嫁?妻?奥さん?家内?👩正しい呼び方で円満な夫婦関係を


やあやあサイ象です。

いやー、驚きました。

いや私が時代遅れだっただけかも
しれませんが、「夫に外でどんな風に
呼ばれていますか?」と22歳以上の
既婚女性137人に聞いた調査(2013年)で、
ダントツのトップはなんと((((((ノ゚⊿゚)ノ

え? 驚く方がおかしい?

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ともかく今日はこの、
≪夫は妻を(外で)どう呼ぶか≫
という問題に迫っていきたいんですが、
まず上記の調査でのランキングを
示しておきますと、こんな感じです。

嫁    43.8%
奥さん  19.7%
妻    13.1%
名前   10.2%
その他   5.8%
カミさん  4.4%
うちの   1.5%
家内    0.7%
相方    0.7%
(引用元:マイナビ ウェディング


👩 「嫁」は「家」に入る「女」

「既婚女性137人」という調査対象の
選択基準などは示されていないので、
どこまで信用していいか、「?」が
付かないでもありません。

が、それにしても「あ~そうなんだ~」
とにわかに暗雲たちこめる思いですね、
「正しい日本語」への執着を捨て
きれない古い男としては……。


なぜかって?

だって字を見りゃわかるじゃないですか。

の字は「女+家」で、
もともとこの字が示すのは、
「家」に入ってくる「女」。

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つまり本来、「家」に入ってくるのは
(家長の)息子の妻としてですから、
「嫁」はあくまで「息子の妻」であって、
「自分の妻」をそう呼ぶのはオカシイ。

ついでに念のために言っておきますと、
「奥さん」というのも、もとは高貴な
お方を指す言葉ですから、自分の妻を
そう呼ぶのは、ウチの女房は貴婦人だぞ~
と威張ってるようでオカシイ;^^💦


もちろん「奥さん」も「嫁」も、
オカシイことを承知で、冗談で
やってるんならいいんですよ。

ところが、どうも若い人の会話で
この「嫁」が出てくるのを聞くと、
ちっとも冗談めかしている
ようには聞こえず……

どうも本気で正しい日本語と
思っているらしいんですね(゚_゚i)


👩 「嫁」と呼ばれるのがイヤな嫁

ケッ、そんなウルセエこと抜かすのは
オメエみてえなジジイだけだよ…
とお思いでしょうか。

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いえいえそんなことはありません。

上に引用した調査ではまた
≪「外でこんな風に呼ばれていたら
嫌だ」と思う呼び方は?≫
というアンケートも既婚女性242人を
対象にとっているんですが、
結果はこの通り。

何でもいい 38.8%
カミさん  23.6%
相方    22.3%
うちの   21.5%
嫁     12.4%
家内    11.6%
妻      5.4%
奥さん    5.4%
その他    3.7%
名前     3.3%
(引用元:マイナビ ウェディング

「12.4%」という数字は
喜ぶべきか嘆くべきか、微妙ですが、
ともかくいることはいるんですよ。

「嫁」なんて呼ばれたくない妻たちは。

たとえば「発言小町」サイトへのこの投稿。

くだらない事なのですが、
夫が他の人に私のことを
話す時に、「うちの嫁が・・・」
などと言うのですが、
私は嫌でたまりません。

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舅や姑から『嫁』と言われるのは当然の
ことだと思ってます。

だけど夫から言われるのが嫌です。
(引用元:発言小町

ああ、よかった。

この奥さんの言語感覚にはまだ
正しい日本語が生きていたんですね。


妻を「嫁」と呼んで平気な夫たち、
またそう呼ばれて喜んでいる妻たちの
場合は、もうそれが死滅……でなくとも
危殆に瀕していることは、どうやら
間違いないようです。

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👩 文句なしの呼び方は「妻」

いや、じつはオレだって平気ではないんだ。

周りがみんなそう言うから合わせてる
だけで、ほんとは抵抗あるんだよ……

という声も聞こえてきそうですね。


ハイ、そういうわけで、もし「嫁」を
やめるなら、これからどう呼べばいいのか、
というのが次の問題です。


結論から言いましょう。

スバリ、正解は「妻(つま)」

これしかないでしょう、誰からも
どこからもクレームのつかない呼称は。

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上のアンケートでは残念ながら、かろうじて
6位入賞にとどまっていますが、ここ10年、
知的な男性の間ではどんどん使用比率を
増しているように感じます。

ということは、少しでも自分を知的に
見せたいと思っている人なら、
この意味でも有利のはずですね。


これを嫌う女性はまずいないように
思われますので、周囲の女性の
好感度も上がること間違いなしです。

オオッと、上がりすぎてモテてしまい
その結果、だいじな「嫁」を失う
なんてことにならないよう、
そこは注意してくださいね。

その「妻」の側では外で夫を
なんと呼ぶべきか。
それについてはコチラを。

旦那?夫?主人?亭主?パパ?結婚相手の呼び方でベストは?




👩 明治の男はどう呼んだ?

なに? 「妻(つま)」なんて
やっぱ照れくさくて言えない?

ハハハ、そうですか。

実は、そういう人のために、
新しい日本語を提案したいと
私は思っているんです。


いや、厳密には「新しい」ともいえなくて、
明治期にはポピュラーだった言い方の
復活ということになるんですが……

まずは、夏目漱石『それから』(明治42)
の山場、代助と平岡の会話をお読みください。

「僕は三千代さんを愛している」
「他(ひと)の妻(さい)
愛する権利が君にあるか」
「仕方がない。三千代さんは公然
君の所有だ。けれども物件じゃない。

〔中略〕    022996

だから細君の愛を他(ほか)へ
移さない様にするのが夫の
義務だろう」


ご覧のとおり、自分の妻についていう場合に
「妻」をあえて「さい」と音読みすることが、
またひとの妻についていう「妻君/細君」
(さいくん)という呼称が明治・大正期には
かなり一般的だったんですね。


私の提案はこの「妻(さい)」を
復活させることです。

古く「さい」?


いえ、そんなことはありません。

「サイ」という音には「差異」という
現代思想のキーワードも響いています。

つまりこれは、夫と妻との間の「差異」
――わたしとあんたは違うんだよ――という
つい忘れがちになる重要な事実を
つねに思いださせてくれる……
という効用もあるんです。



👩 時代のさきがけになろう

でもそんなこと言ったって、
自分ひとり「私のサイが…」とか
言い出しても周囲に通じないじゃん?

いえ、きっと通じます、やり続ければ;^^💦

自分を「僕」と呼ぶことだって、幕末に
日本の片隅、長州で吉田松陰のグループが
やり出したものが明治に入って
あっという間に広まりました。

   Print

『それから』の代助や平岡が「僕」と
言っていることは上に見たとおりですが、
その作者、漱石自身を含めて明治の
インテリ男性がみんなこれを使うように
なっちゃってたんですからね。


だから「恐れてはいけません」
(漱石『こころ』に出る名言)

魁(さきがけ)となる気概をもちましょう!

ではまた~(ニコニコ)/

漱石の『それから』『こころ』、
また吉田松陰にかんしては、
それぞれこちらの記事を
ご参照いただければと思います。

漱石 それからのあらすじ:簡単/詳しくの2段階で解説
夏目漱石 こころのあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で解説
2015大河ドラマ 花燃ゆ:ヒロインの兄 吉田松陰ってどんな人

        

日本語の難しさと
それへの対策をめぐっては、
以下の記事もご参照ください。

おしどり夫婦の意味 🐥八雲怪談などに見る”永遠の愛”は本当?
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違和感がある…という日本語への違和感:言う人次第で嫌味にも


それではまたお会いしましょ~(😸)/


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