“私の挑戦”の作文で就職試験突破! 【400字/800字の例文つき】
サクラさん
就職試験の作文に出る
テーマに「私の挑戦」
とかあるんですが、
何を書けばいいのか…
テーマに「私の挑戦」
とかあるんですが、
何を書けばいいのか…
ハンサム 教授
ん? 君には”挑戦”
するものがないの?
するものがないの?
Sponsored Links
サクラさん
エヘヘ(😸) “挑戦”
なんてそんな
大それたものは…
なんてそんな
大それたものは…
ハンサム 教授
そういう人はいらない
ということでは?
「私の挑戦」という作文
を書かせる以上「いっ
ちょやったろう」という
夢や野望のある元気者が
求められてるんだと
思わない?
ということでは?
「私の挑戦」という作文
を書かせる以上「いっ
ちょやったろう」という
夢や野望のある元気者が
求められてるんだと
思わない?
サクラさん
そうなんだ…(😹)
でも私もそれなりに
やってみたいことは
あるんですけど。
でも私もそれなりに
やってみたいことは
あるんですけど。
ハンサム 教授
なら、そのやってみたい
ことを”私の挑戦”という
形に当てはめるように
して書いてみたら?
ことを”私の挑戦”という
形に当てはめるように
して書いてみたら?
サクラさん
なるほど。そういう
手があるか…(😹)
さっそく挑戦
してみます!
手があるか…(😹)
さっそく挑戦
してみます!
というわけで、本日の課題は就職試験などで
「私の挑戦」というテーマを与えられた
場合に、どう書いていくか…
方法論とそのサンプル(例文)で困って
いる人に助け舟を出して行きますよ~!
1. 短い作文の構成テクニック
ではまず方法論から。就活の作文ならせいぜい800字内外。
時には400字以内という超短小サイズが
求められる場合もあって、ともかく長く
書くことは許されていないという点が
重要です。
採点者がまず内容を見ることはもちろん
ですが、同時に、その内容をよく伝える
ために短い文をどう工夫してまとめて
いるか…
という構成力や文章力も自然に
目に入ってきます。
文章がとても上手であれば、言っている
内容はさておいて、採用したいと思わせて
しまう場合もあるかもしれません。
(業界・会社によるでしょうけど;^^💦)
ともかくどんなテーマにせよ、まずは
短文構成のテクニックを養って
おくことが大切です。
そのテクとしてここで紹介
したいのがこの3つ。
- “起承転結”法
- “PREP”法
- “だろうか、たしなよ”法
要は、この3つのどれかの”型”に自分の
頭にある内容を流し込むように書いて
いけばいいんですね。
3つのどれを選ぶかはその内容により、
また長さ(与えられている字数)により
臨機応変に判断する必要がありますが、
「私の挑戦」のように”個人としての
物語”が期待されている感じの場合は
“起承転結”法がまず候補にあがります。
ただ、この方法の落とし穴は”起承転結”の
【転】の部分にどんな内容を持って来るかで
失敗の危険も大きいところにあります。
この意味で、あまりワイルドな大転換に
訴えることはしないで、あくまで軽い
視点転換などにとどめるというタイプの
“マイルドな起承転結法“で
行くのが得策。
論より証拠、この方法で試作した例文を
以下に披露しますので、参考にして
もらえればと思います。
Sponsored Links
2.”起承転結”法による例文(400字)
まずは短小、「400字以内」の場合。起承転結の構成が見て取りやすいように、
【起】【承】などの目印を入れています。
例文1
【起】
私は幼いころから「負けん気の
強い」性格でした。
強敵や困難にぶち当たると、
それを乗り越えようとむしろ
燃えてくるのです。
【承】
大学入学後は個人経営の小さな
カフェでアルバイトを続けてきた
のですが、1年ほど前、世界的に
展開しているのカフェが近所に
オープンしてからは、客入りが
激減するという危機に
見舞われました。
これを何とかしようと私が挑戦
したのは、新しいメニューの
開発でした。
SNSで人気が出るように、
色彩や可愛いさを演出した
デザートを考案したのです。
【転】
当初は店長ら年長者は首をひねって
いたのですが、他の若いアルバイト
さんやお客さんの意見も取り入れ
改良を重ねていき、新メニューへの
採用にこぎつけました。
発売後は目論見通りSNSで人気が
出て、遠方からの来客もあり
感動しています。
【結】
貴社入社の願いが叶った場合には、
新商品の企画に携わることなどで
この挑戦心を活かしたいと
考える次第です。
(381字)
【起】
私は幼いころから「負けん気の
強い」性格でした。
強敵や困難にぶち当たると、
それを乗り越えようとむしろ
燃えてくるのです。
【承】
大学入学後は個人経営の小さな
カフェでアルバイトを続けてきた
のですが、1年ほど前、世界的に
展開しているのカフェが近所に
オープンしてからは、客入りが
激減するという危機に
見舞われました。
これを何とかしようと私が挑戦
したのは、新しいメニューの
開発でした。
SNSで人気が出るように、
色彩や可愛いさを演出した
デザートを考案したのです。
【転】
当初は店長ら年長者は首をひねって
いたのですが、他の若いアルバイト
さんやお客さんの意見も取り入れ
改良を重ねていき、新メニューへの
採用にこぎつけました。
発売後は目論見通りSNSで人気が
出て、遠方からの来客もあり
感動しています。
【結】
貴社入社の願いが叶った場合には、
新商品の企画に携わることなどで
この挑戦心を活かしたいと
考える次第です。
(381字)
おわかりですか?
そもそも起承転結法の”ミソ”は【転】で
それまでと違う流れを入れ込んで
溶け込ませる(統合する)ところに
あるわけですね。
その【転】で話をひっくり返すような
ワイルドな「転換」を持ち込めば話は
ぐっと面白くなる半面、失敗(何が言い
たいのワケのわからない文章になる)の
リスクも大きくなります。
そこで推奨したいのが、上記の例文で
やっているような、ほとんど転換という
ほどでもない軽いステップ。
つまり例文1の場合は「新メニューの開発」
という筆者の「挑戦」が、店長らの
否定的な反応という「困難」にぶち
当たってしまったことが【転】の”型”に
はめられているわけですね。
これ実は視点を転換したというわけでも
ないので、正しい意味での”起承転結”
とは言えないかもしれません。
これすなわち私がいうところの
“マイルドな【転】“なんですね。
ん? それは分かったけど、上記の
例文では内容的に物足りない?
もう少し「小論文」的に論理展開
して行きたい?
それではもう一つ、やはり”マイルドな
起承転結法”による例文をお目に
かけましょう。
Sponsored Links
3.”起承転結”法による例文(800字)
今度は「800字以内」で「小論文」としても通用させられる例文。
例文2
【起】
私が関わってきたスポーツの世界
では、「挑戦」とは自分(たち)より
強いと思われている対象に勝負を
挑むこと見なされていると思う。
この意味で途方もない「挑戦」をし、
それに勝利してしまった人として
私にまず思い浮かぶのはプロ野球の
イチロー選手である。
そのイチローが「私は人に勝つという
価値観では野球をやっていない」と
発言しているのを読んだ時に私は
驚いてしまった。
イチローは「挑戦」して
いないのか、と。
【承】
いや、そうではなく、彼の「挑戦」は
「人に勝つ」ことを目標にしたものでは
ない、という風に理解すべきなの
だろう。
そう考えた時、私が今飛び込もうとして
いる〇〇業の世界においても「挑戦」は
必ずしも「人」やその集団(会社など)
に「勝つ」ことでなくてよいのでは
ないかと思い当たった。
【転】
では何を目標にすることが「挑戦」
なのか。
ヒューレット・パッカード社の元CEO
であるカーリー・フィオリーナ氏は
「挑戦」について「ベストを尽くす
ことが要求され、ベストを尽くしても
失敗する可能性があるとき」のことと
定義した上で、こう述べている。
失敗のリスクを負って「挑戦」すれば、
それは「自分の力を他人に証明する
だけではなく、自分自身に証明する
チャンス」になり、かつその経験を
通して「自分をより深く知る」のと
同時に「共に戦う人のこと」も深く
知ることになるのだ、と。
これを読んで私は「これだ!」
と膝を打った。
これはまさに中学時代から熱中してきた
バスケットボールで、主将を務めた
こともある私が、何度も経験し学んで
きたことではないか、と。
【結】
この意味では、おそらく実業の世界も
スポーツの世界と似ているはずで、
「挑戦」においてスポーツでの経験を
生かすことはできると考えている。
イチローのことをカッコよすぎて
嫌いだという元監督の野村克也氏も
こう言っているが、まさにそうなの
だろうと思う。
いわく「『失敗』と書いて『成長』
と読む」。 (791字)
【起】
私が関わってきたスポーツの世界
では、「挑戦」とは自分(たち)より
強いと思われている対象に勝負を
挑むこと見なされていると思う。
この意味で途方もない「挑戦」をし、
それに勝利してしまった人として
私にまず思い浮かぶのはプロ野球の
イチロー選手である。
そのイチローが「私は人に勝つという
価値観では野球をやっていない」と
発言しているのを読んだ時に私は
驚いてしまった。
イチローは「挑戦」して
いないのか、と。
【承】
いや、そうではなく、彼の「挑戦」は
「人に勝つ」ことを目標にしたものでは
ない、という風に理解すべきなの
だろう。
そう考えた時、私が今飛び込もうとして
いる〇〇業の世界においても「挑戦」は
必ずしも「人」やその集団(会社など)
に「勝つ」ことでなくてよいのでは
ないかと思い当たった。
Sponsored Links
【転】
では何を目標にすることが「挑戦」
なのか。
ヒューレット・パッカード社の元CEO
であるカーリー・フィオリーナ氏は
「挑戦」について「ベストを尽くす
ことが要求され、ベストを尽くしても
失敗する可能性があるとき」のことと
定義した上で、こう述べている。
失敗のリスクを負って「挑戦」すれば、
それは「自分の力を他人に証明する
だけではなく、自分自身に証明する
チャンス」になり、かつその経験を
通して「自分をより深く知る」のと
同時に「共に戦う人のこと」も深く
知ることになるのだ、と。
これを読んで私は「これだ!」
と膝を打った。
これはまさに中学時代から熱中してきた
バスケットボールで、主将を務めた
こともある私が、何度も経験し学んで
きたことではないか、と。
【結】
この意味では、おそらく実業の世界も
スポーツの世界と似ているはずで、
「挑戦」においてスポーツでの経験を
生かすことはできると考えている。
イチローのことをカッコよすぎて
嫌いだという元監督の野村克也氏も
こう言っているが、まさにそうなの
だろうと思う。
いわく「『失敗』と書いて『成長』
と読む」。 (791字)
Sponsored Links
いかがでしょうか?
ここでは、イチローの名言を踏み台にして
フィオリーナさんの「挑戦」論へと跳んで
いるわけで、これも厳密には【転】とも
言いにくい”マイルドな【転】”
なんですね。
👉「起承転結法」についてさらに詳しい
情報と解説はこちらをご参照ください。
・起承転結は転が決め手!小論文/レポートに生かすには?
4.”PREP”法と”だろうか、たしなよ”法
ん? 自分の書こうとしている内容はどうも”起承転結“に流し込めない?
そういう場合にぜひ検討してほしいのが、
すでに名前だけ紹介しました“PREP”法と
“だろうか、たしなよ”法なんですね。
これらの方法について、順に
解説しておきましょう。
“PREP”法
まずは“PREP”法。そんな言葉はじめて聞いたという人も
いるかもしれませんが、要するにこれ、
こういう順序で書こうという構成法。
- Point〚論点〛
- Reason〚理由〛
- Example〚事例〛
- Point〚論点〛
要は
・結論を先に言ってしまい、
・次になぜそう言えるかの根拠
(理由)を述べ、
・さらにそれを具体例によって説明し、
・最後にもう一度、結論を述べて
締めくくる…
ということですね。
「400字以内」などの短小なスペースで
ズバリ、自分の言いたいことを伝えて
しまうには、この方法がベストでしょう。
👉“PREP”法についてのさらに詳しい
説明や例文はこちらの記事でも
ご覧になれます。
・「私の職業観」作文の書き方!800字の例文つきで構成法を考える
・学生時代頑張ったことは学業です!例文(800字)で学ぶガクチカ作文
・「私の家族」で作文どう書く? 就職試験向き400字/800字の例文つき
・自己PRの書き方 就活ES(エントリーシート)どうする?【例文つき】
・大学志望理由書の書き方【例文つき】🏫PREP法で行こう
Sponsored Links
“だろうか、たしなよ”法
では次に、”だろうか、たしなよ”法です。この変な名前の方法は、要するに
こういう流れで構成しようというもの。
〇〇は△△だろうか。
たしかにこれこれはあれこれだ。
しかしこういうこともある。
なぜなら□□は××だから。
よって〇〇は▽▽だ。
たしかにこれこれはあれこれだ。
しかしこういうこともある。
なぜなら□□は××だから。
よって〇〇は▽▽だ。
早い話、「だろうか/た/し/な/よ」の
5段階で書いていけというわけですが、
これ、まず「問題提起」して、そのあとは
「起承転結」法の変形・短縮版だとも
いえますね。
つまりこの第3・第4の「し/な」の部分が
マイルドな【転】だと考えても
いいわけです。
👉“だろうか、たしなよ”法で書いた
作文の実例はこちらでご覧になれます。
・レポートの書き方 大学版【800字例文つき】楽でうまい方法はコレ!
・ハムレットで感想文【800字の例文】”だろうか,たしなよ”で書くと…
・「10年後の自分」で作文【例文つき】3つのコツで就職試験もGo!
そのほか、3つのテクニックの詳細と例文は
こちらの記事でも情報提供していますので、
ぜひご覧ください。
・どんな社会人になりたいか 作文の書き方を例文(800字)つきで解説
・将来の夢で書く就職試験作文!”夢ない”人はどう書く?【例文つき】
・小論文の構成法はどれがベスト?【800字/400字の例文つき】
Sponsored Links
まとめ
さて、わかっていただけたでしょうか。就活の場合を中心に「私の挑戦」という
テーマで書く作文の方法について
徹底解説してきました。
大事なのは、いきなり書き出さないで、
はじめにどの構成テクニックで行く
のかを決め、それから自分の考えを
その枠組みに流し込むようにして
文章を作っていくこと。
自分が書こうとする内容と字数からして、
“起承転結”法、”PREP”法、
“だろうか、たしなよ”法のどれで
行くのがベストかまず判断しましょう。
型が決まったら、そこに内容を流し
込んでいけばそれでOK!
ともかくぶっつけ本番で慌てないよう、
練習を重ねておくことが大切です。
👉これら以外にも多い出題例と
それらへの対策についてはこちらで
情報提供しています。
・就職試験の作文 ✒よく出るテーマとその書き方【例文つき】
・就活 小論文の書き方 💡よく出るテーマとその対策【例文つき】
👉面接も恐れることはありません。
いわば「しゃべる作文」だと考えて
「私の職業観」や「私にとって仕事とは
何か」を話せるよう準備しておきましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
・就活 面接での質問例と対応法:自己PRすればいいってもんじゃ…
たかが400字、600字程度のペラ1枚の文章。
でもその出来があなたの生涯を
決めてしまう可能性も大ありです。
ここはひとつ気合いを入れて、どう
書くかの準備・練習を着実に
進めておきましょう!
👉大学生活はまだ終わっていません。
有終の美を飾て出ていくためのヒントを
こちらに集めていますので、
ぜひご参照ください。
👇
・大学生活は楽しい?? 充実した4年間にするための徹底ガイド
ほかにも、わからない点があれば
遠慮なく「コメント」欄から質問を
送信してくださいね。
ともかく頑張ってやりぬきましょ~y(^0^)y
(Visited 19,507 times, 1 visits today)
こんなコメントが来ています