西遊記 原作のあらすじ🐵全百話の結末までを簡単にたどると…

 


やあやあサイ象です。

おなじみ「あらすじ」暴露サービスも
ついに大台を超えて今回でなんと
107弾((((((ノ゚⊿゚)ノ

「感想文の書き方」シリーズ全体では
166回となります。

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今回はみなさんおなじみの『西遊記』!

童話として親しまれていますが、もともとは
伝説として流布していたものを明代の作家、
呉承恩(1504年頃-1582年頃)がまとめて
「西遊記」と題し、”中国四大奇書”の
一つに数えられるようになったもの。

で、原作は全100話でとても長いんですが
(⇩ 左/上)、出回ってる本はたいてい
子供向けに縮めたものですね(⇩ 右/下)。

       



はい、それでこれから読んでもらうのは、
その縮めたものをさらに縮めた
「簡単なあらすじ」です。


さて、その「あらすじ」に入る前に、
『西遊記』の映画化で最も新しい
香港・中国合作のファンタジーアクション
『モンキー・マジック 孫悟空誕生』
The Monkey King,2014)の
予告編をチラ見してもらいましょうか。




どうでした?

日本人がイメージしているのと違う
部分もけっこうありますよね。

でも、これが本家の『西遊記』なんですね。


以下ではそのへんの違いにも注意しながら、
ストーリーを見ていきましょう。

ただ、なにしろ全部で100話もありますから、
最後(結末)まで行くとはいっても、
いろいろな妖怪との戦いなど、すべての
エピソードを紹介していくわけには
いきません。

その意味でだいぶはしょった「簡単な
あらすじ」にはなりますね。


それでもまだ長いことは長いので、
孫悟空が五行山に閉じ込められるまでを
描く前半の「悟空編」と、三蔵法師らと
ともに旅をする後半の「遊行編」の
2部に分けています。

それでは、始まり始まり~



👉 簡単なあらすじ


【悟空編】
天地開闢(てんちかいびゃく。世界の始まり)
以来、花果山のてっぺんにあった霊力ある
仙石が卵を生み、それがはじけ
金色の目の石ザルが生まれました。

この石ザルを中国内陸部に生息
するキンシコウ(金糸猴)という
種類だとする説もありますが、
特に根拠はないようです。

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インド神話のハヌマーン
(⇩ 中)がモデルだという説も
あって、むしろその方が
説得力ありますね。

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サルの群のなかで遊んでいた石ザルは
ある日、滝に隠された「水簾洞」
(すいれんどう)を見つけ、そこへ
仲間も引き入れてサルたちの王になり、
美猴(びこう)王と名のります。

気ままな生活を300年も続けた美猴王は、
自分もいつか死んでしまうことを
悲しみはじめました。

家来から、仏と神と仙人は死なないという
話を聞くと、では「死なない術」を
さずかろうと、山を出て仙人に
弟子入りします。


仙人から「孫悟空」という名前をもらい、
72通りの変化(へんげ)の術を身につけた
石ザルは、一息に6万キロも飛べる
「觔斗雲」(きんとうん)もゲット。

これに乗って20年ぶりに故郷の水簾洞に
帰ってみると、「混世魔王」という
妖魔に襲われていたので、自分の
にこ毛を子ザルに変化させる
「分身の術」で魔王を倒します。

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自国軍を強化しようと考えた孫悟空は、
傲来国を攻めて武器を奪い、海底の龍宮
(水晶宮)に行き東海龍王に「如意金箍棒」
(にょいきんこぼう。略して如意棒)を
むりやり差し出させます。

龍王の訴えを聞いた天の玉帝は、
悟空をおとなしくさせようと馬屋番の
官職を与えますが、悟空はバカにするな
と大暴れして花果山に割拠。


毘沙門天の化身といわれる李天王と
その子、ナタ太子に攻めさせたものの
撃退され、玉帝は仕方なく悟空に
「斉天大聖」の名を与え、「蟠桃園」
(天界の桃畑)をとりしきる仕事を
させます。

そこでも横暴をきわめるので、玉帝は
甥であるつわもの、顕聖二郎真君
(けんせいじろうしんくん)を
呼んで、戦わせます。

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南天門では、観音、西王母、老子らが
戦いを見守っていましたが、やがて
老子が左腕から「金剛琢」(こんこうたく)
という輪をはずして、ほうり投げますと、
それが脳天に当たって悟空は倒れました。

ついに御用となった悟空は、天上で
コマ切れの刑に処されることに
なりましたが、「仙丹」を食べていた
おかげで切られても焼かれても無傷。


困り果てた玉帝が釈迦如来に
助けを求めますと、如来は悟空の
ところへ行ってやさしく話します。

「その觔斗雲でわたしの右の
手のひらから飛び出して見せて
くれたら、天界の神の座にすえて
あげましょう」

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悟空が空のはずれまで飛んで行くと、
五本の柱が立っていたので、
「斉天大聖」と署名しておしっこを
かけてから釈迦如来のもとへ戻ります。

如来の指には悟空が書いた文字と
おしっこの湯気が残っていました。

釈迦如来は五本の指を五行山に変え、
悟空の体をそこに押し込めます。

てっぺんの四角い石の上にお札を
貼り付けると、山に根が生えてすきまが
縮まり、悟空はわずかに身動きすること
しかできなくなりました。


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【遊行編】
それから500年ほどして、下界の乱れを
案じた釈迦如来は、手もとにある三蔵の
真経を立派な僧に託したいと思い、
それにふさわしい人物を観音菩薩に
探させ始めました。

観音が出会ったのは、もとは天界で
捲簾大将(けんれんたいしょう)をつとめ
ながら、玻璃の杯を壊したせいで
下界に落とされた妖怪。

観音から沙悟浄(さごじょう)という
法号をもらった妖怪は、取経者が来るのを
ひたすら待つことになりました。

この沙悟浄、日本では河童の
イメージが定着していますが、
河童は日本の妖怪。

原作ではもちろんそんな
姿ではありません。

「水怪」とされ、やがて
「和尚」とも呼ばれるという
だけで、外見の特徴は特に
ないので、中国人のイメージ
だと下の人形(右から2つ目)
のようになるんですね。

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上の動画も参照してください。

続いて観音が出会ったのは、もと天界で
天蓬元帥(てんぽうげんすい)でありながら
嫦娥(じょうが)という女神にいたずらを
したため下界に落とされ、ブタの腹から
生まれてしまった妖怪。

観音から猪悟能(ちょごのう)という法名を
もらい、取経者の弟子になって旅をすれば
罪が許されると聞いて、この妖怪も同じく
取経者を待つことにしたのでした。


そしてようやく玄奘という若い優秀な僧を
見つけ出した観音は、「小乗の教えでは
亡者を救って昇天させることができないが、
わたしのところにある大乗仏法の三蔵なら
それができる」と告げ、取経者に任命します。

三蔵のお経を取りに行くということから、
玄奘は「三蔵」と名のるようになり、
太宗皇帝に許しを得て唐の都、長安から
天竺(インド)へ旅立ちます。

三蔵の一行がたどる
道がいわゆる「シルクロード」。

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五行山を通りかかった三蔵は、
孫悟空の封印を解き、弟子にしますが、
悟空はまるで三蔵の言うことを聞きません。

三蔵が観音から授けられた「緊箍児」
(きんこじ)という宝のついた頭巾を、
悟空にかぶらせました。

呪文を唱えると、その輪っかが
ぎりぎりと悟空の頭を締め付けるので、
悟空は言うことを聞くようになります。


三蔵が悟空と旅していくと、いきなり
現れた妖怪が馬を食べてしまいました。

悟空が戦ううち、それは実は西海龍王の
子で、火事を起こして天界を追われた
龍であることが分かります。

観音の導きで龍は姿を変えて三蔵が乗る
馬になり、天界での罪の許しを求め、
ともに西へ向かうこととなります。

Dragon Australia Kangaroo - staff - credit Jim Wilson - Lemmling Qing Dynasty Open Clip Art

妖怪を退治しながら、西へ向かう一行は、
やがて猪悟能と沙悟浄にも出会い、
はじめは相手を知らないせいで戦いますが、
やがて仲間とわかって同行します。

猪悟能は、なまぐさものを食べないように
戒めを守っていたことから「八戒」と、
悟空は「行者」、悟浄は「和尚」とも
呼ばれるようになります。


各地の妖怪たちは、取経者の一行が
やって来るのを今か今かと待ち構えて
いましたが、それはこんな噂が
流れていたから。

「唐の坊主が大乗のお経を取りに
来るというが、そいつは金蟬子の
生まれ変わりで、十世にわたり
修行を積んだとびきりの善人だから、
その肉をひと切れでも食べると、
長寿長生まちがいなしだ」

日本では女性が演じる
ことの多い三蔵法師ですが、
原作ではもちろん男性。

ただまだ若くて優秀、
妖怪たちが食べようと
狙っているというような
ところから、”女性”に
見立てられやすいとは
言えそうですね。

上の動画も参考に。


妖怪たちはまず悟空、悟浄、八戒を
何とか始末してしまおうと、
あの手この手を使って来ます。

平頂山に巣食う2匹の妖怪、金閣大王と
銀閣大王が持っていた「紅ひょうたん」は
名前を呼び、相手が返事をしたら
吸いこんでしまうという不思議な法具。

悟空は得意の変化の術を使い、一時は
その宝を奪ったりもするのですが、
また奪い返され、ふとした油断から
絶体絶命の危機に陥ってしまいます。


ウソの名前なら吸いこめないと思って
返事をすると、たちまちピューッと
紅ひょうたんに吸いこまれ、ぺたんと
封印のお札を貼られてしまいます。

紅ひょうたんは中のものをどろどろに
溶かされてしまうので、悟空は焦る
ものの、いろんな仙術を駆使して
切り抜けます。

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火焔山という難所では燃えさかる火で
とても先には進めず、そこを通るには、
「芭蕉扇」(ばしょうせん)という
法具を使うしかありません。

それを持っているという鉄扇仙こと羅刹女
(らせつじょ)に貸してくれるよう頼みに
行きますが、羅刹女は悟空を見るなり激怒。

以前に悟空が退治した妖怪、紅孩児
(こうがいじ)の母だったから。


なんとか知恵を働かせて芭蕉扇を奪おうと
しますが、やがて羅刹女の夫でやはり
悟空に恨みを抱く牛魔王も出てきて、
激しい戦いをくり広げます。


そのほかいろんな妖怪との戦いを
切り抜けて、一行がようやく天竺
(インド)までたどり着いたのは
長安をあとにして14年目のこと。

霊鷲山の雷音寺に入ると、釈迦如来が
現れて35部、全部で5048巻のお経を
授けられます。


八戒が帰り道の心配をすると
八大金剛が現れて、風を起こし、
一行を一瞬のうちに長安へ運びました。

悟空の頭の輪っかはいつの間にか
なくなていました。



👉 どう書く? 感想文

さあ、どうでしょう。

これでもう内容はバッチリ。

感想文やレポートを書かなければ
ならない場合も十分対応できますよね。


ん? 何を書けばいいかって?

そうですねえ…

たとえば中国人に子供のころどんな
童話を読み聞かされたかと尋ねると、
『西遊記』と答える人が多いんですね。

それほどに親しまれているわけですが、
それじゃあ、これに似た日本の童話に
何があるかというと、まず浮かぶのは
『桃太郎』じゃないでしょうか。

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『西遊記』よりうんと短いですけど、
3人の家来を連れて、ある目的を達成
するための道中の話…という点では
同じですね。

なので、この2つの物語の共通点と
相違点を調べて行って、その違いから
思うところを書いて行ってみては
どうでしょうか。


たとえば『桃太郎』が勝手に鬼ヶ島に
攻め込んで宝をぶんどることについては、
あの福沢諭吉先生も「けしからぬこと
ならずや」と批判されているわけですが、
この点、『西遊記』の場合はどうなのか…
とか。

ありがたいお経をいただきに…という
わけですが、どんな大きな隔たりも
けっきょくはお釈迦さまの掌の内で、
実際、目的地には釈迦が待っている
ということならば、なぜそんな長く
困難な旅をさせる必要があるのか…とか。


それぞれの”?”にそれなりの意味がある
はずですから、それに自分なりの答えを
出していったら、よい感想文になると
思うんです。

福沢諭吉の『桃太郎』観に
ついてはこちらを
ご参照ください。

桃太郎の真実は悪?「悪くない鬼を退治した」から?

        鬼と桃太郎


もちろん比べる対象は『桃太郎』以外にも
いろいろ考えられるでしょう。

グリム、アンデルセンなど
世界の様々な童話・民話と
比べてみてはどうでしょう。

こちら探してみてもらえたら
と思います。

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     Peter_Pan_1924_movie


ん? 書けそうなテーマは
浮かんできたけど、具体的に
どう進めていいかわからない( ̄ヘ ̄)?

そういう人は、「感想文の書き方
《虎の巻》」を開陳している記事の
どれかを見てくださいね。

当ブログでは、日本と世界の
種々の文学作品について、
「あらすじ」や「感想文」関連の
お助け記事を量産しています。

参考になるものもあると思いますので、
どうぞこちらからお探しください。

「あらすじ」記事一覧

≪感想文の書き方≫具体例一覧

ともかく頑張ってやりぬきましょー~~(^O^)/

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