インタビューウィズヴァンパイア 原作との違い【ネタバレ】最後に噛むのは?

210PV

文学/あらすじ映画のネタバレ

サクラさん
『インタビュー・ウィズ
・ヴァンパイア』でトム
・クルーズが吸血鬼を
演じたことは当時大きな
話題になりました。

ハンサム 教授
原作者アン・ライスは
その配役に不満だった
そうですけどね;^^💦


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サクラさん
ライスさんはそれなら
誰がいいと?

ハンサム 教授
アラン・ドロン。




サクラさん
オヨヨ(🙀) でもドロン
って、この映画の時点
(1994)で何歳ぐらい?

ハンサム 教授
私の計算では59歳。

ライスが原作を出版した
1976年のころなら、
完璧なハマリ役だった
でしょうけどね;^^💦

とはいえトムも大幅減量
でそれなりに気味悪く
なったので、ライスは
前言撤回してトムに謝罪
したんだとか。

サクラさん
ともかく超イケメンで
あることが大前提❔

実質的な主役はトムの
吸血でヴァンパイアに
されてしまうブラッド・
ピットの方だと思います
が、彼ももまたいつもと
違う妖しい美しさ(叫び)

ハンサム 教授
そのブラピとトムとの間
に同性愛の匂いも漂い、
またその二人の幼女愛
にも危険なものが…

というわけでそこはもう
徹底したLGBTQ的
倒錯の世界…。

サクラさん
キャ~(😻) これはもう
中身を見ていかないわけ
にはいきませんね。


というわけでおなじみ”あらすじ暴露”
サービスの第226弾(“感想文の書き方”
シリーズとしては第313回)となる今回は、
トム・クルーズ、ブラッド・ピット
ほかの豪華キャストで話題を呼んだ
アメリカン文芸ホラー映画の傑作
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
(Interview with the Vampire,
ニール・ジョーダン監督、1994)
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まずどんな世界かというあらましを、
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というわけで、本日の内容は
ザッと以下のとおり。


やや詳しいあらすじ(ネタバレあり)

まず映画のあらすじをやや詳しく【起】
【承】【転】【結】の四部構成で述べて
行きます。

その途中、アレ❔と思われそうなところ
とか、原作ではどうなっているの❓
といった疑問の湧きそうなところには、
👉❶のような印をつけていきます。

その下線部をクリックすれば、後半の
原作小説が映画と違う部分」でまとめて
ある違いの理由・背景の解説➊~➎に
飛んでいけるという仕組みです。

その原作は冒頭で紹介しましたとおり、
女性作家アン・ライスの同名の小説
Interview with the Vampireですが、
日本語訳の題は『夜明けのヴァンパイア』。
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ともかく徹底検証の記事ですから、
ネタバレは承知でお読み願います。

👄【起】(サンフランシスコ,1988/
ニューオーリンズ,1791)

サンフランシスコの建物の一室。

若いライター(クリスチャン・スレーター)
がテープを回しながら、黒い長髪を束ねた
美貌の青年紳士ルイ(ブラッド・ピット)
へのインタビューを始める。

職業を訊かれて「ヴァンパイアだ」
と答えたルイは、200年に及ぶ半生を
語り始める。

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1791年、ニューオーリンズ。

妻に先立たれて絶望していた25歳の
農場主、ルイに目を付けたのが、同じく
フランス系の美貌で金髪のヴァンパイア、
レスタト(トム・クルーズ)。

ルイの首に噛みついて致死量の血を
吸い取って人間としては死なせた上で、
自分の手首を噛んでその血を彼に飲ませる
ことで、ヴァンパイアとして蘇生させる。

   


ルイの邸宅で一緒に暮らし始めたレスタトは
ヴァンパイアとしての生き方を教えるが、
「人間性」をどこかに残すルイは、がさつで
無教養、しかも冷酷無情に殺人を続ける彼の
悪魔性についていけないものを感じる。


ペストの蔓延で多くの死者が出た街を
歩いていたルイは、両親ともに死なれ、
母親の死骸に取りすがる
👉❶幼女クローディア
(キルスティン・ダンスト)に出会う。

父親のように感じたのか、抱きついてきた
クローディアに、ルイは耐え切れず、
その首を噛んで吸血し、死なせる。

これを陰で見ていたレスタトは大喜びし、
自分の手首から血を飲ませることで
クローディアをヴァンパイアとして
生かす。
👉ここにルイとクローディアとでの
“ヴァンパイア親”についての違いが
発生しています。

つまりルイをヴァンパイアにした”親”が
レスタト一人であったのに対して、
クローディアの”親”はルイとレスタトの
二人だということになるのです。

  


クローディアは同じ棺で寝ることを好む
など、ルイを母のように愛する一方で、
父のように教えるレスタトから貪欲に
ヴァンパイア美学を吸収し、残虐性を
発揮し始める。

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👄【承】(ニューオーリンズ,1821)

30年後。

肉体は幼女のまま並みの大人以上の
知性を発達させていたクローディアは
大人の女性の美しさに接するにつけ、
二人の親に怒りをぶつける。

「なぜ毎年、プレゼントは人形ばかり?」
「どうして私は成長しないの?」
私をこんなにしたのは二人のうちどっち?」

罪責感情に苦しむルイと、「永遠の命」を
与えてやったのだから感謝しろと開き直り、
笑い飛ばすレスタト。


憎しみをレスタトに集中させた
クローディアは一計を案じ、ルイも
巻き込んでレスタトを殺そうとする。

ついにその喉を切り裂き、ワニの多く
住むミシシッピ川に沈める。

ルイとクローディアはヨーロッパへの
渡航を決め、ニューオーリンズ港で乗船
するも、そこへ突然、凄絶な形相と
化したレスタトが出現。




ミシシッピのワニらの血で生き延びた
のだと言い、二人に襲いかかる。

ルイが放った火で、ニューオリンズ港
周辺は大火災となり、レスタトの体も
燃え上がる。

船へ駆け込んだ二人は
👉➋ヨーロッパへ旅立つ

👄【転】(パリ,1870)

ヨーロッパへ上陸した二人は、仲間
(ヴァンパイア)を探して転々とするも
見つけられぬまま1870年、パリに居つく。

ある夜、街路でヴァンパイアに尾行されて
いると感じたルイは、その道化師的な男、
サンテイアゴと、続いてその支配者らしい
黒髪の美男、アーマンド(アントニオ・
バンデラス)と知り合う。

アーマンドの主宰する”ヴァンパイア劇場”
への招待を受け、行ってみると、舞台で
ヴァンパイアを演じている役者はすべて
本物のヴァンパイアで、彼らが普通の
人間の美女を裸にして噛みつき、実際に
殺してしまうという、文字通りの惨劇。


劇場の地下、ヴァンパイアの巣窟のような
ところへルイを案内したアーマンドは、
自らを400歳、現存するヴァンパイアで
最年長だと称すし、「読心術」を使い、
レスタトのことも知っていると言う。

     

無知で粗暴なレスタトとは裏腹な、
全知全能的な紳士、👉➌アーマンドに
ルイは崇拝に近い愛を感じ、また
アーマンドの側でも美しく知的な
ルイに魅惑される


「悪」をめぐって哲学的な議論も交わし、
「神はおそらく存在しない」と認める
ルイに、それなら「どんな罪も悪に
ならない」とアーマンド。

   


「人間の命を奪うこと」は「真の悪」だ
というルイの反論も退けて、アーマンドは
「ヴァンパイアにとって唯一の罪は
ヴァンパイアを殺すことだ」と教える。

👉➌人形店に出入りするクローディア
は、そこで幼い娘を亡くしたマデリーンと
親密になり、彼女をルイに引き合わせて、
自分にやったのと同じ方法で彼女を
ヴァンパイアにしてほしいとマデリーン
本人ともども懇願する。

ヴァンパイアになることで”永遠の命を
もつ母子”になろうという二人の願いを、
ルイは一度は拒否するものの、ついに
受け入れる。

そこへ劇場のヴァンパイアたちが来襲し、
「仲間殺し」の罪でルイたちを
裁きにかける。

ルイは棺桶ごと壁に埋め込まれ、
クローディアとマデリーンは屋根のない
塔に閉じ込められる。


夜明けとともに塔に日光が射し込み、
二人は焼かれる。

アーマンドに助け出されたルイが塔に
駆けつけると、抱き合ったまま灰と
化したクローディアとマデリーンが
風に吹かれて崩れ落ちる。

ルイはヴァンパイアらの棺の並ぶ
劇場地下室に火を放ち、彼らを
全滅させる。

 


アーマンドは、事件はすべて自分の
仕組んだことで、君を生かしたのは
愛ゆえだと告げるが、ルイは彼と
決別して世界中を放浪へ。

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👄【結】(ニューオーリンズ/
サンフランシスコ,1988)

長い放浪の末、ルイがニューオーリンズに
戻ったのは1988年の春。

夜の通りで死臭を嗅ぎつけたルイは、
荒れ果てた廃屋に入っていくと、
そこにはミイラのような無残な姿の
レスタトが…。

「お前がいてくれれば昔の自分に
戻れる」と頼み込むレスタトに
背を向け、ルイは立ち去る。


話は終わりだとルイが告げると、
記者は自分もヴァンパイアにして
ほしいと言い出すが、ルイは「人を
喰って生きたいか?」と激怒して去る。

建物を出て車を走らせる記者は、録音した
ばかりのテープを入れて聞き始めるが、
👉➍突然出現した(若返った)レスタトに
吸血される


記者を押しのけて運転し始めたレスタトは
ヴァンパイアになるか、死ぬか…
「選ぶのはお前だ。ルイのように」
と高笑いしながら車を飛ばす。

原作小説が映画と違う部分


ただ、細かく見ていくと、けっこう
重要と思われる違いも多々あることが
わかりますので、ここでそれらを
5点に絞って比較検討し、その隠された
意味について考察していきたいと思います。

➊クローディアの年齢

クローディア役を演じたキルスティン・
ダンストはゴールデングローブ賞の
助演女優賞にノミネートされたくらいで、
まことに文句なしの好演(怪演❓)でしたが、
このクローディアの(人間でなくなった
時の)年齢について、映画では一切、
言及がありません。

キルスティンの生まれが1982年と公表
されているところからすれば、出演時には
11-12歳かと推定されるわけですが、
それにしては小柄に映っている印象があり
ます。

    


さて、原作の方では彼女の年齢には
明確な言及があり、これがなんと
「せいぜい五歳」(叫び)

キルスティンには、より幼く見えるよう
様々な技術的な加工が加えられていた
のではないでしょうか。

ホントに5歳の子役にあれだけの演技は
期待できないでしょうからねえ;^^💦

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➋東ヨーロッパのヴァンパイアたち

映画はこの渡欧を区切りとして前編(ニュー
オーリンズ編)と後編(パリ編)に分かれ、
ラストでまたアメリカに戻る(ニュー
オーリンズ⇒サンフランシスコ)という
3部構成ですが、実は原作は「第一部」~
「第四部」の4部構成で、「第二部」が
飛ばされる形になっています。

この「第二部」は「第四部」よりずっと長く
それなりに面白く読める部分なのですが、
映画では不要とみなされたか、完全に
カット。

もちろん省略しても話はつながって、
困ることはないからこその処理ですが、
原作者アン・ライスにとっては、やはり
彼女なりの動機があっての挿入でしょう
から、不満はあったでしょうね。


原作「第二部」の展開を簡単に紹介して
おきますと、ヴァンパイア発祥の地とされる
東ヨーロッパのどこかに上陸したルイと
クローディアの二人が「仲間」つまり
ヴァンパイアを探して旅するのですね。

上陸地の地名は出ませんが、やがで移動した
地域として「トランシルヴァニア、
ハンガリー、ブルガリアと旅を続けた」
と記述されます。

「トランシルヴァニア」はルーマニアの
山岳地域で、今もドラキュラ城(テーマ
パーク)で有名ですから、ここでライスが
不朽の吸血鬼小説、ブラム・ストーカーの
『ドラキュラ』(18 )にオマージュ的な
言及を試みていることは明らかでしょう。
👉ストーカーの『ドラキュラ』を
めぐってはこちらで詳しく情報提供
していますので、ぜひご覧ください。

ドラキュラのあらすじ【簡単&詳しく】原作小説と日本の意外なつながり

          


ただ、これらの国々で出て来て彼らを襲う
ヴァンパイアというのが、レスタトや
ルイのような華麗さからはほど遠く、
たとえばこんな風に描写されます。

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二つの大きな目はむきだしの
眼窩から飛び出し、二つの小さな
ぞっとするような穴が鼻なんだ。

腐った皮のような肉が頭蓋骨を包み、
身にまとっている悪臭を放つ湿った
ぼろは、土やねばねばしたものや
血でぼってりと厚くなっている。

私は精神がないが動いている死体と
闘っていたんだ。


またある村の宿屋で出会ったイギリス人が
ルイらをフランス人と見なして「われわれは
文明人」で「あいつらは野蛮人なんです!」
と叫ぶ場面などもあり、東ヨーロッパを
低く見る意識は『ドラキュラ』の場合同様
かなり露骨に示されています。

こういう特定の国・民族への蔑視と受け
取られかねない表現は、原作の出た
1970年代ならまだOKだったのかもしれ
ませんが、映画製作の1990年代では
さすがにまずい…
というのも、「第二部」カットの一要因
だったのかもしれません。

「第三部」で遭遇するパリのヴァンパイア
たちは実際、美しく、「文明人」的に
洗練されているわけですから、”東”が
その引き立て役にされていることも
明らかなのです。

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➌レスタト↔ルイ↔アルマンドの三角関係

【ルイ↔アルマンド】の間に相互的な恋愛が
成立していることは明らかで、それが
性愛でもあることは、原作ではより
あからさまに表現されています。

アルマンドの両腕が肩に回された時、
ルイは「こんな気持ちになったのは
初めてだった」と言います。

彼は「細い首の青くなった傷跡」を
見せるような姿勢で

そして全身をぴったりと私に
押しつけてくる。

彼の衣服の下のセックスがとても
硬くなって私の腿に当たるんだよ。

あさましい喘ぎが私の唇から漏れた。

彼は身をかがめて〔中略〕私の
唇に唇を押し当てた。

       


思えばルイのこういう感情はレスタトとの
間にももたれていたわけで、彼に吸血
されてしまう直前には「彼のしぐさが
あまりにも優雅で理性的だったので、
まるで恋人のような気がしてしまった」

その後、レスタトが「教師」としては
失格だと幻滅してからも、彼を愛さずに
いられなかったことについて、ルイは
記者の質問に答えて、「その通りだ。
恋のようなものだ」と答えています。


というようなわけで、『インタビュー・
ウィズ・ヴァンパイア』の前半では
【ルイ↔レスタト】の、後半では
【ルイ↔アルマンド】の同性愛的関係が
進展していることが、小説では映画より
露骨な表現を見ていると言えます。

つまりここには”時間差”的要因を含み込む
微妙な三角関係があると見ることができる
のですが、前半の【ルイ↔レスタト】の
場合は、そこに幼女クローディアが挟まれる
ことで、それ自体が奇妙な三角関係でも
あったわけです。

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➍クローディアへの”人形”愛

そのクローディアですが、前半では毎年
プレゼントされる人形たちに埋もれて
ウンザリし、後半でもマデリーンという
母親代わり的な人物に出会うのがパリの、
(いわゆる本格的な)フランス人形の店に
出入りすることによってでした。

 


というわけで、クローディアはかなり徹底
して”人形”と結び付けられているのですが、
そのことの表現もまた原作では映画より
強烈かつ執拗なのです。

この違いはおそらく、原作でクローディアが
成長を止めるのが「せいぜい5歳」という、
それこそまだ”人形”のような大きさだった
こととも関わるのでしょう。

生身の女性より「人形」の方を愛してしまう
男というのは、ギリシャ神話のピグマリオン
以来、連綿と存在したはずで、ルイは
もちろん、彼と張り合ったレスタトもまた
この種の性愛──”人形”愛/幼児愛/ピグマリ
オン・コンプレックス──に落ち込んで
しまった男としての側面をもっています。
👉ピグマリオン・コンプレックスは、
古来、様々な文学や映画に表現が
試みられてきた重要なテーマです。

バーナード・ショーのズバリ
『ピグマリオン』と題した喜劇や
その映画化である『マイ・フェア・
レディ』など、関連する作品の情報は
こちらで。

マイフェアレディのあらすじを簡単に//辛口の原作はマザコン物語?

源氏物語 若紫のあらすじを簡単に/&詳しく登場人物の関係を解説 

谷崎潤一郎 痴人の愛のあらすじ⦅ナオミと譲治のM的結末⦆

        


➎ラストで若い記者を吸血するのは?

映画ではこうして再々出現した(若く
美しい)レスタトの運転(いつ習得した
のか?)による危なっかしいカー・
アクションで幕を閉じます。

原作の方はどうかといえば、レスタトの
再出現はないのですが、若い記者が
ヴァンパイアに噛まれてしまうという
点では同じです。

ただし、噛むのはレスタトでなくルイ。

それは、ルイの話をすべて聞き終わった
記者が、あなたにあるような「ものを
見て、感じて、永遠に生きる力」が
ほしい、だから「たった今、ぼくを
ヴァンパイアにしてください!」
などと言いだしたから。

その願いを聞き届けようとしたのか、
ルイは記者の首に二本の牙を突き刺して
吸血するのですが、自分の血を与える
ことはしないまま姿を消します。

       


つまり記者は死ぬことも、ヴァンパイアに
なることもなかったようなのですが、まあ、
そうでないと物語構成上、困るという
問題もありますよね。

録音されたルイの話の活字化がこの
小説だという体裁になっていますから。


それにしても、映画のエンディングの
カー・アクションは、個人的見解と
しては、全くの蛇足としか思えません。

例えば『ダヴィンチ・コード』(2003)
などでもそうですが、ハリウッド映画って
なぜやたらと、ストーリー上必然性のない
カー・アクションを入れたがるので
しょうか。

映画好きがみんな車好きだと思っている
のなら、大間違いだと思うんですが;^^💦
👉『ダヴィンチ・コード』については
こちらで詳しく情報提供しています。

ぜひご参照ください。

ダヴィンチコード⦅シラスが自分を鞭打つ意味は?⦆小説&映画のあらすじ
     
        


まとめ

さて、十分ご理解の上、ご堪能
いただけたでしょうか?

文芸ホラー映画『インタビュー・ウィズ
・ヴァンパイア』のほぼ全貌と、それが
原作小説から変形されている5つの
主要なポイント。

日本ではそのショッキングさと男性の美しさ
ばかりが持ち上げられてきたこの映画に
ついて、500ページもある原作まで精査して
検討・考察した日本人はそうそういません。

上に述べてきました知識・情報が
あれば、もうバッチリでしょう。

誰かさんにちょいと知ったかぶりを
してやろうかという場合も、あるいは
感想文やレポートを書こうかという
場合も鬼(👹)に…
というか吸血鬼(👄)に金棒でしょう!

さっさとやっつけちゃってくださいね。
👉そういう場合、参考になる文学や
映画としては上記の『ドラキュラ』の
ほか、悪魔的なものを主題とした
『エクソシスト』や『オーメン』、
そしてブラッド・ピット主演の
『セブン』や『ファイト・クラブ』
が参考になるかもしれません。

これらの作品についてはこちらで。

オーメンの怖い意味(666)!映画・小説のあらすじ【ネタバレあり】

エクソシスト(映画)のサブリミナル画像とは?原作照合で徹底ネタバレ!

        


ファイトクラブ(映画) の評価・意味を探る!ラストでなぜ死なない?

セブン(映画) ラストのサブリミナル画像と簡単なあらすじ【ネタバレ】

    


ん? 書けそうなことは浮かんで
きたけど、具体的にどう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、ぜひこちらを
ご覧くださいね。
👉当ブログでは、日本と世界の
文学や映画の作品について
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧


ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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インタビューウィズヴァンパイア 原作との違い【ネタバレ】最後に噛むのは?

インタビューウィズヴァンパイア 原作との違い【ネタバレ】最後に噛むのは?

210PV

文学/あらすじ映画のネタバレ

サクラさん
『インタビュー・ウィズ
・ヴァンパイア』でトム
・クルーズが吸血鬼を
演じたことは当時大きな
話題になりました。

ハンサム 教授
原作者アン・ライスは
その配役に不満だった
そうですけどね;^^💦


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完璧なハマリ役だった
でしょうけどね;^^💦

とはいえトムも大幅減量
でそれなりに気味悪く
なったので、ライスは
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したんだとか。

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ともかく超イケメンで
あることが大前提❔

実質的な主役はトムの
吸血でヴァンパイアに
されてしまうブラッド・
ピットの方だと思います
が、彼ももまたいつもと
違う妖しい美しさ(叫び)

ハンサム 教授
そのブラピとトムとの間
に同性愛の匂いも漂い、
またその二人の幼女愛
にも危険なものが…

というわけでそこはもう
徹底したLGBTQ的
倒錯の世界…。

サクラさん
キャ~(😻) これはもう
中身を見ていかないわけ
にはいきませんね。


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トム・クルーズ、ブラッド・ピット
ほかの豪華キャストで話題を呼んだ
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まず映画のあらすじをやや詳しく【起】
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行きます。

その途中、アレ❔と思われそうなところ
とか、原作ではどうなっているの❓
といった疑問の湧きそうなところには、
👉❶のような印をつけていきます。

その下線部をクリックすれば、後半の
原作小説が映画と違う部分」でまとめて
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飛んでいけるという仕組みです。

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ともかく徹底検証の記事ですから、
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👄【起】(サンフランシスコ,1988/
ニューオーリンズ,1791)

サンフランシスコの建物の一室。

若いライター(クリスチャン・スレーター)
がテープを回しながら、黒い長髪を束ねた
美貌の青年紳士ルイ(ブラッド・ピット)
へのインタビューを始める。

職業を訊かれて「ヴァンパイアだ」
と答えたルイは、200年に及ぶ半生を
語り始める。

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1791年、ニューオーリンズ。

妻に先立たれて絶望していた25歳の
農場主、ルイに目を付けたのが、同じく
フランス系の美貌で金髪のヴァンパイア、
レスタト(トム・クルーズ)。

ルイの首に噛みついて致死量の血を
吸い取って人間としては死なせた上で、
自分の手首を噛んでその血を彼に飲ませる
ことで、ヴァンパイアとして蘇生させる。

   


ルイの邸宅で一緒に暮らし始めたレスタトは
ヴァンパイアとしての生き方を教えるが、
「人間性」をどこかに残すルイは、がさつで
無教養、しかも冷酷無情に殺人を続ける彼の
悪魔性についていけないものを感じる。


ペストの蔓延で多くの死者が出た街を
歩いていたルイは、両親ともに死なれ、
母親の死骸に取りすがる
👉❶幼女クローディア
(キルスティン・ダンスト)に出会う。

父親のように感じたのか、抱きついてきた
クローディアに、ルイは耐え切れず、
その首を噛んで吸血し、死なせる。

これを陰で見ていたレスタトは大喜びし、
自分の手首から血を飲ませることで
クローディアをヴァンパイアとして
生かす。
👉ここにルイとクローディアとでの
“ヴァンパイア親”についての違いが
発生しています。

つまりルイをヴァンパイアにした”親”が
レスタト一人であったのに対して、
クローディアの”親”はルイとレスタトの
二人だということになるのです。

  


クローディアは同じ棺で寝ることを好む
など、ルイを母のように愛する一方で、
父のように教えるレスタトから貪欲に
ヴァンパイア美学を吸収し、残虐性を
発揮し始める。

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👄【承】(ニューオーリンズ,1821)

30年後。

肉体は幼女のまま並みの大人以上の
知性を発達させていたクローディアは
大人の女性の美しさに接するにつけ、
二人の親に怒りをぶつける。

「なぜ毎年、プレゼントは人形ばかり?」
「どうして私は成長しないの?」
私をこんなにしたのは二人のうちどっち?」

罪責感情に苦しむルイと、「永遠の命」を
与えてやったのだから感謝しろと開き直り、
笑い飛ばすレスタト。


憎しみをレスタトに集中させた
クローディアは一計を案じ、ルイも
巻き込んでレスタトを殺そうとする。

ついにその喉を切り裂き、ワニの多く
住むミシシッピ川に沈める。

ルイとクローディアはヨーロッパへの
渡航を決め、ニューオーリンズ港で乗船
するも、そこへ突然、凄絶な形相と
化したレスタトが出現。




ミシシッピのワニらの血で生き延びた
のだと言い、二人に襲いかかる。

ルイが放った火で、ニューオリンズ港
周辺は大火災となり、レスタトの体も
燃え上がる。

船へ駆け込んだ二人は
👉➋ヨーロッパへ旅立つ

👄【転】(パリ,1870)

ヨーロッパへ上陸した二人は、仲間
(ヴァンパイア)を探して転々とするも
見つけられぬまま1870年、パリに居つく。

ある夜、街路でヴァンパイアに尾行されて
いると感じたルイは、その道化師的な男、
サンテイアゴと、続いてその支配者らしい
黒髪の美男、アーマンド(アントニオ・
バンデラス)と知り合う。

アーマンドの主宰する”ヴァンパイア劇場”
への招待を受け、行ってみると、舞台で
ヴァンパイアを演じている役者はすべて
本物のヴァンパイアで、彼らが普通の
人間の美女を裸にして噛みつき、実際に
殺してしまうという、文字通りの惨劇。


劇場の地下、ヴァンパイアの巣窟のような
ところへルイを案内したアーマンドは、
自らを400歳、現存するヴァンパイアで
最年長だと称すし、「読心術」を使い、
レスタトのことも知っていると言う。

     

無知で粗暴なレスタトとは裏腹な、
全知全能的な紳士、👉➌アーマンドに
ルイは崇拝に近い愛を感じ、また
アーマンドの側でも美しく知的な
ルイに魅惑される


「悪」をめぐって哲学的な議論も交わし、
「神はおそらく存在しない」と認める
ルイに、それなら「どんな罪も悪に
ならない」とアーマンド。

   


「人間の命を奪うこと」は「真の悪」だ
というルイの反論も退けて、アーマンドは
「ヴァンパイアにとって唯一の罪は
ヴァンパイアを殺すことだ」と教える。

👉➌人形店に出入りするクローディア
は、そこで幼い娘を亡くしたマデリーンと
親密になり、彼女をルイに引き合わせて、
自分にやったのと同じ方法で彼女を
ヴァンパイアにしてほしいとマデリーン
本人ともども懇願する。

ヴァンパイアになることで”永遠の命を
もつ母子”になろうという二人の願いを、
ルイは一度は拒否するものの、ついに
受け入れる。

そこへ劇場のヴァンパイアたちが来襲し、
「仲間殺し」の罪でルイたちを
裁きにかける。

ルイは棺桶ごと壁に埋め込まれ、
クローディアとマデリーンは屋根のない
塔に閉じ込められる。


夜明けとともに塔に日光が射し込み、
二人は焼かれる。

アーマンドに助け出されたルイが塔に
駆けつけると、抱き合ったまま灰と
化したクローディアとマデリーンが
風に吹かれて崩れ落ちる。

ルイはヴァンパイアらの棺の並ぶ
劇場地下室に火を放ち、彼らを
全滅させる。

 


アーマンドは、事件はすべて自分の
仕組んだことで、君を生かしたのは
愛ゆえだと告げるが、ルイは彼と
決別して世界中を放浪へ。

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👄【結】(ニューオーリンズ/
サンフランシスコ,1988)

長い放浪の末、ルイがニューオーリンズに
戻ったのは1988年の春。

夜の通りで死臭を嗅ぎつけたルイは、
荒れ果てた廃屋に入っていくと、
そこにはミイラのような無残な姿の
レスタトが…。

「お前がいてくれれば昔の自分に
戻れる」と頼み込むレスタトに
背を向け、ルイは立ち去る。


話は終わりだとルイが告げると、
記者は自分もヴァンパイアにして
ほしいと言い出すが、ルイは「人を
喰って生きたいか?」と激怒して去る。

建物を出て車を走らせる記者は、録音した
ばかりのテープを入れて聞き始めるが、
👉➍突然出現した(若返った)レスタトに
吸血される


記者を押しのけて運転し始めたレスタトは
ヴァンパイアになるか、死ぬか…
「選ぶのはお前だ。ルイのように」
と高笑いしながら車を飛ばす。

原作小説が映画と違う部分


ただ、細かく見ていくと、けっこう
重要と思われる違いも多々あることが
わかりますので、ここでそれらを
5点に絞って比較検討し、その隠された
意味について考察していきたいと思います。

➊クローディアの年齢

クローディア役を演じたキルスティン・
ダンストはゴールデングローブ賞の
助演女優賞にノミネートされたくらいで、
まことに文句なしの好演(怪演❓)でしたが、
このクローディアの(人間でなくなった
時の)年齢について、映画では一切、
言及がありません。

キルスティンの生まれが1982年と公表
されているところからすれば、出演時には
11-12歳かと推定されるわけですが、
それにしては小柄に映っている印象があり
ます。

    


さて、原作の方では彼女の年齢には
明確な言及があり、これがなんと
「せいぜい五歳」(叫び)

キルスティンには、より幼く見えるよう
様々な技術的な加工が加えられていた
のではないでしょうか。

ホントに5歳の子役にあれだけの演技は
期待できないでしょうからねえ;^^💦

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➋東ヨーロッパのヴァンパイアたち

映画はこの渡欧を区切りとして前編(ニュー
オーリンズ編)と後編(パリ編)に分かれ、
ラストでまたアメリカに戻る(ニュー
オーリンズ⇒サンフランシスコ)という
3部構成ですが、実は原作は「第一部」~
「第四部」の4部構成で、「第二部」が
飛ばされる形になっています。

この「第二部」は「第四部」よりずっと長く
それなりに面白く読める部分なのですが、
映画では不要とみなされたか、完全に
カット。

もちろん省略しても話はつながって、
困ることはないからこその処理ですが、
原作者アン・ライスにとっては、やはり
彼女なりの動機があっての挿入でしょう
から、不満はあったでしょうね。


原作「第二部」の展開を簡単に紹介して
おきますと、ヴァンパイア発祥の地とされる
東ヨーロッパのどこかに上陸したルイと
クローディアの二人が「仲間」つまり
ヴァンパイアを探して旅するのですね。

上陸地の地名は出ませんが、やがで移動した
地域として「トランシルヴァニア、
ハンガリー、ブルガリアと旅を続けた」
と記述されます。

「トランシルヴァニア」はルーマニアの
山岳地域で、今もドラキュラ城(テーマ
パーク)で有名ですから、ここでライスが
不朽の吸血鬼小説、ブラム・ストーカーの
『ドラキュラ』(18 )にオマージュ的な
言及を試みていることは明らかでしょう。
👉ストーカーの『ドラキュラ』を
めぐってはこちらで詳しく情報提供
していますので、ぜひご覧ください。

ドラキュラのあらすじ【簡単&詳しく】原作小説と日本の意外なつながり

          


ただ、これらの国々で出て来て彼らを襲う
ヴァンパイアというのが、レスタトや
ルイのような華麗さからはほど遠く、
たとえばこんな風に描写されます。

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二つの大きな目はむきだしの
眼窩から飛び出し、二つの小さな
ぞっとするような穴が鼻なんだ。

腐った皮のような肉が頭蓋骨を包み、
身にまとっている悪臭を放つ湿った
ぼろは、土やねばねばしたものや
血でぼってりと厚くなっている。

私は精神がないが動いている死体と
闘っていたんだ。


またある村の宿屋で出会ったイギリス人が
ルイらをフランス人と見なして「われわれは
文明人」で「あいつらは野蛮人なんです!」
と叫ぶ場面などもあり、東ヨーロッパを
低く見る意識は『ドラキュラ』の場合同様
かなり露骨に示されています。

こういう特定の国・民族への蔑視と受け
取られかねない表現は、原作の出た
1970年代ならまだOKだったのかもしれ
ませんが、映画製作の1990年代では
さすがにまずい…
というのも、「第二部」カットの一要因
だったのかもしれません。

「第三部」で遭遇するパリのヴァンパイア
たちは実際、美しく、「文明人」的に
洗練されているわけですから、”東”が
その引き立て役にされていることも
明らかなのです。

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➌レスタト↔ルイ↔アルマンドの三角関係

【ルイ↔アルマンド】の間に相互的な恋愛が
成立していることは明らかで、それが
性愛でもあることは、原作ではより
あからさまに表現されています。

アルマンドの両腕が肩に回された時、
ルイは「こんな気持ちになったのは
初めてだった」と言います。

彼は「細い首の青くなった傷跡」を
見せるような姿勢で

そして全身をぴったりと私に
押しつけてくる。

彼の衣服の下のセックスがとても
硬くなって私の腿に当たるんだよ。

あさましい喘ぎが私の唇から漏れた。

彼は身をかがめて〔中略〕私の
唇に唇を押し当てた。

       


思えばルイのこういう感情はレスタトとの
間にももたれていたわけで、彼に吸血
されてしまう直前には「彼のしぐさが
あまりにも優雅で理性的だったので、
まるで恋人のような気がしてしまった」

その後、レスタトが「教師」としては
失格だと幻滅してからも、彼を愛さずに
いられなかったことについて、ルイは
記者の質問に答えて、「その通りだ。
恋のようなものだ」と答えています。


というようなわけで、『インタビュー・
ウィズ・ヴァンパイア』の前半では
【ルイ↔レスタト】の、後半では
【ルイ↔アルマンド】の同性愛的関係が
進展していることが、小説では映画より
露骨な表現を見ていると言えます。

つまりここには”時間差”的要因を含み込む
微妙な三角関係があると見ることができる
のですが、前半の【ルイ↔レスタト】の
場合は、そこに幼女クローディアが挟まれる
ことで、それ自体が奇妙な三角関係でも
あったわけです。

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➍クローディアへの”人形”愛

そのクローディアですが、前半では毎年
プレゼントされる人形たちに埋もれて
ウンザリし、後半でもマデリーンという
母親代わり的な人物に出会うのがパリの、
(いわゆる本格的な)フランス人形の店に
出入りすることによってでした。

 


というわけで、クローディアはかなり徹底
して”人形”と結び付けられているのですが、
そのことの表現もまた原作では映画より
強烈かつ執拗なのです。

この違いはおそらく、原作でクローディアが
成長を止めるのが「せいぜい5歳」という、
それこそまだ”人形”のような大きさだった
こととも関わるのでしょう。

生身の女性より「人形」の方を愛してしまう
男というのは、ギリシャ神話のピグマリオン
以来、連綿と存在したはずで、ルイは
もちろん、彼と張り合ったレスタトもまた
この種の性愛──”人形”愛/幼児愛/ピグマリ
オン・コンプレックス──に落ち込んで
しまった男としての側面をもっています。
👉ピグマリオン・コンプレックスは、
古来、様々な文学や映画に表現が
試みられてきた重要なテーマです。

バーナード・ショーのズバリ
『ピグマリオン』と題した喜劇や
その映画化である『マイ・フェア・
レディ』など、関連する作品の情報は
こちらで。

マイフェアレディのあらすじを簡単に//辛口の原作はマザコン物語?

源氏物語 若紫のあらすじを簡単に/&詳しく登場人物の関係を解説 

谷崎潤一郎 痴人の愛のあらすじ⦅ナオミと譲治のM的結末⦆

        


➎ラストで若い記者を吸血するのは?

映画ではこうして再々出現した(若く
美しい)レスタトの運転(いつ習得した
のか?)による危なっかしいカー・
アクションで幕を閉じます。

原作の方はどうかといえば、レスタトの
再出現はないのですが、若い記者が
ヴァンパイアに噛まれてしまうという
点では同じです。

ただし、噛むのはレスタトでなくルイ。

それは、ルイの話をすべて聞き終わった
記者が、あなたにあるような「ものを
見て、感じて、永遠に生きる力」が
ほしい、だから「たった今、ぼくを
ヴァンパイアにしてください!」
などと言いだしたから。

その願いを聞き届けようとしたのか、
ルイは記者の首に二本の牙を突き刺して
吸血するのですが、自分の血を与える
ことはしないまま姿を消します。

       


つまり記者は死ぬことも、ヴァンパイアに
なることもなかったようなのですが、まあ、
そうでないと物語構成上、困るという
問題もありますよね。

録音されたルイの話の活字化がこの
小説だという体裁になっていますから。


それにしても、映画のエンディングの
カー・アクションは、個人的見解と
しては、全くの蛇足としか思えません。

例えば『ダヴィンチ・コード』(2003)
などでもそうですが、ハリウッド映画って
なぜやたらと、ストーリー上必然性のない
カー・アクションを入れたがるので
しょうか。

映画好きがみんな車好きだと思っている
のなら、大間違いだと思うんですが;^^💦
👉『ダヴィンチ・コード』については
こちらで詳しく情報提供しています。

ぜひご参照ください。

ダヴィンチコード⦅シラスが自分を鞭打つ意味は?⦆小説&映画のあらすじ
     
        


まとめ

さて、十分ご理解の上、ご堪能
いただけたでしょうか?

文芸ホラー映画『インタビュー・ウィズ
・ヴァンパイア』のほぼ全貌と、それが
原作小説から変形されている5つの
主要なポイント。

日本ではそのショッキングさと男性の美しさ
ばかりが持ち上げられてきたこの映画に
ついて、500ページもある原作まで精査して
検討・考察した日本人はそうそういません。

上に述べてきました知識・情報が
あれば、もうバッチリでしょう。

誰かさんにちょいと知ったかぶりを
してやろうかという場合も、あるいは
感想文やレポートを書こうかという
場合も鬼(👹)に…
というか吸血鬼(👄)に金棒でしょう!

さっさとやっつけちゃってくださいね。
👉そういう場合、参考になる文学や
映画としては上記の『ドラキュラ』の
ほか、悪魔的なものを主題とした
『エクソシスト』や『オーメン』、
そしてブラッド・ピット主演の
『セブン』や『ファイト・クラブ』
が参考になるかもしれません。

これらの作品についてはこちらで。

オーメンの怖い意味(666)!映画・小説のあらすじ【ネタバレあり】

エクソシスト(映画)のサブリミナル画像とは?原作照合で徹底ネタバレ!

        


ファイトクラブ(映画) の評価・意味を探る!ラストでなぜ死なない?

セブン(映画) ラストのサブリミナル画像と簡単なあらすじ【ネタバレ】

    


ん? 書けそうなことは浮かんで
きたけど、具体的にどう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、ぜひこちらを
ご覧くださいね。
👉当ブログでは、日本と世界の
文学や映画の作品について
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧


ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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