川端康成 雪国で読書感想文【800字例文】トンネル,指,徒労… | 笑いと文学的感性で起死回生を!@サイ象

川端康成 雪国で読書感想文【800字例文】トンネル,指,徒労…

サクラさん
「国境の長いトンネルを
抜けると雪国であった」
というのが『雪国』の
超有名な書き出しです
が、何がそんなにスゴ
いんでしょうか?(😾)

ハンサム 教授
いろんな見方があり
ますが、私は何頁か後で
島村が駒子に人差指を
突き出して「こいつが
一番よく君を覚えて
いたよ」と言う…
この意味深なセリフの
伏線になっているのが
スゴいと思います。


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サクラさん
駒子はその指を握り、
そのまま階段を上る。

だから駒子の掌(てのひ
ら)がトンネルに、島村
の指は列車に重なると?

ハンサム 教授
そう読めますね;^^💦

サクラさん
う~ん。それちょっと
ヤバくないですか?

そうなると、指も掌も
別の身体部位を暗示して
いるということ?

ハンサム 教授
だから「トンネルを
抜けると雪国」なん
ですよ、真っ白な。




サクラさん
ギョエ~(叫び) それは
ますますヤバいでは
ないですか!!

そんなこと読書感想文
に書けます?

ハンサム 教授
それは読んでくれる先生
次第ではないかな;^^💦


というわけで、おなじみ”感想文の書き方”
シリーズ第131回となる今回は
日本初のノーベル賞作家、川端康成の
代表的長編小説『雪国』(1935-37)
を突破していきますよ~((((((ノ゚⊿゚)ノ

「国境の長いトンネルを抜けると雪国
であった」という冒頭の1行の有名さの
わりに、全文を読んでる人のとても
少ないのがこの作品ですね。
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まあそれにはやむをえない事情もあって、
現代日本人にわかりやすい文章とは
いえませんし、その内容がまた、学校で
推奨できるような世界ではないという
事情もあるんですね~;^^💦

え? どんな内容かって?

それを知らなきゃ、感想文どころじゃ
ないでしょうが……

ま、しょうがない、内緒で
お教えしましょう。
👉こちらの「あらすじ」記事をお読み
いただければ、内容はすんなりと
頭に入ります。

川端康成 雪国のあらすじと分析:岩下志麻主演映画も見て解説

   


800字の例文

設定やストーリーが一応、理解でき
ましたら、さっそく感想文に
取り組みましょう。

まずは一つのお手本というか例として
800字(原稿用紙2枚)以内という想定で
サクラさんが試作し、ハンサム教授が
添削したものをお目にかけます。

大学生などの読書レポートとしても
通用するレベルになっていて、あるいは
中高生には少々高度かもしれませんが、
わからないということはないはずです
ので、ひとつ挑戦する気持ちで
読んでみてください。

 「国境の長いトンネルを抜けると雪国
であった」という有名な書き出しは
それだけを取り出して論じられる
ことが多い。

だが、『雪国』は俳句などではなく
小説なのだから、それを孤立した文の
ように見るのではなく、作品全体にもつ
意味や価値を問うのが正しい鑑賞法
なのではないだろうか。

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私の見るところ、この一文はその後の
展開への布石になっているはずで、
つまり、そのあと旅館に入った主人公の
島村が芸者の駒子に人差し指を示して
「こいつが一番よく君を覚えていたよ」
と言い、駒子がその指を握って赤くなり
ながら部屋へ案内するという場面に
直結している。

要するに、列車のトンネル通過は指が
掌に包まれることに重なり、それらは
併せて二人の性的な関係を予示して
いたことが、その後の二人の行為から
わかるようになっているのだ。

   

 また、冒頭の一文に続く第二文、
「夜の底が白くなった」も重要では
ないだろうか。

「夜の底」は意味不明だが、ともかく
「夜」と「白」とのこの逆説的な連結が
また、その後の展開を暗示している
ように読めるからである。

つまりこの小説全体にくどいほどに
繰り返されるキーワードに「徒労」の
語があるが、それがしばしば駒子に
ついて言われる別系列のキーワード
——「純粋」「清潔」など——と
逆説的に結びつくことの予示に
なっていると思うのだ。

 
 この結合は、たとえば終盤近くの
こんな文章に集約的に示されている。

「駒子の愛情は彼に向けられたもの
であるにもかかわらず、それを美しい
徒労であるかのように思う彼自身の
虚(むな)しさがあって、けれども
かえってそれにつれて、駒子の
生きようとしている命が裸の肌の
ように触れて来もするのだった」


 実を結ぶことのない「徒労」の
愛は暗い夜にも似ている。

が、そこに「純粋」で「清潔」な
雪のような「白さ」が差し込む
こともあり、それは永続しない
がゆえに「美しい」。

そういう心境の表現として
『雪国』は読めると思う。
         (795字)

どうです?

なかなかよく書けているでしょう。

いやいあや、上出来だからって
これをそのまま丸コピ(全文まるごと
コピペ)するのはNGですよ。

それは剽窃(つまりパクリ)で立派な犯罪
ですから、使うなら部分的にアイディア
だけ盗んで、あくまで自分の文章で書く
ようにしてくださいね。

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5つの突っ込みどころ

もちろん、上記の文章は一例にすぎず、
『雪国』で感想文を書く場合のテーマは
ほかにもワンサカあります。

たとえばどんなテーマ?

ここに5つばかり、「Yahoo!知恵袋」に
出された疑問などを参考に、テーマを
列挙してみますので、それらに自分なら
どう答えるかを考えてみてください。

その考えが浮かべば、もう感想文は
出来たも同じ。

思うことをどんどん書いて行けば
いいのです。

それでは、5つの疑問(テーマ)。

  1. 島村が駒子を「指で覚えている」
    とはどういうこと?

  2. 島村が駒子に惚れられている
    ことを「情けない」と思うのはなぜ?

  3. カッコよくもない島村のどこに
    駒子は惚れたのか?

  4. 「いい子だ」「いい女だ」と島村に
    いわれて駒子が怒り泣くのはなぜ?

  5. 駒子・葉子は行雄・島村をめぐって
    ライバル的になりそうなのに、
    なぜそうならず最後まで通じ
    合っているのか?

ハイ、それではこの5つの疑問、
順番に片付けて参りましょう。

といっても、先刻ご承知とは思いますが、
いずれも絶対の正解が出てくるような
問題ではありません。

すべては私(サイ象)個人の解釈に
すぎませんので、その点は
ご承知おきください。

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1.「この指だけが」何を覚えている?

この有名な書き出しに続く部分で、同じ
列車にいた葉子という娘と駅長との
会話を聞いた島村の意識は、やがて
こんな心象に占められていきます。

もう三時間も前のこと、島村は
退屈紛れに左手の人差指を
いろいろに動かして眺めては、
結局この指だけが、これから
会いに行く女をなまなましく
覚えている、〔中略〕
記憶の頼りなさのうちに、この
指だけは
女の感触で今も濡(ぬ)
れていて、自分を遠くの女に
引き寄せるかのようだと、
不思議に思いながら、鼻につけて
嗅いでみたりしていたが、ふと
その指で窓ガラスに線を引くと、
そこに女の片眼がはっきり
浮き出たのだ。

うーん、さすが川端先生、素晴らしい
文章で、突然「女の片眼」が飛び出す
あたり、シュール(シュルレアリスム
的)でもありますよね。
👉シュルレアリスムにかんしては
こちらを参照してください。

シュールの意味と使い方:お笑いの世界から芸術的”超現実”へ

原民喜 夏の花で感想文 🌼夢が交錯する”超現実派”の文体を解説

          explosion-284562_640


それはともかく、この「女の片眼」は
もちろん葉子のもので、島村が想起して
いる女、つまり駒子ではないわけです。

つまり、この場面での葉子は、島村を
「駒子」という想像(想起)的世界へと
移動させ、やがてまた現実に戻らせる
という役割を果たしているわけですね。


なじみの旅館に着いた島村は、葉子と
駒子につながりのあることを知って、

指で覚えている女と眼にともしを
つけていた女との間に、なにが
あるのかなにが起こるのか、
島村はなぜかそれが心の
どこかで見えるような

「不思議」な気持ちを抱きながら、
駒子に再会するや、いきなり
こいつが一番よく君を覚えていたよ
と人差し指をつきつけます。

すると、駒子は「彼の指を握ると
そのまま離さないで手をひくように
階段を上って」行くんですから、
二人は「指」の意味するところについて
もちろん深く通じ合っているわけです。

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そしてその”意味”に冒頭の「トンネル」が
重なってくる…というのが上に示した
感想文例文の解釈だったわけですが、
このあたり、経験の浅い人にはあるいは
チンプンカンプンかもしれませんね;^^

ハッキリ言えば、列車のトンネル通過
ともども性的な結合の暗示だと…。

だからその果ては「雪国」つまり一面の
銀世界で暗示される真っ白な液体…
というキワドイ解釈も可能になってきます。


列車内での心理描写でも「今も濡(ぬ)れて
いて」とか「鼻につけて嗅いでみたり」とか
ずいぶん生々しくて、ドキッとさせます。

駒子の匂いを嗅ごうとした瞬間、
葉子の「片眼」がパッと出てくる。

うーん、シュールですねえ。

さすが川端、日本初のシュルレアリスム
映画ともいえる『狂つた一頁』
(衣笠貞之助監督、1926〔大正15年〕)
の原作者!(脚本にも参加)

そのサワリをこちらでご覧いただけます。




それからもう一つ。

終りに近いところで、屋根から降ろして
できた「雪の堤」に穴をあけて作る
「トンネル」のことを、土地の人が
「胎内くぐり」と呼んでいるという
一節が出てきます。

ストーリー上、特に必要もないのに
わざわざ言われるところに、「トンネル」
への思い入れ――つまりはそれに女性の
性が重ねられていることの証明を見る
ことが可能ではないでしょうか。

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2. 惚れられて「情けない」?

上記別記事の「やや詳しいあらすじ」では
【承】の⑤になりますが、島村は、駒子の
弾き始めた三味線が「腹まで澄み
通って」来たところで、

ああ、この女はおれに惚れて
いるのだと思ったが、
それがまた情けなかった。

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とあります。

駒子のような美しい芸者に惚れられれば、
たいていの男は悪い気はしないものと
思われますが、島村はなぜ
「情けなかった」んでしょうか。

       


この謎を解く鍵のようにして、 
【起】の③あたりからいくつも
埋め込まれているキーワードが、
「徒労」ですね。

島村には妻子がありますし、
駒子の側にもしがらみがあって
実る恋ではないと十分に自覚は
しながら、それでもつのる思い……。


そもそも駒子が島村に惹かれる要因
として、自分も関心のある文学に
島村が携わっているという点がある
わけですが、この関心や努力も
島村には「徒労」に見えます。

ところが、こうして「徒労」の語が
浮かぶたびに、島村には「かえって
彼女の存在が純粋に感じられて来る」
という、なんだか倒錯的な愛を
生きているのですね。

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ですので、「情けない」のは、その愛に
応えられないふがいなさばかりでは
片付けられません。

愛になぜ応えられないのかといえば、
応えることでその愛が「徒労」でなく
なれば「彼女の存在が純粋に感じ
られ
」ることもなくなって、
駒子という女の魅力も消える……という
奇妙に錯綜した心理もからんで
いると思われるんです。

3. 島村のどこに惚れたのか?

島村は「ちょうどよい工合に太って
いらっしゃいます」と按摩にいわれる
(【承】の④)色白で小太りの中年男で、
ハンサムとか、そのほか女性にもてそうな
要素は書かれていません。

それがなぜあれほど(小説に描かれて
いるほど)に惚れてしまったのか。


あるいは例の「指」の技巧などがからむ
のかもしれませんが、そもそもの端緒に
おいて、島村の何が駒子の気を引いた
のかを考える場合、「東京から来た文士」
という彼の身分を挙げないわけに
いきません。

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駒子はもともと文学好きで、ほぼ毎日
日記をつけるばかりか、これまでに
読んだ小説について書きとめた雑記帳が
もう十冊もたまっているという人。

中央文壇に関わりのある人と話すなど、
生涯巡ってこないかもしれない、
千載一遇のチャンスですよ。


このあたりは新潟県、湯沢温泉郷の
「高半旅館」(現・高半ホテル)で
川端康成自身が実際に経験した交情に
もとづくようですから、さすがに
リアルに描かれてますね。

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4. いい女だといわれてなぜ怒る?

「やや詳しいあらすじ」では【結】
入りますが(⑩)、島村と駒子が

「君はいい子だね」
「どうして? どこがいいの」
「いい子だよ」
「そう? いやな人ね。…」

といった意味不明の会話を始め、
「どこがいい」のかに明答しないまま、
島村が「いい」「いい」を繰り返すので
ついに駒子は(今風にいうと)キレます。

「言ってちょうだい。
それで通(かよ)ってらしたの?
あんた私を笑ってたのね。
やっぱり笑ってらしたのね」

 真っ赤になって島村を睨みつけ
ながら詰問するうちに、駒子の
肩は激しい怒りに顫(ふる)えて
来て、すうっと青ざめると、
涙をぽろぽろ落とした。


ネット上に散見する通俗的な回答は、
島村が「いい」というのは性的な意味で、
突如これを理解した駒子が激発した、
というもの。

それもあながち間違いとはいえない
でしょうが、島村のいう「いい」には
ほかにもいろんな含みがあって、たとえば
上記「2. 惚れられて『情けない』?」の
ところで見たとおり、彼が駒子に見る
「徒労」の純粋さのようなものへの称賛も
そこには含まれているはずなんです。
  
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そうならそうで、きちんと説明すれば
いいのに……と思いますよね。

まあそういうところを直截にいわず、
暗示にとどめるのが川端文学のミソ
なんでしょうけど、こういう姿勢を
日本人の悪弊として真っ向から批判
するというのも、読書感想文として
面白い試みだろうと思います。
👉哲学者の中島義道さんは『雪国』の
まさにこの部分をあげつらって、
”<対話>のない社会”日本を批判
しています。

よかったら参考にしてください。
   



5. 駒子と葉子はなぜ通じ合う?

その「悲しいほど美しい声」が
繰り返し言及を受ける葉子にも
島村は惹かれており、葉子の側でも、
東京へ帰るときに連れて行って
ほしいと頼むほどですから、無関心
どころではありあません。

駒子の自分への愛情を「美しい徒労」
と感じるにつけ、島村は、彼女の
生きようとする「命が裸の肌のように
触れて」来るようにも思います。

彼は駒子を哀れみながら、
自らを哀れんだ。

そのようなありさまを無心に
刺し透す光に似た目が、葉子に
ありそうな気がして、島村は
この女にも惹かれるのだった。



これが【転】の⑨の部分ですが、駒子と
葉子のこの関係は上記「1.『この指だけが』
何を覚えている?」で見た作品冒頭の
シーンの再現のようにも読めますね。

すなわち、駒子を思う島村の前に
突然葉子の「片眼」が浮き出る場面。

    

作品のエンディングでは、瀕死の葉子に
駆け寄って抱いた駒子が「自分の犠牲か
刑罰かを抱いている」ように見えます。

この場面でも明瞭と思われるのは、
葉子は終始、駒子の”分身”のような
存在として登場している、
ということですね。

駒子の場合と違い、葉子にはモデルが
実在しないといわれています。

とすれば、葉子の造型にこそ川端の
文学的な創意工夫があったともいえる
はずなので、彼女の行動や性格について
徹底的に追求してみるというのも、
高度な感想文への道を開いてくれそう
ではないですか?

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まとめ

さあ、どうでしょう。
疑問は解けたでしょうか?

え? だいぶスッキリしてきたけど、
いざ感想文を書くということなると
どこをどう突っ込んでいいか
わからない( ̄ヘ ̄)?


それなら、もう少し川端文学の世界に
親しんでもらう意味で、『伊豆の踊子』
『古都』など、ほかのもっと読みやすい
作品を読んでもらえると、いい発想が
わくかもしれません。
👉『伊豆の踊子』『古都』に
ついてはこちらをどうぞ。

川端康成 古都のあらすじと感想◎京都”観光小説”の哀切さ

伊豆の踊子のあらすじ&感想文の書き方【1600字の例文つき】

      


さあ、書きたいことが、
なんとなく浮かんできましたか?


ん? 書けそうなテーマは浮かんで
きたけど、でもやっぱり自信が…

だってもともと感想文の類が苦手で、
いくら頑張って書いても評価された
ためしがないし(😿)…
具体的に何をどう書けばいいのか
全然わからない( ̄ヘ ̄)…?


う~む。そういう人は発想を転換して
みるといいかもしれない;^^💦

そもそも日本全国で盛んに奨励されている
読書感想文の発祥の源は「コンクール」。

    

各学校の先生方の評価基準もおのずと
「コンクール」での審査に準拠する
形になっているのです。


だから、読書感想文の上手な人は
そのへんのことが(なんとなくでも)
わかっている人。

さて、あなたはどうなのかな?
👉「コンクール」での審査の基準を
知るには、実際に出品され大臣賞などを
受賞している感想文をじっくり読んで
分析してみるのがいちばんです。

こちらでやっていますので、
ぜひご覧ください。

読書感想文の書き方【入賞の秘訣4+1】文科大臣賞作などの分析から

セロ弾きのゴーシュで読書感想文!コンクール優秀賞作(小2)に学ぶ

                 

アルジャーノンに花束を の感想文例!市長賞受賞作【2000字】に学ぶ

    

そちらで解説している「書き方」を
踏まえて、当ブログでは多くの感想文例を
試作し提供してきましたが、このほど
それらの成果を書籍(新書)の形にまとめる
ことができましたので、ぜひこちらも
手に取ってご覧ください。
  👇


買う前にその「予告編」が見たい
という人は、こちらでどうぞで。

読書感想文 書き方の本はこれだ!サイ象流≪虎の巻≫ついに刊行!!!

            


👉上記の本『読書感想文 虎の巻』は
当ブログで提供し続けてきた「あらすじ」
や「感想文」関連のお助け記事の
ほんの一部でして、載せきれていない
記事もまだまだ沢山あります。

気になる作品がありましたら、
こちらのリストから探して
みてください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧


ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/
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