やあやあサイ象です。

「感想文の書き方」シリーズ第29回の
今回は「あらすじ」暴露サービスの第6弾。

太宰治の『走れメロス』で行ってみま~す。




ただ、一口に「あらすじ」をといっても、
話の要点を知りたいだけという場合から
読書感想文を書くんだからもう多少は
詳しくないと、という人まで
千差万別でしょう。

ですので、ここは出血大サービス!

「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しましたよ~~(^^)у

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ごく簡単なあらすじ(要約)

まずはぎゅっと要約した
「ごく簡単なあらすじ」。

村の牧人(羊飼い)のメロスは、
二年ぶりにシラクスの町を訪れ、
ディオニス王の暴政に接して激怒する。

王を殺そうと王城に侵入するが、
捕らえられて荷物の中の短刀を
摘発され、死刑を言い渡される。


メロスは妹の結婚式を済ませたいので
処刑まで3日間だけ待ってほしいと
懇願するが、王は信用しない。

そこで親友のセリヌンティウスを
人質として置き、自分が帰って
来なければ彼を殺せと提案し受諾される。

王城に連行されたセリヌンティウスに
メロスは事情を話して抱擁してから、
メロスは急いで村に帰って式を済ませ、
3日目の未明、王宮に向けて走り出す。

   

度重なる障害や不運に出遭って
一度は逃げることも考えながら、
気を取り直して走り、日没直前、
セリヌンティウスの処刑寸前に到着し、
執行を中止させる。

メロスは友に、ただ一度だけ裏切ろうと
したことを告げて、自分を殴れと言う。

セリヌンティウスもまた一度だけ
メロスを疑ったことを告げて同じ
ことを言い、二人は殴り合い、
抱き合って号泣する。

これを見た王は敗北を認め、自分も
「仲間の一人にしてほしい」と言う。


どうでしょう?

え? なんでそうなるのか、
よくわからん?


まあ、そうかもしれませんね。

というわけで、ここはやはり
「やや詳しい」ヴァージョンの
「あらすじ」を読んでいただく
必要があるわけです。

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やや詳しいあらすじ

では参りましょう。

わかりやすさをおもんぱかって、
私の判断で「起承転結」の4部に
割り振って記述していきますね。

「 」内は原文(現代仮名遣いですが)
からの引用です。



👣【起】

メロスがシラクスへ来たのは、
近々結婚する16歳の妹の花嫁衣装や
祝宴の際に出すご馳走を買うため。

ついでにそこで石工をしている親友の
セリヌンティウスに会うのも楽しみだった。


シラクスに君臨するディオニス王は
とんでもない暴君。

妹夫婦や自身の「世嗣(よつぎ)」に
始まって、ついには善良な一般市民まで、
「悪心を抱いている」と理由をつけては
次々に処刑していくので市民はおびえている。

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ディオニス王の暴政に接して激怒した
メロスは、王を殺そうと王城に侵入する。

王じきじきの尋問で短刀所持の理由を
問われ、「市を暴君の手から救うのだ」
と答えて王の行為を非難するが、
王はその言葉を信用せず、死刑を宣告。

「わしだって、平和を望んでいるのだが」
「人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ」
ので、こうなるのだと言う。



👣【承】

メロスは「命乞いなど決してしない」
けれども、妹の結婚式を済ませたいので
「三日間の日限を」と懇願するが、
王は信用しない。

そこで親友のセリヌンティウスを
人質として置くので、自分が帰って
来なければ彼を殺せと提案し、
王はこれを受諾する。

   

受諾の動機は、「この嘘つきにだまされた
振りして」行かせてやり、身代りの男を
処刑して「人は、これだから信じられぬ」
と悲しい顔をして「正直者」どもに
見せつけてやろうと思ったから…。


王城に連行されたセリヌンティウスに
メロスは事情を話して抱擁してから、
メロスは急いで村に帰る。

式の日程を早めてこれを済ませ、
3日目の未明、王宮に向けて走り出す。



👣【転】

村に戻ったメロスは、妹とその婚約者を
含め村人に事情を話さないまま、
強引に結婚式の日程を早め、
てきぱきと死に支度をする。

3日目の未明、王宮に向けて走り出す
ものの、色々な不運と困難に見舞われる。

襲ってきた山賊には「さては、王の
命令だな」と感づき、「気の毒だが
正義のためだ!」とたちまち撃退する。

   

極度の疲労で動けなくなると思いは乱れ、
セリヌンティウスにはすなまいが、
もう逃げ出してしまおうかともと思う。

ついには倒れ込んで「セリヌンティウスよ、
私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ」
という意識で眠ってしまう。


が、岩の隙間から湧き出ている清水の
音に起こされ、これを飲むと夢から
覚めた心地となり、また元気回復して
再び走り出す。



👣【結】

日没直前、セリヌンティウスの処刑寸前に
メロスは到着し、執行を中止させる。

友に再会したメロスは、ただ一度だけ
お前を裏切ろうとした、だから自分を
殴れと言う。

セリヌンティウスもまた一度だけ
メロスを疑ったことを告げて同じ
ことを言い、二人は殴り合い、
抱き合って号泣する。

   

二人の抱擁を見た王は、顔を
あからめて言う。

「おまえらは、わしの心に勝ったのだ。
信実とは、決して空虚な妄想ではなかった」

「お前たちの仲間に入れてくれ」と
王が申し入れると、「王様万歳」の
歓声が上がる。


ひとりの少女が赤いマントを差し出し、
メロスは自分が「まっぱだか」だと
気づく。

「勇者は、ひどく赤面した。」;^^💦

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さあ、書いていこう

どうでしょう。

『走れメロス』のストーリーは
これでもうバッチリですよね。

これをきっかけにセリヌンティウスと
メロスとはさらに友情の絆を固め、
またおそらくディオニス王を加えて、
3人はきっと、いわゆる「ズッ友」に
なったことでしょう。

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読書感想文を書こうという人は、
これをベースとして自分の感じたこと、
考えたことを書いていってくださいね。

え? やっぱり何を書いていいかわからん?

そういう人はこちらの記事も見て、
参考にしてくださいね。

太宰治 走れメロスで感想文:人質や王の心理を考えよう
       
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記事も参考にしてください。

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浮かんできたけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

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