自己PR(ES)の書き方と例文【PREP+具体的根拠】の型を作ろう
サクラさん
就活のES(エントリー
シート)に「自己PR」と
いう欄があるんですが、
何を書いたらいいのか
困ってます。
PRするほどの内容のない
人間なもので(😿)
シート)に「自己PR」と
いう欄があるんですが、
何を書いたらいいのか
困ってます。
PRするほどの内容のない
人間なもので(😿)
ハンサム 教授
それはまだ君自身が
気づいていないだけで、
実は沢山あるんです;^^💦
まずその企業が志願者に
何を期待しているのかを
考えてみましょう。
それが見えてくれば、
自分がPRできる内容も
きっと見えてきますよ。
気づいていないだけで、
実は沢山あるんです;^^💦
まずその企業が志願者に
何を期待しているのかを
考えてみましょう。
それが見えてくれば、
自分がPRできる内容も
きっと見えてきますよ。
サクラさん
でも私の専攻って
その企業の業種と全然
関係ないんですよ。
その企業の業種と全然
関係ないんですよ。
ハンサム 教授
企業側もそんなことは
百も承知でしょう。
だから彼らが見たい
のは現在の君より
むしろ未来。
その会社の仕事を早く
学んで活躍してくれる
だけのポテンシャルが
あるかどうか…
百も承知でしょう。
だから彼らが見たい
のは現在の君より
むしろ未来。
その会社の仕事を早く
学んで活躍してくれる
だけのポテンシャルが
あるかどうか…
サクラさん
はは~(🐱)そういう
ポテンシャルのある
人間だとPRすれば
いいと?
ポテンシャルのある
人間だとPRすれば
いいと?
ハンサム 教授
ええ。そう考えれば
PRしたい美点も
見つかるのでは?
PRしたい美点も
見つかるのでは?
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というわけで本日のテーマは就職活動
(就活)のスタートラインにして最初の
難関、 。
特にその中で採否のカギを握ると
いわれる「自己PR」の書き方です。
企業側の情報を収集するとともに
自前の例文もいくつか提示しながら
対策法を参ります!
もくじ
まとめ
まとめ
1.自己PRの標的を見定める
たいがいの企業のエントリーシートにある、この「自己PRをしてください」
という欄。
これこそがいちばん見たいところだと
企業の人事担当者も口を揃えて
おっしゃっています。
ところがここで早くも躓いてしまう
就活生がずいぶん多いそうです。
そのよくあるパターンがこんな感じ👇
で書かれた「自己PR」。
面接官の表情をよく見てください。
志願者の気合が空振りしている
ことがよくわかりますね。
こういう空振りにならないよう、
来た球を確実にミートしなければ
もちろんアウト。
それは面接でもESの「自己PR」でも
同じことでしょう。
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つまり、いくら将来のポテンシャルを
見てもらえばいいんだといっても、
ただやみくもにアピールしたのでは
ヒットの確率は低い。
やはりその企業の業種や社風にフィット
しそうなところを推定した上でのPRが
やはり必要になってきますね。
通過率の高い自己PRを書く上での前提は
そのあたりですが、次のステップとして、
さてどう書くかを考えなくてはなりません。
企業の人事担当者のアドバイスなどを
まとめると、どんな会社にもほぼ通用する
書き方・考え方のコツは、こんな感じに
なりそうです。
自己PRでアピールするための心得
- 「こんなボランティアをした」とか
「海外留学の経験がある」とかの
事実を並べて、それに感想をつけて
あってもアピール力はない。 - 書くなら、自分がアピールしたい
「強み」をわかってもらうための
説明文として書く。 - だから、書くエピソードとしては
自慢話になるものより、むしろ
失敗でもいいので、そこから
自分が多くを学んだと思える
ような経験を選ぶ。 - なんらかの成果を上げたと書く
場合も、そのためにどんな
工夫をしたのかを書くことで
オリジナリティを見せる。
どうです?
基本的な考え方はわかって
もらえたでしょうか。
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2. PREP法で書く
この「心得」がしっかり頭に入った人なら、すぐにでも通過率の高い文章が書ける
はずですから、細かい方法論などは
もう必要ないかもしれません。
ただそういう人であっても、書き方が
まずいせいで通過しない場合も
やはりあるんですね。
よくある悪い例が「私は○○して、△△して、
それから、それから…」と話を続けていき、
結局「自分の強み」として何を打ち出したい
のかがなかなか見えて来ないような文章。
こういうのだと「強み」の出るところまで
ちゃんと読んでもらえないかもしれ
ませんし、読んでもらえても、それが
やっと見えてきた時には、インパクトが
弱まっています。
要するにヘタな文章の典型。
つまりこういうことは、結論(ここでは
自分の「強み」)をまず言ってしまい、
あとでそれに説明をつける形にするのが
賢いやり方ですよね。
はい、そのことを含めた最も効果的な
短文構成法がPREP法と呼ばれるものです。
このPREPとは、Point,Reason,
Example,Pointの頭文字を並べた造語で、
その言わんとするところは、要するに
この順序で書け、ということ。
- Point(言いたいポイント、
つまり結論) - Reason(その理由)
- Example(具体例で説明)
- Point(ポイントの確認、
あらためて結論)
この構成法をエントリーシートの自己PRに
あてはめると、たとえばこんな感じに
なるのではないでしょうか。
- Point:自分の強みの紹介
- Reason:なぜ強みだといえるか、
またその強みが形成された経緯 - Example:その理由の説明のため
具体性なエピソードなどを持ち出す - Point:その強みをこれからどう生かすか
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3. PRの根拠を具体例で語る
上記PREP法の構成がしっかりと組み立てられた文章であれば、言っている
内容の迫真性(ホントらしさ)がグ~ンと
アップし、そのぶん説得力が増します。
しかも文章力のある(つまりは頭のいい)
人間と思ってもらえる可能性も大なので、
高い通過率が見込めます。
ただこのP・R・E・Pの中で特に
気をつけたいのがEすなわち具体例
(Example)で語ってゆく部分。
表現力の差が出やすいところなので、
より強力な文章にするための方策を
練っておいた方がよいでしょう。
まず反面教師的な例文(ヘタな例:まねを
してはいけない)から見ていきます。
例文【1】
私の長所は組織力である。
組織においては、人をまとめ導くのと
同時に支える存在が必要で、ゼミでも
サークルでも、私はこういう役割を
果たしてきた。
みなの意見を聞き取って全員の合意へと
まとめていくことに長けており、
この点は学友にも、ゼミの教授にも
認められている。
このような組織力は、入社後も必ず
生かせるものと考えている。
私の長所は組織力である。
組織においては、人をまとめ導くのと
同時に支える存在が必要で、ゼミでも
サークルでも、私はこういう役割を
果たしてきた。
みなの意見を聞き取って全員の合意へと
まとめていくことに長けており、
この点は学友にも、ゼミの教授にも
認められている。
このような組織力は、入社後も必ず
生かせるものと考えている。
ん? 何がいけないの?
よく書けてるじゃん…と思いました?
でも、ダメなんです。
なぜか?
具体的な例やエピソードがないために
この人の言っている「組織力」の実態が
見えてこないからです。
学友や教授が認めたのは事実だとしても、
どういう行為についてほめたのか
わかりませんよね。
では、どう書けばいいか。
パワフルな例を紹介しましょう。
例文【2】
私の長所は組織力である。
この能力をフルに発揮できたのが
サークル合宿の運営について
議論した時だ。
方針が対立し、合宿自体取りやめに
なりそうだったが、議論するうちに
“声の大きい人”の意見が通っていく
傾向に気づいた。
そこで、その人を抜いた場を設定し、
静かな人たちの本音を聞き取って
まとめた上で、あらためて
“声の大きい人”に持ちかける
という方法を試みた。
すると、これが功を奏し、
サークルに和が戻ったのである。
私の長所は組織力である。
この能力をフルに発揮できたのが
サークル合宿の運営について
議論した時だ。
方針が対立し、合宿自体取りやめに
なりそうだったが、議論するうちに
“声の大きい人”の意見が通っていく
傾向に気づいた。
そこで、その人を抜いた場を設定し、
静かな人たちの本音を聞き取って
まとめた上で、あらためて
“声の大きい人”に持ちかける
という方法を試みた。
すると、これが功を奏し、
サークルに和が戻ったのである。
どうでしょう。
これなら、ほんとに「組織力」の
ある奴かも…
と思ってもらえると思いませんか?
要するに何事も、具体的な事例をもって
示してもらわないと人はそれを事実として
理解しにくく、理解できなければ
信用することもできない…ということ。
ただの「お題目」にしか
聞こえないわけですね。
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”PREP+具体的根拠”で行こう
さて、もうわかりましたよね。以上のことをまとめると、要するに
PREP+具体的根拠をつねに念頭に
置いて書くこと。
これで行けば、きっとうまく書けます。
たとえば、こんなのはどうでしょう
(よい見本)。
例文【3】
私の長所は努力家で、かつ
素直なところだと思っています。
幼少より負けん気が強く、
何かができないと悔しいので
できるまで頑張るタイプでした。
大学3年で参加した家電量販店の
インターンシップで、思うように
売り上げが伸びず悩んでいた時、
ある先輩に相談すると、笑顔の
作り方など接客のコツを
教えられました。
これをほぼそのまま実践してみた
ところ、売り上げが徐々に伸びて、
なんと1か月分のノルマを3週間で
達成できたのです。
この経験から私は、常に向上心を
もって努力するとともに、
人の助言を素直に学ぶことの
重要性を改めて学びました。
私の長所は努力家で、かつ
素直なところだと思っています。
幼少より負けん気が強く、
何かができないと悔しいので
できるまで頑張るタイプでした。
大学3年で参加した家電量販店の
インターンシップで、思うように
売り上げが伸びず悩んでいた時、
ある先輩に相談すると、笑顔の
作り方など接客のコツを
教えられました。
これをほぼそのまま実践してみた
ところ、売り上げが徐々に伸びて、
なんと1か月分のノルマを3週間で
達成できたのです。
この経験から私は、常に向上心を
もって努力するとともに、
人の助言を素直に学ぶことの
重要性を改めて学びました。
こんな感じなら、「こいつはスゴイ!」
とまでは思われなくても、「これなら
採ってもいいかな」とは思って
もらえるんじゃないでしょうか。
なので、これを一つの叩き台にして
自作を書いてみるとよいと思います。
でも! ここで注意事項((((((ノ゚⊿゚)ノ
👉 丸コピ(完全コピペ)は絶対ダメ!
人事担当者の目は節穴ではありません。
コピペした文章というのは、それ自体
コピペの匂いがするというか、
ともかく見え見えなんです。
必ず、自分が経験したことをPREP
+具体的根拠の型(パターン)に
流し込むようにして書いていきましょう。
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まとめ
エントリーシートの特に「自己PR」欄の書き方・考え方について実例を示しながら
具体的対策を検討してきましたが、
要点は頭に入ったでしょうか。
要は、最初に説明した「自己PR」で
アピールするための心得をしっかり
念頭に置き、自分自身の経験をPREP+
具体的根拠の型に流し込んで
いくことです。
そして言うまでもないことでしょうが、
文章は慎重に、漢字や言葉遣いの間違いなど
ないように丁寧に書いていくこと。
👉敬語の使い方の間違いがあれば、
その時点で落とされてしまう
可能性も大です。
敬語の仕組みがややこしくて、
イマイチ自信がないという人は
是非こちらで、おさらいを。
・“お~になる”敬語は要注意☆”お~になられる”で太宰・志賀論争
・“させていただく”が間違い敬語になる場合:恩ない人への恩表現
敬語が使えないと蹴落とされる……?
さて、エントリーシートが通過すれば
面接日程などを連絡するメールが
来ますから、これに返信しなければ
いけませんし、試験会場へ行けば
そこで「作文」を書かなければならない
場合もあります。
👉それらへの対策はこちらで。👇
・就活メール:返信の書き方💻「了解しました」はNG?
・就職試験の作文!よく出るテーマとその書き方【例文つき】
・就活 小論文の書き方 よく出るテーマとその対策【例文つき】
👉筆記試験が突破できたら、
次なる難関が面接。
でも、恐れることはありません。
エントリーシートの延長で
「しゃべる作文」だと考え、
”自分の物語”を準備して
おけば大丈夫。
詳しくはこちらをご覧ください。
・面接で変な質問が来ても大丈夫👌就活質問集で自信を作っておこう
ん? もしかして、仮に就職できても
「卒論」が書けなくて卒業自体が危うい?
それは大変だ。
「卒論」をどう乗り切るかを含め、
大学の内情やそこで生き抜くための
ヒントをこちらの「まとめ記事」に
集めていますので、ぜひご参照を。
👇
・大学生活は楽しい?? 充実した4年間にするための徹底ガイド
ほかにも、わからない点があれば
遠慮なく「コメント」欄から質問を
送信してくださいね。
ともかく頑張ってやりぬきましょ~y(^0^)y
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