ロミオとジュリエットで感想文?💓簡単にも高度にも書けますよ

 


やあやあサイ象です。

おなじみ「感想文の書き方」シリーズ
今回でなんと第158回((((((ノ゚⊿゚)ノ

今回は文豪シェイクスピアの数ある
傑作のなかでも最も人気の高い
『ロミオとジュリエット』
(1595ごろ)に挑戦です。

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もちろん話の内容を知らなくっちゃ
読書感想文は書けませんから、
まずはしっかり読みましょ~。
  ⇩



ん? 長いからヤだ?

時間がない

う~ん、でもマンガなら平気でしょう。

でもマンガだと原作をひどくゆがめて
いる場合もありますから要注意。

その点、これなどは原作にほぼ
忠実なので安心です。
  ⇩



でももちろん、マンガでは
シェイクスピアの文章やセリフの
面白みなどは正確には伝わり
ませんから、やはり文章で
あらすじを押さえておきましょう。

こちらでどうぞ。

シェイクスピア ロミオとジュリエットのあらすじ 💓簡単&詳細

       Verona



感想文の書き方👉《簡単なもの》

さあ、それでは感想文です。

「あらすじ」はわかったわけですから、
そのなかで自分が感動したところや
面白いと思った点について、それこそ
「感想」を書いていけばいいわけです。

え? 全然面白くない?

う~ん、困りましたね。

それでは私が代わりに「感想」の
ポイントを4つばかり挙げてみますので、
そのどれかを自分の「感想」として
書くことを考えてみてください。

感想の例

  1. 私も命がけの恋愛をしてみたい

  2. 二人の愛は急速すぎる
    (盲目的・非理性的)

  3. Romeo_and_Juliet__Bernard

  4. ロミオは軽率
    (喧嘩で相手を死なせた
    ことが悲劇を呼ぶ)

  5. 毒薬の効き目など展開が
    悲劇に都合よすぎる


どうでしょう。

このどれかを一応「自分の感想」として
採用し、なぜそのように思うのか
(本気で思っていない場合は”仮想”して)
ツラツラと説明していけばいいんですよ。

その場合、次の2点に心掛けるのが
よいと思います。

  1. 作品からの引用(セリフなど)で
    自分の説明・主張を補強する。

  2. 「だから私もこれからは○○
    しようと思った」などと
    “反省文”的にしめくくる。

こんなふうに書ければバッチリ。

読書感想文コンクールでの入賞も
十分ねらえますよ;Y^^Y


映画を参考にするのもいいですよ。

でも原作からは大きく変えて
あるので要注意。





感想文の書き方👉《高度なもの》

え? そんなのはありきたりでつまらん?

自分はもっとこう…人に書けないような
鋭いものを書いて先生をアッと
言わせたい…ですって?


よろしい、結構な心意気です。

それではややレベルを上げて、感想文という
よりレポートまたは批評文・論文の領域に
接近しつつ、高度化を考えて参りましょう。


Ψ ロミオは軽率でないと困る?

たとえば上記感想の例3.ロミオは軽率」
(喧嘩で相手を死なせたことが悲劇を呼ぶ)

というポイントですが、これについての
見方は大きく分けて2つあると思います。


  1. ロミオはそういう人だから仕方ない。
    (彼の性格からして必然的だ

  2. 悲劇的な結末にもって行く
    必要から仕組まれた軽率さだ。
    (彼の運命は必然的でない


これ、どちらともいえますよね。

ロミオはジュリエットに一目惚れする
直前まで別の女への恋に悩んでいた
わけですし、もともと軽いノリの
喧嘩っぱやい少年。

今風にいえば「チャラ男」で軽薄とも
いえる性格として造型されていますから、
軽率な行為に及んでも不思議はない。

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ただ喧嘩の時点ではジュリエットへの
愛も強く意識して、その従兄弟である
相手から挑発を受けても
「君を愛さなければならないわけがあるので」
と自制心を働かせもします。

だから頭が悪いわけではないのですが、
それでも結局、殺害を避けられなかった。


そこをどう見るか。

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Ψ 運命に弄ばれる愚か者

ストーリーの展開からいえば、その後の
愛の悲劇にとって、この事件は
どうしても必要なものですね。

これがないとロミオは街を追放されず、
特殊な毒薬を使っての一芝居という
ロレンス修道士の窮余の一策も
発生しないからです。


だからこれを、劇的展開の必要から
作者シェイクスピアが作り上げた事件に
すぎないと見るならば、その意味では
必然的でない

でもそれを必然的であったかのように
見せてしまうところこそが劇作家の
手腕だということもいえますね。

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「ああ、俺は運命に弄ばれる愚か者だ」
とロミオは自分で言い(第三幕)、
この「運命」についてロレンス修道士は
わしらにはどうすることもできぬ大きな力
とも言っています(第五幕)。

でも、登場人物にこんなことを言わせ
なければならなかったところに
『ロミオとジュリエット』の弱みを見る
こともできるんじゃないでしょうか。


真の傑作悲劇は、そんな言葉を発すること
なしにそのような「運命」を体感させて
しまうもの。

『マクベス』や『ハムレット』の
シェイクスピアは実際、それを
成し遂げているわけです。


Ψ 「運命」が必然的に見えるか

ともかく『ロミオとジュリエット』では、
ロミオの性格や状況の設定などすべてが
その「運命」を必然的に見せるために
仕組まれています。

だから、それがうまくいっているか
どうかというところが、批評の
ポイントの一つ。

この観点から『ロミオとジュリエット』を
見直した場合、あなたの批評は
どうなるでしょうか。


さすがシェイクスピア、
実によくできている……ですか?

そう言ってもいいんですが、それは
私に言わせれば、すでにふれた『マクベス』
『ハムレット』のほか『オセロ』『リア王』
の四大悲劇のスゴさを知らない人の
言い分なんですね。

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主人公マクベスやハムレットの「運命」が
「必然性」に押し流されていく
(少なくともそう見えてしまう)
経過に立ち会う観客または読者の
凄まじい恐怖、切迫感。

ここにおいて『ロミオとジュリエット』は
やっぱりイマイチで、時期的にも四大悲劇を
書く前なので、シェイクスピア先生も
まだ若かったのかな、とも思わされます。


どこがイマイチ?

たとえば上記感想の例のうち
3.
をめぐってはすでに述べましたが
それにからんで2.二人の愛は急速すぎる」
(盲目的・非理性的)
と見えてしまうところや
4.毒薬の効き目など展開が悲劇に
都合よすぎる」
部分が必然性
ぐんと弱めてしまっているわけです。

四大悲劇に関しては、
こちらの記事をご参照
くださいね。

シェイクスピア ハムレットのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で
ハムレット (シェイクスピア )の名言:英語原文では何と?
シェイクスピア オセロのあらすじと名言:漱石の解説つきで
シェイクスピアのオセロを講義:漱石の名言「白砂糖の悪人」?
シェイクスピア マクベスのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で
マクベスの名言 英語ではなんと?シェイクスピア最高傑作は何を教える

         William_Shakespeare
         シェイクスピア

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こちらから探してみてください。

  ⇩
💛シェイクスピアの本:ラインナップ💛



Ψ 「名前」について考えるジュリエット

さて、それでは『ロミオとジュリエット』は
四大悲劇に遠く及ばない通俗作品で、
評価すべき点に乏しいというべき
なのでしょうか。

いえいえ、そんなことはありません。

味わいたい多くの名言がちりばめられて
いて、これらは一つ一つがやはり
シェイクスピアならではの傑作。

      ジュリエット Fotolia_67141302_XS
           ヴェローナのジュリエット像


それらのうち、特に感想文のネタに
できそうなものとして、「名前」という
ものについてジュリエットがめぐらす
考察があります。

第二幕の「ああ、ロミオ、ロミオ、
どうしてあなたはロミオなの」という
セリフはとても有名ですが、それに
続く部分。

お父様と縁を切り、
その名を捨てて。

それが無理なら、
せめて私を愛すると誓って。

そうすれば、私はキャピュレットの
名を捨てましょう。
〔中略〕
私の敵はあなたの名前。

モンタギューでなくても、
あなたはあなた。

モンタギューって何? 
手でもない、足でもない。

腕でも顔でも、人の
どんな部分でもない。
          113492

ああ、何か別の名前にして!
名前がなんだというの? 
バラと呼ばれるあの花は、
ほかの名前で呼ぼうとも、
甘い香りは変わらない。
〔中略〕
だから、ロミオだって、
ロミオと呼ばなくても、
あの完璧なすばらしさを失いはしない。

ロミオ、その名を捨てて。
そんな名前はあなたじゃない。

名前を捨てて私をとって。

この部分のほか、名言の例は、
こちらでご覧になれます。
(原文つき)

ロミオとジュリエットを英語原文で!名言・名セリフは何と?


ジュリエットのこの「名前」哲学は、
その後も顔を出し続けます。

たとえば第三幕で短剣で自殺しようとして
「この忌まわしい体のどこに、
その名前(ロミオ)がついているの
でしょう」。


この哲学が劇全体にどう生かされているか
というようなところまでもし解明できたら、
それはもうすばらしい感想文……どころか
大学・大学院レベルの論文にもなっていく
ものだろうと思いますよ。

一つ、この観点から読み直してみませんか。



Ψ まとめ

どうでしょう、感想文やレポート、
なんとかなりそうでしょうか。

ん? 書けそうなテーマは
浮かんできたけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

当ブログでは、日本と世界の
種々の文学作品について、
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
どうぞこちらからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/




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