラギ、ヤドリギ、ユール(ゲルマンの
祭り)の丸太、祝い酒の大杯などは
すべて異教徒の祭りの伝統が入り込んだ
ものであって、キリスト教的な意味は
ないんじゃよ。

クリスマスツリーの歴史にかんしては、
こちらもご覧くだされ。

クリスマスツリーの由来は?漱石も読んだ英語教科書に学ぶ



👉 クリスマスでなく「サンタマス」?

だいたいキリスト教は本来、どちらかと
いえば陰気な宗教で、現代の世界各国で
クリスマスと称しておる陽気な馬鹿騒ぎ
とはなじまんはずではないか?

現代でもカトリックの一部や「エホバの
証人」(JW)のように、クリスマスを
否定する信徒も少なくない。

歴史的にいって「キリストのミサ」である
はずのクリスマスが今や「サンタクロース
のミサ」、つまり「サンタマス」に
なっちまってる、だからやめろ……と。


うーん、わしとしては     christmas-234093_640
痛し痒し、同感するところがないでも
ないが、廃止になったらわしは完全
に忘れ去られてしまうじゃろう。

それはしかし……あまりに
サビシ~~((((((ノ゚⊿゚)ノ


もしクリスマスをおやめにするなら、
12月6日の聖ニコラオス祭をきっちり
復活させてほしいものじゃ、
ホーッホッホッホ。 


さて、おわかりいただけたかな?

クリスマスの起源はもともとわしの
命日の祭りで、12月6日だったんじゃが、
この「6日」という日付は、お話しして
来たようなわけで、淋しいことに、
ほとんど記憶されておらん。

が、たとえば25日の朝にプレゼントが
ほしければ6日までにサンタさんにリストを
届けなさいと言われるような場合もあって、
そんなところにかろうじて痕跡を
とどめてはおるんじゃ。

サンタ images

それではまた、クリスマスイブに
お目に掛か……あ、いや、お目に
掛かかることはないが、きっちり
お宅にも潜入させてもらう。

いや、煙突はなくても大丈夫なので
安心されよ、ホーッホッホッホ(*~▽~)ノ。

わしが煙突から家に入るという話が
比較的新しいもので、信じるに足らん
ことについてはこちらで話して
おるので、ぜひ参照されたい。
サンタは煙突から入るって、なぜ?サンタクロースの答えは?



👉 サンタクロース退場

いやー、サンタクロース、いや
聖ニコラオスのまことにありがたい
お話……よくわかりましたよね。

みなさん、もしサンタのおじさんから
クリスマスプレゼントをもらいたいと
思うなら、聖ニコラオスの命日である
12月6日までにリストを作ってサンタさん
にお手紙を出さないといけませんね。

手紙の書き方については、こちらを
参考にしてください。

サンタへの手紙を正調の英語詩で!漱石も読んだ教科書から


それでは、メリー・クリスマス……
いやサンタマス…かな?(ニコニコ)

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