宮沢賢治 銀河鉄道の夜のあらすじ☄簡単/詳しくの2段階で

 


やあやあサイ象です。

「”高等”感想文の書き方」シリーズも
はや第31回となり、
「あらすじ」暴露サービスも
今回で第8弾となります。

その今回は、宮沢賢治の名作
『銀河鉄道の夜』(遺稿。執筆時期は
1924-31と推定)で行きます!
 ⇩


ただ、一口に「あらすじ」を
知りたいといっても、
要するに話の要点を知りたいだけ
という場合もあれば、
読書感想文を書くんだから
もう少し詳しくないと書けない、
という人もあって、千差万別ですよね。

ですので、ここは出血大サービス!

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「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しました(^^)у

どっちにしても、もちろん
ネタバレになります(;^_^A



👉 ごく簡単なあらすじ(要約)

まずは「ごく簡単」ヴァージョンの
「あらすじ」。

父は漁に行ったきり帰らず、
母は病に伏すという境遇の少年、
ジョバンニは、学校の授業をおえると、
活版所で働く毎日。

星祭りの夜、用事もあって見に行った
ジョバンニは、そこで同級生の
ザネリたちに意地悪されるが、
その中にカムパネルラがいることに
傷つき、一人寂しく
町はずれの丘に向かう。

銀河を仰いでいるうち眠ってしまい、
気づくと、星座から星座へと
宇宙を旅をする銀河鉄道に乗っていて
向かいの座席にはカムバネルラがいる。

戯画鉄道027266

旅行中、停車場から海岸へ行って
化石の発掘現場を見たり、
乗り合わせた鳥捕りや、
男女二人の子どもと家庭教師の一行と
話したり、いろんな経験をする。

列車がサウザンクロスに到着して、
乗り合わせた人々が降りていくと、
ジョバンニは、みんなのための
ほんとうの幸福をさがす決意をし、
「二人でどこまでも行ってみよう」
と呼びかけるが、カムパネルラの
姿はそこにない。

激しく泣いて夢から醒め、
町に戻り橋の所にくると、
カムパネルラが川に落ちたザネリを
救おうとして水に飛び込み、
死んだことを知らされる。

カムパネルラの父は息子の死を認め、
ジョバンニに、君の父は
間もなく帰ると告げる。



👉 NHK制作の動画

ざっとこんなお話です。

え? なんだか要領を得ない?

NHK制作のこの動画でイメージを
持っていただきましょうか。

カムパネルラ役は染谷将太さんです。



さあ、これでもう、ストーリーはすっかりわかりました。
「詳しいあらすじ」はもういりませんね…。

え? やっぱりほしい?
動画の音声はすぐ消えてしまうから、
やっぱり文章がないと……(*_*)

アハハ、そうですよね(;^_^A


承知しました。

それではこれから「やや詳しい」
ヴァージョンの「あらすじ」です!

当方の判断で「起承転結」の四部に分け、
それぞれに「一~九」の数字を割り当てて
いますが、これは未完成の原稿に賢治が
書き入れていたもので、このとおりに
分けるとアンバランスになるのです。



👉 やや詳しいあらすじ


【起】(一~五)
父が漁から帰らず、母も病気で倒れて、
ジョバンニは働かなければ
ならなくなり、学校でも勉強にも
遊びにも身が入らず、
いじめられるようになった。

カムパネルラとは幼馴染で、
以前は良く遊んでいたのだが、
近頃は遊ぶ機会もなく
疎遠になっていた。

075738

放課後みんなはその夜からの
星祭りの計画で盛り上がっていたが、
ジョバンニは一人仕事に出かける。

仕事を終えて家に帰ってくると、
母親のための牛乳の配達が来て
いないので、夕食後、牛乳をもらいに
街へ出かけたが、店の主が不在で
後で来るように言われ、仕方なく、
祭りを見物する。

が、学校の友達の集団に   074266
出会ってまたいじめられ、
その集団の中に
カムパネルラを見つける。

祭りを見るのも嫌になった
ジョバンニが一人さびしく「天気輪」の
丘に登り、星を眺めてすごしていると、
野原から汽笛の音が聞こえ、
列車が見えてくる。


【承】(六~九)
気がつくと列車の中にいて、
すぐ前の席にはカムパネルラがいた。

二人は親しく話し合い、
白鳥の駅で化石採取現場を見たり、
して楽しい時を過ごす。

鳥を捕まえて売る商売をしている
「鳥捕り」に雁を分けてもらい
食べるが、お菓子としか思えない。

鶴と月Free-to-fly-s

アルビレオの観測所の近くで
検札があり、ジョバンニは
自分の切符だけが天上のどこまででも
行ける特別の切符であると知る。

「鳥捕り」がどこかに消えたのと
入れ替わりに、男女二人の子どもを
連れた家庭教師が来て隣に座る。

その女の子とカムパネルラが
仲良くなったことで、ジョバンニは
孤独を感じてふさぎ込む。

しかし、なぜこんな楽しい所へ来て
こんな寂しい気持ちになるのか、
自分の側に問題があるのではないか
と考えると、女の子に抱いていた
冷たい感情が溶けて行く。

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【転】(九の半ば以降)
赤く光る火を見て、カンパネルラが
「蠍(さそり)の火だな」と言い、
女の子がその由来を語る。

彼女が父から聞いた話では、
蠍がイタチに食べられそうになって、
必死で逃げて井戸に落ちて、
おぼれ始めたとき、こう祈った。

「どうしてわたしはわたしのからだを
だまっていたちにくれてやら
なかったろう…… どうか神さま……
この次には、まことのみんなの幸いの
ために私のからだをお使いください」

そう祈った蠍の体が燃えて、
あの赤い星になったのだという。    

サウザンクロスに到着すると、 034483
降りようとする女の子たちの一行を
ジョバンニは引き止めるが、
母のいる「天上」へ行くから、
と彼らは去る。

再び二人きりになって、
「僕はもう、あのさそりのようにほんとうに
みんなの幸いのためならば僕のからだなんか、
百ぺん灼(や)いてもかまわない」
とジョバンニは言い、カムパネルラも
「うん、僕だってそうだ」と同意する。

が、石炭袋の穴に列車が近づいたとき
カムパネルラは母を見つけて、
ジョバンニを残して去って行き、
ジョバンニは裏切られたと思って泣く。


【結】(九の後半)
気がつくとジョバンニは
「天気輪」の丘に戻っている。

牛乳を受け取って川に戻ると、
カンパネルラが川に落ちたザネリを
助けて犠牲になって流された
と知らされ、ジョバンニは
二人の誓いを思い出し、親友に
裏切られたのではなかったと悟る。

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カムパネルラの父(博士)は
息子についてはもう諦めていて、
「君の父から手紙が来た、
もう着く頃だ」とジョバンニに告げる。

ジョバンニはそのことを早く母に
知らせようと、牛乳をもったまま町の方へ走る。




👉 さあ、ご感想は?

ハイ、どうでしょう。

これでもう、すっかり理解できましたよね。

そして、感動しました・゚゚・(≧д≦)・゚゚・?
いや、しない( ̄ヘ ̄)?


ま、そこはいろいろでしょうね。

もっと考えたくなった人は
ぜひ全文を読みましょう。

そして、感想文を書く場合は、
とにかく自分の思ったことを
どんどん文章にしていけばいいんですよ。

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その書き方を、もっと具体的に知りたい
という人はこちらをご覧ください。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜☆「ほんとうの幸せ」を求めて感想文

また賢治作品では以下の記事も
書いていますので、そちらも覗いて
もらえると、いい着想が
湧くかもしれません。
雨ニモマケズ(宮沢賢治)の意味?ワカンナイと陽水は歌うけど
やまなし(宮沢賢治)のあらすじ◎クラムボン・魚・酒の意味は?
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「宮沢賢治の”悲恋”童話作品:土神と狐~あらすじと感想文~」

そのほか賢治作品をいろいろ
見てみたい場合はこちらから
探してみてください。
☆宮沢賢治の本:ラインナップ☆

え? 着想はなんとなく浮かんできたけど、
その書き方というか、要領がわからない?

それなら、ともかく感想文の実例に
当たりましょう。

当ブログでは、賢治以外にも
多くの作家・作品をとりあげて、
「あらすじ」や「感想文の書き方」の
記事を量産していますので、こちらの
リストもどうぞご覧ください。


「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょう。

僕のからだなんか、百ぺん
灼かれようと…(iДi/~~

       

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