サンタクロースの出身地(起源)はフィンランド?トルコ?それとも韓国!?

1623PV

イベント対策ドラマと歴史

クリスマスといえばサンタクロース!

でもこのおじさん、もともとどこから
出ていらっしゃったのか…
つまりその由来や起源については
ご存知ですか?

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トナカイのソリを飛ばして来られるので
北欧のフィンランドあたりかと漠然と
思われていたと思うんですが、近ごろ
ではそれが韓国だという説も出てきて、
真相はいったいどこなんだか、
サッパリ分からなくなっています。

そこで本日のテーマはサンタクロースの
出身地(起源)について。

その真相を徹底究明していきたい
と思います。

内容はザッと以下の通り。


韓国説の真偽は❓

にわかには信じがたい気のするこの説
ですが、唱えだした人は立派に学者
として認められている人で、ソウル大学
のキム・ジス名誉教授。

この説をかいつまんで紹介しますと
このようになります。

15世紀の李氏朝鮮時代、
慶尚道地域は毎年飢饉になって、
飢えてしまう子供が多くいた。

飢え死にしていく子供たちに
胸を痛めたある爺さんが、
自分の財産をはたいて子供らに
お菓子や贈り物を与えた。

   


このお爺さんの噂は
たちまち広まった。

朝鮮に来てこの話を聴いた
西洋人が、自分達の実情に
合うように脚色して西洋人風の
サンタクロースをつくり上げた。
(引用元:柔らかニュース。文章は改変)

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なるほど;^^💦

でもそれが事実だということを示す
資料的根拠は?

ということになると、あまり確かな
ものは提出されていないようです。

  

とすれば、これはやはり、何でもかんでも
ホントは韓半島から生まれたものだと
主張する、いわゆる「韓国起源説」の
一つと見るのが妥当でしょう。

「韓国起源説」の主な対象は、侍、日本刀、
剣道、空手、歌舞伎、折り紙、秋田犬、
ソメイヨシノから寿司、沢庵、ラーメン、
そして皮肉なことにあの旭日旗に至るまで、
要するに日本発祥と見られているものへの
反論として出てきたと見えるものが大半です。
(詳しくはこちらで:👉Wikipedia

サンタロースもそうだ!

というのは、この勢いが日本以外にも
飛び火しているということなんで
しょうか;^^💦

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聖ニコラオスはトルコの人

それではサンタクロースの起源は
どこの誰だったのか?

韓国以外の世界諸国で一般に認められて
いるのはニコラオスという神学者で、
紀元270年ごろローマ帝国リュキア属州
(現在はトルコ)のミラ(ミュラとも
書かれる)で大主教にまで上った人。

民衆に広く敬愛され崇められるように
なって、ついに”聖人”となり(聖別され)
“聖ニコラオス”と呼ばれるようになった
のですが、そうなった最大の要因は、
困った人たちのために持ち金を惜しまず
どんどん供出したことと見られています。

     修道士 nun-29854_640

その金はどこから?

それは実家がもともと大金持ちで、
しかも両親とも伝染病で早死にして、
全財産を継承することになったから。


ともかくこの人が困っている人々に
惜しみなく金品を恵んだとされることが
サンタクロースのクリスマスプレゼント
という、今や世界的になった風習の起源
と見て間違いなさそうです。

でも、そのプレゼントがなぜ靴下
(ストッキング)の中にに入れられる
ことになったのか?

そのことにも関わる聖ニコラウスの
逸話を紹介しておきましょう。

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クリスマスプレゼントの始まり

ある時、ミラのある商人が商売にしくじって
全財産をパーにしたのですが、その家には
嫁入り前の美しい娘が3人もいました。

借金で首の回らない商人は、追い詰められた
果ての最後の手段として、娘たちを遊女の
世界(今でいえば”風俗”業界)に売って
金を作ろうとします。


これを聞き知ったニコラオスは、早々に
馬を走らせ、その家を通りすがりに、
あいていた窓からひそかに、小さいが
重みのある包みを投げ入れたのです。

その包み中身とは❓


はい、それがなんと金貨
だったのですね。

    


これにより上の娘は売られずにすみ、
身分のある若者と立派に結婚
できました。

ところが、トルコあたりの身分ある
人々の間では多額の持参金を持たせる
のが常識で(少なくともそのころは)、
結婚式が終わった時にはニコラオスの
お陰で潤った家計はもうスッカラカン。

今度は二番目の娘が身売りの危機に。

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これを聞いたニコラオスは、再び馬で
その家を通りすがりに、窓から金貨の
包みを投げ入れます。

で、この娘も幸せに結婚できたのですが、
お金の面では姉と同じことが起こって、
再び貧窮。

となれば、もちろんニコラオスは
三度目の金貨投入をやるという
話になりますよね;^^💦

     


で、それまでは誰の仕業かわからず、
「神様だろう」という話になっていたの
ですが、三度目には父親がニコラオスの
姿を目撃し、「ああ、あの方だったのか」
とお礼をしに行き、皆の知るとことと
なった次第。

そして、この3回の金貨投げ入れのうちの
何度目かの投げ入れで、「包みが見事、
たまたま室内に干してあったストッキング
の口にすっぽりと入り込んだのです」

という娘さんの証言からの縁起かつぎで
「クリスマスプレゼントは靴下に」
という風習が生まれたというのですね。

 


ところで、この「金貨投げ入れ」が
屋根の煙突からで、それがうまいこと
暖炉近くに干してあったストッキングの
口に入った…という話もありますね。

でもこれ、物理学的にありえません
(ニコラオスはすごいカーブを投げた
のか)し、そもそもトルコの家に大きな
煙突なんかなかったでしょう。

これはおそらくサンタクロースが
フィンランドあたりの生まれだと
いわれるようになってから発生した
俗説と思われます。
👉サンタがクリスマスプレゼントを
靴下(ストッキング)に入れると
信じられるようになった経緯に
ついてはこちらで…窮しています。

ぜひご参照を。

サンタはなぜ靴下にプレゼントを入れるの?その意味・由来はここに!
           
             サンタ 子供の友1914_Santa_Claus
             『子供之友』(1914年12月号)より


オランダで変身❓

というわけで、北欧の方へ上って
行かなければならないのですが、
その前に立ち寄らなければならない
のがオランダです。

つまり、この聖ニコラオスがなぜ
発音のだいぶ違う「サンタクロース」の
名で呼ばれるようになったのか?

これを突き止めるうえでオランダという
国が無視できないのです。

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日本語で「聖」と訳されている接頭辞は、
英語では「セイント」ですが、そのほかの
ヨーロッパ語では「サン」とか「ザンクト」
とか微妙に異なります。

オランダ語ではこれが「シンタ」になる
そうで、「聖ニコラオス」は「シンタ・
クラース」(Sinter Klaas)。

そのオランダでは14世紀ごろから、
聖ニコラオスの命日とされる12月6日に
「シンタ・クラース祭」を祝うように
なったのです。

      サンタMerry_Old_Santa_Claus_T

「サンタクロース」の名が定着したのは
この祭りがその後、17世紀にアメリカに
植民したオランダ人たちによって大いに
広められた結果、アメリカ風になまる
ことによってだったとのこと。

イギリスにはそれと別個に「ファーザー
・クリスマス」がいることになって
いましたが、今ではもちろんアメリカ風
「サンタ」のイメージと融合しています。
👉映画『戦場のメリークリスマス』で
ビートたけし演ずるハラ曹長が
「ファーザー・クリスマス!」
と連呼していたのを思い出される
方もいらっしゃるかもしれません。

この映画についてはこちらで
情報提供していますので、
ぜひご参照ください。

戦場のメリークリスマスのあらすじ//映画と原作の大きな違い
                     
           


なぜフィンランドに❓

さて、いよいよフィンランドあたりへ
飛ぶ段となりました。

これ、実はサンタの関係国として
フィンランドという国がまずあった
というわけではなく、以下のような
三段論法から発生した可能性が
大なのです。

  1. サンタは煙突から入ってくる。
  2. 家に大きな煙突のある国が必要。
  3. フィンランドの民家にはある。

で、その「サンタは煙突から入ってくる」
というファンタジーがどこから発生したか
と言いますと、19世紀のアメリカの学者
にして詩人だったクレメント・ムーアの詩
「聖ニコラウスの訪問」(1822)に描かれた
ことが発端だという説が有力です。

      


またサンタが8頭立てのトナカイのソリに
乗っていて、8頭のトナカイそれぞれに
名前があるというのもこの詩で初めて
言われたことなんです。

その詩に登場する父親がふと外を見てみると……

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キラ星のなか、屋根から降るのは
小さい蹄の立てる爪音
頭を引っ込め振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん


というわけなんですが、でもこれだと
サンタさんのお尻が痛いでは
ないですか・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

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それに、そもそも「煙突から入ってくる」
なんて奇想天外な訪問の仕方をムーアは
一体どこから、思いついたのでしょうか。

人類学を学んだムーアのこの発想の源は
おそらくフィンランド北方(ラップランド)
にいた古代ラップ人の家についての
知識でした。

つまりそれは、トナカイの革で作った
テントを地中に埋める形で建ててあり、
どうやって出入りするかというと、
屋根にあけた穴を使うしかない。

で、この穴が、家で火を使うときには
煙の抜け道、すなわち煙突の役割も
していたというのですね。

   finland-321648_640
   現代ラップランドの家(もちろんテント式ではないが) 

 
だから実際、サンタのような人が
ラップ人の家を訪問するには煙突から
入るしかなかった……というわけです。
👉サンタが「煙突から入ってくる」
というお話をめぐって、より詳しい
情報はこちらでどうぞ。

サンタは煙突から入るって、なぜ?🎅サンタクロースの答えは?
           
              

👉煙突の話を含めた”サンタクロース神話”、
また”クリスマス神話”全般をめぐっては、
20世紀イギリスの動物行動学者、
デズモンド・モリスが徹底的に
暴いています。

詳しくはこちらでどうぞ。
     👇

⦅公告⦆クリックするとAmazonへ


まとめ

さて、これでもうよくおわかり
ですよね。

サンタクロースはどこで生まれたか。

韓国は論外として、フィンランドだと
いうのも正確ではなく、正しくは
現トルコのあたりの聖ニコラオスの
進化形といいますか、オランダ語経由
での変化形「サンタクロース」が
アメリカで爆発した…
という次第でした。

        サンタ images

この話をするのにアジア、ヨーロッパ、
アメリカと世界各地を回らなければ
ならなかったというのも、「サンタの
おじさんは世界の子どものもので、
だれも差別しないんだ」ということを
象徴的に示すようで、なんとなく
ありがたいお話になりましたね。
👉そのサンタさんに手紙を書きましょう。

書き方については、こちらを
参考にしてください。

サンタへの手紙を正調の英語詩で!漱石も読んだ教科書から

          

👉そのほか、日本に入ってきた
サンタクロース第1号の話や
クリスマスツリーの歴史を
めぐっては、こちらもどうぞ。

クリスマスツリーの由来は?漱石も読んだ英語教科書に学ぶ

サンタは日本にいつから?第1号は侍サンタ!明治の英語教科書には? 

     


それでは、メリー・クリスマス(ニコニコ)

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サンタクロースの出身地(起源)はフィンランド?トルコ?それとも韓国!?

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イベント対策ドラマと歴史

クリスマスといえばサンタクロース!

でもこのおじさん、もともとどこから
出ていらっしゃったのか…
つまりその由来や起源については
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北欧のフィンランドあたりかと漠然と
思われていたと思うんですが、近ごろ
ではそれが韓国だという説も出てきて、
真相はいったいどこなんだか、
サッパリ分からなくなっています。

そこで本日のテーマはサンタクロースの
出身地(起源)について。

その真相を徹底究明していきたい
と思います。

内容はザッと以下の通り。


韓国説の真偽は❓

にわかには信じがたい気のするこの説
ですが、唱えだした人は立派に学者
として認められている人で、ソウル大学
のキム・ジス名誉教授。

この説をかいつまんで紹介しますと
このようになります。

15世紀の李氏朝鮮時代、
慶尚道地域は毎年飢饉になって、
飢えてしまう子供が多くいた。

飢え死にしていく子供たちに
胸を痛めたある爺さんが、
自分の財産をはたいて子供らに
お菓子や贈り物を与えた。

   


このお爺さんの噂は
たちまち広まった。

朝鮮に来てこの話を聴いた
西洋人が、自分達の実情に
合うように脚色して西洋人風の
サンタクロースをつくり上げた。
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でもそれが事実だということを示す
資料的根拠は?

ということになると、あまり確かな
ものは提出されていないようです。

  

とすれば、これはやはり、何でもかんでも
ホントは韓半島から生まれたものだと
主張する、いわゆる「韓国起源説」の
一つと見るのが妥当でしょう。

「韓国起源説」の主な対象は、侍、日本刀、
剣道、空手、歌舞伎、折り紙、秋田犬、
ソメイヨシノから寿司、沢庵、ラーメン、
そして皮肉なことにあの旭日旗に至るまで、
要するに日本発祥と見られているものへの
反論として出てきたと見えるものが大半です。
(詳しくはこちらで:👉Wikipedia

サンタロースもそうだ!

というのは、この勢いが日本以外にも
飛び火しているということなんで
しょうか;^^💦

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聖ニコラオスはトルコの人

それではサンタクロースの起源は
どこの誰だったのか?

韓国以外の世界諸国で一般に認められて
いるのはニコラオスという神学者で、
紀元270年ごろローマ帝国リュキア属州
(現在はトルコ)のミラ(ミュラとも
書かれる)で大主教にまで上った人。

民衆に広く敬愛され崇められるように
なって、ついに”聖人”となり(聖別され)
“聖ニコラオス”と呼ばれるようになった
のですが、そうなった最大の要因は、
困った人たちのために持ち金を惜しまず
どんどん供出したことと見られています。

     修道士 nun-29854_640

その金はどこから?

それは実家がもともと大金持ちで、
しかも両親とも伝染病で早死にして、
全財産を継承することになったから。


ともかくこの人が困っている人々に
惜しみなく金品を恵んだとされることが
サンタクロースのクリスマスプレゼント
という、今や世界的になった風習の起源
と見て間違いなさそうです。

でも、そのプレゼントがなぜ靴下
(ストッキング)の中にに入れられる
ことになったのか?

そのことにも関わる聖ニコラウスの
逸話を紹介しておきましょう。

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ある時、ミラのある商人が商売にしくじって
全財産をパーにしたのですが、その家には
嫁入り前の美しい娘が3人もいました。

借金で首の回らない商人は、追い詰められた
果ての最後の手段として、娘たちを遊女の
世界(今でいえば”風俗”業界)に売って
金を作ろうとします。


これを聞き知ったニコラオスは、早々に
馬を走らせ、その家を通りすがりに、
あいていた窓からひそかに、小さいが
重みのある包みを投げ入れたのです。

その包み中身とは❓


はい、それがなんと金貨
だったのですね。

    


これにより上の娘は売られずにすみ、
身分のある若者と立派に結婚
できました。

ところが、トルコあたりの身分ある
人々の間では多額の持参金を持たせる
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その家を通りすがりに、窓から金貨の
包みを投げ入れます。

で、この娘も幸せに結婚できたのですが、
お金の面では姉と同じことが起こって、
再び貧窮。

となれば、もちろんニコラオスは
三度目の金貨投入をやるという
話になりますよね;^^💦

     


で、それまでは誰の仕業かわからず、
「神様だろう」という話になっていたの
ですが、三度目には父親がニコラオスの
姿を目撃し、「ああ、あの方だったのか」
とお礼をしに行き、皆の知るとことと
なった次第。

そして、この3回の金貨投げ入れのうちの
何度目かの投げ入れで、「包みが見事、
たまたま室内に干してあったストッキング
の口にすっぽりと入り込んだのです」

という娘さんの証言からの縁起かつぎで
「クリスマスプレゼントは靴下に」
という風習が生まれたというのですね。

 


ところで、この「金貨投げ入れ」が
屋根の煙突からで、それがうまいこと
暖炉近くに干してあったストッキングの
口に入った…という話もありますね。

でもこれ、物理学的にありえません
(ニコラオスはすごいカーブを投げた
のか)し、そもそもトルコの家に大きな
煙突なんかなかったでしょう。

これはおそらくサンタクロースが
フィンランドあたりの生まれだと
いわれるようになってから発生した
俗説と思われます。
👉サンタがクリスマスプレゼントを
靴下(ストッキング)に入れると
信じられるようになった経緯に
ついてはこちらで…窮しています。

ぜひご参照を。

サンタはなぜ靴下にプレゼントを入れるの?その意味・由来はここに!
           
             サンタ 子供の友1914_Santa_Claus
             『子供之友』(1914年12月号)より


オランダで変身❓

というわけで、北欧の方へ上って
行かなければならないのですが、
その前に立ち寄らなければならない
のがオランダです。

つまり、この聖ニコラオスがなぜ
発音のだいぶ違う「サンタクロース」の
名で呼ばれるようになったのか?

これを突き止めるうえでオランダという
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英語では「セイント」ですが、そのほかの
ヨーロッパ語では「サン」とか「ザンクト」
とか微妙に異なります。

オランダ語ではこれが「シンタ」になる
そうで、「聖ニコラオス」は「シンタ・
クラース」(Sinter Klaas)。

そのオランダでは14世紀ごろから、
聖ニコラオスの命日とされる12月6日に
「シンタ・クラース祭」を祝うように
なったのです。

      サンタMerry_Old_Santa_Claus_T

「サンタクロース」の名が定着したのは
この祭りがその後、17世紀にアメリカに
植民したオランダ人たちによって大いに
広められた結果、アメリカ風になまる
ことによってだったとのこと。

イギリスにはそれと別個に「ファーザー
・クリスマス」がいることになって
いましたが、今ではもちろんアメリカ風
「サンタ」のイメージと融合しています。
👉映画『戦場のメリークリスマス』で
ビートたけし演ずるハラ曹長が
「ファーザー・クリスマス!」
と連呼していたのを思い出される
方もいらっしゃるかもしれません。

この映画についてはこちらで
情報提供していますので、
ぜひご参照ください。

戦場のメリークリスマスのあらすじ//映画と原作の大きな違い
                     
           


なぜフィンランドに❓

さて、いよいよフィンランドあたりへ
飛ぶ段となりました。

これ、実はサンタの関係国として
フィンランドという国がまずあった
というわけではなく、以下のような
三段論法から発生した可能性が
大なのです。

  1. サンタは煙突から入ってくる。
  2. 家に大きな煙突のある国が必要。
  3. フィンランドの民家にはある。

で、その「サンタは煙突から入ってくる」
というファンタジーがどこから発生したか
と言いますと、19世紀のアメリカの学者
にして詩人だったクレメント・ムーアの詩
「聖ニコラウスの訪問」(1822)に描かれた
ことが発端だという説が有力です。

      


またサンタが8頭立てのトナカイのソリに
乗っていて、8頭のトナカイそれぞれに
名前があるというのもこの詩で初めて
言われたことなんです。

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小さい蹄の立てる爪音
頭を引っ込め振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん


というわけなんですが、でもこれだと
サンタさんのお尻が痛いでは
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なんて奇想天外な訪問の仕方をムーアは
一体どこから、思いついたのでしょうか。

人類学を学んだムーアのこの発想の源は
おそらくフィンランド北方(ラップランド)
にいた古代ラップ人の家についての
知識でした。

つまりそれは、トナカイの革で作った
テントを地中に埋める形で建ててあり、
どうやって出入りするかというと、
屋根にあけた穴を使うしかない。

で、この穴が、家で火を使うときには
煙の抜け道、すなわち煙突の役割も
していたというのですね。

   finland-321648_640
   現代ラップランドの家(もちろんテント式ではないが) 

 
だから実際、サンタのような人が
ラップ人の家を訪問するには煙突から
入るしかなかった……というわけです。
👉サンタが「煙突から入ってくる」
というお話をめぐって、より詳しい
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サンタは煙突から入るって、なぜ?🎅サンタクロースの答えは?
           
              

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また”クリスマス神話”全般をめぐっては、
20世紀イギリスの動物行動学者、
デズモンド・モリスが徹底的に
暴いています。

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さて、これでもうよくおわかり
ですよね。

サンタクロースはどこで生まれたか。

韓国は論外として、フィンランドだと
いうのも正確ではなく、正しくは
現トルコのあたりの聖ニコラオスの
進化形といいますか、オランダ語経由
での変化形「サンタクロース」が
アメリカで爆発した…
という次第でした。

        サンタ images

この話をするのにアジア、ヨーロッパ、
アメリカと世界各地を回らなければ
ならなかったというのも、「サンタの
おじさんは世界の子どものもので、
だれも差別しないんだ」ということを
象徴的に示すようで、なんとなく
ありがたいお話になりましたね。
👉そのサンタさんに手紙を書きましょう。

書き方については、こちらを
参考にしてください。

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👉そのほか、日本に入ってきた
サンタクロース第1号の話や
クリスマスツリーの歴史を
めぐっては、こちらもどうぞ。

クリスマスツリーの由来は?漱石も読んだ英語教科書に学ぶ

サンタは日本にいつから?第1号は侍サンタ!明治の英語教科書には? 

     


それでは、メリー・クリスマス(ニコニコ)

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