サンタは煙突から入るって、なぜ?サンタクロースの答えは?

 


やあやあサイ象です。

街にサンタがやって来る、
楽しみですね~、クリスマス。

イブともなれば、お宅にも、
サンタのおじさんひっそりと……

そう、煙突から。   サンタsanta-34692_640

ところで、お宅、煙突ありました?

え? ある? 
ああ、それはよかった。

いや安心しました。いえね、煙突のない
おうちだったら、サンタさん入れなくて
困っちゃいますもんね~(((゜д゜;)))。

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でもお宅の煙突、じゅうぶんな太さ
あります?

サンタさんって、なにしろあの巨漢、
通り抜けるのもなかなか大変なんですよ。


一度なんか煙突の途中でからだが
つまっちゃって、引き返すのもままならず
一晩そのままでいたら、室内で眠っていた
一家は一酸化炭素中毒で全員死亡……
という泣くに泣けないお話もあるんですよ。

(これは昔、ビートたけしさんが
使っていたネタですが…;^_^A)


このような困難を押してまで、なぜ
サンタさんは煙突から入ろうと
するのか……これは大きなですよね。


というわけで、ここはひとつ、わたくし
サイ象が、サンタクロース自身にその理由を
お尋ねしてみようと、はるばるお宅を訪問
してインタビューして参りました。

それでは、どうぞじっくりとお聞きください。



👉 サンタクロース登場

どっこいしょ、と……

はいはい、お待たせしました。
わしがサンタクロースですじゃ。

いやー、さすがに
こたえますな、このトシんなると。

一晩で世界じゅう回るってのも……


え? そんなこと不可能だろっ…てか?

いや可能なんじゃ。

思いだしてみられよ、あなたの国の
浦島さんだって、玉手箱をあけるや
“一瞬”にして300歳だか700歳だかの
お爺さんになってしまったではないか。

ならば、その逆もあるはずで、  図1

何を隠そう、わしは「逆=浦島」、
あなたがたにとっての”一瞬”の間に
300年も700年もの長さを生きる
人間……いや、妖怪と呼んでもらっても
かまわんがな、ホーッホッホッホ。


え? 何? 聞きたいのはそのことでなく、
なぜ煙突から入るのか……ですと?

ホーッホッホッ、それは真っ赤なウソ、
といって悪ければ”サンタクロース神話”
の一つにすぎんよ。

いや、安心されるがよい、煙突のない
家にもわしは平気でスイスイ入っていく。


第一わしは全世界の子どもに一晩で
プレゼントを配る、公平無私の聖者ぞ。

煙突のない家の子を差別して
なんの聖者か、という話じゃ。

   サンタ nicholas-477497_640 


では、どこから入るのかって?  

それを言うと、無理にわしに会おうと
する子が出てくるので、言われん。

言われんがじゃ、なにしろわしは、
あなたがたの”一瞬”の間に何百年もの
長さを生きる怪人じゃ、その程度のことが
できんはずもなかろう、ホーッホッホッホ。

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👉 クレメント・ムーアの詩から

だいたいわしは、もとはニコラオス
(ニコラウスとも書かれる)といって
紀元270年ごろに、今のトルコにあった
ミラ(ミュラとも)に生まれ、大主教に
まで上りつめて”聖人”と崇められた
偉人じゃった、オホン( ̄ヘ ̄)。

その「聖ニコラオス」がどのようにして
「サンタクロース」となったのかに
ついてはこちらで詳しく説明して
いますよ~。

サンタクロースはクリスマスと関係ない?サンタ自身の回答は?
クリスマスプレゼントは靴下にって、なぜ?サンタの答えは?

    christmas-234093_640


さて、3世紀のトルコのあたりの家に、
そんなデカい煙突があったかどうか……
まあ、想像してみられるがよい。

申し上げるだけヤボであろう、ホッホ。


では一体なぜわしは、そんなところから
難儀して家に入る、ということにされて
しまったんであろうか。

これもいろんなことがまことしやかに
言われておるが、実際のところは、
19世紀のアメリカの学者にして詩人、
クレメント・ムーア君が
「聖ニコラウスの訪問」(1822)という
詩でそう書いたのが始まりなんじゃ。


ああ、そうそう、  santa-160903_640
わしが8頭立てのトナカイのソリに
乗っていて、8頭のトナカイそれぞれに
名前があるというのもこの詩から
なんじゃが、ともかくそこでは
父親がふと外を見てみると……

キラ星のなか、屋根から降るのは
小さい蹄の立てる爪音
頭を引っ込め振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん

というわけ。

おー、しかしこれではわしの尻が
痛いではないか・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

なんでそうなるの?

それに、そもそも「煙突から」なんていう
奇想天外な訪問の仕方をムーア君は一体
どこから、思いついたんじゃろうか。



👉 古代ラップ人の家の出入り口は?

実は彼にもそれなりの根拠があった。

人類学を学んだムーア君が、ここで
思いだしていたのは、おそらく
フィンランドの言い伝えじゃ。


つまりフィンランド北方(ラップランド)
にいた古代ラップ人の家は、トナカイの
革で作ったテントを地中に埋める形で
建てたものじゃった。

どうやって出入りするかというと、屋根に
あけた穴を使うしかない。

で、この穴が、家で火を使うときには
煙の抜け道、すなわち煙突の役割も
はたしておったんじゃ。

   finland-321648_640
   現代ラップランドの家(もちろんテント式ではないが) 

 
だから実際、わしがラップ人の子どもに
プレゼントをあげるときには、煙突から
入るしかなかった……というわけじゃ。

「煙突からどすん」、イタタ! という
ワケもこれでおわかりであろう。

現代人が知っている煙突とはだいぶ違う
ものがイメージされておったんじゃな。


さて「サンタは煙突から」という”神話”の
由来は、これでおわかりいただけたかな?

このことを含めた”サンタクロース神話”、
また”クリスマス神話”全般をめぐっては、
20世紀イギリスの動物行動学者、
デズモンド・モリス君が徹底的に
暴いてしまったので、詳しくは彼の本を
覗いてみたらよかろう。
 



それではまた、クリスマスイブに
お目に掛かろう……

あ、いや、お目には掛からんか、
ホーッホッホッホ(*~▽~)ノ。



👉 サンタクロース退場

いやー、サンタクロース、いや
聖ニコラオスのまことに
ありがたいお話でした。

サンタのおじさんが煙突のない家の子を
差別するはずがない、ということが
よ~くわかりましたよね。


みなさん、イブには安心して
サンタさんを待ちましょう。

そして戸締まりはしっかりと……
だいじょうぶ、サンタクロースは
どこからでも入れますからね(ニコニコ)

クリスマスをめぐっては、ほかにも
いろんな情報提供をしていますので、
こちらも参照してください。
クリスマスツリーの由来は?漱石も読んだ英語教科書に学ぶ
サンタへの手紙を正調の英語詩で!漱石も読んだ教科書から
サンタはいる?いない?漱石少年も学んだ英語教科書に答え

クリスマスツリーkids_dragging_Christmas_tree_1914

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