サクラさん
映画『プライドと偏見』
(2005)には圧倒され
ました。

キーラ・ナイトレイの
溜息の出るような美し
さに加え、200年前の
英国を再現した秀麗な
風景・建物・衣装…

それら全体の表現がただ
美しいばかりでなく、
ダイナミックというか…

ハンサム 教授
カメラワークの魔術
ですね。

カメラは人物を追い続け
たり回転したりの長回し
移動で、その場の表情を
スリリングに織りあげて
います。

サクラさん
凝りに凝る芸術派
ジョー・ライト監督の
面目躍如ですね。

ところでキーラ演じる
エリザベスは原作でも
あんな絶世の美女
なんですか?

ハンサム 教授
いいえ。美貌では姉の
ジェインにだいぶ劣る
ということになって
いますが、映画はその
点にはノータッチ。

サクラさん
まあ無理ですよね。


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キーラ主演なら、他の
役者はみんな引き立て
役になってしまう
のでは?(😹)

ハンサム 教授
ええ。だから相手役の
ミスター・ダーシーも
原作では「驚くほどの
美男子」とされている
んですが、映画では
それほどでも…

サクラさん
オッと、マシュー・
マクファディン・
ファンの怒りを
買いますよ(😼)

ともかく説明の少ない
映画で展開も速いので、
人物の名前や関係性、
今どこにいるのかとか、
わからなくなることも
しばしばでした。

ハンサム 教授
そうですね。

そのあたりを押さえる
には原作を読むしか
ないんですよね…;^^💦


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というわけで、おなじみ”あらすじ”暴露
サービスの第184弾(“感想文の書き方”
シリーズ第261回)は世界文学史上に
燦然と輝くジェイン・オースティンの傑作
『プライドと偏見』(Pride & Prejudice,
1813。別訳題「高慢と偏見/自負と偏見」)。

かなり複雑なそのストーリーを、原作長編
小説(邦訳文庫本で600ページ以上)を通読
しないで理解しようという、安直な願いを
叶えてさしあげます!

映画未見の方は、まずはその
予告編動画をご覧ください。




ごく簡単なあらすじ(要約)

さて、『プライドと偏見』邦訳文庫本は
1~2冊にまとめられていますが、原作は
全3巻、総計61章からなる長編です。

そのストーリーの骨子だけ無理に
まとめれば、こんな感じになるでしょう。

ベネット家は五人姉妹で男子がない
ため、娘の有利な結婚で家督を保ち
たいという願いが(特に母親の方に)
強い。

独身の金持ち、ビングリー氏が近隣の
屋敷に住むことになり、その友、
彼以上の金持ちで美男のダーシー氏
ともども舞踏会に参加して、ベネット
姉妹と近づきになる。

長女ジェインはビングリーと恋仲に
なりながら、なぜか去られてしまい、
次女エリザベスとダーシーも意識
しあうが、彼の「プライド」と
彼女の「偏見」から、反発しあう。

「偏見」の一つは姉とビングリーを
引き離したのはダーシーだという疑念、
もう一つは彼と兄弟のように育った
美男、ウィッカム氏の相続権を
ダーシーが不当に奪ったと
(ウィッカムから)聞いたこと。

   
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そのウィッカムの接近を受けて交際して
いたエリザベスだが、やがて彼は
末の妹リディアと駆け落ち結婚して
金銭を要求。

他方、ベネット家の相続権をもつ
コリンズ氏が来訪し、エリザベスへの
求婚を断わられると、彼女の親友、
シャーロットと結婚して他州へ去る。

そのコリンズ夫妻の新居に招待された
エリザベスは、コリンズの後援者である
レイディ・キャサリンの屋敷にも呼ばれ、
そこで甥にあたるダーシーとも再会。

当地でのいくつかの出来事や、駆け落ち
したリディアの捜索などが絡んで
物語は展開し、結局は様々な誤解と
「偏見」が解消して、ジェインと
ビングリー、エリザベスとダーシーの
2つの夫婦が誕生する。

ま、ザっとそういうことなんです。

ん? いちおう話はわかったものの、
これでは「プライド」と「偏見」の内容や、
それらが解けていくストーリー展開、
各人物の性格などが肝心なところが不明
なので、やっぱり面白くない┐( ̄ヘ ̄)┌?


当然そうですよね。

というわけで、ここはどうしても
「かなり詳しいあらすじ」の方へ進んで
いただかなくてはなりません;^^💦

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かなり詳しいあらすじ

それでは参りましょう。

上の「簡単なあらすじ」では書ききれ
なかったことからおわかりのように、
ストーリーはかなり複雑。

いわば複線的に、場所も換えながら
くねくねと進行しますので、すっ飛ばし
ながら読んでいると、映画の場合同様、
迷子になってしまう恐れもあります。

そこで、そうならないよう「登場人物
相関図」を作成しておきましたので、
その下の「関係地図」ともども、下記の
「詳しいあらすじ」を読む際(あるいは
原作に挑戦する場合も)、必要に応じて
ご参照ください。


『プライドと偏見』登場人物相関図
💖は相愛または結婚に至る関係を示します。
 


もちろん原作に準拠し、映画で改変されて
いる部分などには👉印のところで
注釈していきます。

「細かいことはいらない」という方は
飛ばしてもらってかまいません。

「 」内や「”」印の白い囲みは原著
(1894年版)からの挿絵も豊富に入った
最新訳で、注釈や解説も充実している
大島一彦訳(中公文庫、2017)からの引用。
  👇


【第一巻】

ハートフォードシャー州、ロングボーンの
地主ベネット氏は、五人の娘に恵まれ
ながら息子がないため、「限嗣相続」の
法令により、死ねば領地・家屋敷も
人手に渡る定め。

軽薄でおしゃべりなベネット夫人は、
美人で評判の長女ジェイン以下、娘の
どれかに有利な結婚をさせることで
家督を確保しようと躍起だが、書斎に
こもりがちな夫はそんな妻に距離を取る。
👉映画のベネット夫人は、欠点あり
とはいえ「それも愛嬌」という程度の
描かれ方ですが、原作では相当いい加減な
ダメ親で、この母のもとでジェインや
エリザベスのような知的で善良な娘が
育ったことの方が、むしろ不思議。

かつて美貌の力でベネット氏を落とした
のですが、結婚後たちまち失望され、
むしろ軽蔑的な視線を受けています。


折しも、近隣のネザーフィールドの屋敷を
買い取って住み込むことにしたのが
北イングランドの独身の金持ち、
ミスター・ビングリー。

さっそく設定された舞踏会に、ビングリーは
姉夫婦と妹のほか、彼以上の金持ちで美男の
友人ミスター・ダーシーとともに現れ、
ベネット家やその近隣、ルーカス家の
娘たちと交流する。



ジェインと楽しく踊ったビングリーは、
踊らないでいるダーシーに、次女エリザベス
への注意を喚起するが、「この僕を踊り
たい気にさせるほどの美人ではないね」
とダーシーは冷ややか。

その声を耳に入れたエリザベスは
むしろお茶目にそのことを
友人たちに話す。


翌朝、話しに来たシャーロット・ルーカス
(27歳)を交えての会話で、ダーシーの
不愛想ぶりを非難するベネット夫人に対し、
彼の「自尊心(pride)」には「それだけの
理由がある」から「嫌な感じを持たない」
とシャーロット。

エリザベスも同調し、「自尊心」は
「人間誰にでもある弱点」で、でも
「虚栄心(vanity)」とは別だと指摘する。

自負心(pride)は自分で自分をどう
思うかということに関わって来て、
虚栄心は他人にどう思ってもらい
たいかということに関わって
来るわけね。

👉タイトルに直接かかわる「名言」が
早くもヒロインの口から飛び出します。

ここでもわかる通り、キーワードの
「プライド(pride)」は「自尊心」
「自負心」「高慢」など色々に
訳されていますので、原書では
同一の語だという意識をもたないと
理解しにくくなる場合もあります。


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その後、ベネット・ビングリー両家の
女性たち同士の訪問交換があり、
ルーカス家でパーティ開催。

エリザベスの知性明な魅力を反芻していた
ダーシーは、ルーカス氏の仲介で彼女に
踊りを申し込む形になるも、エリザベスは
いたずらっぽい目つきでこれを拒絶する


ジェインとビングリーとは互いに好意を
もつようだったが、ある朝、ミス・
ビングリーからの手紙で招待を受けた
ジェインは馬車が使えなかったため
単身、乗馬で出かける。

が、雨でずぶ濡れになり、ビングリー邸に
着くや風邪で寝込んでしまう。

それを知らせる手紙を読んだエリザベスは
乗馬はできないので、邸(やしき)まで
歩いて行き、姉の看病にあたる。

      

邸にはハースト夫人(ビングリーの姉)と
その夫のほか、ダーシーもいて、
長引く滞在とともに輝きを増した
エリザベスの才気がダーシーを魅了。

ダーシーを結婚相手に見定めているミス・
ビングリーにはそれが面白くなく、
姉ともどもエリザベスに意地悪くする。


ジェインとエリザベスが帰宅した翌日、
ベネット家に、「限嗣相続」の場合の
相続権者である遠縁の25歳の牧師、
ミスター・コリンズがハンズフォード
(ケント州)から来訪。

物々しい風采の、顔立も冴えない男だが、
娘のどれかと結婚する意思があると
知るや、ベネット夫人の態度も一変する。

    

夫人はコリンズからの耳打ちで、
最も美しいジェインを指名されるが、
ビングリーと婚約しそうだからと断り、
エリザベスに注意を向けさせる。


コリンズをお供にメリトンの町を散歩
していたベネット姉妹は、美貌の士官、
ミスター・ウィッカムに遭遇。

ベネット夫人の姉であるフィリップス
夫人の邸に着くと、その日の晩餐に
士官らを招待してあるとのことで、
その一人としてウィッカムも来る。


末娘のリディアらはすっかり夢中で、
エリザベスも話すうち、心惹かれる。

聞けば、ウィッカムは自分の教父だった
先代ダーシー氏に愛され、遺産の多くを
贈与すると遺言状に書かれていたのだが、
今のダーシーが難癖をつけて履行しない
ので、彼とは絶縁状態にあるのだという。

ダーシーへの反感を強めたエリザベスは
翌週、ビングリー邸で催された舞踏会で
話しても、彼への警戒を解かない。


その翌日、コリンズから格式ばった
求婚を受けたエリザベスは、はっきりと
断ったものの、、相手はそれをあくまで
「お上品な女の気取り(affection)や
媚態(coquetry)」のように受け取る
異様な鈍感ぶりで…一向に引かない。
👉相手の率直な言葉を文字通りに
受け取らない…
というイギリスの上流社会になら
よくあったのだろうなと思わせる
喜劇的な一コマ。

日本ならさしずめ「京の茶漬け」
というのがこれに当りますね。

詳しくはこちらで。

京都のお茶漬けは「帰れ」の意味?桂米朝師匠の落語に学ぼう

            


この問題でベネット夫妻も対立し、
エリザベス当人を呼んで、父いわく、
「今日からお前は両親のどちらかと
他人にならなければならない」。

コリンズと結婚しなければ「二度とお前の
顔を見るのは嫌だ」とお母さんは言うが、
そうするなら私は「二度とお前の顔は
を見たくないと思っているのだ」。
👉エリザベスが父の発言によって
救われるこの場面は、同時に夫婦間の
溝を暴露してもいます。

原作では書斎のこのシーンが映画では
美しい池のほとりに設定されており、
ベネット氏(ドナルド・サザーランド)の
“よきパパ”ぶりが前面に出るばかりで、
夫婦の問題などは追及されません。


エリザベスを断念したコリンズの
心の隙にむしろ積極的に付け込んだのが
シャーロット。

翌日には早くも彼との婚約を
エリザベスに告げる。

「私はロマンティックな女ではない」、
ただ「安楽な家庭が欲しいだけなの」と。

「自らを辱(はずかし)め」「ほどほどの
幸福」さえ不可能な道を選んだ友に
エリザベスは胸を痛める。

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【第二巻】

ジェインからエリザベスに手紙。

ミスター・ビングリーからは何の連絡も
ないままで、自分らはこの冬でを
ロンドンで過ごすことにしたと。


クリスマス前の通例としてベネット家の
客となったガードナー夫妻は、この話を
聞いて、ジェインを連れてロンドンへ
行くことにする。


コリンズと結婚式を挙げたシャーロットは
家のあるハンズフォードへ旅立つにあたり、
エリザベスに来訪を約束させる。


ロンドンで4週間を過ごしたジェインは、
ようやく1度だけ会えたビングリーの態度が
よそよそしく、自分は彼の「好意を完全に
誤解していた」とわかった…
とエリザベスに書いて知らせる。

   

エリザベスが交際していたミスター・
ウィッカムは、祖父の死で遺産相続者と
なったミス・キングとの婚約を決める。

もともと「用心していた」エリザベスは、
彼との別れも和やかにすます。


3月、ルーカス氏と連れ立って旅に出た
エリザベスは、まずロンドンのガードナー
家でジェインに会い、元気そうなので
一安心する。

翌日にはハンズフォードへ赴き、
コリンズ夫妻と再会。

夫妻は恩顧を受けているレイディ・
キャサリン・ド・バーグのロウジングズ
邸で週に2度食事をするとのことで、
エリザベスも同行し、キャサリンとその
病弱で小柄な娘ミス・ド・バーグに会う。

晩餐後の会話で、ベネットの家格の低さや
教育の不十分さなどを無遠慮にほじくる
傲慢なキャサリンに対し、エリザベスは
才気ある回答で巧みにはぐらかす。


1週後にルーカス氏は去り、さらに1週した
ころ、ミスター・ダーシーが従兄に当る
フィッツウィリアム大佐とともに
ロウジングズ邸を訪問し、エリザベス
とも再会。

彼女と話す機会に恵まれたダーシーは
初対面のころ不愛想だったことなど、
自分の性格について弁明する。

   

エリザベスはフィッツウィリアムから
ダーシーは近ごろビングリーらしき人物の
結婚をやめさせたが、それは「相手の
女性に大きな難点が幾つかあったから
らしい」という話を聞かされる。

そのダーシーはロウジングズ邸を去る
2日前の夜、突然エリザベスの部屋へ来て
「どうしても抑え切れない」「僕は
あなたのことが好きだ、心から
愛しています」と告白。


驚愕したエリザベスは、でも「私には
無理です」と答えた上で、「私の方からも
お訊きしたい」ことがあるとして、
「姉から幸福の機会を奪い去った」こと、
またミスター・ウィッカムへの不当な
仕打ちに言及する。

これらから「あなたを嫌う気持ちは動かぬ
ものになったのです」と畳みかけると、
ダーシーはそうとは知らなかった、
「自分がただもう恥しいだけです」
「どうぞお元気で」と立ち去る。

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翌朝、ダーシーが置いて行った手紙には
エリザベスが「お訊きしたい」とした
2点についての詳細な弁明があった。

お姉様の件は、ビングリーに対しての
「特別な愛情の徴(しるし)」が自分には
見えなかったこと、また妹さんたちと母上、
また時には父上にも「まるで礼儀知らずの
振舞」があることからビングリーには
あきらめさせるのがよいと判断した。

ウィッカムがあなたに言ったことは
まったく事実に反し、彼は金めあてに
15歳だった妹のジョージアナを誘惑し、
駆け落ち計画が発覚したために私が
放逐した危険人物です…。

      

👉映画にこの手紙はなく、ダーシーの
弁明はラスト近く、二人が対面する
場面で、口頭でなされます。

そこでの説明は手紙より圧倒的に
情報量が少なく、またそれまで二人が
会った回数も数えるほどなので
(映画は時間内にまとめる必要から
どうしても数が限られます)、
誤解解消と相愛の成立はいかにも
急展開ですが、原作はもっと
じっくりと進みます。

「偏見(prejudice)に囚われ、愚かで
あった」自身を恥ずかしく思いながら、
エリザベスはやがてコリンズ家を辞去。

ロンドンのガードナー家に寄り、
ジェインとともに帰宅。


ウィッカムとミス・キングとの仲は破局に
なったと喜ぶリディアは、連帯所属の
大佐の妻から、ウィッカムらのいる
ブライトンへ同行しないかという
招待を受けて、出発。

エリザベスは、2~3週間後に来た
ガードナー夫妻から、風光明媚な
ペムバリー(ダーシーの領地)への旅行に
同行しないかといわれ、ためらいながらも
行くことに。

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【第三巻】

ペムバリーに入ったガードナー夫妻と
エリザベスは、広大な庭園(パーク)を
通り、玄関で「お屋敷を拝見したい」と
申し出ると、女中頭に案内される。

画廊に飾られたダーシーその人の
美しい肖像画に見入っているうちに、
実物のダーシーが現れるが、
その場は挨拶のみで立ち去る。


三人で屋敷を出て森を散歩していると、
ダーシーがまた現れ、驚いたエリザベスは
叔母夫妻を紹介し、四人で話しながら歩く。

ちょうど来ることになっていたミス・
ダーシーと対面し、また来訪した
ビングリー兄妹とも交流。


宿泊3日目の朝、ジェインからの手紙で
リディアとウィッカムが駆け落ちし、
ベネット氏は彼らを探しにロンドンへ
発ったと知らせる。

ガーディナー氏はそれに協力すべく
ロンドンヘ向かい、エリザベスは
ベネット家へ戻る。


リディアからの能天気な手紙に腹を
立てていると、やがて父がなんの
成果もなく帰宅。

そこへガーディナー氏からの手紙で、
二人は結婚すると知らせてきたので、
寝込んでいたベネット夫人も
たちまち元気回復。

ベネット氏は喜ばず、結婚に伴って
ウィッカムの要求する金銭的条件が意外に
少額なことを怪しみ、ガーディナー氏が
相当額を出したのだろうという
エリザベスの推定に同意する。

     

結婚当日、二人でベネット家に到着し、
はしゃぐリディアは、ウィッカムの
付き添いにダーシーが来ることになって
いたという「秘密」をつい漏らしてしまう。

ダーシーの介在を不審に思ったエリザベスが
ガーディナー夫人に手紙で尋ねると、結局、
ウィッカムに金を出したのは叔父でなく
ダーシーだと判明。


ウィッカム夫妻が旅立つとまもなく、
ビングリーとダーシーが来訪。

ビングリーはダーシーの後押しを受けて
ジェインに改めて真摯な愛の告白をし、
二人の婚約が成立。


1週間後、レイディ・キャサリンが
突如来訪し、エリザベスを問い詰める。

ダーシーがあなたと結婚するという噂が
あるが、それはあなた自らが流したもの
だから、ただちに「嘘」だと公表せよ
というのだ。

   

エリザベスはその噂が根も葉もない
もので、自分にそんな義理のないことを
理性的に説明するが、相手は一向に
受けつけない。

ダーシーは自分の娘と婚約ずみだから
一切関わるなと命じて去っていく。


キャサリン本人からこの経緯を聞いた
ダーシーは、エリザベスのことをあきらめ
かけていたけれども、「いや、まだ希望が
あるぞ」と思いなおす。

もし「僕とは絶対に結婚しないつもり
なら」キャサリンの前ではっきりと
そう言ったはずだから…と。


数日後、来訪したダーシーがそのことを
告げると、エリザベスは赤くなり、
二人は互いの真意を打ち明け合って、
婚約する。

翌日、まずダーシーが、続いて
エリザベスがベネット氏の書斎に
入って話し、結婚が承諾される。

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まとめ

さて、いかがでした?

映画は、”絶世の美女”とも謳われた
キーラ・ナイトレイに主演させたことの
いわば当然の帰結として、エリザベスの
美貌を中心に世界が回るかのような作品。

でも原作はそうではないことなど、
ご理解いただけたでしょうか。

原作で第一の美女はジェインであり、
エリザベスは姉ほどの美貌はないながら、
読書で培ったその才気や思慮深さなど
むしろ知性的な魅力で”絶世の美男”
ミスター・ダーシーの愛を獲得した
のですね。

その知性なくしては「プライド」と
「偏見」のその奥にある真相が
見えてくることもなかったわけです。


いや、決してキーラの美貌が知的で
ないなどと言っているのでは
ありません:^^💦

映画のエリザベスもたしかに
深い知性を輝かせていますよね。

この点は別の映画作品と比較して
みると一層よく感じ取られる
ところでしょう。

1940年映画『高慢と偏見』(ロバート・Z・
レナード監督、ローレンス・オリヴィエ
共演)のグリア・ガースンをチラ見して
みましょう。



いかがですか?

ま、人それぞれでしょうけど;^^💦
👉やっぱり断然キーラだ!
とおっしゃるファンの皆さんは、
ぜひこちらの記事でその美貌と
演技力をご確認ください。

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行っておりますので、ぜひご覧ください。

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読書感想文やレポートの素材にしよう
という場合も、これだけの情報が
あればもうバッチリですよね。

ん? 書けそうなことは浮かんで
きたけど、具体的にどう進めていいか
わからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、ぜひこちらを
ご覧くださいね。👇

👉当ブログでは、日本と世界の
文学や映画の作品について
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
こちらのリストからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

映画のまとめと解説:最新作から歴史的名作までネタバレありで


ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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