やまなし(宮沢賢治)のあらすじ 🍐謎だらけの童話を解説


やあやあサイ象です。

ついに100回を突破した
「感想文の書き方」シリーズ。

今回は早くもその第113回((((((ノ゚⊿゚)ノ

「あらすじ」暴露サービスとしては
第68弾となります。

スポンサーリンク


今回は小学校の国語教科書などにも
掲載されている宮沢賢治の名作童話
『やまなし』(1923)で行って見ましょ~。
  👇(絵本)


賢治の生前に発表された数少ない
童話の一つで、『岩手毎日新聞』
(1933年廃刊)に掲載されたもの。

短い作品なので、全文を読むのも
かんたんでしょうけどが、感想文などを
考える上でのポイントを押さえるという
意味で(私なりの解釈を含んだ)
「あらすじ」を書いていきますね。



🍐 あらすじ

さっそく参りましょう。

「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻灯
です」という前置きのあと、「5月」と
「12月」の物語があって、「私の幻灯は
これでおしまいであります」と締めくくる
という構成になっています。

「  」内は原文の引用です。


🍐 【五月】

二疋(ひき)の蟹(かに)の子供らが
青じろい水の底で話しています。

クラムボンはわらったよ。」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

「それならなぜクラムボンは
わらったの。」
「知らない。」

「クラムボンは死んだよ。」
「それならなぜ殺された。」
「わからない。」

  カニBeach-Crab-s

こんなふうに言葉を交わす間、
「天井」つまり水面では
「つぶつぶ暗い泡」が流れたり、
蟹たちの吐く泡が上っていったり、
魚(うお)が行き来したりします。

「お魚はなぜああ行ったり来たり
するの。」
何か悪いことをしてるんだよ。
とってるんだよ。」

「お魚は……」と弟の蟹がたずねようと
した瞬間、天井に白い泡がたって、
青光りする鉄砲玉のようなものが
飛び込んできて、魚が上のほうへ
上ったようでした。

    カワセミsacred-kingfisher-815021_640

兄弟の蟹がふるえていると、
お父さん蟹が来て、それは「かわせみ」で、
「おれたちはかまわない」から
安心しろと言います。

「お魚はどこへ行ったの。」
「魚はこわいところへ行った。」

スポンサーリンク




🍐 【十二月】

蟹の兄弟も大きくなり、
川底の風景も変わりました。

兄弟が泡の吐きっこをして
「やっぱり僕の泡は大きいね。」
「大きかないや、おんなじだい。」
と言い争っています。

弟がお父さん蟹にきくと、
「それはにいさんの方だろう。」
というので泣きそうになります。

その瞬間、「黒い丸い大きなもの」が
ドブンと落ちてきて、また上って
いきました。

  103318

「かわせみだ。」と首をすくめると、
お父さんは「あれはやまなしだ」
と教え、それが流れるのに
ついて行こうと誘います。

「そこらの月あかりの水の中は、
やまなしのいい匂いで
いっぱいでした。」

「おいしそうだね、お父さん」
「待て待て。もう二日ばかり待つとね、
こいつは下へ沈んで来る、それから
ひとりでにおいしいお酒ができるから」

三疋の蟹は穴に帰って行きます。



🍐 謎だらけの童話?

ま、こんなお話なんですね。

え? なんかよくわからん?

うーむ。それではよりヴィジュアル
(視覚的)に、こちらのCG作品の
映像で理解してもらいましょうか。



後半が「十一月」とされたので、
驚いたかもしれませんね。

原文は「十二月」なんですが、
これが「十一月」の誤植だとする説も
あって、この作品はそれに
したがったものと思われます。

やまなしが落ちてくる季節としては
たしかに十一月の方が適当とも
思われますが、はて……??


このことを含め、作者の賢治が
何もコメントしないまま世を去って
しまったこともあって、作品は
いまだに多くの謎を残しているんですね。

たとえば…

  1. クラムボンの正体は?

  2. が「悪いこと」をしている
    とされるのはなぜ?

  3.  蟹などsea-urchin-666131_640    

  4. やまなしが「お酒」になるまで
    待たれるのはなぜ?
    (蟹、しかも子どもには、ナマの
    まま食べた方がおいしいのでは?)


🍐 まとめ

これらの謎のどれかに、もし自分なりの
解答を与えていくことができれば、
読書感想文もおのずと仕上がって
いくんではないでしょうか。

え? そんなのどう考えればいいか
わからない?

これを考えるヒントは、こちらの記事で
徹底的にリサーチしていますので、
ぜひ覗いてみてくださいね。

宮沢賢治 やまなしの伝えたいこと?クラムボン/魚/酒の意味は?


また宮沢賢治の作品をめぐっては
ほかにこんな記事も書いていますので、
参考にしてもらえたらと思います。

雨ニモマケズ(宮沢賢治)の意味?ワカンナイと陽水は歌うけど

宮沢賢治 銀河鉄道の夜のあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で

宮沢賢治 銀河鉄道の夜☄「ほんとうの幸せ」を求めて感想文

    戯画鉄道027266

宮沢賢治 注文の多い料理店のあらすじ:短くまとめると…

注文の多い料理店(宮沢賢治) 読書感想文の書き方◎猫の視点から

宮沢賢治の”悲恋”童話作品:土神と狐~あらすじと感想文~


そのほか賢治作品をいろいろ
見てみたい場合はこちらから
探してみてください。

🍐宮沢賢治の本:ラインナップ🍐

034483

え? 着想はなんとなく浮かんできたけど、
その書き方というか、要領がわからない?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

当ブログでは、賢治以外にも
多くの作家・作品をとりあげて、
「あらすじ」や「感想文の書き方」の
記事を量産しています

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧


ともかく頑張ってやりぬきましょう。

僕のからだなんか、百ぺん
灼かれようと…(iДi/~~

スポンサーリンク
(Visited 156 times, 1 visits today)

合わせて読みたい関連記事


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ