やあやあサイ象です。

「感想文の書き方」シリーズもはや第44回。
「あらすじ」暴露サービスとしては第21弾。

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今回は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』(1918)で
行ってみましょー!



さて、一口に「あらすじ」を、といっても、
話の骨子だけでいいという場合から、
読書感想文を書くんだから
もう少し詳しくないと書けない、
という場合まで、千差万別でしょう。

そこで出血大サービス((((((ノ゚⊿゚)ノ

「ごく簡単なあらすじ」と
「やや詳しいあらすじ」の
2ヴァージョンを用意しましたよ~(^^)у


ごく簡単なあらすじ

まずはぎゅっと要約した
「ごく簡単」ヴァージョンの「あらすじ」。

極楽の蓮池から、その真下にある
地獄をのぞき込んだお釈迦様は、
大泥棒の犍陀多(かんだた)が
苦しんでいるのを見ます。

この男も一度だけ、
小さな蜘蛛の命を助けるという
善行をしていたことを思い出し、
地獄から救い出してやろうと考え、
蜘蛛の糸を地獄の底に垂らします。

    

垂れてきた蜘蛛の糸を見た地獄の
犍陀多は、喜んで上りはじめたものの、
一休みして下の方を見ると、自分の
あとから数限りない罪人たちが
よじのぼって来ています。

「この蜘蛛の糸はおれのものだぞ。
下りろ」と叫ぶと、そのとたん、
糸が切れ、犍陀多も落下します(叫び)。


極楽で見ていたお釈迦様は、
悲しそうな顔をします。

自分だけ助かろうとする犍陀多の
「無慈悲な心」を浅間しく
思ったのでしょう。

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え? なんだか要領を得ない?

それなら、こちらのアニメ作品でも
見ていただきましょうか。

犍陀多の善行の部分が
極度に強調された芸術品です。



これでかなり、見えてきましたよね。

では、「やや詳しい」ヴァージョンの
「あらすじ」を見てください。


やや詳しいあらすじ

では参りましょう。

原作は「一」「二」「三」の
3部に分かれていますので、
それにしたがって記述します。


【一】

場面は「極楽」。

真っ白な蓮の花々の芳香のなか、
池のふちを歩いていたお釈迦様が、
ふとたたずんで、この蓮池の下にある
「地獄の底」の様子を見ます。

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地獄の底で多数の罪人に混じって、
大泥棒の犍陀多(かんだた)が苦しんで
いるのを見て、お釈迦様は、この男にも
一度だけ善行のあったことを思い出します。

深い林を森を通る時に、小さな蜘蛛を
踏み殺しかけながら、これも「命ある
ものに違いない」と思い直して
助けてやったのです。

その善行の報いに犍陀多を地獄から
救い出してやろうと考えたお釈迦様は、
ちょうど蓮の葉の上に蜘蛛が糸をかけて
いるのを見て、その美しい銀色の糸を
手にとって地獄の底に垂らしました。

    

【二】

場面は「地獄の底の血の池」。

垂れてきた蜘蛛の糸を見た犍陀多は、
大喜びしてのぼりはじめます。

しかし極楽までは何万里もありますので、
くたびれた犍陀多は、途中で一休みして、
下の方をよく見ます。

血の池や針の山はもう見えないので
「しめた」と笑いますが、よく見ると、
自分のあとから数限りない罪人たちが、
蜘蛛の糸をよじのぼって来るのが見えます。

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自分ひとりでも切れてしまいそうな
細い糸が、これだけの人数の重みに
耐えられるはずはありません。

「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は
おれのものだぞ。……下りろ。下りろ」
と犍陀多が叫んだ、そのとたん、
蜘蛛の糸がぶつりと切れ、
犍陀多もたまらず落下していきました。

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【三】

場面はふたたび極楽。

一部始終を見ていたお釈迦様は、
悲しそうな顔をしながら、
またぶらぶら歩き始めました。


自分ばかり地獄からぬけ出そうとする
犍陀多の「無慈悲な心」、またそれが
相当な罰をうけて元の地獄へ落ちた
ことが、お釈迦様には「浅間しく
思召された」のでしょう。

池の蓮は、変わることなく
芳香を発しつづけています。

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感想文、どう書く?

さあ、もうおわかりですね、内容は。

では、これをもとに、さっそく
読書感想文を書いて参りましょ~


👉でも、書き方がわからん?

それでしたら、まずこちらをご覧ください。

蜘蛛の糸(芥川)で感想文【800字の例文つき】高校生ならどう書く

     d987796cf1c8d56dcd038fe74dfa7950_s

また芥川の他の作品を覗いてみれば
いいアイディアが浮かぶかもしれません。

👉その場合はこちらの記事も
参考にしてください。

芥川龍之介 蜜柑のあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で解説

トロッコ(芥川龍之介)のあらすじ:簡単/詳しくの2段階で

芥川龍之介 鼻のあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で解説

   

芥川龍之介 羅生門のあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で解説

芥川 羅生門の主張・テーマは?感想文の書き方を解説

河童(芥川龍之介)解説と感想文例(1200字) 暗い笑いの国へようこそ


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こちらから探してみてください。


🍊芥川龍之介の本:ラインナップ🍊


さあ、これでもうOKですね、読書感想文。

ん? 書けそうなテーマは浮かんで
きたけど、でもやっぱり自信が…

だってもともと感想文の類が苦手で、
いくら頑張って書いても評価された
ためしがないし(😿)…
具体的に何をどう書けばいいのか
全然わからない( ̄ヘ ̄)…?


う~む。そういう人は発想を転換して
みるといいかもしれない;^^💦

そもそも日本全国で盛んに奨励されている
読書感想文の発祥の源は「コンクール」。

   

各学校の先生方の評価基準もおのずと
「コンクール」での審査に準拠する
形になっているのです。


だから、読書感想文の上手な人は
そのへんのことが(なんとなくでも)
わかっている人。

さて、あなたはどうなのかな?
👉「コンクール」での審査の基準を
知るには、実際に出品され大臣賞などを
受賞している感想文をじっくり読んで
分析してみるのがいちばんです。

こちらでやっていますので、
ぜひご覧ください。

読書感想文の書き方【入賞の秘訣4+1】文科大臣賞作などの分析から

      

そちらで解説している「書き方」を
踏まえて、当ブログでは多くの感想文例を
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や「感想文」関連のお助け記事の
ほんの一部でして、載せきれていない
記事もまだまだ沢山あります。

気になる作品がありましたら、
こちらのリストから探して
みてください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧


ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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